無料ブログはココログ

ana

  • ana

09.パナソニック

2020年10月 7日 (水)

Panasonic DC-S5

20201007a

 

 

9月25日に発売になったばかりのパナソニック製フルフレームミラーレスの新型機だ。

 

今までの馬鹿デカい高品位S1系シリーズに比べて、軽量コンパクト化された実用性・ハイパフォーマンスを有する廉価機である。

 

20201007b

 

 

筐体はマグネシウム合金で安っぽさを感じない。
S1シリーズには存在していた軍艦部からの液晶表示が消えて、モードダイヤルへと置き換わった。

 

20201007c

 

 

電源ボタンはまあ、わかりやすい場所である。。
"Panaの電源ボタンはココ!"という代名詞の様なポジションがまだ決まっていないので時々混乱する。
早く決めてください。

 

20201007d

 

 

シャッター音は少しフィルムライクなクラシカルな音である。
S1に比べると高級感に欠けるが、意外にもPanaの拘りを感じる。
シャッターフィーリングは普通かな。

 

 

赤いボタンは動画シャッターだ。
絶妙なポジションに配置してあるので間違えて押してしまうことはまずない。
シャッターの背面にあるWB、ISO、露出の3ボタンは最近のPanaのセオリーになったようだ。
個人的にお気に入りの配置だ。

 

20201007e

 

 

ところ変わって端子部分。
ラバー風のカバーで覆われているが、蓋状にパカリと開くのがポイント高い。
中途半端にしか開かないゴム状の蓋は好きでない。

 

 

家電メーカーらしくUSB-Cによる充電が可能だ。
今のミラーレスはだいたいそうかな?
恒例のバッテリー充電セットを持ち出さなくてもいいので結構重宝している。

 

20201007g

 

 

SDカードはグリップ横のカバーを開く。
持ち出しするカメラでは底面のバッテリーカバーからSDカードを出し入れするタイプがちょっと苦手だ。
なのでこのグリップ横からの出し入れは大歓迎である。ブラボー!

 

20201007h

 

 

背面のボタン配置はいつものPana風。
使いやすくて非常に宜しい。
ジョイスティックが秀逸。

 

液晶はバリアングル。
慣れると最強だ。
Panaはバリアングルが多いから大好きだ。

 

20201007i

 

 

最後に底面。
中国製とかはあまり気にしていない。

 

三脚穴は光軸上にあるのでスバラシイ。
バッテリーは新型のBLK22型を使用する。

 

因みにBLK22はG9でも使えるが、G9で使用するBLF19はS5では使えない。
BLK22優位互換という事らしい。

 

20201007j

 

 

まあ、ダラダラと長く書いてみたが、コンパクトな割によく出来たフルサイズミラーレスである。

 

グリップはしっかり握れるのでホールディングは非常に宜しい。
ボディのサイズもS1に比べ小さくなり、両手に収まるコンパクトさも相まって、今までのような巨大な何かを顔の前に持ってくる様な圧迫感がないのがうれしい。

 

ボディ内の防振機構はS1に比べると若干低下する感じだ。
昔のPana製手ぶれ補正と比較すれば冗談みたいによく効く防振だが、このサイズにまとめてきたのだ。
それは受け入れよう。

 

個人的には高速で飛翔する被写体や動画の複雑な動きモノやを除けばかなり使えるAFになっているので、個人ユースとしては満足度は高い。

 

巨大なS1の呪縛から放たれたので、今後マメに持ち出そうと思う。
パンケーキレンズの出現が待ち遠しい。

2019年11月24日 (日)

パナソニック Sシリーズ

現在、私がメインシステムとして使っているフルフレームサイズのミラーレスカメラだ。
パナソニック製カメラであるが、マウントはライカのSLマウントを使用している。

20191124a

パナソニック・ライカ・シグマの3社協業によるマウントシステムである。
だが、まだパナソニックから発売されて半年強。レンズレパートリーは先行している他社ミラーレスに比べると実にさみしい。

一応、数年前から発売されているライカのSLレンズがそこそこあるのだが、値段からしてもホイホイ買える代物ではない。

20191124b

現在、パナソニックからは24-105mmと70-200mmのF4ズーム、24-70mm/F2.8の大口径標準ズーム、50mm/F1.4の大口径単焦点が発売されている。
まだ広角ズームが販売されていない心許さがあるが、ようやく年末に発売されるようなので取り敢えずシステムとしての体を成す様になってくれた。

個人的には手軽に扱える単焦点の35mmあたりが欲しかった。

ところがパナソニックから発売された単焦点は50mmであり、しかも1kg級の硝子の塊の様なレンズだ。
写りはいいのであるが、撮影に握力と若干の引きが必要な事が面倒である。

20191124c

なのでライカのアポズミSL35mmを手に入れた。全然手軽ではないが。
これがなかなかすごい写りのレンズで、久しぶりに「おお・・・」と唸らせる代物だ。
お値段の方でも唸らされたが。

20191124d
Panasonic DC-S1+Leica APO-Summicron SL 35mm

このSシリーズシステムはボディサイズこそやや大柄ではあるが、使い勝手はなかなか良好で今も全くの不満なく愛用している。
ただ、この"若干の大柄"というのがちょっと厄介で、手軽に毎回持ち出すという事にはなり得ていない。
コンパクトにシステムをまとめたいときはやっぱりマイクロフォーサーズかなあ。

年末の広角ズームが揃えば、現行レンズで後はマクロレンズを待つのみである。


2019年11月10日 (日)

LUMIX S PRO16-35mm F4

先日、ようやくパナのLマウント専用広角ズームレンズが発売になった。

20191110a

焦点域は16mmから35mm、F4の明るさを持ち、500gとSレンズシリーズとしては比較的軽量な部類に入る広角ズームだ。
撮影距離はワーキングディスタンスで約15cmほど。

なかなか使いやすそうなレンズである。

現状、実用的で手に入れやすい広角ズームは存在していなかったのでありがたいことである。

コレでF4通しの広角・標準・望遠である、通称"小三元ズーム"が手に入ることになる。
旅行にも持ち出しやすくなるなあ。

P1000283
Pana DC-S1+Leica APO-Summicron SL50mm

しかしこの3点セットを持ち出すと、それだけで重量2kgオーバーだ。
マイクロフォーサーズに慣れていた身からすると、結構抵抗ある重量だなあ。

まあ、少しずつ重さにも慣れていきますか。

 

2019年11月 2日 (土)

Neues Mirrorless Kamera System

ブログを休眠していたここ1年ほどの間に、私の持つカメラシステムが大きく変わった。

今までは小型・軽量を是とするマイクロフォーサーズシステムをメインとして使用していたが、今年の春に発売になったパナソニックのフルフレームミラーレス、Sシリーズへと切り替えた。

20191102a


個人的にパナソニックカメラが出す画像の色合いが非常に好みで、マイクロフォーサーズのGX1あたりからずっとパナ機を愛用している。

そんなパナソニックがフルフレーム機のミラーレスを発売するというのだから食指が動かないはずがない。
ただ、マイクロフォーサーズの軽量さはフルフレーム機を所持していても使い分け可能なため、引き続き旅行用やサブカメラとして活躍してもらうつもりである。

20191102b
Panasonic DC-S1+S24-105mm/F4.0Macro

また、パナソニックレンズは比較的寄れるレンズを発売してくれる傾向があるので好ましい。
私は寄れるレンズが大好きなのだ。

レンズ交換の頻度を軽減してくれることや、一歩退いてという手間が省力できることがスバラシイ。

20191102c


写真の色合いや使い勝手は満足ですから、まあ本体の大きさはこの際我慢いたしましょう。

それなりの軽量化は次の後継機に期待します。

2018年10月17日 (水)

タフネスカメラ

私はタフネスカメラが大好きだ。
最近は屋外での活動も減ったので購入する機械も減ったのだが、以前はパナソニックのFTシリーズを愛用していた。

20181017a

最後に購入したのは5年前になる。
パナのタフネスコンデジDMC-FT5だ。
パナソニックは廉価なコンデジ開発からは撤退し、その煽りを食らったのかこの機種を最後に国内ではパナソニックからのタフネスコンデジは姿を消した。

その後もNikonのAW1やKeyMission80などのカメラは購入したが、サイズやレスポンスなどの問題から早々に手放してしまった。

20181017b_2

そんな状況において、パナから5年ぶりに国内でタフネスコンデジが発売されるという。
DC-FT7だ。
FT6は国外で発表されているので、久しぶりのお目見えだ。

20181917c

レンズからはFT1から定番だったLeica銘柄のプリントが消えたようだ。
シンプルにLUMIX DC VARIOとだけなっている。

焦点距離は35mm換算で28-128mm/F3.3-5.9。
2040万画素の1/2.3型高感度MOSセンサーが搭載されている。

今時のカメラらしく4K動画/フォト対応モデルだ。
しかもファインダーが搭載されている珍しいタフネスコンデジだ。
屋外の明るい環境下でもスムースなフレーミングが可能となっている。

20181017d

今年の冬はスキーに出かける予定なので、タフネスコンデジを一つ用意しておきたい。
私のスキースタイルは転倒が前提なので必須なのだ。

FT7は明日の18日発売なのだという。
さて、ここで比較候補に挙がるのがオリンパスのTG-5である。

以前、TG-1を購入したときはマイナス15度の環境下では動かなくなってしまった。
友人の持っていたFT2は全くのノートラブルであったから、オリンパスのタフネスコンデジには若干の不安感を持っているのだ。
過去にオリンパスのTough μ8000でもスキー場で動かなくなってしまった前科がある。

まあ、-10度までの仕様なので当たり前かもしれないが、同じスペックのFT2がビクともしないというのを目の当たりにして、以来FTシリーズ1本で来ていたのだ。

さて、久しぶりのFTはどうでしょうか。
デザインがちょっといただけないかなあ。

出来ればFT7を購入したいのであるが、TG-5の方がRAW撮影可能だし、レンズも明るいので汎用性が高いしでちょっと揺れている。
TG-5にもなったら耐低温性も改善されているかもしれない・・・・。

うーん、どうしようかなあ。

2018年10月14日 (日)

パナソニックS1とS1Rのターゲット

来春に発売予定であるパナソニックのLUMIX Sシリーズは、S1が廉価モデル、S1Rが高画素モデルという分類ではなく、
S1は高感度優位に重きを置いた静止画=動画という水準ボディ。
対してS1Rは高画素故の表現力を追求した静止画>動画というボディであるという。

S1もS1Rもランクで分けられるのでなく、使い方で選ぶ横並びの2台らしい。

20181014a

しかもLUMIX Sはミラーレスで言われる小型化という概念からは脱却し、基本性能や堅牢性、信頼性を追求したため、DSLRほどではないがそれなりのサイズになるという。

20181014b

これは個人的にはS1をチョイスしたいところである。
問題なのは高感度優位の場合、センサーの特殊性によってはS1Rの高画素機よりも高額になる可能性があることだ。

これは怖い。

20181014c

一部のメディアによると、S1が50万円台?というニュースが発表された。
これもヤバい。

しかし、ソニーのα7SIIIを待っていたときは60万円位になるのではと思っていたので、まあある意味現実的な金額なのかしれない。
これに発表された3本のレンズを全て揃えるとなると大台突破するか?(泣)

まあパナソニックもターゲットがプロフェッショナルを想定しているというので、レンズ云々もその価値を認めてもらえるような価格にすると宣言している。
LUMIX Sの発売は非常に楽しみではあるが、金額を知るのは本当に怖い。

2018年10月10日 (水)

LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8 O.I.S.(スペック)

清水の舞台レベルの勢いで購入したパナの200mm/F2.8単焦点である。
換算400mmの超望遠レンズだ。

20181010a

とにかく高額なレンズである。

所持している望遠ズームにパナの50-200mm/F2.8-4があるのだが、テレ端の焦点距離が思い切り被っている。
そのために購入をかなり悩んだのであるが、F2.8という明るさと約1mという使いやすい最短撮影距離から購入を決定した。

20181010b

サイズはØ87.5x174mm、重量は1245g。
大きさの割にはズシリと詰まっているという感じがするレンズだ。

オリンパスの単焦点300mmに比べ、重さはほぼ同じであるが全長は5cmほどコンパクトになっている。

20181010c

レンズ構成は13群15枚。
特殊レンズのUED(EDレンズより低分散性)が2枚採用されている。
最近のレンズ構成から見ると特殊レンズの構成率は低めだ。

20181010d

フィルターサイズは大口径らしく77mm。

最近はマイクロフォーサーズのレンズも高額になってきたので、保護フィルターをつけるようになってきた。
100mmマクロ事件以来、財布には厳しいがなるべくいいフィルターを装着している。
絞り羽枚数は9枚。絞り形式は円形虹彩絞り。

20181010e

鏡胴は金属製で質感が非常に高い。
ピントリングは適度な重さがあって非常に回しやすい。

ピントリングの脇にAFロックボタンがある。望遠レンズではこれがないと困る。
使い勝手は上々だ。

パナのライカ銘柄レンズには絞りリングがついている。
個人的にはあまり使うことはないが、ついているとライカだなあと感じる。
オリンパスレンズに見られるようなマニュアルフォーカスクラッチ機構があるとありがたいのであるが。

20181010f

最短撮影距離は1.15m、最大撮影倍率は換算0.4倍とマクロ的な撮影が可能だ。
1.4倍テレコンの使用でワーキングディスタンスは不変、撮影倍率は0.56倍とハーフマクロを超えてくる。

ちなみに2倍テレコンを使用してもワーキングディスタンスは同様、撮影倍率はなんと0.8倍と等倍マクロに近いレベルにまで性能を上げられる。

20181010g

最近のパナソニックの防振機構は、Dual I.S.2になってから劇的に効果が上昇した。
フォーサーズ時代から見ると冗談みたいな切れ味だ。
G9Pro.になってから効果が最大限に発揮されるタイムラグもかなり短縮されたようだ。
E-M1 MarkIIに肩を並べるとは言い難いが、防振レベルとしては8~9割方と遜色ない。

ただ、Dual I.S.2に非対応の非防振レンズを装着させてボディ内のみを実感すると、効果のほどはかなり低下する。(笑)
やはりボディとシンクロさせることが可能なレンズを装着することで、パナの神がかったDual I.S.2を体感できる。

今後の課題はボディ内のみ防振でもオリンパス並みに効果を発揮させて頂きたいものだ。

20181010h

三脚座の鏡胴部は回転可能だが取り外す事は不可能である。

20181010i

脚部分はネジで固定するように出来ている。
器具を必要とせず、指でネジを回すだけで取り付け・外しが可能である。

20181010j

ただ脚部は結構馬鹿にならない重量があるので、縁のついたアルカスイス規格のRRSレンズプレートを取り付けておいた。
これなら緩んで空回りしてしまうことも防げそうだ。

20181010k

フードはバヨネットタイプではなく、リングをつまみで締め付けて固定する。
内面は溝型で、これだけの高額レンズだったら起毛タイプを採用して欲しかった。

20181010l

フードを装着すると結構長くなる。
オリンパスの300mm/F4にフード装着と変わらない全長だ。
もちろん、リバースして収納することも可能である。

20181010m

月や太陽の天体撮影、そして花や虫のマクロ的な撮影が可能な換算400mmの大口径ハイスピードレンズ。
実用性のある焦点距離がうれしい。
そして300mm/F4のような巨大さより、やや控えめなサイズなのもよい。

動物園ではどうかな?網を消すことは難しそうだが、目立たなくさせることは出来そうだ。

2018年10月 5日 (金)

パナソニックのフルサイズ・ミラーレス

パナソニックが9月25日にフルサイズミラーレスカメラを発表

1ヶ月前のこの記事も既に旬は過ぎ去ってしまっているが、その時は凄まじいニュースが来たなあと驚かされた。

20181004a

パナソニックにしては珍しいカウントダウンの広告だ。
最初はフェイクだと信じていなかったが、徐々に信憑性の高い噂が上がってくるようになると、まさか本物?とこちらのテンションもウナギ登りである。

個人的にPanasonicのマイクロフォーサーズカメラ・レンズは非常に気に入っている。
このところ、オリンパスのE-M1 MarkIIはほとんど使わなくなってしまった。
当然、仕事が終わった25日はPCを開いてカウントダウン待機である。

20181004b

日本人には非常に聞きやすい英語を話してくれるYamaneさんが衝撃的な演出でフルサイズミラーレスを見せてくれた。
おー、本当に出るんだ。

20191004c

種類は47MPセンサーを持つ高画素S1R、そして高感度と動画に優位性を持たせた24MPセンサーを持つS1の2種類。

マウントはライカ版フルサイズミラーレスであるライカSLのLマウント。

2機種ともレンズとボディの防振機能をシンクロさせるデュアルISを搭載し、4K60P動画撮影に対応している。
メモリーカードはXQDとSDのダブルスロット。

20181004d

背面にはお気に入りのジョイスティックが搭載され、パナ製の使いやすいタッチパネルとユーザーインターフェースを持つ。

20181004e

レンズはF値は不明であるが、24-105mm、70-200mm、50mmの3本が用意されるらしい。

またライカとシグマでこのマウントLを連携していくので、ライカレンズはともかく比較的購入しやすいレンズシステムが揃っていく可能性が高い。

20181004f

これはいい意味でヤバい。
先日Nikon Z7を購入したが、この隙のないS1が発売されたら購入してしまうだろう。

S1とS1Rが同時に発売されるとは考えにくいので、まずは先に出るであろうS1Rを購入しますか。
当然、レンズも頑張ってフルセットでいきたい。