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2010年1月26日 (火)

全館空調(後編)

さて、全館空調の後編です。
今回は少し経験したネガティブな事を書いていきます。

20100126
Olympus E-P2+Leica DG MacroElmarit45mm/2.8

全館空調は保温・換気を一緒に管理しているシステムなので、故障すると空気循環自体が停止してしまう。もちろん酸欠になるような事はないが、故障で換気するには窓を開けなければばらないため室温が外気温度に近くなる。つまり夏は暑く、冬は寒くなる。

全館空調はいわば室内を使った冷蔵庫のようなもので、一度電源を入れたらマメに切る事はしない。一度電源を落とし室温が外気に近くなると、再び電源を入れて室温が回復するまで半日程かかる感じである。
1週間も家を空けるのであれば切る事もするが、基本的には24時間入れっぱなしにしている。
またシステムが屋内にあるので作動音が少しする。空調システムは半畳強ほどの個室に入ってるのだが、空気を吸い上げるため扉の下に10cm弱の隙間がある。ここから僅かにゴー...と音がするのだ。私は全く気にならないが、泊まりに来た友人は深夜に「何?あの音?」と気にしていた。

個人的には全館空調はおすすめです。
今では子供達もすっかり慣れて持病の喘息発作の症状も消えてしまった。
ただ極端な暑がりや寒がりの人には合わないと思う。おそらく電気代が跳ね上がるであろうし、早急に希望の室温に変える事が対応出来ないからだ。

導入時の注意点を少し。
今はどうか分からないが、4年前建築士にRCコンクリートを使用した軽鉄骨住宅は高気密高断熱住宅に不向きと言われた。全館空調しても隙間があって暖気や冷気が逃げるらしい。
それと住み始めて1,2ヶ月は喉をやられやすい。全館空調を作動させている室内は、空気が思ったより乾燥しているのだ。喉が慣れるまで寝室などに観葉植物や加湿器を入れておくといいかもしれない。
特に寝室の頭部の場所に対して、空気の出る通気口の位置と向きに充分気をつけておくといいと思う。

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