高水三山(惣岳山編)
さて、見晴らしの良かった岩茸石山頂上から今度は惣岳山へと向かう。
この山の下りの傾斜はハンパない。しかも雪で良く分からない。
ゆっくりゆっくりと下りていく。
ようやく平坦な遊歩道に出た。しばし雰囲気を楽しみながら歩くが、上から落ちてくる雪塊は本当に勘弁して欲しい。かなり敏感になって歩いていく。
途中、片側が開けた場所に出た。今下りてきた岩茸石山と高水山が左手に見える。当然下は谷底である。
注意しつつ雪道を進んでいいくが右手のブッシュはイバラの群生であった。これは痛い。顔を保護しつつ低姿勢で進んで行くと突然右足に何かが突っかかり、危うく崖下に転倒しそうになる。
かなりビビリながら足もとを見ると太いツタが雪に埋もれている。すぐ横の崖の縁には誰かの滑りかけた痕跡があった。私よりも遙かに危険な状態だ。きっと相当に焦ったのではないだろうか。友人に注意を促しながらさらに進んでいく。
イバラのコースを抜けると惣岳山まであと少しだ。
目の前に岩場のコースが見えてきた。まさかとは思ったがこの岩場を登るらしい。
ただ、雪にさほど埋まっていないため、この感じなら何とか登れそうだ。
危険な箇所には掴まれるロープも張ってあり、息を切らしながらも何とか登り切った。
登り切ったところが惣岳山頂上である。
しかしここは展望が開けておらず360°杉林だ。三山のうち一番テンションが上がりにくい山頂かも知れない。
頂上の面積は大きいが、生憎雪なので今回はあまり恩恵を感じない。
ここまでで1時ちょっとが過ぎた。
少しオーバー気味だが雪なので仕方ないところだろう。休憩もそこそこに早速沢井駅めざして出発お新香だ。
帰りは日が高くなったせいか雪塊の落下が激しいが、既によけるのはかなり上手くなっている。友人と気配が読めるようになったと喜んだ。
御岳への分岐で沢井の方に下る。この辺りではすでに雪も少なく地面と半々程度だ。
車道に出ると普通に歩けるのでちょっと感動だ。
沢井駅着は1時50分頃。
全行程五時間半程の雪中ハイキングコースであったが非常に面白かった。先にも書いたがE-P2のISO設定が全て1000で撮影されていたので画像にかなりノイズがのっている。後半はバッテリー切れに怯えてあまり写真を撮れなかった。今回の件で寒冷地ではE-P2には予備バッテリーが必要だと実感した。
これで高水三山編はお終いです。多分また行っちゃうかも
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