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ana

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2010年3月17日 (水)

焦点距離40mm考按

標準レンズといえば50mmだ。
私的な感覚になってしまうが、私にとって50mmは僅かではあるがやや中望遠気味になる。かといって35mmでは広角気味になる。

そんなときに登場する自分的標準レンズが40mmだ。

以前使っていたニコンにAis45mm/2.8Pというパンケーキレンズがあった。D3やD700に取り付けて色々持ち出していたが、後にコシナからUltron40mm/2.0SLⅡが発売になってからは、45mmの出番は全くなくなってしまった。

この40mmという画角は絶妙だ。
風景も人物もスナップもそれなりにこなす。
Ultron40mm/2.0はやや暖色系に写される傾向があるのか、独特の雰囲気になる。

20100317a D700+Ultron40mm/2.0SL2

20100317b D700+Ultron40mm/2.0SL2

中には35mmが一番という人もいるだろう。また50mmや28mmの方が使いやすいという人もいるだろう。
実際に40mmの焦点距離を持ったレンズの数は少ない。
28mmや35mm、50mmといった売れ線のレンズとは異なり40mmはMFばかりだ。比較的ニッチな商品なのであろう。つまり自分はマイノリティーなユーザーらしい(笑)。

ある時、そんな隙間ユーザーに光が当たった。
パナソニックからマイクロフォーサーズレンズで焦点距離20mm(換算40mm)のG20mm/1.7が発売された。しかもF1.7のハイスピードを誇りAFも効く。
実際に発表されたときは大いに喜んだものだ。

20110324c

当然、発売日に購入した。
MFから開放されAFの恩恵を受けたときは、もうこれ以上の40mmはいらないとまで思っていた。
色調も自然で、完成度の高い新世代のレンズだ。

20100317c GF1+G20mm/1.7

20100317d GF1+G20mm/1.7

しかし人間は欲深いもので、使っているうちに徐々に不満が出てくる。
今はないUltron40mm/2.0の様な大きいボケを出したいと感じるようになってきた。
マイクロはボカす事に関しては相当苦手である。
G20mm/1.7は、マイクロとは信じられないくらいのボケを生み出すことが出来るが、フルサイズに比べればボケ具合は天地ほどの差がある。

20100317e D700+Ultron40mm/2.0SL2

だが、私は先月からデジタルフルサイズ機を一台持っている。
ライカのM9だ。
M9に40mmレンズを取り付ければ、40mmフルサイズとして使用が可能になる。
ただM9には40mmのファインダー枠はないため、50mm枠で代用するしかないようだ。また当然MFになり最短撮影距離も伸びてしまうが、40mmをフルサイズで撮影できるならその程度はNPだ。

いろいろ使いにくさはあるようだが、簡便さならマイクロの20mmがあると思えばずいぶん気が楽になる。

こうして今は実は数少ないMマウントの40mmレンズを選定中だ。

ああ、40mmのことが好きでなければ、こんなバカな買い物をせずに済んだのに

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コメント

おはようございます。普段50mmを「標準」として使っていますが、写真を拝見すると40mmって良い感じの写真になりますね。良い感じなのは、レンズではなく、腕の問題なのかもしれませんが。

レンズの画角によって感じがガラッと変わるところが、レンズ交換式の面白いところですね。

nokiさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
つたない写真をお褒めいただき、平身低頭の思いです。

35mmや50mmにはそれぞれの良さがあるので私も持ち出すことはあります。
この2本を1本にしてしまおうかと怠惰な考えが出てくると、もう40mmしか使わなくなってしまうので気をつけてはいるのです。

40mmレンズは特急電車などのボックス席に座ったときに、自分がのけぞることなく向かいの二人がちょうどピッタリ収まるようなそんな画角で、とても使いやすいですよ

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