2つのマクロエルマリート
先日の予告通りMacroElmaritR60mmを持ち出して撮影してみた。
ついでなのでDG MacroElmarit45mmも持ち出した。
ライカRのMacroElmaritR60mmは写りに定評のある名玉だ。本来はフィルム用のフルサイズ対応マニュアルレンズのため重量400gとマイクロに慣れてしまっていると重く感じるが、作りは極めて上品で使っていて楽しいレンズである。
今日はこのレンズにライカR-フォーサーズマウントアダプターと、フォーサーズ-マイクロフォーサーズマウントアダプターの2つを介してE-P2に取り付けた。
全長がぐんと伸びてDG MacroElmarit45mmとは全く様相が異なるレンズになるので笑ってしまう。
MacroElmarit60mmは35mm換算で120mmマクロになるので意外にも使いやすい。
今回は外付けEVFを取り付けて、MFアシストをフル活用してマクロ撮影に取り組んだ。
写真はME60mm、次にDG ME45mmと連続してアップしていく。
まずは接写から。
E-P2はi-FINISHモードのままだったので、ちょっと色調が派手目に出ている。
マクロ撮影は多少の色乗りの差はあれど、写りは拮抗してる。
僅かにDG ME45mmの方が写りは現代的かも知れない。
接写によるマクロはやはりマニュアルが使いやすい。MFアシストを用いれば比較的早くピントを追い込むことも出来る。
ただMFアシストを使うフォーカスポイントに枠を移動させるのがかなり面倒くさい。
ここはタッチパネルで操作できるG2に期待したいところだ。
DG ME45mmはAFが最大の武器であるが、特に接写でピントの追い込みにかなり時間がかかるケースが多々見られた。
これはボディの方の問題なのであろうか。レンズのアップデートで追い込み速度は改善するのだろうか。
次に普通に離れて撮影。
いずれも十分な写りをしている。
ME60もDG ME45mmも写りの面では文句はない。
ただME60はROM化されているとはいえ、かなり古い設計に入るレンズだ。最新設計のDG ME45mmにこれだけ対抗できるのに驚かされる。
ここで先日のMP50mm/2.0ZKで微妙なボケが出たシチューエーションに近い風景を探して撮影してみた。
結果から言えば、両レンズにもやはり軽くではあるが同様のボケが見られるが、MP50mm/2.0ZKで見られたような感じはない。
まあMP50mm/2.0ZKのアレもそんなに神経質に気にする必要はないか....
そう思っていたらDG ME45mmに同じようなボケのさらに強烈なものが入っていた(笑)
やはりMacroElmaritR60mmは現役で結構使えると思う。フォーサーズ/マイクロフォーサーズのマクロレンズとしてまだまだ頑張っていただきたい。
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