APS-Cとフォーサーズのボケ比較
よくフォーサーズはフルサイズに比べてボケが絞り2段分ロスしているという話を聞く。
実際に比較したところ、確かにその通りだった。
ZD14-35mm/2.0の開放F2.0はフルサイズのF4.0とだいたい同じくらいのボケ具合をみた。
今日は細かい比率の計算はやめよう。APS-Cのセンサーはフォーサーズとフルサイズの間に位置する。
単純に考えればAPS-Cのボケ具合はフルサイズに比べて絞り約1段分違うという。
というわけで早速試してみた。
使用した機種・機材は以下の通り。
APS-C
K-7 + SPAF17-50mm/2.8XR(A16)
換算:約26-75mm/F2.8
フォーサーズ
E-30 + ZD14-35mm/2.0SWD
換算:28-70mm/F2.0
撮影は各々のレンズ開放で、焦点距離はそれぞれ最大焦点距離に合わせた。
(まあ75mmと70mmで微妙に違いますが。)
今日は晴れていたのでND4のフィルターを取り付けた。
いつものように厳密な比較ではないので、手持ちの撮影したため微妙に構図がずれている。今日は細かいことには目をつむっていただきたい(笑)
それではAPS-Cは開放F2.8で撮影。
フォーサーズは開放F2.0で撮影する。
言われていることが正しければ、ボケ量はだいたい同じはずだ。
左:SPAF17-50mm/2.8XR 右:ZD14-35mm/2.0
ほぼ同じではないかと思う。
アイリスの後の点光源もほぼ同じ大きさのボケ具合だ。
K-7の色が鮮やかなのはCTE設定のままだったので、そこにも目をつむっていただきたい
散々ネットで言われているので当たり前と言えば当たり前かも知れないが、やはりAPS-Cとフォーサーズは絞り1段分程違う。
A16は最短27cmまで寄ることができる。
ちなみにZD17-35mm/2.0は35cmだ。どのくらい差があるかタンポポで見てみると....
左:SPAF17-50mm/2.8XR 右:ZD14-35mm/2.0
この差を大きいと見るか小さいと見るかは個人の感性の問題だと思う。
私は個人的には大きいと思う。
どちらも同じボケ具合。択一でどちらを選ぶか考えてみる。
1.開放F2.8とF2.0、シャッター速度はかなり違ってくる。
2.画面端での画質劣化の差。(APS-CよりFTの方がよい)
3.レンズの重さ。一つは400g、もう一つは900g。
4.作りの違い。A16は安っぽいが、値段は1/7~8倍程度。
5.開放から使える絵が出せるのはFT。
うーん、やっぱりK-7+A16を選んでしまうかな~?
K-7とのAF相性も結構よいみたいだし。なんと言っても機動性が違う。
まあTPOに合わせて選ぶのがよい選択ですね。
寄れるレンズはいいレンズだと思う。
SPAF17-50mm/2.8XR、かなり見直しました。
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