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2010年4月

2010年4月30日 (金)

G2雑感

いつものカメラ屋さんからマイクロフォーサーズのG2が入りましたよという連絡を受けていたので、今日引き取りに行ってきた。
下取りとして今までお世話になったDMC-GF1も一緒に持って行った。

帰宅してから早速箱から出してみる。

20100430a

買ったのはコンフォートブルーだ。
友人のFT2青に比べるとかなり濃く感じる。紺碧色に近いかもしれない。
コンフォートブルーはボディのみの販売が無かったので、キットを購入して今日その場でレンズだけ売り払ってきた。
パナも商売が上手いなあ。

20100430b

外見はG1やGH1と殆ど変わらないようだ。
iAボタンがついたくらいだろうか。最近GH1に触れていなかったので忘れてしまった(笑)。
重さは約371g、H83.6mm、W124mm、D42.7mm(グリップとファインダーを除く)とコンパクトで軽量な小型ミラーレス一眼だ。

20100430c

センサーは4/3型のLiveMOSで有効画素数は1210万画素。
GH1のようなマルチアスペクトではないのが残念だ。
例のごとくセンサーはむき出しである。

20100430d

パナソニックのマイクロフォーサーズは電源ボタンがモード切替つまみの一部についているため、本体を握りながら親指でスイッチを入れることが出来る。
私はいい方法だと思う。

新しいiAボタンが目立つ。FT2でiAボタンの便利さを実感出来たため、G2でも試してみようと思っている。
自動的にモードを切り換えるアルゴリズムがなかなか優秀で、FT2ではかなり世話になっていた。
でもコンデジと一眼では撮り方が微妙に違うので、どの辺まで使うかはこれからですね。録画ボタンの位置が新鮮に感じる。

20100430e

ファインダー。これがGF1やE-P2では泣かされた。
EVFから背面液晶に切り換えるのが、ものすごく面倒だったのだ。ようやくこれでそのストレスから解放されることが出来るようになった。
しかし、先日E-P2もファームアップで画像確認は背面液晶に出来るようになったらしいので、マイクロフォーサーズボディも両方バランスよく使えそうだ。ちなみに私はまだE-P2のファームアップしていない。こもブログを書き終えたら早速する予定である。

20100430f

背面ボタンは操作したところ違和感が無かったので、今までのG1、GH1、GF1とも大きくは変わっていないと思う。
録画ボタンが軍艦部に移ったくらいかな?
使い慣れたユーザーインターフェースを引き継いでくれることは本当にありがたい。

20100430l

バリアングル液晶である。
よく失ってからわかるものがあると言われるが、私にとってバリアングルがまさにそれだった。何度GF1やE-P2の液晶を捻りたいと思ったことか。
GF1やE-P2には可動式のEVFがあるではないかと言う人もいるだろう。
しかし外でマクロ撮影中にEVF覗くということは、ちょっと危なく見えなくはないだろうか。
私はクローバーなど低い位置にある小さな花を撮ることが多いので、尚更バリアングルがあれば....と春になってから渇望したのだ。

20100430h_2

接合部もしっかりしており、軋みやガタつきは見られない。

20100430i

20100430j

バリアングルの固定は、本体側にフックがついており液晶の溝にそれがカチリとはまりこんで固定される。
パナソニック製のカメラはプラスチッキーではあるが作りはかなりいいと思う。
防塵防滴でないのが惜しまれる。

20100430g

バッテリー部は歴代のバッテリーと同じBLB13だ。
前のボディのスペアがそのまま使えるので非常にありがたい。
家電メーカーなどでは新製品毎に規格を変えていくイメージがあったのだが、今は違うのであろうか。
SD/SDHCカード対応である。

以前にG1/GH1と使っていたのでG2購入時に、あのときめき感というかテンションが上がり続ける感覚はないのであるが、ミラーレス一眼とはいえ一眼にブルーという色調を選んだ機種なので、それなりに思い入れたカメラではある。

さて、4/3センサーを積んだカメラで超解像技術はどんな写真を見せてくれるのか。
明日になったら早速実写してみよう。

20100430k

ここでちょっと余談

最近、ミラーレス一眼に新規で参入してくるメーカーが目立ってきた。
非常に面白い状況に入ってきていると考える。

このところソニーもAPS-Cのセンサーサイズを利用したミラーレス一眼を開発しているようであるが、どんなデザインになるのか私も楽しみにしている。
だが私はマイクロフォーサーズから大きいミラーレスのセンサーに乗り換えることはしないであろう。
マイクロフォーサーズの強みは、このセンサーサイズからくるレンズの小型化だと考えている。
フルサイズ一眼をぶら下げてたとき、何が一番きつかったかというとレンズの重さだ。複数持てば肩にレンズがくい込んでいく。マイクロフォーサーズはこの重さという呪縛から開放してくれたシステムだと思っている。

2010年4月29日 (木)

リラックマなデジカメ

嫁さんのコンパクトデジカメが壊れてしまった。
5年前の機種で、もうバッテリーの寿命が来ていたのだ。

そこで新しいデジカメを探すことになったのだが、嫁さんの希望でリラックマのデジカメを購入することになった。

そのデジカメが今日来たのだ。

20100429a_2

ベースとなっている機種はカシオのEXILIM EX-Z330というカメラである。
ノーマル機種の実売価格と比べると、リラックマデジカメは約1万円程割高になってしまうが、嫁さんがいいというのであれば仕方のないところであろう。

20100429b_2

基本的な性能であるが、
画像素子は1/2.3型のCCDで1210万画素数。
記録方式はJPEGのみ。
レンズは換算35.5~106.5mm/F3.1-5.6。手振れ補正は付いていない。
動画形式はAVI(Motion JPEG)。
外部メモリはSD/SDHCカード対応している。
背面モニターは2.7型23万ドット。

20100429c_2

電源ボタンを押すとレンズが繰り出し、リラックマのキャラクターがモニターに現れてから撮影可能となる。
ズームボタンは私の好きなレバー式で、レスポンスは昔に比べれば改善しているが、もう少しキビキビしてくれると実用的なのだが....。

起動時間が気になったのでストップウォッチで測定したところ約5秒強かかっている。FT2がやや1秒強で撮影可能になることから、キャラばりにかなりのんびりしたカメラであるようだ。

20100429d_3

20100429m

操作ボタン類はFT2と同様に右側にまとめられている。
この辺りは慣れるしかないのだが、少し気になるところがあった。

20100429e_2

それはボタン表面が光沢のあるシルバーで加工されているのだが、逆エンボスに刻印されている文字や記号が光沢で読みにくいのだ。
顔をカメラに近づけて表面の刻印を読み取らねばならない。
出来れば色を付けるなどして区別して欲しい。

また決定ボタン(SET)の周囲にリング状のボタンが見られる。この上下にディスプレイと削除の印字が見られるが、私はリングがボタンと気づかずに削除ボタンは下の左◯ボタンだとばかり思って混乱してしまった。
もう少し表示を分かりやすくして欲しい。
マニュアルを読めという意見もあると思うが、自分は分かりやすいインターフェースは重要であると考えている。

20100429f_2

バッテリー開閉蓋には強度的な不安を感じる。力を入れると簡単に折れてしまう程に貧弱で、バッテリーやメモリカードの交換時には気を遣う必要があるだろう。
またこの挿入口周辺には間隙がいくつか見られ、もう少し作りにこだわっていただけるとよかったと思う。

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20100429h_2
20100429i_2

次に形状にコメントしてみたい。
このカメラは非常に薄い。
そして形は逆台形のような形状をしているが、手に持つと薄さと相まって非常に持ちやすい。これは意外であった。
軽さもその要因の一つであろう。

20100429j_3

重量はメモリカード、バッテリーを抜いた単体で100gを切る。
全部込みで測定したところ116.1gとかなり軽量の部類に入る。

では実写を見てみよう。

20100429_3
EX-Z330(クリックで拡大)

アスペクト比は4:3がデフォルト設定されている。もちろん3:2や16:9も設定可能だ。広角(35mm域)では歪曲が少し目立つ。
また撮影していても手振れ補正がないことに不満を感じることは特になかった。
手軽に出してさっと撮ることが出来るデジカメであろう。
(起動時間がネックだが)

ダイナミックフォトなど今までのカメラにない機能が面白い。
上の写真もその1枚であるのだが、自分で撮った動画に静止画を貼り付けたり、動画のリラックマを静止画に貼り付けたりとできる。
これをカメラ内で簡単に合成できるのだ。
ただ前者の場合はメモリ容量を喰うので、容量の大きめのSDカードを用意しておくといいだろう。
まあ、色々遊べますよ。

20100429k_3

20100429l_2

このリラックマデジカメにはリラックマのカメラポーチが付属している。
小さくて軽くてバッグの中にすっぽり収まるこのサイズのポーチは、使い勝手がよさそうだ。

【まとめ】

このデジカメは女性がバッグの中から取りだして何気なく撮影する。そんな感じのデジカメだと思う。
リラックマに対してそれなりの思い入れのある方であれば、このカメラは強力なアイテムになるであろう。カメラ任せできれいな写真が撮れる。
そして自分で撮ったお気に入り写真の中で動きまわるリラックマを友人に見せることも可能だ。

しかしリラックマに興味はないが洒落でこのリラックマデジカメを購入(そんな人はいないと思うが)した場合は、プラス1万円のコスト高に対し、やってしまった感が強く出るデジカメだと思う。

20100428c
EXILIM EX-Z330

心穏やかにまったりと撮る。まさにリラックマなデジカメといえるだろう。

2010年4月28日 (水)

フォーサーズとSHGなレンズたち

最近フォーサーズの使い方が少し変わってきた。

以前、あれほど使っていたLeica D Elmar14-150mm/3.5-5.6を殆ど使わなくなってしまったのだ。
使うレンズは松レンズを中心とした明るいレンズとマクロレンズばかりになってしまっている。

20100428b
E-30+ZD150mm/2.0

フォーサーズのボディを使うときは、ほぼ決まってレンズの開放ばかりで撮るようになっている。
僅かなボケを期待してフォーサーズの重くて明るいレンズを使うのだ。

何というマゾだろう(笑)。
フルサイズと変わらぬ重い大口径レンズを使って、フルサイズよりボケない写真を撮っているのだ。

20100428c
E-30+MacroElmaritR60mm/2.8

多分、フォーサーズを開放で使うようになったのは、ペンタックスのK-7を入れてからだと思う。
K-7という軽いボディに軽いレンズ。
そしてそれなりにボケてくれる。

それならばフォーサーズだって....という事で頑張ってボケてもらうことになった。

松レンズを手に入れてみた結果、それなりに使えることが分かった。
いや、というかかなり使える。
開放でもヌケがよく、画像隅まで相当解像しており、コントラストの低下も殆ど気にならない。
ボケもよく言えばお品のいいボケといいますか、丁寧なボケになる。(いや、やっぱりこの表現には無理がありますね)
取りあえず、松レンズの解像性能には舌を巻いた。

20100428d
E-30+MacroElmaritR60mm/2.8

ただ、先にも述べたように松レンズは各種重いのだ。
今は旅行などで大口径の三大元ズームを全て持って歩こうなどという気力はない。
上手いフォーサーズレンズの組合せはないものか...。

素直にぼかすならK-7を使うべきなのだろうが、一度松レンズの味を知ってしまうとボケが少なくても、その魅力にとりつかれてしまう。
不思議なレンズたちである。

2010年4月27日 (火)

記憶色

先日、DMC-FT2のスプラッシュブルーの写真を出したのだが、友人から色が微妙に異なるとお叱りのメールをいただいた。
もう少し薄くて、ホンの僅かにグリーンがかっているらしい。

これが記憶色というものなのだろうか。
あまりにも鮮やかな青だったので、思ったイメージで出してしまった。
でもスライダーはあまり動かしていないはずだ。
見たとおりの色を出すことは難しいと友人にも伝えておいた。

まあ、凝り始めるとカラーキャリブレーションまでしなくてはならないので、やっぱり記憶色にとどめておくとしよう。

K-7にはCTEという比較的記憶色に近い色を出してくれるモードがある。
前に撮った紅梅などはびっくりするような極彩色だった。

極端な例はあれど、なかなか私好みの美味しい色を出してくれる。
黄色と緑が絡むといい雰囲気の色になる。

20100427b
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

20100427c
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

ただ青系の色はかなり実際と異なる気がした。ルピナスを撮ったとき、CTEでは明らかに異なる色が出てきたのだ。
そういえばK-7で撮った先日の友人FT2も青色系だ。
もう一度、記憶の糸をたぐって実際に近い色を出してみようと思う。

20100427a

この色で正しいですかな?

しかし、このK-7はオリンパスやパナソニックに比べて手振れ率がちょっと高い気がする。ちゃんと手振れ補正が働いているのだろうか。

2010年4月26日 (月)

スプラッシュなバリエーション

友人が持ってきたFT2を撮らせてもらった。

20100426a

スプラッシュブルーだ。
結構濃い色をしているが、きれいな清潔感のある美しい色だ。

20100426c

自分も最初はブルーをと考えていたが、雪の中で目立つオレンジにしてみた。
GF1を買う辺りまでは、カメラボディはレンズの色を考えて色を決めていた。
つまり無難な黒色を選んでいたわけだ。

20100426d

だがFT2を購入して以来、色調は選択できる場合ファーストインスピレーションで選ぶようにしている。
ちなみに今度買う予定のDMC-G2はコンフォートブルーを考えている。

20100426b

今まではカメラの色は黒しか考えられなかったし、その色しか買ったことがなかった。
手放すときもスタンダードな黒の方が無難だと思っていた。
だが、今その考え方は自分の中で変わりつつある。

20100426e_3

 

私が初めて車を買った頃は白が一般的で、道路を走る車の殆どが白色であった。たまに黒やシルバー、赤色などを見ることもあったが、車と言えば白ばかりであったことを記憶している。
当時は独創的な色の車は、中古市場でも安くしか買い取ってもらえなかったと聞く。
今では様々な色の車が道路に満ちあふれており、車の色に対して意識して見ることは殆どない。

20100426f

デジタル一眼レフも黒色が殆どであるが、いくつかカラーバリエーションのある機種が出てくるようになった。
カメラにも色の選択があってもいいと思う。
だが、どこぞの機種のように100種類ほどあると混乱するので、何事もほどほどにお願いしたいものである。

2010年4月25日 (日)

土曜の午後

今日は仕事が終わった後に友人と会う約束をした。

先日書いたFT2を購入した友人だ。
早速花撮りをしたがっていたので近所の花のある公園に行ってきた。

20100425a
E-30+MacroElmaritR60mm/2.8

私はK-7とMP50を持ち出す予定だったのだが、K-7がバッテリー切れだったためにE-30とME60に変更した。
この組合せは最近多いのでやや過食気味でもあったのだが。

20100425b
E-30+MacroElmaritR60mm/2.8

でもやっぱりよく写る。
被写界深度が深いので、結構アバウトなピン合わせでもよく当たる。
それでもある程度の集中力は必要だが。

20100425c
E-30+MacroElmaritR60mm/2.8

お昼までは結構晴れていたのでNDフィルターを持ち出そうかとも思っていたが、午後から急に天気が怪しくなってきた。
取りあえずフィルターはなしだ。

20100425d_2
E-30+ZD150mm/2.0

途中マクロから望遠のZD150mm/2.0に切り換えた。
このレンズは子供連れの多い公園で異様さを醸し出さないギリギリサイズのレンズだと自分で勝手に思っている。
当然フードはつけない。少しでも小さく見せる努力が必要だ。
でもカメラを知らない人から見れば、ZD150でも異様なサイズのレンズですよね。

20100425e
E-30+ZD150mm/2.0

換算300mmで花を撮るのも結構面白い。
圧縮効果をよく出せる。
だが、夕方になってから急に風が吹いてきた。こうなると望遠はもうダメだ。
そそくさとマクロに取り換えて帰る準備をした。

友人は先ほどからコンパクトなFT2で器用に写真を撮っている。
コンデジでよくやるアレ。広角に合わせてタイマーセットして空中に放り投げて撮るヤツをやってみてくれと冗談で頼んだら、真顔で頑として拒絶された。
今度海に行ったら、ちょっと怖いけど自分のFT2でやってみようかな....。

2010年4月24日 (土)

手振れ補正なしでは....

今日も午後から雨が降ってきた。
ここ最近、雨降りが続く。

自分は雨降りはキライではない。特に夜の雨になぜだか惹かれる。
CDで雨の音だけを収録してあるものも持っている。
寝るときに雨音を聞くと気持ちよく眠れるのだ。

20100424g
EP-2+MacroElmaritR60mm/2.8

これは雨風をしのげる家に温々と居られる者の戯言であるが、それを踏まえた上で快適な室温と温かい布団にくるまりながら聞く雨の音はまた格別でもある。

前振りが長くなったが、今日の雨日にマイクロフォーサーズを持ち出してみた。
一番雨に弱いかも知れない。いや、ライカの方が弱いかな?

20100424a
EP-2+MacroElmaritR60mm/2.8

レンズはMacroElmaritR60mmをつけてきた。
最近はこのレンズで撮ることが増えた。MacroElmarit45mmはフォーカスを合わせるのにちょっと手間がかかることが多い気がする。
他のユーザーは上手に使いこなしているのだろうか。
私は軟弱なせいか、つい簡単にピントを合わせられるMFを使ってしまう。

20100424b
EP-2+MacroElmaritR60mm/2.8

EP-2のEVFは本当に見やすい。
MFアシストを使わなくても、それなりにピントを合わせることが可能だ。

手持ちの場合、しかも雨が降っているとカメラ固定もままならないのでMFアシストを使うことは少なかった。
それでもピントの合う率が高いこのEVFはおすすめである。

20100424c
EP-2+MacroElmaritR60mm/2.8

雨の日は花が閉じてしまうので、開いている花を探して撮影する。
地面に近い花ほど閉じている傾向がある。
クローバーも傘のように器用に閉じるものだ。

20100424d
EP-2+MacroElmaritR60mm/2.8

20100424f
EP-2+MacroElmaritR60mm/2.8

最近のマクロ撮影はペンタックスならMakroPlanar50mm/2.0ZK。
フォーサーズ/マイクロフォーサーズならMacroElmaritR60mmだ。
これもボディ内手振れ機構があるおかげで安心して使えるのである。

今度発売になるG2にはボディ内手振れ補正はない。G2が手元に来たらマクロレンズにはDG MacroElmarit45mm/2.8は必須であろう....。
なんと言うことか、もう手振れ補正がないとやって行けそうになくなってしまった....

ところで友人が私のブログをみてFT2を購入したという。
色はブルーを選んだらしい。
アレはやばいぞ(いい意味で)

2010年4月23日 (金)

雨@休み

昨日の木曜日は1日中雨であった。

仕事が休みだったので、どこにも行かずまったりできた。
久しぶりの骨休めだ。

20100423
M9+Heliar50mm/2.0

暇をもてあましていたので、アマゾンで購入して置いた本を何冊か読みあさった。
以前誰かが絶賛していた江戸川乱歩の「孤島の鬼」という本を読んでみた。

ミステリー本なのだが、本当に面白い。
前振りがちょっと古くさく、今風のスピード感に欠ける内容であるがストーリーはしっかりしている。
終わり方が「えっ?これで終わり?」というやや消化不良感があったが。
それは80日間世界一周という映画の終わり方に共通するものを感じる(笑)
ただひょっとしたら、この本は時代の流れによっては発禁本になるかも知れない。

久しぶりにたっぷり本を堪能できた。
こんな日を月に1日くらいは欲しいなあ。

2010年4月22日 (木)

APS-Cとフォーサーズのボケ比較

よくフォーサーズはフルサイズに比べてボケが絞り2段分ロスしているという話を聞く。
実際に比較したところ、確かにその通りだった。
ZD14-35mm/2.0の開放F2.0はフルサイズのF4.0とだいたい同じくらいのボケ具合をみた。

今日は細かい比率の計算はやめよう。APS-Cのセンサーはフォーサーズとフルサイズの間に位置する。
単純に考えればAPS-Cのボケ具合はフルサイズに比べて絞り約1段分違うという。

というわけで早速試してみた。

使用した機種・機材は以下の通り。

APS-C
 K-7 + SPAF17-50mm/2.8XR(A16)
 換算:約26-75mm/F2.8

フォーサーズ
 E-30 + ZD14-35mm/2.0SWD
 換算:28-70mm/F2.0

撮影は各々のレンズ開放で、焦点距離はそれぞれ最大焦点距離に合わせた。
(まあ75mmと70mmで微妙に違いますが。)
今日は晴れていたのでND4のフィルターを取り付けた。
いつものように厳密な比較ではないので、手持ちの撮影したため微妙に構図がずれている。今日は細かいことには目をつむっていただきたい(笑)

それではAPS-Cは開放F2.8で撮影。
フォーサーズは開放F2.0で撮影する。
言われていることが正しければ、ボケ量はだいたい同じはずだ。

20100422a 20100422b
左:SPAF17-50mm/2.8XR 右:ZD14-35mm/2.0

20100422c SPAF17-50mm/2.8
20100422d ZD14-35mm/2.0

ほぼ同じではないかと思う。
アイリスの後の点光源もほぼ同じ大きさのボケ具合だ。
K-7の色が鮮やかなのはCTE設定のままだったので、そこにも目をつむっていただきたい

散々ネットで言われているので当たり前と言えば当たり前かも知れないが、やはりAPS-Cとフォーサーズは絞り1段分程違う。

A16は最短27cmまで寄ることができる。
ちなみにZD17-35mm/2.0は35cmだ。どのくらい差があるかタンポポで見てみると....

20100422e_2 20100422f
左:SPAF17-50mm/2.8XR 右:ZD14-35mm/2.0

この差を大きいと見るか小さいと見るかは個人の感性の問題だと思う。
私は個人的には大きいと思う。

どちらも同じボケ具合。択一でどちらを選ぶか考えてみる。
1.開放F2.8とF2.0、シャッター速度はかなり違ってくる。
2.画面端での画質劣化の差。(APS-CよりFTの方がよい)
3.レンズの重さ。一つは400g、もう一つは900g。
4.作りの違い。A16は安っぽいが、値段は1/7~8倍程度。
5.開放から使える絵が出せるのはFT。

うーん、やっぱりK-7+A16を選んでしまうかな~?
K-7とのAF相性も結構よいみたいだし。なんと言っても機動性が違う。
まあTPOに合わせて選ぶのがよい選択ですね。

20100422g_2
K-7+SPAF17-50mm/2.8XR

寄れるレンズはいいレンズだと思う。
SPAF17-50mm/2.8XR、かなり見直しました。

2010年4月21日 (水)

雨のK-7

昼休みの野暮用も早くに終わって、足取りも軽く花を撮りに外に出たところ雨がパラついてきた。

ま、こんな事もあるだろうと、持ってきたK-7を握りながら雨の中の撮影を始めた。
K-7は簡単な防滴使用なので、パラつく程度の雨ならば心配はないだろう。多分。
問題はK-7につけてある防滴でないマクロプラナー50mmだ。
雨も本降りではないため短期決戦と傘も持たずに雨中撮影を決行した。

20100421a
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

桜の花ももう終わりだ。
一輪だけきれいな花びらが落ちていたため、撮影した後そっとハンカチに包んで持って帰った。
後で押し花にしよう。

20100421b
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

すでにアイリスが咲き始めている。
まだ一つしか咲いていないが、まわりを見ると小さいがつぼみがかなり見られる。
そろそろすごいことになりそうですな。

20100421c
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

20100421e
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

小手毬は好きな花の一つだ。
ユキヤナギとかクローバーの花とか、自分は小さい花が好きだ。
じっと見ていると自分の知らない発見が出来ることがあって面白い。

20100421d
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

雨足も強くなってきたのでレンズを上に向けられない。
下か水平に構えることしか出来なくなった。
モミジの葉を撮ってみる。
葉脈もしっかりと解像している。
MakroPlanar50mmはいいレンズですね。

20100421f
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

帰り際に1cm弱ほどの謎の虫を見つけた。
背中に枝状の棘を多数持っている何かの幼虫だ。
初めはイラガの一種かと思ったが微妙に違うようだ。硬そうな節足を6本持っている事から、何かしらの外骨格を持つ昆虫の一種だろう。
取りあえず撮影して、雨の降る中そそくさと仕事場に戻った。

後でネットで形を調べるも全くヒットしない。
スタッフに見せようとするも気味悪がって見てもくれない。
何だろう。どっかで見たことのある形だ...

ハタと思い出した。「テントウムシ」の幼虫に似ている。
案の定、ネットで引っかかった。

「トホシテントウ」の幼虫だそうだ。

2010年4月20日 (火)

E-30とファインダー

今日は疲れた。
お昼休みにも用事が入ってしまい、殆ど休むことが出来なかったのだ。
そして明日のお昼にも野暮用が入っているため、きっと休めないだろう。
つまり写真が撮れない。

20100420a
E-30+MacroElmaritR60mm/2.8

そのため数日前の写真を持ってきた。
この頃はまだ黄色い花がチラホラと咲き始めて春らしくなったと思っていたら、今日辺りから一気に色々な花が咲き始めたので、あちこち奔走しながらE-30+MacroElmaritR60mmかK-7+MakroPlanar/50mmで写真を撮りたいと横目で花を見ていた。
これはフラストレーションがたまる(笑)

20100420b
E-30+MacroElmaritR60mm/2.8

これらの写真はE-30で撮ったものだ。
E-30のライブビュー撮影はコンデジ持ちになるのでめんどくさい。
つい面倒くさがってファインダー撮影となってしまう。

20100420c
E-30+MacroElmaritR60mm/2.8

ファインダーはK-7にこそ負けるが、E-30でもマクロエルマリートで撮るとそれなりにピントの芯をつかみやすい。
一時、E-30のファインダーを縦撮影すると見づらくなると言う問題があったと思う。自分のE-30もそうしてみると、そんな気もしないでもないような....。
自分は暗示にかかりやすいタイプなので、一応気にしないようにして未だに修理に出さずに使っている。

20100420d
E-30+MacroElmaritR60mm/2.8

そんなファインダーの不安を薄めてくれるMacroElmaritR60mmは、E-30にとって本当にいい相棒だ。
数あるアダプター使用のレンズの中で、群を抜いて使用率の高いレンズだ。

2010年4月19日 (月)

K-7の思うこと

今日は自分の思っていること。

最近、K-7で写真をあまり撮っていない。
せっかく春なのに、花がたくさん咲いているのに持ち出すのはフォーサーズばかりだ。
これも先日ちょっと話したフォーサーズマイブームのせいだ(笑)

20100419c
E-30+MacroElmaritR60mm/2.8

本来K-7で花を撮るためにマクロプラナーを購入したのだが、望遠が充実しているフォーサーズをついつい持ち出してしまう。
マイブームのせいだけだろうか。
K-7をあまり使わない理由はなんだろう。

DA15mmの件か?
AFの精度の件か?
手振れが思ったより効かない件か?

でも機材撮影には必ずK-7を使用しているので、稼働率が低いというわけでもない。

20100419a
K-7+FA77mm/1.7Limited

実際に今持っているレンズの使用頻度を見ると
MP50/2.0>FA77mm/1.8>>A16>FA31mm/1.8>DA15mm/4.0だ。

まあDA15mm/4.0は仕方ない。どうしてもピントが合わないので近いうちに修理に行く予定である。
K-7で花を撮るために中望遠気味のレンズ使用が多いが、やや少し偏っている感じだ。

やはりこの使用頻度の原因はAFと思う。
カメラをホールドしてから何回かシャッター半押しを繰り返すと、ピントが結構動くのだ。
特にFAレンズだとAF時にピントリングが回るので露骨に分かる。
これが心理的によろしくないのだ。
だからMFを使うことが多いのだろうか。

20100419b
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

もう少しK-7のAF精度がよければメインの機種になれそうなのに。
次に狙っているDA50-135mm/2.8のためにも、是非ともペンタックスさんに頑張っていただきたい。

一番恥ずかしい自分のK-7が不調でしたというオチは是が非とも避けたいものだ

2010年4月18日 (日)

新居とテレホンカード

今日は仕事帰りに友人の新居の家にお邪魔した。
まだ家具は入れておらず、生活感のないモデルルームのようながらんとした空間だ。

20100418c
E-P2+G7-14mm/4.0

檜をふんだんに使用した贅沢な作りになっている、彼らしい個性的な家だ。
檜の香りが心地よく、家自体はがっしりと丈夫そうに感じる。

20100418d
E-P2+G7-14mm/4.0

来月、高校時代の友人らを招いてお披露目会をやることになった。
去年の忘年会以来の集合だ。
一足早いが、私は御祝いにケトルをプレゼントした。

その足で飲み会に行くことになったのだが、ちょっと野暮用で家に電話を入れようと思った。
実は私は殆ど携帯を持ち歩かない。前の仕事で携帯に追われる緊張の日々を過ごしたため、独立してから携帯を遠ざけていたところ持たないことが平気になってしまったのだ。

公衆電話を探すがなかなか見あたらない。
ようやくコンビニにある電話を見つけたが、テレホンカード専用電話だという。
今時テレホンカードなんか持っているやつがいるのかと友人に悪態をついていたら、彼が財布からヨレヨレのテレホンカードを出してきた。

20100418a
E-P2+G20mm/1.7

聞けば10数年前のだという。
予想だにしなかった展開にかなり驚き、そんなものが未だに財布に入っていることに相当感心した。しかも磁気がきちんと読めたとは。

20100418b_2
E-P2+G20mm/1.7

テレホンカードを借りて無事に電話も終わり、居酒屋にて二人でしばし酔いながら楽しく歓談した。今日の一番の驚きは、(友人宅には悪いが)なんと言っても数年ぶりに見たボロボロでも磁気を読み込めたテレホンカードだ。

取りあえず友人の新居に乾杯

2010年4月17日 (土)

ウェアラブルなDMC-FT2

FT2の性能や使い勝手については以前の日記で取り上げた事がある。
今回はケースについての細かな事について書いていこうと思う。

20100417a

FT2には付属でシリコンジャケットが付いているが自分は殆どつけたことはない。
購入した人なら分かると思うが、このシリコンジャケットを装着するとメモリカードやバッテリーの交換のたびに、いちいち外さねばならないのだ。

メモリカードやバッテリー交換のたびに、つけたり外したりと繰り返すときっとシリコンジャケットは徐々に伸びてしまいダメになってしまいそうで使っていないのだ。

カメラを運ぶときのケースとして、カメラの保護と身軽さが求められる。
そのために私はウェアラブルケースを利用している。
じつはこのウェアラブルケースはオリンパスのμTough-8000と一緒に購入した専用ケース(CSCH-58)なのだ。

20100417b なかなか優れもの

FT2はμTough-8000に比べると僅かに大きい。
ウェアラブルケースにFT2を入れると、ややタイトに感じるが実用上は殆ど問題なく使用できる。逆さにしても落ちてこないので、スキーの間ロックしないで使うこともあった。
素材はネオプレーンのような肌触りで、弾性に富み耐衝撃性においても問題ないように思われる。

20100417l スッと入る感じ

20100417c キツキツではない

このケースは底に二つの穴が空いている。おそらく水抜き及び空気抜きのためと考えられるが、本来はダイビングなどの目的のものであろう。

20100417d 穴の後は5mm程のデッドスペース

付属のベルトを腕に巻き付けて使用するが、スキーウェアの上からならば全然装着感は感じられずに、非常に快適に滑ることが出来た。
また付属のベルトを外せば、腰に通して装着することも可能だ。

20100417k 意外と腕から外れにくい

20100417e_2 腰のベルトに通せばオールシーズン可能

本来は太い他社製ストラップをつけたいところだったが、穴が小さすぎたため付属のストラップで我慢している。
ちなみにこの細い付属ストラップは、スキーグローブをつけていると全くと言っていい程つかめないのでストレスがたまる。そのためつい本体をつかんで引っ張り出している。
今度使いやすいストラップを探そうと考え中である。

20100417f 我慢して使ってるストラップ

ところでこのFT2は背面液晶がやや軽く突出している。台地のようになっているのだ。
そのためウェアラブルケースから入れたり出したりしていると、保護フィルムが引っかかって無惨な状態になってしまう。
私は保護フィルムを取ってしまっているが、今のところ傷は全く見あたらない。

20100417g なんでこんなに出ているのか

20100417j でもツヤツヤ

気をつけておきたいことは、FT2をウェアラブルケースに入れる向きだ。
自分は必ずレンズ側から挿入している。つまりストラップが外に出る形にする。
普通はそうするであろうが、ストラップをつけない人は気をつけねばならない。
もしストラップ側から入れてしまうと、シャッターボタンとズームボタンがフックの役割をして引っかかって出しにくくなるからだ。
またレンズは引っ込んでいるため傷がつくことはない。

20100417h この位置ならば引っかからない

20100417i これだけ陥凹していれば大丈夫

私はこのFT2とウェアラブルケースをセットとして使用している。
アウトドアカメラなので傷を気にするのは神経質過ぎるかも知れないが、出来れば大切にきれいに長く使ってやりたいものだ。
FT2はそう思わせるカメラでもある。

2010年4月16日 (金)

クセ玉

Summilux35mm/球面であるが、結構面白くてなんだかんだで持ち出すことが多くなった。

最近40mmばかりにM9につけて慣れていたせいか、この玉をつけてファインダーの35mm枠を見ると「うぉ、広い」と感じてしまう。
最短撮影距離がほぼ1mなので被写体に寄れないということを割り切って使う必要がある。写真は最短で撮影したものだ。

20100416a
M9+Summilux35mm/球面

この玉はやっぱり開放にクセが強く出る。
ソフトフォーカス調にフレアがかって写し出される。
そういったデメリットがあっても、写し出される描写が面白くて何かと持ち出してしまう。

そして絞り込めば結構クッキリ写る。

20100416b
M9+Summilux35mm/球面

これだけ写りが変わるレンズも珍しい。

今はフレアっぽくなってコントラストが落ちてもPCで改善させることが出来る。
本当にいい時代になったものだ。

このクセ玉がデジタル化によって、面白味のあるレンズに変わるとはフィルム時代には思わなかった。
そのうちに球面Summilux35mmフィルターなるものが出てきて、別レンズで撮影した画像がPC上であっという間に球面Summilux35mm調に変換されるようになってしまうかも知れない。

そうなったら....
このクセ玉は、ただの使いづらい本当のクセ玉になってしまうのだろう

2010年4月15日 (木)

花のあと

桜の花びらを見ると思い出すが、以前私が車通勤していた頃にいつも止めていた駐車場の真上に大きな桜の木があった。
初めは風流な場所で良かったなあと思っていたのだが、すぐにその考えを改める事になった。

20100415a_2
E-30+MacroElmaritR60mm

桜の花が散るシーズンになると車が「桜の花びらまみれ」になるのだ。雨が降った後は最悪で、車のボディに花びらが張り付いて取れなくなる。当時の車のボディは群青色系だったため、薄桃色の花びらが嫌という程目立つ。
朝の急いでいるときは、花びらの掃除もそこそこに車に飛び乗り発進する。
そうすると花のチンチン電車よろしく、桜の花びらをまき散らして疾走するのだ。
これがまた目立つのか、通行人がみんな振り返る。
いや、本当に恥ずかしかった。

20100415c
E-30+MacroElmaritR60mm

そして花が散った後に問題のガクが落ちてくる。花びらを支えている細い棒状のものなのだが、これが大量に車に降り注いでワイパーをすぐにダメにしてしまうのだ。
せっかくフロントガラスにレインXを塗布しても、すぐに効果がなくなってしまう。
このガクの掃除がたまらなく嫌だった。

20100415b_2
E-30+MacroElmaritR60mm

そして夏になると毛虫だ。小さな赤白ストライプ模様の毛虫や緑色の毛虫など、よく上から糸を垂らしてぶら下がっている。
私は毛虫が大の苦手なので、車に乗ってからシャツに毛虫がはっているのを見つけてしまうと大騒ぎだ。また毛虫の糞がたくさんボンネットにのっかていると猛烈にテンションが落ちてしまう。

秋になると今度は大量の落ち葉が降り注ぎ、またボンネットの隙間やワイパーの隙間の掃除をすることになる。
落ち葉やガクは隙間という隙間に入り込むので、ときどきこんな所までと驚くような場所も掃除しなくてはならない。

このように桜は四季折々に色々な体験をさせてくれたが、今では車も手放して、あの駐車場からも開放され、客観的な目で桜を楽しむことが出来るようになった。

20100415d_2
E-30+ZD150mm/2.0

やっぱり桜はいいですよ。

2010年4月14日 (水)

ネコとZD35-100mm/2.0

唯一のF2.0大口径望遠ズームであるZD35-100mm/2.0。
私の持っているカメラバッグV166からはみだす程のサイズを誇る大型重量級のレンズだ。
バッグから飛び出してしまうので持ち運ぶことが殆どない。
たまに小さいアルミケースに入れて運ぶこともあるが、目立つので稼働率は低い。

このレンズは購入当初E-3とのピントの精度が悪く、一度メーカーに見てもらおうかと思ったまま防湿庫に放置されていた。
ブログを始めてから、そう言えばE-30には各レンズとの微調整機能があったなと思い出し、試行錯誤の末にピントの芯を出せるようになった途端、見違えた性能を見せつけられたレンズだ。

20100414a
E-30+ZD35-100mm/2.0

しかしこのレンズは大きい。
F2.0通しとはいえ、フォーサーズなのにフルサイズ対応の他社70-200/2.8よりでかくて重いのだ。あの巨大なフードなどつけたら大変だ。
せめてサイズ・重量ともに2/3位であれば稼働率は5倍は上がるであろう。

そして逆光性能はもう少し頑張っていただきたいところだ。
強い光源がレンズ内に入ると、ややフレア気味になるのが気になる。

20100414b
E-30+ZD35-100mm/2.0

このレンズは殆ど開放でしか使うことはない。
絞って使うならばZD50-200mm/2.8-3.5SWDでも問題ない訳なのだが、このレンズのレーゾンデートルはF2.0にあるものだと思う。
自分にとってはこれが全てであり、代償としてあの重さとサイズを受け入れている。

20100414c
E-30+ZD35-100mm/2.0

この僅かなボケのために、ZD35-100mm/2.0を使用している。
もしフォーサーズでそれなりのボケを出すならZD150mm/2.0が実用上は一番であろう。
だがズームの有無は大きく、ポートレイトやネコ撮りなどでは非常に使い勝手のいいレンズである。かなり重いが。

20100414d
E-30+ZD35-100mm/2.0

松レンズはフォーサーズレンズの中ではサイズ・大きさともに異質なものだ。
だがそこに見えるオリンパスのE-systemに対するこだわりというものに私は強く共感している。
万人受けするものではないものに対し、これだけの技術を製品化した努力に対してエールを送りたいと思う。

2010年4月13日 (火)

久しぶりのキヤノン

東京の桜も今日の冷たい雨でほぼ終わりだろう。

花びらに混じってガクが大量に落ちていた。
こうなると直に葉桜だ。

先日、川辺を流れる桜の花びらを友人の一眼レフを借りて写したのだが、やっぱりこういう写真は難しい。
イメージ通りにはいかないものだ。

20100413a
EOS KDX+AT-X535PRO DX50-135mm/2.8

流れる花びらのスピードと露出時間の組合せ、そして流れてくる花びらの量とデザイン。これらが組み合わさらないと上手くいかない。まあ、初めてだからこんなものであろうか。
次回からは私も一眼レフを持ち出して再挑戦してみたい。

友人はキヤノンを使用しているのだが、やっぱり製品自体の完成度が高いと感じる。
以前は自分もキヤノン派でEOS1Vが愛機だった。

20100413b_2
EOS KDX+AT-X124PRO DX12-24mm/4.0

帰り際にもう一枚、写真を撮らせてもらった。
久しぶりに安心して写真が撮れる。そんなカメラであった。

2010年4月12日 (月)

片目とEVF

最近は花のマクロが多いせいか、マイクロフォーサーズにはマクロレンズが付けっぱなしである。

MFアシストを有効に利用してピントを追い込めば、E-P2の手振れ補正の効果も相成って接写成功率が高くなる。ただ前後の動きには弱いので注意を要するが。

20100412g

EVFの力は本当にスゴイと思う。
しかし外付けEVFにも欠点はある。ネコなどの動きものを写すと、EVFに今写した画像が表示されるため、その間に被写体が動いて見失ってしまったりと動きの予想がつけにくいのだ。

20100412a ネコを撮っていても
E-P2+LeicaDG MacroElmarit45mm

20100412b_2 次の瞬間、後向いてしまっていたり
E-P2+LeicaDG MacroElmarit45mm

20100412c 変な顔でアクビしてたり
E-P2+LeicaDG MacroElmarit45mm

覗いている反対の目で見ればいいという意見もあるだろう。
意識してそうするようにはしているが、素早く撮るときなどはクセで反対の目をどうしても瞑ってしまう。
私は年中ファインダーを覗くときは片目で撮影しているのだ。

EVF内の撮影画像表示はカメラ本体の設定で表示できないようにすればよいのであろうが、デジタルのクセでシャッター後に必ず表示させないと気が済まなくなってしまっていた。
どこまでもデジタル一眼レフのクセが体に染みこんでしまっているのだ。

20100412f
E-P2+MacroElmaritR60mm

ところでファインダーを覗く人は右目が多いのだろうか、左目が多いのだろうか。
今のデジタルカメラの背面部を見れば、おそらくは右目で覗くことを前提としてデザインされているようだ。

20100412d 海棠
E-P2+LeicaDG MacroElmarit45mm

以前私は利き目である左目でファインダーを覗くクセがあった。
だがデジタルになってから撮影中のボタン操作が多くなったため、無理矢理利き目を視力の悪い右目に切り換えたのだ。
その時の努力は本当に大変なものだった。

20100412e 木瓜
E-P2+LeicaDG MacroElmarit45mm

このように新しいデバイスが出現するとそれに適応させようと体に覚え込ませなくてはならない。
マイクロフォーサーズの向かうところはまだ分からないが、せめて一眼レフの使い勝手を踏襲してくれれば、私にとってかなり敷居の低いものになってくれるのだが。

2010年4月11日 (日)

川で選択

今日は仕事が終わった後に、近所の川に友人と一緒に桜を撮りに行ってきた。
目的は川を流れる桜の花びらだ。

結構空いていると思っていたが、まだまだ人がかなり多い。中には大きな一眼レフを持っている人もチラホラと見かける。
私も友人の一眼レフを借りて流れる花びらを撮影してみた。(写真は後日)

実は今日はライカM9しか持ってこなかったのだ。
しかもSummicron35mm/ASPH.と球面Summilux35mmという訳の分からない組合せを選んできた。。
職場から行こうと思ったら、手元にこれしかなかったという理由だ。

20100411a
M9+Summicron35mm/ASPH.

友人は手際よくNDフィルターを取り付けて、シャッター速度を遅くして花びらを上手に撮っている。もちろん三脚は必需品だ。
自分は普通のスナップしか撮れないので、ちょっとうらやましい。

20100411b
M9+Summicron35mm/ASPH.

帰り際に近くの公園に行って花の写真を撮ってきた。
もちろんライカなので接写は不可能だ。

20100411c
M9+Summilux35mm/球面

ああ、こうしてみると一眼やマイクロは本当に万能な機種なのだと実感する。
自分も一眼レフかマイクロを持ってくればよかったかな?

20100411d_2
M9+Summilux35mm/球面

でもライカのフレームを切り取る感覚の撮影は、なんとも言えぬ恍惚感がある。
こうなるとライカと一眼のダブル装備かな。
でもやっぱり重い。即却下だ。

カメラの選択は贅沢な悩みだが、花の咲く春の時期には仕方のないことであろう。

2010年4月10日 (土)

デジカメTPO

この桜の時期に自分の持っているカメラメーカーで色々撮影をしてみたところ、ある程度のTPOが出来てきた。

以下に自分の感じたことを書いてみる。(FT2はコンデジのため除いた)

【ライカ(M9)】

20100410a

MFのためピント精度は自分に依るところが100%。
とにかく寄れないので、写真の雰囲気を楽しむ自分の趣味度が極めて高いカメラだ。
孤高のレンジファインダー機である。
純正レンズ高杉。

持っていても威圧感が少なそうな機種なので、雑踏の中や人前で使うことが多い。

【ペンタックス(K-7)】

20100410b

自分の感じたことなので他人は異なる意見もあると思うが、AF性能は持っている機種の中で一番弱いと思う。
K-7はデジタル一眼レフであり、寄れるAFカメラの中では一番大きいセンサー(APS-C)を積んでいるため、素早くピントを合わせてそれなりのボケを楽しむことが出来るカメラだ。
ただ明らかにフォーカスされてない所でピントが合うこともあり、シャッター半押しを連打して合ったと思われるところで全押ししている。
目の悪い自分にとって、K-7のファインダー能力が高いためになせる技だ。
本格的に使いたくてもAF性能で二の足を踏んでしまう。しかし軽さとデザインはスバラシイ。

ボケを利用した花マクロや動く子供の撮影に使用する。

【オリンパス(E-1/E-30/E-P2)】

20100410c_3

フォーサーズ/マイクロフォーサーズの2機種で使用しているが、使い分けはレンズ性能の選択に由来することが多い。
ZDの松レンズを持ち出すときはフォーサーズ。コンパクトにまとめるときはマイクロとその専用レンズを選ぶ。
マイクロにZDを装着するとピント精度とフォーカシング速度がかなり落ちるため、趣味やブログネタで使うとき以外は使用しないだろう。

現在持っているデジタル一眼の中ではフォーサーズがAF速度・ピント精度に長けていると思われる。
マイクロフォーサーズはマイクロ専用のレンズが一番適応しているが、AFスピードや迷いに僅かに難がある。

フォーサーズは旅行に持ち出したり、レンズの充実度から三脚固定の撮影に使用することが多い。
マイクロフォーサーズは飲み会や登山、ちょっとした旅行など荷物を減らしたい時、また製品の撮影に利用する。

【パナソニック(GF1)】

20100410d_2

持っているマイクロフォーサーズの中ではダントツに使いやすい機種である。レスポンス、操作方法、AF速度と精度いずれをとっても文句ないレベルだ。
惜しむらくは外付けEVFの精細さと使い勝手の悪さだ。E-P2もそうであるが、画像確認を切り換えるのが面倒くさい。E-P2のEVFはまだ高精細のため耐えて使っているが、GF1のEVFは全く使っていない。
G2購入とともに手放す予定である。

GF1の高感度の解像度は高かったが、高感度ノイズの多さやボディ内手振れの非搭載などトータル的に考えてE-P2の方を残すことにした。

今は防湿庫の肥やしである。

と、このようにメーカー別に簡単にまとめてみたが、ある程度の使い分けが出来てきているようだ。

あと、短期間でやって来るマイブームがある。
たとえばペンタックスのマイブームがくると、K-7ばかり使ってしまう。まあ数週間もすれば熱も冷めて別のメーカーに移ってしまうのだが。

ちなみに今はフォーサーズがマイブームだ

20100410e
E-30+ZD150mm/2.0

2010年4月 9日 (金)

財布

今日は髪がだいぶのびていたので、美容院に行ってきた。

20100409
E-30+ZD35-100mm/2.0

予約していた時間に間に合うように家を出ようとしていたのだが、ふと財布がないことに気づいた。
慌てて探すがどこにもない。
これは....昨日は見かけたので職場に置いてきたのか....

予約の時間も迫り、美容院との方向は逆であったが職場に行って財布を捜す事にした。
しかしやっぱり見あたらない。

どこにあるのか。

もう一度家に戻って嫁さんからお金を借りて、取りあえず美容院に向かった。
15分程遅れて着いたが、美容師さんと話をしながら髪を切ってもらうときも、マッサージをしてもらうときも上の空で財布の場所を考えていた。

昨日のズボンには入っていたはずだ。でも入ってなかった。
上着のポケットにもなかった。
書斎の机の上にもない。職場にもない。

いったいどこに...
家に着いてから書斎の机の前に座ってパソコンを開く。
と、おしりの辺りに硬いものが触れた。手に取ってみるとそれは探し回っていた財布だった。

今日は半日財布に振り回された。

2010年4月 8日 (木)

夜桜

昨日の夜にスタッフらを連れてお花見に行った。

やや肌寒さを感じるが、ライトの明かりで桜がきれいに写し出されている。
せっかくのお花見であったが、重いZD35-100mm/2.0とZD150mm/2.0を持ち出して三脚固定して桜を撮影し始めた。

20100408a
E-30+ZD35-100mm/2.0

スタッフらもコンデジで撮影を始めたようだ。
本当はミラーアップで振動を受けないように撮影するところだったのだが、酔いも回っていたため取りあえず普通に日の丸構図で撮影してみる。

20100408b
E-30+ZD150mm/2.0

夜桜というのもいいモノで今回で3回目になる。
まわりに人がいないせいか静寂が気になり、話もひっそり小声で話す。
夜にハラハラと舞う桜の花びらが、ライトで浮かび上がるその光景は幻想的にも感じる。しばし見とれてスタッフらと無言で桜を見ていた。

20100408c
E-30+ZD150mm/2.0

寝そべって夜桜を見るのも一年ぶりだ。
夏になれば蚊の大群が押し寄せてきて、こうはいかないだろう。
今の時期だけのちょっとした贅沢だ。

家に帰ってPCでデータを見たところ、殆どの写真がシャッタースピードが2~3秒ほどだったためか、風で微妙にぶれている。
いや、これはミラーショックかな?

しかし夜桜の撮影にはバリアングルのライブビューが最強だと思う。
E-30よ、結構見直したよ。

2010年4月 7日 (水)

フリーズするライカM9

先日M9が再現性のあるフリーズするというブログを書いた。
今回はその詳細を書こうと思う。

20100407h

実は今までに「?」と思ったことは3回程あった。

a.撮影した画像を確認すると、下半分が幾何学模様のようなノイズにまみれた画像が液晶に写し出された。

b.撮影した後にバッグに入れておいたところ、数時間後に発熱してバッテリーが切れていた。

c.撮影直後の画像確認は正常に液晶に写し出されるが、再生ボタンを押すとフォルダが見つからないというメッセージが出され画像は記録されていなかった。

ネットでざっと見たところ、同様の症状の出ている人は見つけられなかった。
つまりはこのトラブルは「自分の個体によるもの」の可能性があり、その前提で書いていきたいと思う。

このa. b. c.の中で現時点で再現性が得られたのはb. の謎のバッテリー切れだ。
これはこのような現象が起こる。

1.シャッターボタンを押す

2.赤いLEDが消えずにずっと点滅し続けている

20100407b

3.そのままシャッター押せば撮影は続行できる

4.電源をOFFにしてもLEDは点滅し続けている

20100407c

5.電源を入れ直すと、一切の操作を受け付けないフリーズが発生する

20100407i

6.すぐに復旧させるにはバッテリーを抜くしかない

20100407g

7.それまで撮影した画像はメモリカードに記録されている

8.バッテリーを入れ直せば撮影は出来るが、そうするとLEDは再び点滅を始める

9.再び電源を落とし入れ直すとフリーズが再発するため、正常に復旧させるには一度カードをフォーマットする必要がある

この現象はK-7で撮影したSDカードを再フォーマットせずに、そのままM9に使うと発生する。
つまりカード内に、K-7で作られたフォルダがあることがまずいようだ。
ちなみにE-P2で使用したSDカードには同症は見られない。

この時、オートパワーオフの設定がなされているとLEDが点灯していても電源OFF時で約1分、電源ON時で約4分後にLEDの点灯が消滅し復旧できる。

20100407d 電源ONなら約4分で復旧する

だが何らかの原因でオートパワーオフの設定がなされていないと、バッテリーが消耗されるまでLEDは点灯し続ける。

20100407e 1時間以上経ってもLEDは点灯したまま

b.の件は後者の原因でLEDが点灯し続けることによって発熱し、バッテリーが切れてしまっていたのだ。この現象が起こるSDカードは自分の持っているSDカード全てで再現性がとれている。

20100407a

回避するにはライカM9専用のSDカードを用意して撮影をするべきなのだが、自分は今まで他メーカーで使用したSDカードをフォーマットせずに使いまわしていたので、今後はその考えを改めねばならない。

落としたり、特殊な環境で使ったりした訳ではないのだが、どうも調子がよくない。
M9は稼働率の高い機種のため、修理期間の長いライカに出して見てもらおうかどうか今悩んでいる。

20100407f

2010年4月 6日 (火)

雨降り

今日は1日雨だった。
こんな日は仕事もまったりモードになる。

昼休みに傘をさしてペンタックスのK-7とMakroPlanar50mm/2.0を持ち出した。
桜の撮影は上を向くことが多いため、レンズ保護のため桜は控えめにした。

20100406a
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

この雨でかなりの桜の花びらが落ちてしまったようだ。低いところの花はガクばかりが目立つものが多かった。

20100406b
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

雨の撮影もなかなか楽しい。ただK-7にマクロプラナーだとレンズが防滴でないため、かなり神経を使って撮影する事になった。
こんな時はオリンパスのE-3のように防塵防滴ボディとレンズがあると心強い。

20100406c
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

仕事が終わり、帰る頃には空に星が見えていた。
しかし、雨は小降りではあるが降っている。これも狐の嫁入りと言えるのだろうか。

そう言えば先日のブログでM9の調子が悪い事を書いたのだが、フリーズする現象が再現性ほぼ100%で出た。
自分の個体だけのものか、全般的なものなのかは分からないが後日この記事を書いてみようと思う。

2010年4月 5日 (月)

クラシックな40mm

今回は桜の撮影にノクトン40mmを持ち出した。
中古で手に入れたMマウントレンズだ。

今日はいつもの所でなく、実家近くの寺に子供を連れて出かけた。
天気がイマイチのせいか例年に比べて人の出入りは少ないようだ。

20100405a
M9+NOKTON classic 40mm/1.4

日差しがないので、どうせならと殆ど開放で撮ってみた。
クラシックと銘打ちされているだけあって、写りはきれいであるがノスタルジーな感じがする。いや、気がするだけかも知れない。
私は広告にのせられやすいタイプなのだ。

20100405b
M9+NOKTON classic 40mm/1.4

先日、M9の写真がメモリカードに記録されていなかった。写真を撮った後に確認の画像は出るのだが、途中から再生ボタンを押すと毎回フォルダが見つからないというエラーメッセージが出るようになった。
「またまた冗談を」と気にせず撮り終えて、家に帰ってからPCで開くと冗談ではなく本当に記録されていなかったのだ。

思い当たる節はあるので、明日再現性があるか確かめてみようと思う。
M9よ、本当に大丈夫か?頼むよ。

20100405c
M9+NOKTON classic 40mm/1.4

ノクトン40mmは70cmまで寄ることが出来るので、アップもそれなりに可能だ。
ただ、最初の写真を見ても分かるように、開放では四隅がかなり厳しい。
このあたりはゾナーとトントンかも知れない。

20100405d 帰りに実家に寄らしてもらいました
M9+NOKTON classic 40mm/1.4

しかし、やはりノクトンF1.4の開放を持っていると室内などではISOそのままにシャッター速度が稼げるのが強みだ。
また室内をぼかせるので、片付けていないときには誤魔化せる有効な方法といえよう。

2010年4月 4日 (日)

桜とフォーサーズ

今日は久しぶりにフォーサーズの松レンズを持ち出した。
ただZD14-35mm/2.0は少し前にネタを書いたので、今回はその代替にSummilux25mm/1.4を選んでみた。

私の持っている松レンズは

ZD7-14mm/4.0
ZD14-35mm/2.0
ZD35-100mm/2.0
ZD150mm/2.0


の4本であるが、さすがに全部持ち出すとべらぼうな重さになる。14-35mm/2.0を除いてズミ25mmを入れたところで、重さの感覚としてはあまり変わらない。

仕事も終わり、フォーサーズの基本概念とかけ離れた重量級松レンズを担いで撮影しに行こうと出かけたところ、なんか微妙に空が曇っている。
凝った肩をマッサージしながらE-30にレンズを取り付け桜を写す準備をしていると、徐々にではあるが青空が見えてきた。

このポイントは殆ど人がいないので、でかいレンズでも他人の目を気にせず撮影し放題だ。それでもパシャパシャ撮っていると、目的が同じと思われるカメラをぶら下げた御仁が一人、二人と現れる。

20100404a E-30+ZD7-14mm/4.0

20100404b E-30+D Summilux25mm

20100404c E-30+35-100mm/2.0

20100404d E-30+ZD150mm/2.0

「もう満開ですねえ」「そうですねえ」
写真を撮りながらもみんな饒舌になっている。

みんな桜が好きなのだ。

20100404e E-30+ZD150mm/2.0

2010年4月 3日 (土)

NOKTON classic 40mm F1.4(SC)

Mマウント40mmシリーズ第2弾。
第1弾のRollei Sonnar40mm/2.8HFTは小型軽量/素早いピントを武器として購入したが、こちらのコシナ製ノクトンクラシックは開放値F1.4を誇る小型軽量でありながら、大口径のレンズだ。

20100403a

ゾナーと比べるとサイズ的に僅かに一回り程大きいようだが、重量は同じ175gと軽量である。
本当はシルバーが欲しかったのだが、コシナのフォクトレンダーは特殊モデル以外基本色は黒のようなので諦めて黒色にした。

20100403c

本命はゾナー40mmだったので、こちらは中古で探すことにした。
希望はMC(マルチコーティング)だったのだが、どこにも見つからない。やむなくいつものカメラ屋さんに注文を頼むと、今は卸さんに在庫が無く5月の再生産まで待たねばならないとのことだ。

出来れば5月のGWまでには手元に欲しいので、取りあえず中古市場に潤沢なSC(シングルコーティング)をポイント使用で少し安くさせて購入した。

20100403b_2

一応、40mmシリーズはこの辺で打ち止めておこうと思う。
CL用のズミクロン40mmもあるのだが、距離計が合わない事が多いという理由から購入は見送った。
ライカにEVFが搭載されたりライブビューが出来るようになると、また購入欲が湧き上がりそうで少し怖い。

まずは明日の仕事帰りに実写で桜でも撮ってこようと思う。
ゾナーとノクトン、好みの問題で多分どちらかしか使わなくなってしまう可能性があるが、それはそれで今から楽しみでもある。

2010年4月 2日 (金)

オートパワーオフ

今日は10日遅れのお墓参りに行ってきた。
このところ忙しく、なかなか家族で行けるタイミングを失っていたのだ。

20100402a M9+Sonnar40mm/2.8HFT

既にシーズンは終わってしまっているために、墓地や本堂に人影はない。
お墓まわりをきれいに掃除して、墓石を布できれいにする。子供達も我も我もと袖口を真っ黒にして磨いていた。

20100402e_2 M9+Sonnar40mm/2.8HFT

お参りをした後にお寺を少し散策した。
人気はなく閑散としている。以前あった本堂までの桜並木は伐採され、新しい桜の苗木が植えられていた。

20100402d_2 M9+Sonnar40mm/2.8HFT

今日のお供はライカM9とローライSonnar40mm/2.8HFTを選んだ。
最近は視力低下のせいか、レンジファインダーのピント合わせが苦手になってきた。夕方のせいもあるがピントの芯が見えないのだ。コントラストが低い被写体だと目測に近い。
家でPCを開いてがっくりというのが結構ある。

20100402b M9+Sonnar40mm/2.8HFT

それにしてもゾナー40mmはなかなかいい画角だ。逆光にも耐性がありそうだし、中心部の解像も十分だ。
ただエッジは解像がかなり落ちている。端の解像はほぼ崩壊してしまっているレベルか。この辺は最新レンズと違うところだ。
自分の中では、ライカはオールドレンズも雰囲気として楽しむというとらえ方をしているので、ゾナ-40mmのレベルは全然OKだ。

20100402c M9+Sonnar40mm/2.8HFT

自宅に戻って一仕事した後に、データを抜き出すためライカM9をカメラバッグから取り出したとき違和感を感じた。
カメラが発熱している。
ショートしたのか?一瞬緊張するが人肌程度だったので、一度バッテリーを抜いて異臭の有無を確認してからもう一度電源を入れてみたところ、メッセージが表示された。

注意 バッテリーの残量低下 カメラの電源をオフにしてください

おかしい。通電した状態になっていたようだ。
一度設定したつもりだったけど、オートパワーオフがデフォルト設定に戻っていた。プロファイル設定しないと登録されないのだろうか?

2010年4月 1日 (木)

ルピナス

最近は桜の写真ばかりだったので、ちょっと過食気味だ。
そこで違う花を写してみた。ルピナスだ。

20100401a K-7+MP50mm/2.0

藤の花を逆さまにしたような形をしているため、ノボリフジとも呼ばれている。
本当に面白い形をしている。

さて、おしべとめしべはどこにあるのか?
実はこのつぼみのような花の中に隠れて入っている。花のシーズンが終わりになる頃に中に入っているのが見えるようになる。

20100401b K-7+MP50mm/2.0

赤いルピナスの方は既に蓋状の花弁が開いて、一部にめしべが見え始めている。
このギミックのような仕掛けを見ると、思わず見入ってしまう。

20100401c K-7+MP50mm/2.0

ルピナスは私の中では5本の指に入る程の好きな花の一つである。
ちなみに花言葉は「空想」だそうだ。
....何となく分かる気もする。

20100401d_2 K-7+MP50mm/2.0 CTE

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