ネコとZD35-100mm/2.0
唯一のF2.0大口径望遠ズームであるZD35-100mm/2.0。
私の持っているカメラバッグV166からはみだす程のサイズを誇る大型重量級のレンズだ。
バッグから飛び出してしまうので持ち運ぶことが殆どない。
たまに小さいアルミケースに入れて運ぶこともあるが、目立つので稼働率は低い。
このレンズは購入当初E-3とのピントの精度が悪く、一度メーカーに見てもらおうかと思ったまま防湿庫に放置されていた。
ブログを始めてから、そう言えばE-30には各レンズとの微調整機能があったなと思い出し、試行錯誤の末にピントの芯を出せるようになった途端、見違えた性能を見せつけられたレンズだ。
しかしこのレンズは大きい。
F2.0通しとはいえ、フォーサーズなのにフルサイズ対応の他社70-200/2.8よりでかくて重いのだ。あの巨大なフードなどつけたら大変だ。
せめてサイズ・重量ともに2/3位であれば稼働率は5倍は上がるであろう。
そして逆光性能はもう少し頑張っていただきたいところだ。
強い光源がレンズ内に入ると、ややフレア気味になるのが気になる。
このレンズは殆ど開放でしか使うことはない。
絞って使うならばZD50-200mm/2.8-3.5SWDでも問題ない訳なのだが、このレンズのレーゾンデートルはF2.0にあるものだと思う。
自分にとってはこれが全てであり、代償としてあの重さとサイズを受け入れている。
この僅かなボケのために、ZD35-100mm/2.0を使用している。
もしフォーサーズでそれなりのボケを出すならZD150mm/2.0が実用上は一番であろう。
だがズームの有無は大きく、ポートレイトやネコ撮りなどでは非常に使い勝手のいいレンズである。かなり重いが。
松レンズはフォーサーズレンズの中ではサイズ・大きさともに異質なものだ。
だがそこに見えるオリンパスのE-systemに対するこだわりというものに私は強く共感している。
万人受けするものではないものに対し、これだけの技術を製品化した努力に対してエールを送りたいと思う。
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