E-P2とマウントアダプター(5)
E-P2でレンズ遊びをしていると、どうしてもやりたくなるのが明るいレンズをつけてみることだ。
最新のライカ社製ノクチを使えばF0.95という驚異の明るさを手に入れられるが、そこまでの情熱は持ち合わせていないので、比較的安価で手に入るコニカのM-Hexanon50mm/1.2で代用する。
私の自家用ノクチだ(笑)。
2001年コニカ製のこのレンズは50mm/F1.2を誇り、明るいレンズでありながら近接撮影も90cmと何とか1mを切る能力を持っている。
E-P2に取り付けると換算100mm/F1.2となり、ボケ具合はF2.4相当となる。
レンズをのぞき込めば、62mmフィルター枠いっぱいのクリアーな前玉に圧倒されそうだ。
Mレンズは枠が39mmとか46mmが多いので、62mmになると巨大に感じる。
重量は390gとMレンズにしては結構重く、手軽に持ち出すという訳にはいかなそうだ。
E-P2に取り付けると、ズシリと心地よさげなレンズの重さを感じる。
この抜ける程に大きくきれいなレンズは、晴れた日の屋外において開放で撮影するとシャッター速度が軽く1/4000を超えてしまうのでNDフィルターは必須だろう。
ボケは極めて自然で、先日のヘリアーから比べるとかなり使いやすい。
カリカリの描写ではないが優しく写る感じだ。
E-P2のi-Finishと相まって面白い描写になっている。
風の強い日であったが、高速なシャッタースピードのおかげで助かった。
絞り込むとコントラストがはっきりしてくる。
このレンズ、結構いいんじゃないかな。
ちょっとコニカのレンズを見直した。
Mレンズの欠点は近寄れないことだ。
一眼を使っていると、寄れるのが当然という感覚が残ってしまう。
まあ、中には寄れなくていい被写体もあるのだが。
クロ、落ち着いて座って欲しい
E-P2+M-Hexanon50mm/1.2
ピントは極めて薄くMFアシストは必須となるだろう。
このレンズは動きものには弱い。
換算100mmで足もとを動き回るネコには苦労する。
こんな時はMFアシストを使わない方がいいかも知れない。
久しぶりのチェリー。
被写体がジッとしてればネコ撮りやポートレイトにも使える。
このM-Hexanon50mm/1.2はすでに現行品でないため何処でも手に入る訳ではないのだが、きれいなモノを見つけたときには取りあえず手に触れて、可能であれば試写させてもらうといいと思う。
一眼のカリカリした描写に慣れていると、このレンズの描写は非常に新鮮に魅力的に感じるだろう。
値段にもよるが、気に入ったら即買いをおすすめする。
ブログ書いているうちに、明日M9にこのレンズつけて出かけようと思っていた自分に気づいた(笑)。
そんなことしてると直にノクチが欲しくなってしまうんだろうなあ(多分買えないけど)。
怖いモノである。
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