SonnarとNoktonの40mm
今日は久しぶりのライカネタ。
最近は花の撮影が多いため、近接撮影が出来ないライカはどうしても出番が減ってしまう。
前回購入したRollei Sonnar40mmやNokton40mmもホコリをかぶらしてはもったいない。
そんな事ではイカンということで、このレンズを使って花を近接撮影してきた。
ビゾやマクロエルマーM90mmがあればM9でもある程度の接写が出来るが、そこまでやるなら一眼を使ってしまいそうなので、あくまでもレンジファインダーの機動力のよさを前面に出すと言うことでノーマルの状態で撮影した。
2本まとめて比較してみた。
まずは最短70cm開放での写りの違いを見ていただきたい。
当然ながらRollei Sonnarは開放F2.8、Noktonは開放F1.4となっているため、ボケ具合は明らかにNoktonの方が大きい。
ただレンズサイズが双方ともにほぼ同じ位なので、Sonnarの方がF値に余裕があるせいか開放F2.8の画像のコントラストはしっかりしている。
だが、同じF2.8で撮影した画像を比較するとほぼ同じ感じだ。
これはウェブページから拝借した1mの距離でF2.8撮影したデータである。
まとめれば2本とも近い性能を持っていそうだ。
今回は逆光性能などは見ていないが、Noktonのシングルコート(SC)はやや不利かも知れない。
開放がF1.4から使えるNoktonの方が、取りあえずSonnarに比べてシャッター速度が稼げるという点で実用度は高いだろう。
ただSonnarタイプのぼけが好きだとか、こだわりのある人はSonnarを選ぶといいと思う。
それではいつもの近所の池そばで実写を。
まずは連休頭に咲き始めたジャーマインアイリス。
すでに咲いている花はピークをやや超えてしまっているか。
写真はそれぞれ開放で。
手持ちのため構図にズレがあるのは見逃して欲しい。
ピークも越えてしまった小手毬。
こちらもそれぞれ開放で撮影。
一眼に慣れてしまっている身としては、寄れないことがかなり厳しく感じる。
まあ寄って撮るカメラではないので、その辺りは気持ちの切り換えが必要だろう。
しかし、できれば最低でも距離計の最短70cmまで寄れるレンズを選んでしまう。
40mmという画角はフレーム枠が出ないのでやや使いづらさがあるが、1本持って行くには非常に便利なレンズだ。
で、やっぱり自分としては....Rollei Sonnar40mm/2.8HFTを選んでしまうかも。
理由は「雰囲気」ですかね。(いい言葉が見つからない)
数値化するのは難しいのですが、Rollei Sonnarで撮った写真はクセ玉のSummilux35mm/球面と同じ様に、PCの写真フォルダの中に入っていると結構すぐに分かる。
なんだろう、Sonnarはコントラストが高いのかな?
クセ玉で思い出したが、最近Summilux35mm/球面の使用頻度が極めて高くなってきた。
人を撮るときにはまず持って行く。
クセ玉のため使う人をかなり選ぶらしいが、私にはたまらない写りをしてくれるレンズとなっている。購入して正解だった。
ただ最短が1mなのがちょっと....
人を撮るだけならば殆ど気になることはないのだが。
でも35mmと40mm。
思い切りかぶりますよね。さて困った。
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