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2010年6月21日 (月)

FT2とホタル

今日、生まれて初めてホタルを見てきた。
生まれてウン十年、一度も生でホタルを見たことがなかったのだ。

始めて見たホタルは、まだ薄明るいうちに葉に止まって光っていたホタルだ。
本当におしりが光っている。
虫体を確認できたことと、実際におしりが発光しているホタルを見られた事はありがたかった。
すぐにまわりは闇夜に閉ざされた。

多少風が強かったが、数十匹のホタルが小川の周囲にたくさん飛んでいるのを見ると幻想的に感じる。
本で読んだとおり、多少のタイムラグはあるがホタルたちが発光するときはシンクロしている。

では早速とFT2を持ち出した。
闇夜で一眼レフはやめておいた。見物人がいるところで三脚は立てられない。
軽量小型のマイクロフォーサーズも考えたが、今日は手ぶらで行こうと考えていたのでFT2をウェアラブルケースに入れてベルトに通しておいた。

設定が問題だ。
ISOを上げると画素のサイズからいきなりノイズが出てきそうである。
ホタルを撮るので長時間露出が必要だ。
しかしFT2にはマニュアルモードが存在しない。
取りあえず撮るが何にも写っていないようだ。
シャッター速度も1/4秒と微妙である。

そこでFT2ユーザーの友人に連絡を取るとシーンモードから星空を選択すると良いのではとご指導を頂いた。
星空モードには15秒か30秒か60秒を選ぶのだが、私はせっかちなので15秒を選択する。
もちろん手持ちは不可能なので、柵の上にFT2を乗っけて撮影時間中は手で軽く押さえておく必要がある。
当然液晶にはホタルのような微少な光源は確認できないので、「いる方向」にカメラを向けて撮影する。

20100621a (クリックで拡大)
FT2(F3.3 4.9mm 15sec ISO80)

写った写った!
しかし本当は十数匹のホタルがいるはずなのに数匹しか写らない。
これは換算28mmの広角で撮っている。

もっと迫力のあるホタルを、縦横するホタルの軌跡を撮りたいと望遠(F5.9)にすると殆ど写っていない。
PCで画像を明るくすると僅かに軌跡が写っている。

FT2の星空モード15秒でホタルを撮るときは、広角(F3.3)にしておく必要がある。

今にして思えば30秒モードか60秒モードで撮影した方が、よりキレイにたくさん写る可能性があった。(あくまで可能性というか予想であるが)
ただ15秒モードでも画像の保存に15秒程かかるので、30秒モードや60秒モードでは[撮影秒数×2]秒間次の撮影が不可能だ。

ホタルの発光を撮影できる時間は限られており、この時間的ロスを受け入れられるかどうかが目安になる。

20100621b (クリックで拡大)
FT2(F3.3 4.9mm 15sec ISO80)

でも自分的には30秒や60秒でも撮影してみたかった。
来年に期待したい

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