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2010年6月

2010年6月30日 (水)

電車の旅

電車の旅は楽しい。
自家用車の旅行も楽でいいのだが、ここ数年は離島以外は全て電車で旅をしている。
北海道旅行も寝台列車、日食の種子島ですら鹿児島まで新幹線で行ってきた。

20100630
E-P1+MZD14-42mm/3.5-5.6

友人らと旅行するときに長距離を電車にすると非常に嫌がられる事がある。
なぜ飛行機にしないと文句を垂れるのだ。

私は目的地に着くまでの時間にかなり重きを置く。
めまぐるしく変わる外の景色、途中駅の駅弁、アルコール、雑談。
どれを取っても楽しいモノばかりだ。
お手洗いにもすぐに行ける。

もちろん飛行機や車の便利さも分かっている。
車であれば持って行ける荷物の量を気にしなくていいことや、目的地に着いてからの行動範囲が電車のみの場合に比べて桁違いであることだ。

電車の便利さは時間のコントロールがしやすいことだ。
自動車は渋滞に巻き込まれると時間の予測がつかなくなってしまう。

と、このように電車の利点を書いてみたが、短所はやはりコストであろう。
しかし旅の行程の贅沢もまた非日常的で楽しいのだ。

2010年6月29日 (火)

モスキート

写真を撮ってる間によく蚊にくわれる。
特にマクロ撮影は体を動かさずにじっとしている事が多いので、蚊の格好の餌食になりやすい。

以前は羽音で気づいたものだが、今回はくわれていたのが全然分からなかった。
しかもG2で撮影していたにもかかわらず。

20100629
G2+DG MacroElmarit45mm/2.8

少し前にモスキート音というのがはやった事があった。
若い人にしか聞こえない高周波を使って公共施設や携帯音に利用しようというものである。
ネット上で音を確認したときは自分の聴力に特に問題はなかったのだが、今回リアルで聞いたときには全く聞こえなかった。

実家にいた頃は就寝中しているときに蚊の羽音で目覚めて、夜中にしとめる事に躍起になっていた事があった。ここ数年、夏の夜に羽音がないとは思っ ていたが、まさか気がついていないだけなのでは....

2010年6月28日 (月)

魚眼レンズ(+日食)

6月30日水曜日にマイクロフォーサーズから魚眼が発売される。
私も予約しているLUMIX G Fisheye 8mm F3.5だ。

私は魚眼レンズを使ったことは殆どない。
オリンパスのZD8mm/3.5FISHEYEが初めての魚眼だった。

去年、一度だけこの魚眼レンズを持ち出した。
日食を撮るためだけに購入したのだ。

魚眼は難しい。
ディストーションが極端にあるのでどう撮っていいのか分からなかった。
水平線を中央に持って来て四隅に目立つモノがなければ、一見広角風に写る。
以下の写真はオリンパスのZD8mm/3.5FISHEYE。

20100628a
E-620+ZD8mm/3.5Fisheye

カメラを上に向けて空を大きくとれば、空は半球状に写される。

20100628b
E-620+ZD8mm/3.5Fisheye

カメラを下に向けて地面を大きく取れば、大地が球面状に写される。

20100628c
E-620+ZD8mm/3.5Fisheye

まあ、これらのことは当たり前のことなのだが、実際に写真を撮る段階になると、構図をどう取ればいいのか分かりにくい。
慣れていくしかないのであろうか。

魚眼は使い道がかなり限られており、オリンパスのように重量があると持ち出しにかなり迷う。
しかし今度出るG Fisheye8mm/3.5は軽量のため所持に具合が良さそうなのだ。
使い勝手の分からぬ魚眼も多用することで、撮り方が徐々に分かってくるのではと期待している。

【魚眼のおまけ】

さて写真は去年に種子島で体験した皆既日食の皆既5分程前の状態だ。すでに暗くなりつつある。
ご存じの通り日本列島の皆既帯は前線のためほぼ全滅だった。
ここも多分に漏れず雨に見舞われた。

20100628d
E-620+ZD8mm/3.5Fisheye(1/400秒)

この後、辺り一面急速に暗くなる。
日の入り後の夕闇のような感じだ。
実はこの時E-620をうっかりJPEGのみでしか撮影していなかったため、暗所ノイズが大量に発生して写真の殆どが使い物にならなかった。

20100628e
E-620+ZD8mm/3.5Fisheye(1/400秒)

ちょうど皆既の辺り。
すでに1/400秒では何も写らないため1/13秒で撮影する

20100628f
E-620+ZD8mm/3.5Fisheye(1/13秒)

また、僅かではあったが皆既前20分前にうっすらと欠けている太陽が確認できた。

20100628g
E-30+ZD150mm/2.0(EC-20)+ND10000

コントラストを変えると分かりやすいと思う。
太陽の上方が70%ほど欠けている。

20100628h
E-30+ZD150mm/2.0(EC-20)+ND10000

直接皆既日食は見ることは出来なかったが、皆既を体験できたことは一生の思い出になるだろう。
今度2012年の5月に関東で食分0.97の金環食が見られる。
次回こそ晴れて欲しいものだ。

未だに日食の写真を見るとこの前線が恨めしい

2010年6月27日 (日)

テントな一日

土曜の夕方に実家の庭でテントを張らせてもらった。

日曜の午後まで自宅には誰もいないので、たまには風でも通そうと広い庭のある実家に持ち込んでテント泊を計画したのだ。
すでに家のチェリーにはエサを与えてある。

明るいうちにささっとテントを組み立てて準備は完了した。
モンベルのムーンライト3型だ。
3人用であるが登山のテント泊なら大人2人が限度だろう。
しかし、今回はたった一人だ。
だだっ広くテントを使うことが出来る。

実家なので水は問題ない。
近所のスーパーで買ってきた食材をストーブで調理する。

厄介なのは蚊だ。
蚊取り線香を盛大に焚いてアンチモスキートバリアを張る。
アルコールも入ってほろ酔い気分だが天気が怪しい。
風を通すためにテントを張っだが、雨が降っては意味がない。

やはりポツリポツリと降ってきた。
雨もテントの醍醐味であるし、まわりもすでに闇夜に包まれているため今日はそのまま中で寝ることにする。

20100627a
G2+G20mm/1.7

パラパラとフライシートを叩く音が聞こえるので、靴を濡らさぬように念のために前室と後室は閉じておく。
やや室温が高くなるが仕方ないことだ。
小型のLEDランタンを灯し、シェラフを体に掛けてテーブルと冷えたビール、つまみを用意する。
至福の時間の中、しばらく本を読んだ。

20100627b
G2+G20mm/1.7

何かがメッシュシートを叩く音で目が覚めた。
いつの間にか寝てしまったようだ。
外は相変わらず雨音が聞こえている。

メッシュにライトを向けると二匹のヒキガエルが外にいた。
庭にこんなでかいヒキガエルがいたとは。
強烈なライトに驚いたのかカエルは闇夜に逃げていった。

ランタンを消してもう一度眠りにつく。
こんな週末も面白い。
まるで郊外にいるようだ。

通りの騒がしい車の走行音さえ気にならなければ

2010年6月26日 (土)

ZD14-35mm/2.0SWDと開放(2)

公園の紫陽花もそれなりに撮影を終えてから河川敷に足を向けた。
この日はすでに日が傾きかけているので、河原で軽く飲み夕日を拝んでから帰る予定だ。

20100626a
E-30+ZD14-35mm/2.0SWD(ND4)

すでに5時近いためか、河原の人気はまばらだ。
それでもND4フィルター付きでシャッター速度は1/1600秒である。
さすがF2.0ズームだ。

20100626b
E-30+ZD14-35mm/2.0SWD(ND4)

今日のレンズはZD14-35mm/2.0SWDのみ1本。
前回のLeica D Summilux25mm/1.4に比べると最短撮影距離こそ同じ38cmであるが、25mm(換算50mm)より35mm(換算70mm)が使える分、圧縮効果で背景は僅かながらぼかしやすいであろう。

20100626c
E-30+ZD14-35mm/2.0SWD(ND4)

このZD14-35mm/2.0で重さ以外に一つだけ気に入らないところがある。
それはズームの伸縮だ。
最短14mmでは僅かにズーム鏡胴が伸びており18mm超あたりで鏡胴は最短縮され、再びズーム鏡胴は伸び始め35mmで最長となる。
まあレンズ伸縮最大長は2cm弱なので、あまりレンズの伸縮は気にならないのだが、バッグにしまう時に18mm超あたりにズームリングを合わせるのが儀式になっている。
それが煩わしい。
大したことではないのだが(笑)。

20100626d
E-30+ZD14-35mm/2.0SWD(ND4)

はっきり言って重さ大きさ以外に欠点を見つけにくいレンズだ。
広角側が14mm(換算28mm)でなく12mm(換算24mm)であったら尚更良かったと思うが、そのために重量とサイズ、歪曲が犠牲になるのならばこのままでも良いと思う。

20100626e
E-30+ZD14-35mm/2.0SWD(ND4)

この辺りでシートとテーブルを出してアルコールを頂いた。
夕暮れの川風が心地よい。
おつまみのエビ満月をかじりながら寝ころんでみる。
このまま寝てしまいそうなほど気持ちよい。

20100626f
E-30+ZD14-35mm/2.0SWD(ND4)

そろそろ日がかなり傾いてきたので帰る準備をする。
辺りも徐々に暗くなったので両手が自在に使えるようにギアコンテナを肩掛けから、ショルダーハーネスに切り換えて背負う。

ギアコンテナにはまだまだ荷物が入りそうだ。
余ったスペースに何を入れようか?

20100626g
E-30+ZD14-35mm/2.0SWD

先ほどの公園に戻ってきた。
すでに7時を超えているためか、すでに人はまばらだ。
辺りが暗くなりつつあるが、最後に写真を撮ってみた。
ND4フィルターを外せばZD14-35mm/2.0もかなり明るくファインダーを覗ける。
シャッター速度こそ1/8秒だが、E-30の手振れ補正で撮影できた。

このZD14-35mm/2.0SWDをE-3の後継機に是非ともつけてみたい。
その時、またこのレンズのよさが再認識されると信じている。

2010年6月25日 (金)

ZD14-35mm/2.0SWDと開放

今日は4時からであったが、いつもの散歩コースに出かけてきた。
お供のカメラはE-30とZD14-35mm/2.0をえらぶ。

日は夏至が過ぎたばかりなのかまだ高く、日差しも強そうなので例のごとくNDフィルターを持ち出した。
ZD14-35mm/2.0を全て開放で撮るためである。
前回のD Summilux25mm/1.4と同様のコンセプトだ。

まずは公園の紫陽花。
前回よりも紫陽花の数は増えているが、ガクアジサイの一部はもうピークが終わってしまったようだ。

20100625b
E-30+ZD14-35mm/2.0SWD(ND4)

平日とはいえ、結構人が出ている。
一眼レフを持っている方々もかなり多い。
大半がキヤノンかニコンユーザーだが、驚いたのは手持ちのライブビュー撮影をしている人が意外といる。
ボディはめ込みの液晶だが、なかなかどうして器用に撮影をしている。
時代とともに撮影スタイルも変わっていくのであろうか。

20100625a
E-30+ZD14-35mm/2.0SWD(ND4)

さて、ZD14-35mm/2.0であるが、やはり重い。
900gもあるのだから当然と言えば当然なのだが、フォーサーズセンサーに合計1.5kgのレンズとボディを使用しているのだから割が合わない。

20100625c
E-30+ZD14-35mm/2.0SWD(ND4)

でも写りはやはり良い。
NDフィルターを外すと、ファインダーを覗いた時点でそれははっきりと分かる。
ZD14-35mm/2.0は重いけれどおすすめレンズだ。
フォーサーズをやめられないキラーレンズの一つでもある。

20100625d
E-30+ZD14-35mm/2.0SWD(ND4)

口径食を見ても分かるように、写真の辺縁でもほぼ円形を保っている。
周辺減光も殆ど分からない。
ボケもいい感じだ。
F2.0という開放で撮影して、このレベルを維持できることがすごい。

20100625e
E-30+ZD14-35mm/2.0SWD(ND4)

今回、重いZD14-35mm/2.0を選んだのには訳がある。
先日購入したギアコンテナの使い勝手を試しているのだ。
この中にはカメラの他に、シート、ミニテーブル、アルコールなどが入っている。
撮影を終えたら河川敷に行って、夕日をつまみに一杯引っ掛ける予定だ。

20100625f
E-30+ZD14-35mm/2.0SWD(ND4)

結論から書くとギアコンテナは使える。
散歩コースの必需品になりそうだ。
D Summilux25mm/1.4と同じく河川敷の写真は次回に。

2010年6月24日 (木)

ヘラウキ

私は釣りが大好きだ。
10歳の頃から始めて色々な釣りをやってきたが、今は川では渓流釣り、海ではフカセ釣りが定番になっている。

今から15年くらい前にヘラブナ釣りばかりをしていたときがあった。
ある同僚がヘラブナ釣りをしてみたいので教えて欲しいと言われたためだった。

その人は女性だ。
ヘラで女性とは珍しい。
数の出る船釣りや手の汚れにくいルアーなどはどうかと勧めたが、生き餌を使わずにゆっくり座ってのんびり出来るヘラがいいという。

まあ実際はヘラはのんびり出来るモノではなく、年中ウキを見て緊張しているモノなのだが本人の意志は固かった。

ヘラブナは金がかかる。
ヘラ竿、竿受け、竿かけ、玉網、ヘラウキ、いずれも上を見たらきりがない。
それなりのモノで揃えれば軽く10万は超えるのは当たり前の世界だ。

取りあえず私の使っていた道具を一通り貸した。
竿は振り出しの15尺カーボンを選ぶ。
川辺の釣り場でいきなり竿を振って穂先を出したのはかなり焦った。
後で穂先をしまうのにえらく苦労したが、本当に釣りに関してはまったくのド素人だった。

案の定、釣りを始めてもウキを注視するわけでなく、とりとめのない雑談ばかりである。そんな状況でもなんだかんだで、彼女は鯉を含め10匹程を釣り上げた。
以外と素質あるんじゃないか?

当時、女性ヘラ師は珍しかったのであろう。ヘラオヤジ達が何かと声をかけてナンパしてくる。
彼女はそんなオヤジ達を軽くあしらって、退散させていく。
大したモンだと内心舌を巻いた。

1年程彼女を連れて釣りに出かけた。
四季に応じた釣りも経験できたであろう。

そんなある日、彼女は突然病気になった。
もちろん釣り行脚は中止となる。

そして数年間の闘病生活ののち彼女は他界した。

先日、久しぶりに部屋を掃除していたら当時使っていたウキが出てきた。
懐かしい....。
ふと彼女の事を思い出した。

20100624
DMC-FT2

元気だった頃に、彼女からウキをプレゼントされた事がある。
それは緑と白のツートンストライプのトップを持ったヘラウキだった。
「可愛いでしょ」と渡されたそれはナイター用の蛍光ウキであったが、昼間でも愛用させてもらった。
実際昼光でもかなり見やすかったのだ。

だが、何故かそのウキが見つからない。
明け方までずっと探していたのだが何処にもない。

彼女と同じように消えてしまったのか。

2010年6月23日 (水)

夏至

先日、夏至が終わった。
これからは日照時間が少しずつ減ってくる。

20100623
E-30+ZD150mm/2.0(EC-20)+ND10000

実は、私はあまり夏至が好きでない。
仕事で深夜遅くまで起きているとき、東の空が微妙に明るくなるとかなり損をした気がするのだ。

夜の時間は素敵だ。
子供達が寝静まった後に一人書斎で文献を引いてコピーしたり、たまった原稿を書いたりとゆっくり過ごすことができる。
飼いネコのチェリーも机の横でスヤスヤと寝息を立てている。

このような魅力的な時間が、夏至が近づくことによって少なくなってしまう。
夜に仕事を始めたと思ったら、もう外がわずかに白み始めている。
せかされた気持ちになって慌てて今日の分を仕上げ布団にはいるが、すでに気分は早朝だ。

いつもの時間に起床しても寝不足感はぬぐえない。
当然寝不足ではあるのだが、同じ睡眠時間でも暗いうちに寝るのと、明るくなってから寝るのでは気分的に相当違う。

これからは少しずつ日の出が遅くなっていく。
冬至までの至福の時がしばらく続くのだ。

2010年6月22日 (火)

ギアコンテナ

今日はバッグのこと。

いつも散歩に行くときはカメラバッグのみだった。
プラダのV166にあれこれ詰めて、現地でシートを広げてお茶をするときにはカメラレンズの体積重量を減らす努力をしていた。

昨日、ホタルを見に行く前にモンベルショップへ寄って、コンプレッションバッグといくつかの防虫アイテムを買った。
その時にギアコンテナという少し大きいトートバッグのようなモノを見つけた。

20100622

容量は33㍑あり、上部のクチにはドローコード併用のジッパー付きフラップが装着され、ショルダーハーネスがつているので背負うことも可能だ。
重さは僅か340gと軽い。
コレいいんじゃない?と言うことで早速Lサイズのカーキ色を購入した。

使い勝手としては普通のトートバッグにも使えるし、散歩に行くときにはカメラバッグまたはインナーのみと一緒にシート+αを中に入れて大きい肩掛けバッグとして持って行ける。
登山にも幕営地から登頂するときのアタックザックとして使え....ないな(^ω^;

まあ強度が210デニールなので手軽な軽量ザック(バッグ)ととらえておいた方が良さそうですね

2010年6月21日 (月)

FT2とホタル

今日、生まれて初めてホタルを見てきた。
生まれてウン十年、一度も生でホタルを見たことがなかったのだ。

始めて見たホタルは、まだ薄明るいうちに葉に止まって光っていたホタルだ。
本当におしりが光っている。
虫体を確認できたことと、実際におしりが発光しているホタルを見られた事はありがたかった。
すぐにまわりは闇夜に閉ざされた。

多少風が強かったが、数十匹のホタルが小川の周囲にたくさん飛んでいるのを見ると幻想的に感じる。
本で読んだとおり、多少のタイムラグはあるがホタルたちが発光するときはシンクロしている。

では早速とFT2を持ち出した。
闇夜で一眼レフはやめておいた。見物人がいるところで三脚は立てられない。
軽量小型のマイクロフォーサーズも考えたが、今日は手ぶらで行こうと考えていたのでFT2をウェアラブルケースに入れてベルトに通しておいた。

設定が問題だ。
ISOを上げると画素のサイズからいきなりノイズが出てきそうである。
ホタルを撮るので長時間露出が必要だ。
しかしFT2にはマニュアルモードが存在しない。
取りあえず撮るが何にも写っていないようだ。
シャッター速度も1/4秒と微妙である。

そこでFT2ユーザーの友人に連絡を取るとシーンモードから星空を選択すると良いのではとご指導を頂いた。
星空モードには15秒か30秒か60秒を選ぶのだが、私はせっかちなので15秒を選択する。
もちろん手持ちは不可能なので、柵の上にFT2を乗っけて撮影時間中は手で軽く押さえておく必要がある。
当然液晶にはホタルのような微少な光源は確認できないので、「いる方向」にカメラを向けて撮影する。

20100621a (クリックで拡大)
FT2(F3.3 4.9mm 15sec ISO80)

写った写った!
しかし本当は十数匹のホタルがいるはずなのに数匹しか写らない。
これは換算28mmの広角で撮っている。

もっと迫力のあるホタルを、縦横するホタルの軌跡を撮りたいと望遠(F5.9)にすると殆ど写っていない。
PCで画像を明るくすると僅かに軌跡が写っている。

FT2の星空モード15秒でホタルを撮るときは、広角(F3.3)にしておく必要がある。

今にして思えば30秒モードか60秒モードで撮影した方が、よりキレイにたくさん写る可能性があった。(あくまで可能性というか予想であるが)
ただ15秒モードでも画像の保存に15秒程かかるので、30秒モードや60秒モードでは[撮影秒数×2]秒間次の撮影が不可能だ。

ホタルの発光を撮影できる時間は限られており、この時間的ロスを受け入れられるかどうかが目安になる。

20100621b (クリックで拡大)
FT2(F3.3 4.9mm 15sec ISO80)

でも自分的には30秒や60秒でも撮影してみたかった。
来年に期待したい

2010年6月20日 (日)

肉球の汗

ネコが汗をかくとは知らなかった。
肉球にびっしりと汗をかくのだ。

動物病院でチェリーの予防接種も終わり、連れて帰ろうと抱っこしたところ肉球がジットリ湿っていた。
診察台に粗相でもして濡らしてしまったのかと思ったが、獣医の先生が察知したらしく「ネコも汗をかくんですよ」と仰った。

20100620
E-30+Leica D Summilux25mm/1.4

普段から、そして病院に連れて行っても泰然自若なチェリーであったが、内心は相当緊張していたのか。
帰ってきてから速効で寝てしまった。

ま、ゆっくり休め。

2010年6月19日 (土)

E-3後継

今更ながらデジカメInfoでE-3後継機についての記載があることを友人に教えてもらった。

オリンパスのモジュール式カメラはリコーGXRとは別の路線になる?
(デジカメinfo)

どうやら本当に後継機種が出るらしい。
こうなると堅牢なE-3後継機タイプでも、モジュール式のカメラでも自分はどちらでも良い。
新型機が出てくれることが肝心なのだ。

20100619
E-P1+M.ZD14-42mm/3.5-5.6

松レンズを自在に使うにはE-30クラスのサイズはどうしても必要だ。
画素数の極端な増加はノイズとファイルサイズの問題があるのでそこそこでよい。
その代わりダイナミックレンジと高感度耐性が上がっていて、さらにAF性能が改善されていることを期待したい。
贅沢であろうか?(笑)

デジカメinfoの記事を読むと以下の3通りの予想が載っている。

1)オリンパスはフォトキナでE-5を発表し、2010年末~2011年の早い時期に最初のモジュール式カメラを発表する
2)オリンパスはE-5の発表をスキップし、セミモジュール式カメラを発表する
3)すべての新しい機能を搭載したモジュール式カメラが発表される

自分の予測では1)かな?
堅牢なE-5とその後にモジュール式カメラを出してきそうな気がする。
オリンパスの開発能力からすると2)や3)も考えられるが、フォーサーズとマイクロフォーサーズの壁をなくするのがモジュール式カメラの目的であろう。

マイクロから入ってモジュールでズイコーレンズの味を占めてE-5へ行くのも良し。
E-5から入ってモジュールで小型軽量の味を占めてマイクロへ行くのも良し。
モジュールから入ればどちらへ転ぶのも良し。

まだ発表もされていないのに、そんな予想を勝手に立てて喜んでいる。

もし1)の通りになったら予想以上に予算がかかりそうだ。
今のうちから金策しておかないと

2010年6月18日 (金)

6ヶ月

ブログを始めてちょうど半年程経った。

20100618
EOS1DsMark2+Leica APO SummicronR90mm/2.0ASPH.

とにかく半年は頑張って毎日続けてみようと書き込んでみたのだが、当初の日記モノがいつの間にかカメラの話中心になっているのが不思議である。

ブログを始めたばかりの頃は本当に人が来るのであろうかと思っていたが、1~2ヶ月程でそれなりの人が見に来てくれるようになった。
ありがたいことである。

検索で来てくれる人はマイクロフォーサーズに関しての事が多い。
次にライカ、ペンタックスである。
お気に入りのフォーサーズで検索をかけてくる方は思ったより少ない。

いつものペースだともっと山や釣りに行くことが多いはずなのに、何故かブログを始めた辺りからペースが落ちている。
まあ仕事の忙しさも絡んでいるので出不精になったわけではないのだが。

ここまでやってきたので引き続きブログを続けていこうと思う。
今後は毎日の更新は難しいかも知れないが、まったりと自分ペースでやっていくつもりだ。

2010年6月17日 (木)

虫こぶ

散歩中に変わった木を見つけた。
赤い実のようなものが葉の表面にたくさんついている。

20100617
E-30+Leica D Summilux25mm/1.4

気になって写真を撮っておいた。
自宅に帰ってから調べたところ、虫こぶと言うらしい。

タマバチという虫が葉の表面に卵を産み付けると葉がふくらんでこのような変化を生じるというのだが、いやはや周囲一帯のコナラと思われる木はほぼ全滅のようだった。

コナラに付く虫こぶはナラハウラマルタマフシと呼ばれるらしい。

レンズはLeica D Summilux25mm/1.4しか持っていなかったので、接写が出来ずに詳細は分かりにくいが、直径5mm前後の赤い実状のモノが葉に大量に付着している。

そばを歩くと分かるが、絶対に木の実などではなく虫によるモノだなと感覚的に分かるのが嫌だ。
早々にその場を退散した。

2010年6月16日 (水)

蚊とG2

夏と言えば蚊、蚊と言えばマクロ撮影の敵である。

マクロ撮影は被写体にそっと近づき、ファインダーを覗きながら息を殺してピントを合わせる。
撮影の最中に蚊どもは耳元で嫌な羽音をブンブンさせて吸血するため肌にたかりに来るのだ。
マニュアルレンズなど使おうモノなら尚更だ。

そんな蚊のストレスに対して、G2によるマクロ撮影はそれをかなり軽減してくれる。
この場合、マクロレンズにはLeica DG MacroElmarit45mm/2.8が必須である。

20100616d このセットは本当に使える

要はタッチパネルを使うことによって時間的ロスを最小限に食い止め、身体のスキを減らせばよいのだ。

アングルを決めたらピントを合わせたい被写体に対し、タッチパネルの上から指を触れるだけでよい。
その刹那、撮影は終わる(まあピントが無限遠からだと少しは時間を食うが)。
蚊が体にとまる時間を与えることがない。
コレは画期的な事だ。

20100616a
G2+DG MacroElmarit45mm/2.8

20100616c
G2+DG MacroElmarit45mm/2.8

G2とME45mm/2.8を使うことにより、やや深い被写界深度とレンズ内手振れ補正、そしてタッチパネルによって「手軽に」「素早く」マクロ撮影が出来る。
そしてファインダーから目を離しているため、蚊に喰われるリスクをかなり軽減できる。
蚊の多いエリアのマクロ撮影はコレで決まりですね(^^)

20100616e

2010年6月15日 (火)

梅雨入り

先日の14日に関東地方も梅雨入りしたそうだ。

20100615a
G2+DG MacroElmarit45mm/2.8

私は雨が結構好きである。
晴れも大好きであるが雨も同じくらい好きである。
特に夜の雨はたまらない。
ま、これは自分が雨に濡れない恵まれた環境に身を置いているから言えることなのであるが....。

シトシト降る雨音が布団の中に聞こえてくると興奮して眠れなくなってしまう。
子供の頃の実家は古い家屋だったため、外の石や木を打つ雨音が子守歌のようなモノだった。

先月、実家で西川布団から販売されている「ドクターセラ ルナ」という商品を父が買ったという話を聞いた。
非常に良いのでお前も体験するといいと言うので早速実家にお邪魔した。

Luna111

モノは布団に仕込まれているマイルドな温もりと陰電位による電位の両方を組み合わせて、理想の眠りをサポートするのだという。

何か怪しげな感じがしたが、実際に布団に潜り込むと適度な硬さと温かさ、そして体の中に響いてくるある音が心地よい。
それは雨音だ。
リアルさはないが、非リズミカルな感じでなかなか良い。
この音が耳ではなく体の中に響いてくるのだ。

コレ、すごくいいよ!

思わず声を出すと父は嬉しそうに目を細めて、「そうだろう、そうだろう」と頷いている。
他にも電車の音や海の音、虫の鳴き声や心臓の鼓動音など色々な音が楽しめる。
ミソなのはこの音を耳からでなく体で感じられる事だ。
自分も欲しくなったので思わずお値段を聞いてみた。

....やっぱりやめておこう。
高級ズームレンズが買える金額だ。

20100615b
G2+DG MacroElmarit45mm/2.8

しかし、寝ながら雨音が聞けるとは素晴らしい。
自分も真似してamazonで雨音のCDを購入し、寝るときに聞いてみることにした。
時々、鳥のさえずりが入っている。コレは明るいときの雨じゃないか。私は夜の雨音が欲しいのに....。

しかも嫁さんや次男坊からつまらないの大合唱だ。
耳から聞こえてくる雨音は、あのドクターセラ ルナの体感する雨音に足もとにも及ばない。

20100615c
G2+DG MacroElmarit45mm/2.8

安眠は手軽には手に入らないなと思っていたところに梅雨入りだ。
少しはリアルな夜の雨音も聞くことが出来るだろう....等と考えていたが我が家は高気密高断熱住宅だ。
外の雨音は殆ど聞こえない。

20100615d
G2+DG MacroElmarit45mm/2.8

さて、困った。
ドクターセラ ルナがほすぃ。

2010年6月14日 (月)

小惑星探査機はやぶさ

とうとう帰ってきた。

7年前に打ち上げられたロケットから分離したはやぶさが、小惑星イトカワで探査及びサンプル採取して満身創痍で帰ってきたのだ。

実に60億キロの長旅である。
月と地球の距離が38万キロなので、その長旅の過酷さがよくわかる。

Photo

時折新聞に小さく記載される「はやぶさのトラブル記事」を読むたびに、もうダメかも知れないなとため息をついていたあの時から、よくもまあ毎回復帰したものだ。
関係者の方々には本当に頭が下がる思いである。

ネットなどでは擬人化されたはやぶさがあちこちの掲示板に貼られているが、なかなかどうしてよく特徴をつかまえている。
どのような形でもいい。
若い人が科学技術に興味を持ってくれることはいいことだ。

私が大学受験する頃は理系に人気があり、多分に漏れず私も理系だった。
科目に物理と化学を選択し、将来は天文学者になるんだと当時息を巻いていた(笑)。
進んだ学部は違ってしまったが、大学生の頃にぞろぞろと出てきたニュートンやオムニ、ウータンといった科学系雑誌を買い込んで読みふけった。

しかし時代の流れとともに理系人気は収束し、科学雑誌各誌が「食が危ない」という企画を出した辺りから次々廃刊になっていった。
この企画は鬼門なのか。
科学雑誌も今やニュートンくらいしか本屋では見かけない。

年の若いスタッフらも物理系化学系の話をすると少し引かれる。
全ての人がそうではないが、明らかに理系離れが進んでしまっているようだ。

去年息子の誕生日に買った天体望遠鏡がホコリをかぶっているのを見るたびに、私は子供達の理系離れを肌に感じてしまう。

そんな中、このはやぶさのニュースは一時的にでも若い人たちが科学に対して興味を持ってくれたことが嬉しいのだ。
息子もはやぶさのネット映像を興味津々と見ていた。

願わくばメディアも大々的に取り上げてくれるとさらに嬉しかったのだが。

2010年6月13日 (日)

色温度90000K

土曜日の仕事は珍しく時間通りに終わった。

まだ日も高いので近くの公園に花を撮りに行く。
職場には現在ペンタックスのK-7しか置いていないため、これにマクロプラナーを取り付けて持ち出した。

最近は出番の少ないペンタックスである。
せっかくなので鮮やかな色合いを出すCTEに設定する。

K-7は非常に使いやすいデジタル一眼だ。
小型軽量であり、ファインダーが素晴らしい。マニュアルレンズでも苦にならず使用できる。
しかしマクロプラナーはちょっと重いので、今度軽量のマクロレンズでもと思案中である。

20100612c
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

20100612d
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

20100612e
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

20100612g
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

ところで少し気になる写真があった。
ペチュニアを撮った時であるが、本来はこのような紫色をしている。

20100612i_2 修正

しかし、CTEを効かせてある元写真はこのように全然異なった色合いがはき出される。

20100612k オリジナル

上の修正写真は元写真が非常に暗く撮影されていたので露出補正を+2.80まで上げたため、結果ノイズが目立ってしまったのだがその辺りは目をつぶっていただきたい。

最初に液晶確認をしたときに一瞬壊れたかと思った程の色だった。
ちなみに元写真はシルキーピクスで見ると色温度が90000Kを超えているのかスライダーが赤く表示されている。

CTEも被写体カラーによってはリスクがありそうだ。
ホワイトバランスの方ではなく、やっぱりカラーモードの雅などちょい派手系に抑えておくのが無難なのか。

2010年6月12日 (土)

Leica D SUMMILUX 25mm F1.4と開放(2)

今回も先日の続き、Leica D Summilux25mm/1.4ASPH.である。

引き続き開放で撮影を続ける。

20100611a_3
E-30+D Summilux25mm/1.4

公園から少し足を伸ばしていつもの川辺に出る。
ここならば空を大きく取り入れることも出来そうだ。

20100611b
E-30+D Summilux25mm/1.4

このレンズで撮影していると、気になることがいくつかある。
一つは僅かに暖色系というか微妙にアンバー系に写る気がする。
これはフィルターを介していなくてもその傾向が見られる。
自分は好きな色なので気にならないが、人によっては気になる色合いかも知れない。

20100611c
E-30+D Summilux25mm/1.4

もう一つはピントに時々迷うことだ。
ZDや他のパナレンズに比べて、このズミ25mmはフィルター無しの状態でも迷う頻度が高い。
もちろん確率的に常用に耐えうる頻度であるが、たまに出ると「あ、またか」と残念感が頭をもたげる。
特に暗い被写体で出やすい気がする。

20100611d
E-30+D Summilux25mm/1.4

ボケは35mm換算にすると50mm/F2.8相当になるのでボケボケというわけにはいかないが、適度なボケ具合と開放から使える画質に十分満足感はある。
なんと言っても使える画質がF1.4のシャッター速度で切れると言う点が、このレンズのメリットであろう。

20100611e
E-30+D Summilux25mm/1.4

当然晴れた日中はE-30の最高シャッター速度である1/8000を軽く超えてしまうため、NDフィルターは必須であろう。
特にE-30はISO200が最も広いダイナミックレンジを持つらしいので、一段のND2よりも二段の効果を持つND4が良いと思われる。

20100611f
E-30+D Summilux25mm/1.4

このレンズはデジカメinfoのサイトにも載っていたが、カリカリの描写ではない。
ソフトな描写というわけではないが、ごく自然に写し出す。

私はニコンを使用してカリカリに目覚めてしまったが、ライカを使い始めてからナチュラルな描写も結構好きになってしまった。

20100611g
E-30+D Summilux25mm/1.4

でも、こんな写真を見ると極めてシャープに見えるから不思議なレンズだ。

四隅の周辺減光も目立たずに自然な描写をしている。
これで開放なのだから恐れ入る。

フォーサーズ使いの人であれば、是非とも持っておきたい一品である。

4/3専用レンズなのに、50mm/F1.4のわりに大きくて510gもあって、でも38cmまで寄れて開放から使える写りを持っている極めてとんがった高価な標準レンズ。

今後パナソニックからはフォーサーズレンズで、このような贅沢レンズはもう出してこないと私は思う。

至高の一品である

2010年6月11日 (金)

Leica D SUMMILUX 25mm F1.4と開放

先日のNoktonの件でカメラ屋さんに修理をお願いしに行ったら、「これは初期不良なので交換させていただきます」とのことだった。
ありがたいことである。

木曜日はお休みだったので、カメラ屋さんに行ったついでに紫陽花を撮りに行って来た。日曜日に子供を連れて行った例の公園だ。

今日はマクロでも....と思ったのだが、たまには単焦点1本でとE-30にD Summilux25mm/1.4を選択した。

Imgp0744

Leica D Summilux25mm/F1.4ASPH.。
35mm換算で50mm/F1.4になるハイスピードレンズであり、最短距離は38cmとそれなりに寄ることができるレンズである。
フォーサーズレンズなのに約510gと結構重い。前に持っていたニコンのAF-S NIKKOR50mm/F1.4Gが280gしかないので、このライカレンズは結構ふざけている。
しかし作りはニコンに比べるとかなりしっかりしている。プラスチック部分はあまり見あたらず、がっしりとした作りだ。
巨大な前玉が美しい。手放してしまったがSummiluxR50mm/1.4ROM(E60)に共通する香りをこのレンズは持っている。

今回の撮影は殆どを開放で撮ろうと思った。
理由は以下のサイトを読んだからだ。

パナソニック Leica D SUMMILUX 25mm F1.4は開放付近の性能を重視したレンズ
(デジカメinfo)

しかし日中に開放値F1.4で全て撮影できるわけではない。
そのためNDフィルターを用意した。
今日は太陽が見えるのでND4(2段分)を取り付ける。

20100610a
E-30+D Summilux25mm/1.4

ND4をつけているためか、暗い被写体だとややAFが考えるようだ。
もちろん通常はそのようなことは殆どないが。

20100610b
E-30+D Summilux25mm/1.4

今までこのレンズは子供らを撮ることが多かったが、このレンズだけでも色々なものをよく写せる。
まあ50mmなのだから当たり前なのだが、一眼でズームに頼っていると単焦点だけの撮影も新鮮だ。

20100610c
E-30+D Summilux25mm/1.4

近接がよく写るいいレンズだ。
ホールド感も非常によろしい。

20100610d
E-30+D Summilux25mm/1.4

紫陽花の花ばかりではつまらないので公園の方にも向かってみる。
日差しがあるが開放で1/2000秒まで抑えることが出来る。
本当にNDフィルターはありがたい。
白飛びもある程度抑えてくれるのだろうか?

20100610e
E-30+D Summilux25mm/1.4

薄暗いクスノキの下で撮影。
それでも1/800秒だ。

20100610f
E-30+D Summilux25mm/1.4

機材が軽いので動きも寄り道も増える。
途中、ネコらを見かける。
近づいても逃げようともしない。ずいぶん貫禄のあるネコだ。

さすがに日差しのあまり入らぬ建物の下では1/125秒になる。
それでも50mmならば余裕のシャッター速度だろう。

今回、E-30のISOはすべて200で撮影している。

マズイ。
結構、このレンズいいかも。
NDフィルターをセットで、これ1本の散歩も面白い。

2010年6月10日 (木)

NOKTON classic 40mm F1.4(MC)

本当はシングルコート(SC)よりもマルチコート(MC)が欲しかった。
でも在庫はなく、中古を探してもSCしか見つけることは出来なかった。

そのようなことでしばらくSCのご厄介になっていたのだが、先日ようやく新品のMCが我が家にやってきた。

20100403a 時間がなかったのでSCの写真で代用

代わりにSCは手放した。
本来は撮り比べて違いを見つけてみようかと思ったが、別のサイトで手練れな方がすでに比較をしていたため、そのまま下取りされていった。

さて、早速M9に取り付けるもヘリコイドが最短距離と無限遠辺りで非常に重く抵抗がある。
マウントから取り外しても同様だ。
ヘリコイドを回すにあたって、上腕の筋肉が盛り上がるほどである。
マウント内部に接触しているわけではなさそうだ。
SCではこのようなことがなかった。

いきなりNokton40mm/1.4MCでトラブルである。

と言うわけで、来た早々再びカメラ屋さんに持って行くこととなる。
SC様が怒っているかしら?(^ω^;

2010年6月 9日 (水)

LUMIX G Fisheye 8mm F3.5

いつの間にか発売日が決まっていた。
購入しようと思っていた魚眼レンズだ。

20100609_2

魚眼レンズはフォーサーズのZD8mm/3.5Fisheyeを持っている。
殆ど出番のないレンズであるが、たまーに使うことがある。

オリンパスの魚眼は500g弱と結構重い。
それに比べてパナソニックの方はわずか165gだ。
使用頻度の少ないレンズであれば、軽量化は極めて重要なファクターである。

さて、早速いつものお店に連絡を....と思ったが、滅多に使わない魚眼が2本も合って大丈夫か?と考えてしまう。
それではフォーサーズの方を下取りにと思っても作り込みがしっかりしており、手放すのはちょっともったいない。

結局は、あまり使わない魚眼が2本になってしまいそうな予感だ。

いずれにしても発売日の6月30日が楽しみである。

2010年6月 8日 (火)

石けんができた

先月、石けんを作り行ってきた。
しばらく寝かせておいたのだが、今日出来具合を確認してみた。

20100608a

ジュースの紙パックを開いて、中から石けんの固まりを取り出す。
石けんと紙パックが張り付いてなかなか取れない部分もあるが、カッターを用いてメリメリ引き離す。

20100608b

取り出した石けんの固まり。
ラベンダーベースのいい匂いが辺りに充満する。

よく見ると表面はやや凸凹だ。
一部に気泡の名残も存在するが素人の手作り品だ。まあ良しとしよう。

20100608c

このままでは大きすぎて実用的でないため、三等分にカッターで切り分ける。
この辺もアバウトに目分量で切る。

まるで柔らかいチーズのようにヌヌヌ....と切れる。
まだ早かったかな?と一瞬考えるが、もう後には引けないのだ。
このまま作業を続行する。

20100608d

無事、3つに切り分けた。
一つはそのままの四角形で、一つは角を落として八角形に。残りはまた考えよう。

軽く洗って面と角をスムースに整える。
思ったより石けん自体がしっかりしており安心した。
紙タオルで水気をぬぐってできあがりだ。

20100608e 一見、こんにゃくっぽい

講師の方によると、ブルーポピーシードがスクラブになってよく泡立つとのこと。
確かに軽く洗ったときによく泡立った。
このツブツブが味噌らしい。

20100608f おまえツブツブやん

この石けんを見ていると堂本剛のつぶつぶハイチュウのコマーシャルを思い出す。
ま、そんなことはどうでもいいのだが。

せっかくなので泡でもつけて雰囲気を出してみよう。

20100608i

うーん、やっぱり難しいな(笑)。
今度はちゃんと準備してもう一度やってみよう

2010年6月 7日 (月)

M-Hexanon35mm/2.0

去年の今頃、いつものカメラ屋さんに中古で売っていたモノだ。
Summicron35mm/2.0ASPHがあったにもかかわらず購入してしまった。
ただ、M9が来るまでは殆ど防湿庫の肥やしになっていたレンズでもある。

今日は子供とM9を連れて近くの川を散策した。
もちろん、このレンズをくっつけてである。

20100607a 遠景
M9+M-Hexanon35mm/2.0

よく写るレンズだ。
解像感はズミ35mmASPHの方がいいかも知れないが、色乗りが結構好みな感じである。

しかしM9のAWBはどうなんだろう。
いいなと思うときもあれば、これはイカンと思うときもある。撮ったRAWを並べてみるとかなりバラツキがかなりある。
M9で撮るときはホワイトバランスはオートでない方がよいかも知れない。

20100607b 中景
M9+M-Hexanon35mm/2.0

逆光気味に撮ってもフレアやゴーストは見られない。

ちなみに私は付属のねじ込みフードはつけていない。
自分は写真を撮るとすぐにキャップを閉めてしまうクチなので、フードがあるとキャップを取り付けられないのだ。

その辺、ライカはフードがあってもキャップをつけられるので安心だ。
コニカは何でM-Hexanonにねじ込みフードを選んだのだろう?

20100607c 近景
M9+M-Hexanon35mm/2.0

F2.0の開放で近接撮影。
最短が70cmのために35mmでもそれなりに寄ることが出来る。

性能と使い勝手はかなり良い。
最新ズミクロン35mmとどっちを持ち出すか悩むところだが、フードの点でズミを選んでしまいそうだなあ。
もう少しそれぞれ持ち出して使い比べてみたい。

紫陽花を撮っているとき、隣でデジタル一眼を持つ人が器用にマクロ撮影しているのを見ると、本当にM9は「こだわりのカメラ」なんだなあと痛感する。

だが、惚れてしまったからには仕方がないのだ。
スティグマータみたいなものなのか。

2010年6月 6日 (日)

ノラ

実家のネコにはチェリーの兄弟であるトラ(♂)、クロ(♀)、そして弟の飼っているノンちゃんの3匹がいる。
チェリーを含め、いずれも私の部屋で生まれた由緒正しい(?)4匹のネコたちだ。

実は実家には、それ以外に外からやってきた居候のネコがいる。
それがノラだ。
私の父が名付けた。

20100606a_3
M9+M-Hexanon35mm/2.0

はっきり言って可愛くないネコだ。
見知らぬネコならば「シッシッ」と間違いなくやってしまうくらい愛嬌がない。

そんなノラでも父は非常に可愛がる。
ひょっとしたら我々の子供時代以上に可愛がっているのではないだろうか。

ノラはある日一人でひょっこりとやってきたのだ。
ガリガリに痩せた尻尾の殆どない小汚いチビネコだった。
チェリー達と同じ頃に生まれたのであろう。
しかし一回り以上に小さく、栄養状態が極めて良くないことは一目で分かった。

20100606c 尻尾が殆どない
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

チェリーの母が執拗に追い払っていたのだが、殴られても噛みつかれてもノラはチェリーの家族のそばに一緒にいた。
いつしか根負けしたのかチェリーの家族同然みんなで暮らすようになっていたのだ。

そんなノラを父はずっと見ていた。

私の父は幼い頃に自分の母を亡くした。
テレビでお涙頂戴の母親と死別するドキュメンタリーやドラマがあると、必ずチャンネルを変えるかスイッチを切ってしまう。
当時、我々子供達がブーブー文句を言っても、父は何も言わずただ黙っていつものように新聞を読みはじめる。

20100606d_2 子供の頃に何があったのか、警戒心がスゴイ
M9+M-Hexanon35mm/2.0

それと関係があるのか無いのかは知らないが、父は他のネコ同様にノラをとても可愛がる。
ノラは父にのみ懐いている。
我々兄弟や、母には決して近寄らない。

なので本当に可愛くない。
私の顔を見ると脱兎のごとく逃げ出すのだ。
そうなると鳴き声まで憎たらしい。

20100606b でも本当に汚いんです
K-7+MakroPlanar50mm/2.0ZK

だが、そんなノラでもここまで寄れるようなった。
本当に可愛い気のない顔なのだが、父に習って少しは可愛がってやろうと思う。

2010年6月 5日 (土)

離脱

先月よりスタッフの一人が体調を崩して戦線を離脱してしまった。
直に復帰できるとはいえ、今は残ったスタッフらと協力して何とか仕事をこなしている。

頑張っているスタッフ達には頭が下がる思いだ。
特に月頭には残業が入る。微力ながら私も手伝わせていただいている。

みんな。ありがとう。

今日は久しぶりのペンタックスの写真。

このところじっくり写真を撮れないので過去の写真を引っ張り出す。

20100605a

レンズはMakroPlanar50mm/2.0ZK。
最近はG2のタッチパネルに慣れてしまったせいか、K-7の手振れ率が増えた。
蚊がうるさいのでじっくり写真を撮れないのも原因の一つだろう。

20100605b

本当にK-7は手振れ補正とAFの改善があればすごいことになるのだが....。

ソニーのαはどうなのだろう。
ボディ内手振れ補正とAFはペンタックスと比較して優れているのだろうか。

2010年6月 4日 (金)

宿泊

先週末に友人宅に泊まりに行った。

外観とは裏腹に、屋内は檜をふんだんに使ったロッジ風の家だ。
なのでどうせ泊まるならと小型の一人用テントを持ち込んだ。

20100601a
E-30+ZD7-14mm/4.0

20100601b
E-30+ZD7-14mm/4.0

カメラはE-30を持って行った。
レンズは超広角のZD7-14mm/4.0とD Summilux25mm/1.4をチョイス。

すでにアルコールも入っていたため、うっかりISOを変えずに200のまま撮影していた。
シャッター速度は7-14mm/4.0で0.3秒だったがちゃんと撮れている。
いや、超広角とはいえE-30の手振れ防止は素晴らしい。

この時に先日のワインボトルをあけた。

20100601c
E-30+D Summilux25mm/1.4

Summilux25mmもISO200のままであったが、1/15秒を難なくクリアしている。
酔っぱらいでもちゃんと効果が出ているから大したものだ。

20100601d
E-30+D Summilux25mm/1.4

トゲトゲグラスで乾杯して、近所のスーパーで買い込んだつまみをいただく。
友人とこんな事をするのも久しぶりだ。
最近会うときは外で食べてばかりだったので、懐かしさも相まって昔の話に花が咲く。

途中、気になるソフトドリンクを取り出した。
スーパーで売っていたオレンジの飲み物だが、色がすごかったのだ。

20100601e
E-30+D Summilux25mm/1.4

パラディーゾというイタリアメーカーのアランチャータ ロッサだ。
いい水を使っている微炭酸のオレンジジュースというふれ込みらしい。

20100601f
E-30+D Summilux25mm/1.4

トゲトゲグラスに入れると結構はまる。
まさにガミラス星人の飲み物のようだ。

お味の方であるが「甘すぎる」。
上品な味なのだが、我々には濃すぎるようだ。炭酸で半分に薄めればちょうど良いくらいか?
ただこの味は子供が喜ぶかも知れないなあ。

夜も更けた。
まだ荷物の入っていないガランとした書斎を借りてテントを素早く組み立てる。
モンベルのムーンライト1型だ。

このテントはまだ実戦に使ってないので床を汚すことはないだろう。
テント内でLEDランタンを灯してしばし本を読む。

檜の香りが心地よい。

友人の寝息が聞こえてきた頃、私も眠くなってきた。
ランタンの明かりを消して自分もシェラフに潜り込む。

かなり楽しい1日であった。

2010年6月 3日 (木)

ライカと夕闇

先日、日が暮れたときにハイスピードレンズであるM-Hexanon50mm/1.2をライカM9につけて持ち出してみた。

すでに薄暗くなってきているのでISOは640まであげた。
開放で撮影しても1/10秒を切るので、シャッター速度優先にして速度を稼いで少し薄暗さを強調してみた。

20100604a_2
M9+M-Hexanon50mm/1.2

ホワイトバランスはオートであるが、色再現のイメージは結構あっていると思う。

ライカM9は気軽に取れる感じのデジカメだ。
これを持ち出すときは、あれこれとレンズを選ぶことはせずに1本勝負で出かけることが多い。

20100604c_2
M9+M-Hexanon50mm/1.2

M9では一眼デジカメと違ってプログラムシフトなどがない分、非常に分かりやすい単純操作でイメージに近い写真を作りやすい。
最小限の操作でそれが可能なのだ。

20100604b_2
M9+M-Hexanon50mm/1.2

余談だがライカのR6.2を使っていたときに、初めて露出の意味が分かったことがあった。
ライカからは色々学ぶことが多い。

2010年6月 2日 (水)

ライポン

先日、ライポンとは何ぞやというメールを友人から頂いた。

20100603a とにかくジッとしていない
G2+DG MacroElmarit45mm/2.8

ライポンとは地元で呼ばれている俗称で、オスが刺さないハチとして有名である。
正式名「コマルハナバチ」というらしい。
地域によってはキグマとも呼ばれている。
よく楨(ねずみもち)の白い花に集まっていることが多い。

20100603b
G2+DG MacroElmarit45mm/2.8

子供の頃は素手でつかまえた後、足を糸で縛り飛ばして遊んだ。
ハチはすぐに疲れて飛ばなくなってしまうが、今から考えると結構かわいそうなことをしたモノだ。

ライポンのメスはやや茶色がかっていて、こちらはつかまえると刺される。
変わった色のライポンだと思ってつかまえると、ギャッと刺されるのだ。

こちらはクマンバチであるが、こちらの正式名称は「キムネクマバチ」と言うらしい。
クマバチとも言われている。
コイツは刺すハチで、自分は殆ど近寄ることはない。

20100603c
G2+DG MacroElmarit45mm/2.8

今回、初めて撮影のために追いかけ回したが、クマンバチの方があまり人から逃げない。
ライポンはそばに寄るだけで大変である。

20100603d

15年程前に早朝どこからか入り込んだクマンバチに首を刺されて飛び起きたことがあった。
何かが首にブンブンたかるので、掌で叩いたところ刺されたのだ。
あまりの痛さに何事だと飛び起きたところ、枕元でブブブと転げ回る巨大なクマンバチを見て戦慄を覚えた。
尻から出る針を見て、なるほど Insect bites でなく Bee sting だと納得。

しかし、さすがはG2だ。
素早いライポンにもタッチパネルは健在で、ある程度はピントに追従している。
惜しむらくは日陰だったためシャッター速度がライポンの動きに追いつかず、ブレ写真を量産してしまったことか。

2010年6月 1日 (火)

E-30とハチと連写

今日は昼休みに緑地のサツキにハチが来ていたので、「コレは!」と飛んでいる虫を撮影する練習をしてきた。
要はE-30によるC-AF性能のチェックだ。

20100602a
E-30+ZD150mm/2.0

対象はライポン(キグマ)、またはクマンバチだ。

さて、E-30は高速連写は5コマ/秒を誇る。
これにレンズはZD150mm/2.0を選んだのであるが、後で気づいたのだがSWDではないためC-AFの追従性は壊滅に近かった。
高速なフォーカスを可能にするSWDがないため、ピンボケ画像の大量生産になってしまった。
自分の持っているフォーサーズの望遠はZD35-100mm/2.0と、このZD150mm/2.0しかないのでSWDが選べない。
取りあえず固定ピンなS-AFでハチの行動を追った。

ライポンは早すぎる。
1m強の距離を換算300mmのファインダーで追従するのは至難の業だ。
連射しても虫の移動が早すぎるのだ。
腕の悪さを虫のせいにしてはいけないのだが....。

20100602b_2 動きが読めないし速すぎる

20100602c 加速装置がついているんじゃないか

そこで動きがやや緩慢なクマンバチに撮影を切り換える。
緩慢とはいえ、ハチなので結構早い。
こちらも連射で撮るが、何とかファインダーで追従できる。

20100602d 飛び出すタイミングがつかみにくい

20100602e もっと花から離れて高く飛んで欲しい

20100602f そっち行きますか....

やはりS-AFではタイミングでピンに偶然ハチが飛び込んで来ないと不可能だ。

20100602g

本来、E-30というかオリンパス自身がC-AFをあまり得意としている訳ではなさそうだ。
なおかつ私の腕では飛翔する虫をC-AFできれいに撮るのは、相当運がないと難しいと言うことだろう。
実際に複数枚の高速CFカードがあればベストショット数枚は当たるだろう。
ただ、ゴミ写真が大量に生産される。

20100602h

本来の虫撮影もそうであろうが、腕がないとオリンパス機ではちょっときつい。
初めて飛んでいる虫を撮影したが、この辺はキヤノン/ニコンの独擅場であろうか。

20100602i

でも飛んでるハチ撮りは面白かった。
またやってみよう。

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