テントな一日
土曜の夕方に実家の庭でテントを張らせてもらった。
日曜の午後まで自宅には誰もいないので、たまには風でも通そうと広い庭のある実家に持ち込んでテント泊を計画したのだ。
すでに家のチェリーにはエサを与えてある。
明るいうちにささっとテントを組み立てて準備は完了した。
モンベルのムーンライト3型だ。
3人用であるが登山のテント泊なら大人2人が限度だろう。
しかし、今回はたった一人だ。
だだっ広くテントを使うことが出来る。
実家なので水は問題ない。
近所のスーパーで買ってきた食材をストーブで調理する。
厄介なのは蚊だ。
蚊取り線香を盛大に焚いてアンチモスキートバリアを張る。
アルコールも入ってほろ酔い気分だが天気が怪しい。
風を通すためにテントを張っだが、雨が降っては意味がない。
やはりポツリポツリと降ってきた。
雨もテントの醍醐味であるし、まわりもすでに闇夜に包まれているため今日はそのまま中で寝ることにする。
パラパラとフライシートを叩く音が聞こえるので、靴を濡らさぬように念のために前室と後室は閉じておく。
やや室温が高くなるが仕方ないことだ。
小型のLEDランタンを灯し、シェラフを体に掛けてテーブルと冷えたビール、つまみを用意する。
至福の時間の中、しばらく本を読んだ。
何かがメッシュシートを叩く音で目が覚めた。
いつの間にか寝てしまったようだ。
外は相変わらず雨音が聞こえている。
メッシュにライトを向けると二匹のヒキガエルが外にいた。
庭にこんなでかいヒキガエルがいたとは。
強烈なライトに驚いたのかカエルは闇夜に逃げていった。
ランタンを消してもう一度眠りにつく。
こんな週末も面白い。
まるで郊外にいるようだ。
通りの騒がしい車の走行音さえ気にならなければ
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