G2とモンシロチョウ
モンシロチョウに近づくのは難しい。
僅かに接近しただけでもパッと飛び去ってしまう。
シジミチョウは比較的寄ることも出来たのだが、モンシロチョウはそうはいかない。
DMC-G2+Leica DG MacroElmarit45mm/2.8
そんな中、接写が出来る蝶がいた。
つがいで飛び回っているが、一匹の動きはやや鈍い。
葉に止まったときに羽を見ると先日のシジミチョウの様にボロボロだ。
飛ぶことが出来なくなった蝶の末路は悲惨だ。
DMC-G2+Leica DG MacroElmarit45mm/2.8
先日のシジミチョウがいたところに、雌のシジミチョウが死んでいた。
あの羽が痛んだシジミチョウとはちがう。
花の上で事切れたのであろうか。
かわいそうであるが仕方のないことだ。
しばし冥福を祈りながら別の被写体を探し始めた。
おや、アイリスのつぼみの所に先ほどのモンシロチョウが止まっている。
だが動きがおかしい。
DMC-G2+Leica DG MacroElmarit45mm/2.8
よく見ると先ほど写真を撮ったモンシロチョウが、昨日のブログに写っている蜘蛛に喰われているではないか。
すでに蝶はピクリともしない。
顔を近づけると蜘蛛はエサを隠そうとつぼみの後に回り込む。
DMC-G2+Leica DG MacroElmarit45mm/2.8
調べたところ、この蜘蛛はササグモというらしい。
クモの巣を張らずに動き回って捕食するということだ。
すぐそばを先ほどのつがいの片割れが飛び回っている。
パートナーの羽を認識しているのか、なかなか離れようとしない。
こんな所にいてはお前も喰われるぞと思ったが、ここは自然の摂理に任せるしかあるまい。
片割れの行く末を案じながらその場を後にした。
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