イラガ大発生
毎年、実家の庭はGWから夏頃まではチャドクガの幼虫が大量に発生していた。
そのためここ数年は冬から春先まで椿の葉の裏についているチャドクガの卵を処分していたのだ。
その甲斐があって最近はポツリポツリと発生する程度で、毛虫が出たらその都度マメに処分をする程度で済んでいた。
さらに今年はチャドクガが殆ど出ないため楽観していた。
先日、母から草むしりをしていたところ、突然強烈な電撃痛に襲われて指がパンパンに腫れてしまったと連絡を受けた。
その時は地蜂(クロスズメバチ)が出たか?厄介だな。と考えて実家に赴いた。
母の腫れた指をデルマトスコープで見たところ、明らかに何かに刺された形跡がある。
庭に出て母が刺されたエリアを雪山用のプローブで探してみたが、蜂の巣はないようだ。
ふと、横に生えている柿の木に目がいった。
よく見ると柿の木の下には大量の小さい糞が落ちている。
柿の葉に目をやると変色した葉、喰われている葉、丸まっている葉が目立つ。
脚立を出してよじ登り、柿の葉を確認した。
驚いたことにイラガの幼虫が大量に発生している。
間違いなく母は落ちたコイツにやられたのだろう。
このような発生は今まで実家にはなかったことだ。
他の木を確認しに行ったところアケビもやられている。
まわりはイラガだらけだ
K-7+Carl Zeiss MakroPlanar50mm/2.0ZK
強烈な直射日光を浴びながらも元気に葉を食しているイラガ達。
もちろん葉の裏に張り付いて食べまくっている。
そのため構図が決めにくい
K-7+Carl Zeiss MakroPlanar50mm/2.0ZK
柿の木は高さがあるので兄弟に高枝切りばさみでの処置を頼んだ。
私はチャッカマンでアケビのイラガを処分する。
葉の隙間にレンズをつっこんでの撮影となる
K-7+Carl Zeiss MakroPlanar50mm/2.0ZK
チャドクガの時は面白いようにボトボト落ちるが、イラガは一匹の体積が大きいせいかなかなか落ちない。
落ちるとき葉の上をバウンドしながら落ちてくるので、自分の上に来ないようにかなり神経を使う。
倒れ込んだ事を想像するに恐ろしい
K-7+Carl Zeiss MakroPlanar50mm/2.0ZK
1日の処分だけで百数十匹は下らないだろう。
残りは業者にお願いすることにした。
いったいどうしたことだろう。
兄から話を聞くと去年も柿の木に数匹見たという。
このところの温暖化で虫の種類が変わりつつあるのだろうか。
それとも一時的な事なのだろうか。
しかしイラガは厄介だぞ。
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