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2010年8月

2010年8月31日 (火)

寝姿山

先日の続きである。

高根山登頂後、下る南方向に急斜面の防火帯がある。
まずはここを降りねばならない。

20100831a
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

雑草が生えてはいるが基本的には岩場のようだ。
足もとを確認しながら降りてゆく。

この程度なら楽勝であろうと降りていったところ、いきなり転けてしまった。
仰向けのまま、2mほどずり落ちた。
カメラはホールドしたので無事であるが、つんのめったら危ないところだ。
どうやら岩の上の草で滑ったらしい。
体も無傷で良かった。

20100831b 草がかなり厄介だ
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

ここは鎖場になっており、横を見れば太いロープがあるではないか。
この際、降りる速度は遅くなっても安全に行こうとグローブをはめてロープをつかみながら降りていく。

20100831c
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

ここは景色がいい。
天気も良いので遠くまでよく見える。
風景を楽しみながら、何とか下まで降りることが出来た。

20100831d ロープ場もここで終わり
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

ロープ場が終わるとすぐに標識とベンチがあった。
取りあえずここでいったん休む。

20100831f
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

20100831e
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

地図で見ると、ここから後はかなりフラットなようだ。
虫も増えそうな気配があるため、蚊取り線香を頭とお尻のダブルで焚いておく。

しかし、ここは最近人が通ったのであろうか。
徐々に道が獣道のようになってくる。
念のためコンパスで確認すると一応は南西に向かっているようだ。
方向は大丈夫だ。

20100831g
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

蜘蛛の巣も激しくなり、トレッキングポールで前をフリフリして取り除きながら歩いていく。
道を間違えたのではないかとツレと不安がり始めた頃に、人の歩いた形跡のある道に変わりつつあった。

20100831h
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

良かった。
もう一度さっきの防火帯を登るのはちょっと....と話していたところだった。
運が悪ければビバークか?なんて話も出ていたくらいだ。

しつこいアブがずっと我々に付いてくる。
重いカメラを持っていなければ、タオルではたき落としたいところだ。
アブの話題で盛り上がっているところで、再び標識が見えてきた。

20100831i
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

道が合ってあることで安心し、寝姿山方面に再び歩き始める。
蜘蛛の巣の多さは相変わらずだ。
相も変わらず、ポールをフリフリして歩いていく。

20100831k_2
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

20100831l
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

道幅が徐々に大きくなっていく。
蜘蛛の巣が激減してきた。
相も変わらずアブは我々に付いてくる。
耳をすませれば、かすかに重機の音も聞こえる。

しばらく歩いていると、徐々に生活音が増えてきたようだ。
電車の音や車の音、僅かではあるが確かに耳に入ってくる。
ようやく人のいるところに戻ってきた。

すでにしつこいアブは消えていた。
「アブに勝った」とツレと騒いでいたら、急に目の前が明るくなった。

20100831m
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

20100831n
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

突然ハイキングコースが終わった。
高根山山頂から約1時間半程かかって到着したのだが、途中ちょっと緊張したことがあったせいか、かなり長く歩いたように感じる。

砂利道をしばらく南方向に向かうと舗装された旧下田街道にでる。

20100831o
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

20100831p
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

道路向こうに標識が見えるので「白浜・寝姿山」方面に20mほど進むと、道路標識とミラーの間に南向きの登山道らしき蜘蛛の巣だらけの道が見えてくる。

20100831q 不安にさせる入り口
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

これが寝姿山への登山道入り口だ。標識は何もない。
自分は最初間違いかと思って入っていったが、途中からコレで正しいんだと確信した。
今回の山は疑っても入ることが正しいようだ。

20100831r
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

道がどの辺りなのかよく分からないが、取りあえず「らしい」所を進んでいく。
高根山同様に、トレッキングポールをフリフリして蜘蛛の巣を壊してしばらく進むと、道らしいところが現れる。

20100831s 蜘蛛の巣が苦手な人は先頭はダメかも
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

この道の蜘蛛の巣率は極めて高く倒木も激しい。
倒木のため、道を迂回せねばならない所もあった。
殆ど人が入っていないのではないかと思うくらいだ。

この激しい道も20分ほどで砂利道に出る。

20100831t もうポールが蜘蛛の巣だらけ
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

寝姿山まで後は砂利道を登っていくだけだ。
ここまで来ると歩くのは楽だ。
蜘蛛の巣がないのがありがたい。

20100831u_2 あぁ、道が楽だ....
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

この辺りは虫が豊富なのか、クモがまるまる太って巨大だ。
ポールに巻き付いた大量の蜘蛛の巣を解きながら、先ほどの巨大な女郎蜘蛛の話で盛り上がる。
20分経たないうちに寝姿山公園にたどり着いた。

20100831v コレが愛染堂
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

ここ寝姿山は、海から見ると女性が寝ているように見えるので、そう呼び名が付いたらしい。
ちょうど愛染堂の裏に到着し、近くの休憩所でひと休みをした。
汗だくになった服を着替えてさっぱりした後、公園内を軽く散策しかき氷を食べる。

20100831w
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

日もかなり暮れてきた。
そろそろ戻ることにする。

20100831x ケーブルカーは3分半で下に着く
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

宿に着いて、疲れた体を誰もいない温泉でゆっくりと癒やす。
体重計に乗ってニヤリとするが、きっとすぐ戻ってしまうのだろう。

温泉から出た後は部屋に戻ってお食事だ。
ここ清流荘は上げ膳据え膳だから気兼ねなく食事が取れる。

20100831y 運動後のビールは美味しい
EOS-7D+EF35mm/1.4L USM

夕食が始まり、最初はおきまりのビールでツレと乾杯する。
山の後のこの一杯、これが非常に美味しい。

20100831z コレは美味しかった
EOS-7D+EF35mm/1.4L USM

お品書きを見ると今日のメインは金目鯛のしゃぶしゃぶだそうだ。
山登りも、その後の食事も本当に楽しい。

2010年8月30日 (月)

高根山

伊豆蓮台寺にある標高343mのコンパクトな山である。
本来は天城山系を予定していたのだが、急遽野暮用で変更となる。

この山は伊豆下田にある有名な寝姿山に続くハイキングコースを持つ。
今回の夏休みにこのハイキングコースを満喫してきた。

お宿は蓮台寺にある清流荘を選んだ。

20100830a これは去年の写真
E-30+Leica D VarioElmar14-150mm/3.5-5.6 OIS

この宿は高級旅館として名が通っており、元カーター米国大統領お気に入りであったという。

20100830b
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

ここには25×10mの温泉プールもついており、冬に行くとプールから湯気が立っているのが見られる程だ。
子供も少なく、夜も静かに過ごせる品の良い宿である。
ここを拠点として夏休みを楽しんできた。

高根山は宿から歩いて徒歩15分ほどで入り口に着く。
途中コンビニで飲み物とビール、キャンディーを購入し、橋を渡って蓮台寺駅前でザックに積み込み登山準備をする。

20100830c
EOS-7D+EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM

ここから線路と川に沿って登り方向に歩き出す。
この時期のため、蚊取り線香と虫除けスプレーは必須だろう。

左手に最初の橋を見かけたら入り口はもうすぐだ。
小さい酒屋さんのある四つ角を右に折れると踏切が見える。
そこが登山道入り口だ。

20100830d 奥に見えるのが高根山
EOS-7D+EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM

20100830e 道の突き当たりから登山道
EOS-7D+EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM

入り口から歩くとすぐに大きなスズメバチが飛んできた。
慌てて友人と二人で元来た踏切に引き返す。
まあ一匹だけだから偵察であろうと再度チャレンジしたところ、今度は大丈夫であった。

20100830f
EOS-7D+EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM

入ってすぐに砂防ダムが見られる。
この辺りはまだ道も比較的フラットで歩きやすい。
ただ、木に囲まれているため湿度は高く、みるみる汗をかいていくのが分かる。

徐々に登坂がきつくなる。
やはりEOS-7Dはかなり重く、カメラの上に汗がしたたる。
まわりを見るとかなりの個体数のモンキアゲハがいる。

20100830g モンキアゲハ、アオスジアゲハだらけ
EOS-7D+EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM

虫はそれだけではない。やはり何匹かのアブが寄ってきた。
蚊取り線香が効いているのかいないのか、一応はまわりをワンワン飛ぶが刺してくる気配はなさそうだ。
ただ止まると一気にやられそうになるので、立ち止まらずにゆっくり登っていく。
重いカメラが振り子のように揺れてちょっと辛い。

20100830h
EOS-7D+EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM

所々に石仏が見られる。
歴史のある山らしく、丁目のかかれている古い丁目石をいくつか見かけた。

20100830i とにかくアブ対策はしっかりと
EOS-7D+EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM

しかし全く人に会わない。
超吸水タオルで汗を拭きつつひたすら登っていく。
所々に木が倒れたままになっている場所もある。

20100830j
EOS-7D+EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM

丁目石が十七を超えた辺りから急にまわりが明るくなってくる。
もう、頂上まで僅かなようだ。
道も徐々にフラットになり、しばらく行くと地蔵堂が見えてきた。

20100830k 外にスズメバチを一匹見かける
EOS-7D+EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM

かなりの数の石仏が安置されている。
この地蔵堂の外で氷を頬ばり、ひと休みをしてからすぐ隣にある高根山山頂へと向かった。

20100830l ここが山頂
EOS-7D+EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM

ようやく登頂だ。
登山道入り口からちょうど1時間程度で登ってこられた。
なかなか近くていい山だ。虫が多いが。

20100830m
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

伊豆の山並みが見られる。
本当は行く予定であった天城山系だ。
残念だが富士山は方向的に雲が多くて見られない。

20100830n
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

こちらは雲が少なくよく開けている。
伊豆白浜がよく見える。

この山頂で軽く食事をした。
ただ山頂部はかなり狭く、シートを広げると他の登山者が登ってきたときに迷惑になってしまう。

20100830o 私のポールが見えますね
EOS-7D+EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM

そこで地蔵堂の裏手にある開けた所に腰を下ろす。
ここにはアブやスズメバチも殆ど見ないが、念のために蚊取り線香は横に置く。
持ってきたビールやつまみで友人と乾杯した。

20100830p 山で飲むと本当に美味しい
EOS-7D+EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM

20100830q コールマンのツインボトルソフトクーラー

ところで話が変わるが、このコンパクトなソフトクーラーが素晴らしい。
ビール350ml2本と一緒に氷塊を入れてザックで運んできたのだが、ビールがキンキンに冷えた状態で飲むことが出来た。
本来は500ml×2本まで。おすすめです。

風が良く通り心地よい。
セミの鳴き声が響く中、しばし友人と談笑した。
1時間半程休んだあと、今度は寝姿山方面に下ることにする。
結局、我々以外に登山者は見られなかった。

もう一度山頂に立つ。

20100830r こちら側からやって来て
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

20100830s 向こう側へ下っていく
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

この山頂は南北に細長く延びており、山頂北方向に上がってきた我々は、今度は南の方向に下っていく。
ここから先は急な防火帯を下ることになる。
最近は人があまり入り込んでいないせいか、草がうっそうと茂っている。

ブーツをしっかりと結び、ショルダーハーネスを固定する。
重い一眼EOS-7Dは肩からストラップでたすき掛けにする。
さて、今回一番の難所である急な防火帯だ。

20100830t この電信柱の下がちょっと凄いことに....
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

それではとツレと気合いを入れ合って、寝姿山めざしてレッツラゴー!

2010年8月29日 (日)

EOS-7D雑感

結論から言うと夏山に持って行くカメラではない。
やはり重さが最大の欠点だ。

マイクロフォーサーズに比べるとレンズ一本の重量もあるため、複数本持って行く場合には相当な覚悟が必要になる。
もちろん市内の観光地を回るような旅であれば7Dもアリだろう。
だが体力に自信がなかったり、僅かでも軽量化したい時は素直に1kg以下のシステムにすべきだと感じた。

初回はEF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USMを、二回目はEF-S10-22mm/3.5-4.5 USMを選択した。
まずは初回のEF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USMである。

20100829a
EOS-7D+EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM

はっきり言ってかなりいいレンズだと思う。

噂通り写りがかなりいい。
ただ、山の中の薄暗いところだと幾分手振れが目立った。
オリンパスの手振れ補正に慣れていたせいなのか、異常な数のアブやブヨに刺されないようにしていたからなのかは分からない。
ひょっとしたら単に疲れて手がプルプルしていただけかも知れない。

20100829b
EOS-7D+EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM

逆光にも比較的強く、常用レンズとしては申し分ない。
なんと言ってもAFスピードが素晴らしい。
ただ、1~2枚にどこにもAFがあってない写真があったのだが、あれはどうしたことだろう。

20100829c
EOS-7D+EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM

問題は重さだ。
山歩きでは流れる汗がカメラに落ちて、マメに拭かねばならなかった。
カメラとレンズの重量があるため登山中揺れるボディが気になって仕方がなかった。

20100829d
EOS-7D+EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM

だがマイクロではAFスピードの遅さがかなり気になっていただろう。
それに今回マイクロを持ち込んだら、AFの遅さでピントの合う間に付きまとう虫に吸血されていた可能性もある。
「重さ」「AFスピード」どちらを選ぶか、悩みすぎて虻蜂取らずになりそうだ。

次にEF-S10-22mm/3.5-4.5 USMを写してみた。

20100829e
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

約16mm-35mmの画角を誇るレンズだ。
中央部は文句がないが、周辺域の流れが僅かに見られ、同部の解像度はあまり良くない。

20100829f
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

ZD ED7-14mm/4.0やLumix G7-14mm/4.0に比べるとやはりキヤノンの広角は弱い。
頻出という訳ではないが逆光によるゴースト、フレアも出やすいようだ。
ただディストーションは思っていたよりもかなりいい。

20100829g
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM

USMによる高速なAF、きれいな色調やコントラストなどキヤノンブランドだけある。
作りはプラスチッキーでありながらもしっかりしているが、この画角でありながら僅か385gという重量が素晴らしい。
広角ズームは場合によっては他社製を考えていたが、この性能ならば使い続けてみようと思う。

そしてEOS-7Dという本体。

高速で正確なAFに関しては文句はない。
高感度もAPS-CでありながらISO2000までなら自分的に全然OKだ。
さすがに3200あたりからは「あぁ....」となるが、ブログに出すサイズならば問題はない。

20100829h
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM ISO2000

20100829i
EOS-7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM ISO3200

7Dのポジションが問題だ。
この高性能マシンはガシガシ使いたいが総重量が問題で、持って行くレンズは普通2本までに抑えておきたい。
それは上記の標準ズームと広角ズームで決まりだろう。

余裕があればプラス1本、つまり3本くらいまでかな。
その場合は望遠ズーム、マクロ、ハイスピードレンズの中から選ぶことになろう。
もちろんTPOに合わせてであるが。
重いの覚悟で登山に持って行くならばEF-S10-22mm/3.5-4.5 USMのみ1本だけを選択するだろう。

すっかりマイクロで重さに対しては「腑抜け」にされてしまった

2010年8月28日 (土)

NOKTON25mm/0.95

旅も終わって夕方ようやく家に着いたのだが、知らぬ間にコシナからマイクロフォーサーズ用のマニュアルレンズが発表されていた。

ノクトン25mm/F0.95

20100828a_3

コレはちょっと素晴らしい。
換算は50mm相当でありF値が0.95という驚異の明るさを誇るハイスピードレンズだ。

同じタイプのレンズだとライカから発売されている超高額レンズNoctilux M50mm/0.95ASPH.がある。
フルサイズに対応しているノクチとマイクロのNOKTON25mmを一緒にするなとお叱りを受けそうであるが、注目すべきはフォーカシングレンジにある。

ノクチは1m、対してノクトンは0.17mだ。

つまり17cmまで寄れて接写に近い状態で撮影できるこのレンズの特徴は

・50mm/1.9相当のボケが作れる(35mm換算比較)
・接写
0.17mまで寄ることが可能
・F値0.95を誇るハイスピード撮影

を持っていると言うわけだ。
レンジファインダー専用のノクチでは17cmの接写は出来ない。

最大撮影倍率を見れば、1:3.9を示す。
35mm換算すればほぼクォーターマクロとでも言いましょうか、かなり寄れるレンズになる。

当然ピントはシビアであるためにMFアシストを駆使して撮影することに成るだろう。
ただ接写の場合、手持ちでいけるだろうか。
被写界深度を計算するサイトで確認してみると、開放では前方後方被写界深度がともに最短部で0.13cmと算出された。
まあ実機が出ないとなんとも言えないが、多少は絞らないと手持ちでの接写は厳しそうだ。

20100828c

全長70mm、フランジバックを考えてもレンズ先端から被写体まで10cm弱ほど。
ハーフマクロとほぼ同様の能力があり、絞りは10枚羽根虹彩絞りを持ち、重量は410g。
AFでなくMFと言うところが残念だが、AFがF0.95という開放値で素早くピントが合わせられるかという事を考えればMFでも仕方のないところだろう。
いつまでもジーコジーコやられるよりは、自分で決めた方が気分的にいいかも知れぬ。

と言う訳で、このレンズは自分にとってかなり「買い」です。
早速予約しなくては。

2010年8月27日 (金)

列車の旅の醍醐味

今、高校の友人と伊豆に一泊旅行に来ている。

20100827a

今回は私が予約/計画を担う幹事だったので強制的に電車の旅にした
選んだ電車はスーパービュー踊り子号だ。

関東近県で家族を持つ人ならだいたい知っているであろう、伊豆下田へ向かう有名な特急列車である。
この電車の売りはなんと言っても先頭車両の展望車だ。

20100827b
E-P1+M.ZD14-42mm/3.5-5.6

20100827c
E-30+Leica D VarioElmar14-150mm/3.5-5.6OIS

この席を子供達に取ってやると興奮するのがみられて面白い。
だがオヤジになった我々には、この列車の展望車には興味がない。
この列車を選んだ目的は別にある。
それは「個室」だ。

以前、新幹線にも個室があって時々利用していたが、今は寝台列車など特殊な車両を除いてはなかなか見つからない。

20100827d
EOS-7D+EF Macro100mm/2.8L IS USM

気合いを入れて往復で個室を取った。
僅か2時間半の短い旅ではあるが、人目の気にならないプライベートな空間で列車の旅を楽しめることは素晴らしい。

旅は日頃の環境から脱却できる「非日常」を体感することが出来る。
目的地だけではない。
行くまでの過程も同じくらい大切であると自分は思っている。

2010年8月26日 (木)

一時帰宅

先ほど帰ってきた。

EOS-7Dを使い色々撮影してきたが、やはりマイクロに比べるとかなり持ち運びはシビアだった。
だがレンズをある程度1~2本に数を絞り込めれば何とかなる。
登山にも使用できる軽量なウエストバッグを選べば何とかなりそうだ。
レスポンスや画像に対しては文句はないレベルだ。
ただ重量と体積が問題かな?

20100826 写真は本文と関係ありません
D700+AF-S ED24-70mm/2.8G

明日からは高校時代の友人との旅行に出発だ。
ちょっとハードスケジュールだが、気心の知れた友人だし温泉でゆっくりしてこよう。

少し落ち着いたら手持ちのEFレンズに対してレビューでもしようかと思う。
その頃には写真のデータもたまっているはずだ。

2010年8月25日 (水)

旅のお供に

絶対に本である。

出来れば文庫本、なければ趣味の本でも雑誌でもいい。
電車や飛行機で相方が寝てしまったとき、宿で寝る前のひとときにと本の活用性は高い。

前は数独にはまっていた。
特に飛行機は景色も見られないので、時間をつぶせる数独は最適だ。
鉛筆を忘れると大変なので、数独セットに2Bの芯入りのシャープペンと消しゴムが入っている。

一度機内で数独をやり過ぎてしまい飛行機酔いをしたことがあった。
私はあまり乗り物酔いをしたことがなかったので、コレには本当に懲りた。
以来、数独は控えめになって代わりに文庫本を持ち込むようになった。

20100825
D700+PC-E MicroNikkor45mm/2.8D ED

だが実際に本は忘れてしまうことが多い。
そんな時は現地調達となるのだが、旅先に本屋がないと大騒ぎだ。
わざわざ市街地まで交通機関を利用して買いに行かねばならない。

だから忘れたときは駅で早めに購入する。
本の種類はかまってられない。
ある時、発車時刻が迫り慌てて表紙を見ずにタイトルだけで購入したら官能小説だったこともあった(笑)。

もちろん旅先では人との会話が第一であるから、あくまでも自分一人だけの時間が来たときに読むのが当然である。

2010年8月24日 (火)

旧友

先日、小学校の時の友人と会った。

彼とは小学校時代の釣り仲間で、海川問わず色々なところに一緒に釣りに行ったものだった。
当時は非常にマイペースな人柄であったことが印象深い。
仕事の関係でたまにチラリと見ることはあったが、話すことは殆どなかった。

そんな折、私の職場で彼の仕事を頼む機会ができたので、ゆっくりと友人と話してきた。
彼は小学校時代と変わらない話し方をしている。
話す単語の並べ方やイントネーション、仕草まで殆ど昔のままだ。

20100824
D700+PC-E MicroNikkor45mm/2.8D ED

人はこれほどまで当時の雰囲気を残しているのか。
すでに30年以上は経過しているのに。

変わったところと言えば、当時ふっくらとした体型がスリムになってがっちりとしている。
打ち合わせも終わり、彼はそそくさと帰る支度を始めた。

小学校を卒業してどのような人生を歩んできたのか、まだ釣りはしているのか、聞きたいことはたくさんあったのだが、彼は昔のように用事が終わると挨拶もそこそこに帰って行った。

また聞きそびれてしまった。
当時と全く同じことを自分は繰り返している。

と言うことは、私もあの頃と変わっていないということか。

2010年8月23日 (月)

夏休み

いよいよ遅い夏休みだ。
明日から大学時代の友人と2泊で遠出をする予定になっている。

そのためまたブログの公開日時を指定してから出発する。
今までのところ上手くいっているようだが、いつ失敗するかちょっとだけ不安だ。
ノートPCを持ち出せばよいのであろうが、多分宿でお酒飲んで更新できない可能性の方が高い。

20100823
D700+PC-E MicroNikkor45mm/2.8D ED

さて、目下の問題は旅に持って行くカメラだ。
本命の小型軽量のマイクロフォーサーズか、先日購入したばかりのEOS-7Dか。
はたまたライカM9とかX1とかDMC-FT2なんてのもあり得る。

ここは重いのを覚悟で、まだテンションの高い7Dにしようかな。
直にこんなに重いセットを旅行に持ち出すのは嫌だとかなりかねないし。
今のうちかな....?

でも逆に惚れ込んじゃったりして....?

2010年8月22日 (日)

EOS-7D使い初め

先日は時間切れで実写が出来なかったので、早速始めてみる。
バッテリーもすっかり満タンだ。

と、その前に7Dのファームアップをしておこう。
Ver.1.2.1を1.2.2に切り換えだ。

20100822a_3

オリンパスはボディをパソコンとケーブルでつないでファームアップしないといけないので非常に面倒だった。
よくケーブルをどこにしまったか忘れるので、ボディやレンズを接続するときに大騒ぎになる。
その点、キヤノンはCFカード上でアップできるので優秀である。

無事にファームアップも終わり、早速実写となる。
レンズはEF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USMとEF50mm/1.2 L USMを選ぶ。
まずは標準ズームから。

20100822b AFポイントも正確だ
EOS-7D+EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM

速い!
確かにAFは鬼のように速い。

20100822c_2 これでISO3200なのだから恐れ入る
EOS-7D+15-85mm/3.5-5.6 IS USM

面白いようにスパスパとピントが合う。
これはキヤノンに脱帽だ。
EOS-7Dにして良かった。

次にEF50mm/1.2L USMを取り付けてみる。
EF50mm/1.2L USMはピントの精度に問題があるような書き込みをよく見る。

20100822d 開放ではあっさり風味
EOS-7D+EF50mm/1.2L USM

実際はどうだろう。
自分が思うに、かなり精度は高いと思われる。

20100822e オリンパスレンズとはある意味相当違う
EOS-7D+EF50mm/1.2L USM

ボケの具合もきれいだし、ポートレートレンズとして使えそうだ。
ただ、やはり開放では相当コントラストが落ちる。
でもこのレンズ、気に入りました。好みです。

このレンズにはND2フィルターが取り付けられている。
意味はなく、ただ単にプロテクトフィルターがなかったので代用しているだけだ。

20100822f

重量はあるが、素早いAF速度と精度を満たしている7Dは満足いく出来映えだ。

数の出ている一眼デジカメだから、今更ボディーのレビューを書いてもすでに語り尽くされていると思うので割愛しておこう。

あえて一言いうならば、軍艦部の液晶バックライトはオレンジ色だ。
10Dと同じだったかな?

20100822g

ブルーでなくオレンジなのが、APS-Cを使っていることを否応なしに思い知らされる。

最後にもう一つ。
RAWのファイルサイズ25MBってなんだ?

2010年8月21日 (土)

来た来た

早いものでもう一通りの機材が届いた。
取りあえずは残っているフォーサーズ機で撮影する。

20100821a

早速箱から出してEOS-7Dのグリップを握ってみた。
ちょっと重い。

20100821b_2

取りあえず液晶保護フィルムを貼っておく。
いつも新品のデジカメを買ったときの儀式でもある。
何故か気分的に安心するのだ。

20100821c_2

まずはレンズキットのEF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USMを取り付けてみた。
かなり重いんですけど。

20100821f_2

困った。
予想以上に重量を感じる。

最初のインスピレーションは大切で、そのカメラを使うときの深層心理に深く刻みこまれる。
E-30+ZD ED14-35mm/2.0SWDより重く感じるのは何故だ?
重量は分かっていたつもりでも、実際に持った感じはフルサイズD700張りの重さではないのか。
付属のレンズキットでコレだから、単焦点は思いやられそうだ。

20100821d

AF性能を確かめたいので、すぐさま充電を開始した。
その間に箱から次々とレンズを取り出す。
この中で使ったことのあるレンズはEF35mm/1.4L USMである。

近いうちにニューリアルする噂も流れているが、されたらされたで仕方がない。
軽くなったら買い換えもあり得るが、しばらくは付き合おう。
それ以外のレンズは初めてのモデルか、一代前のモデルを使っていた。

20100821e

バッテリーがまだ充電されていない。
AFの確認は後日になりそうだ。

2010年8月20日 (金)

現状は....

マウントが少し片付いたので結果的に良かったのかも知れない。
フォーサーズは一部残したので、実質ペンタックスからキヤノンに変わっただけのようだが、フォーサーズのメインシステムを切り換えたので大幅にレンズが減少した。

防湿庫が凄くすっきりしている

●フルサイズ
 ライカMマウント(M9)

20100820n

レンジファインダーのためにボディ及びレンズ群は軽く極めてコンパクトである。
ただカメラの特性上レンズは単焦点のみであり、且つ接写は非常に苦手とする。

大きくボカすのであれば一眼レフがよろしいが、フルサイズ一眼レフはボディ・レンズともに重量がかさばってしまう。

ズームが使えないために、使い勝手はあまりよろしくない。
しかしそのコンパクトさ、レンジファインダーを使う面白さなどライカM9の魅力は高い。
今日はライカだと割り切ってレンズを1~2本に抑えて出かけるのも楽しい、フルサイズセンサーを搭載したカメラだ。

●APS-C DSLR
  キヤノンEFマウント(EOS-7D)

20100820r

このポジションはペンタックスから変わったものだ。
今まではフォーサーズがDSLRのメインであったが、先行きが不透明になったため思い切ってEFマウントのキヤノンにメインを切り換えた。

ペンタックスを続けなかったのはAF性能と手振れ補正に不安があったためだ。
キヤノンを選んだのはオリンパスとレンズのズーミング方向が同一であるためすんなり移行できそうであったこと、そして過去にメインで使っていた事があるのでリスクが少ないと思われる。

●フォーサーズ
 4/3マウント(E-1)
 マイクロ4/3マウント(DMC-G2)

20100820p 20100820o

フォーサーズは完全に切った訳ではなく一部のレンズを残している。
色合いの好きなE-1ボディと松の標準ズーム、換算50mm/1.4の2本だけでしばらく地味にやっていこうと思う。
9月に発表になるE-3後継は購入するが、状況によってはこのマウントをやめる可能性がある。

ボディ・レンズのコンパクトさが強力な武器であるマイクロは引き続きミラーレスのメインで使っていく。
登山などでは鬼のような使い安さを誇るが、防塵防滴ボディ・レンズがないのが玉に瑕だ。

ミラーレスはまだ、これからのカメラであろう。
マイクロフォーサーズにしてもソニーのNEXにしても、これからミラーレスがどういった方向に向かうのか楽しみである。

このことからフルサイズはちょっとした散歩。
APS-Cはボケを重視した家族撮り、ちょっとした旅行に使える。
マイクロは釣りや登山や旅行、ちょっとしたお供にといい感じだ。

20100820m
1DMk2+EF85mm/1.8 USM

さて、実際に使い分けることが出来るのか?

久しぶりのキヤノンが楽しみで仕方がない。
なんかしばらくキヤノンばかり使ってしまいそうだ。
はやく7Dが来て欲しい。

2010年8月19日 (木)

期待と不安

メインであったフォーサーズを処分して新しいDSLRのシステムを作り上げる。
コンセプトはすでに決まっている。
軽量化とAF精度だ。

最有力候補はキヤノンのAPS-C一眼、EOS-7Dを考えている。
過去にも使ったことのあるEOSシステムだ。
AF性能を最重要視しているため、50DやKissは考えていない。
レンズは当然、小型軽量のEF-Sレンズを選択することになる。

さて、すでにキヤノンのレンズは手元には存在していないために、新しいレンズシステムを構築せねばならない。
今、考えているのが以下のレンズ群だ。

●広角ズーム:EF-S10-22mm/3.5-4.5 USM
20100820j385g

●標準ズーム:EF-S15-85mm/3.5-5.6 IS USM
20100820f575g

●望遠ズーム:EF70-200mm/4.0L IS USM
20100820h 760g

●単焦点:EF35mm/1.4L USM
20100820i 580g

●単焦点:EF50mm/1.2L USM
20100820g 580g

●マクロ:EF100mm/2.8L IS USM
20100820e 625g

これであらかた自分にとって必要な機材は揃うと思う。
EOS-7Dの重さが800g強あるので、レンズ込みの重量を重くても1.5kg程度までに抑えておきたいところだ。
望遠ズーム70-200mm/4.0は、7Dとの組合せで1.5kgをややオーバーするが仕方がない。

20100820d
10D+EF24-70mm/2.8L USM

キヤノンのEOSシステムは過去10年程使用していた。
使い勝手は多分大丈夫だろう。
オリンパスともズームリングは同一方向なので混乱することはない。

20100820c
10D+EF70-200mm/2.8L USM

キヤノンを使うことでのストレスは、レンズのピント精度がイマイチのことだった。
合焦はする。だがレンズでピンボケすることが多く、初めは手振れかと思い三脚固定で撮影したが結果は同じだった。
そのためレンズによってはサービスセンターに送らねばならないのだ。
コレが面倒で非常にストレスを感じていた。

20100820b
1DMk2+EF24-70mm/2.8L USM

だかEOS-7Dにはレンズ別のアジャスメントが設定可能なので一安心だ。
他にも秒間7コマの連続撮影や、オリンパスでは考えられない程の高感度撮影が可能である。
ただAPS-C画素に1800万は多すぎないだろうか。
オリンパスで高感度ノイズに怯えていたので、画素が増えると不安が頭をもたげてくる。高感度貧乏性になってしまったのか。

20100820a
1DMk2+EF28-70mm/2.8L USM

実際に7Dを使用して、必要になったら標準ズームにEF-S17-55mm/2.8 IS USMを加えようかと考えている。
だが、今は上記レンズ群で様子を見ていこう。
お昼になったらいつものカメラ屋さんに行ってEOS-7Dを注文してこよう。

オリンパスに比べて以前のキャノンは広角が鬼門だったが今は大丈夫かな?
広角ズームの出来が心配だ。

2010年8月18日 (水)

さらばフォーサーズレンズ

ZD ED8mm/3.5FISHEYE
ZD ED7-14mm/4.0
ZD ED14-35mm/2.0SWD
ZD ED35-100mm/2.0
ZD ED150mm/2.0
Leica D VarioElmarit14-50mm/2.8-3.5OIS
Leica D VarioElmar14-150mm/3.5-5.6OIS
Leica D Summilux25mm/1.4

これが今持っている自分のフォーサーズレンズだ。
この中で、ED14-35mm/2.0SWDとD Summilux25mm/1.4の2本は残そうと考えている。

何というか今まで色々なメーカーのレンズを使ってきたが、他のレンズでは味わえなかった「何か」をこの2本は持っている気がする。
手放すには非常に惜しいと感じたのだ。

使うボディは当然9月に発表される最後のフォーサーズカメラと言われている機種を選ぶ。
それまで撮影はお預けだ。
なぜならE-30もE-1も全て手放すからだ。
まあ仕事で時々使うE-620+ZD35mm/3.5Macroがあるので、実際は何とかなるのだが。

Imgp0753

ZD14-35mm/2.0SWDはオリンパスが最後に出した松レンズであり、最新光学設計と通しでF2.0という明るさ、そしてSWD搭載というフォーサーズ最強の標準ズームだ。
重量も900gと最強である。
作り込みがハンパでなく、かなり気合いを入れたなと分かる一品である。

20100819a
E-30+ZD ED14-35mm/2.0SWD

写りはさすがという他に言葉は見つからない。
ボケでこそ換算28-70mm/4.0になってしまうが、F2.0でシャッターが切れる標準ズームの強みは他社ではあり得ない。
開放であってもボケの口径食が目立たず、高コントラストな画質を出してくれる。
NDフィルターを多用して開放で撮影ばかりしていた。
惜しむらくはオリンパスのボディセンサーがイマイチであったことか。

Imgp0744

Leica D Summilux25mm/1.4はフォーサーズでありながら、他社の50mm/1.4比べて大型で重いというパラドックスなレンズである。
しかし、このパナソニック製ライカブランドの巨大な前玉を見ているだけで凄そうな写真が撮れてしまうのではないかと思ってしまう。
実際、写りも好みである。

20100819b
E-30+Leica D Summilux25mm/1.4

ZD14-35mm/2.0と同様、口径食はきれいな円形を保っており、開放から使えるこのレンズは絞って使うのがちょっともったいない気にさせてくれる。
色は自然な感じだが、やや軽く暖色系が入っている気がする。

この2本のレンズは撮影モードをA(絞り優先)にしていつも使用している。
開放で撮るのがとても気持ちいい。
フォーサーズをメインで使うことはもうないであろうが、時々はこれらのレンズを使ってE-3後継機で撮影していきたい。

明日の木曜日にこの2本以外のレンズ群、そしてボディとお別れだ。
開放から使えたフォーサーズは良かったなあ。
移行予定のキヤノンはどうだろう。
前は開放にするとコントラストが落ちた気がするけど、今の光学設計は大丈夫なのかしら?

2010年8月17日 (火)

元鞘(MOTOSAYA)

要は「元の鞘に戻る」ということだ。

カメラ趣味が高じて、色々なメーカーを渡り歩いてきた。
キヤノンから始まってライカ、ニコン、オリンパス、パナソニック、ペンタックス。
まだ首をつっこんでいないのはソニーくらいだろうか。

20100817a_2

キヤノンがフィルム時代を含めて一番長かった。
長年付き合ったEOS-55からフラッグシップのEOS-1Vへ買い換えたとき、あの海坊主とも言われた撫で肩デザインに心底惚れた。
横目で強敵だった無骨なニコンF5を見つつ、1V(1VHSではない)は連写は負けるけどコンパクトさで有利だと思っていた。
私は軽さこそ機動力こそ武器と考えていた。
しかしF5のシャッター音を聞いたときに、いつかはニコンのカメラを使ってみたいとも感じていたのだ。

20100817b

当時私にとってのキヤノンのアドバンテージはイメージスタビライザーを搭載してある他社には見られないレンズ群だったのだ。
デジタル化が始まっても、しばらくはひたすらフィルムに固執していた。
しかし、キヤノンの廉価な一眼デジカメEOS10Dが発売になったとき、フィルムを捨ててデジタルに飛びついたのだ。

20100817c

10Dは焦点距離1.6倍換算しなくてはならないAPS-Cセンサーを搭載していた。
そのアドバンスドフォトシステム(APS)ライクなカメラに多少とまどいつつも、鮮やかな色調のデジタルフォトにのめり込み、直にレンズ換算も慣れていきAPS-H機、フルサイズ機とEOSシステムは大型化、高画素化していった。

そんな折、ニコンから廉価な超高感度撮影可能なフルサイズD3が発売されるという。
この頃にはニコンにもVRという手振れ補正を搭載したレンズが存在し、手振れ補正レンズはすでにキヤノンの独擅場ではなくなっていた。

20100817d

この時に自分は使い慣れていたキヤノンを捨てて、以前から気になっていたニコンシステムをD3を中心に組み上げたのだ。
ニッコールレンズの評価は高い。
ピントの合った所は好みのカリカリに表現され、ピントズレの不具合で悩まされ続けたキヤノンレンズからの脱却は成功だったと思っていた。

ニコンシステムも徐々に重量級と化し、AF-S200mmVR/2.0Gなどレンズだけで3kgを超えるモノまで組み入れた。
この頃から重いレンズに対してはかなり否定的になっていく。

20100817e

そしてD700というニコン版EOS5Dが発売になり、そのコンパクトさと軽量さからレンズ自体も軽量化しようと考えた。
だがボディ本体で1kg近くあり、フルサイズセンサーを最大限に生かす高性能FXレンズ群は巨大であり重量もあった。

ここで自分は小型軽量をうたうフォーサーズへと移行していくのだ。
実際はフォーサーズレンズも松レンズを購入して重量化してしまったが。

さて、前置きが非常に長くなってしまったがフォーサーズ自体の存続が危ぶまれることになった以上、新しいDSLRを考えなくてはならない。
自分が色々なメーカーを使ってきた中で何が一番ストレスを感じたかというとAF性能だ。
AF性能が低いとシャッターチャンスを逃す確率はかなり高い。

使用してきたカメラメーカーの中で、自分なりの使い方でAF性能の信頼の高いメーカーはキヤノンだった。
ニコン機でAFが迷ったとき、オリンパス機でAFが迷ったとき、いつもキヤノンだったらと一瞬感じていたのだ。

だからもう一度キヤノンに戻ろうと思う。
しかし重いフルサイズには戻らない。
レンズの軽いAPS-C機だ。

20100818f

DSLRのターゲットはEOS7Dに定めようと思う。
重量はAPS-Cなのに820gと笑っちゃう程重いが、この820gの中に最新AF性能のキモが入っているのならば受け入れよう。
そしてその分、レンズで軽さを稼ぐのだ。

フォーサーズは2本のレンズだけは残しておこう。
使っていて気持ちのいいレンズがある。
そのレンズを今度出る最後の新型フォーサーズ機に使ってみようと考えている。

2010年8月16日 (月)

Leica X1と散歩

とにかくAPS-Cのセンサーサイズを搭載しながら小型軽量であるという点が最大の長所だ。
この際、ズームがないとかAFが遅いとか野暮な話はやめよう。
ズームでないということは単焦点レンズだ。外付けファインダーも使えるじゃあないか。
AFが遅い?MFに比べれば楽じゃあないか。

20100816a

何事も前向き志向で行こう。
Leica X1はそんな気分にさせてくれるカメラだ。

20100816b
Leica X1

Leica X1のAWBが思ったより良いようなので購入後に河原でAWBとビューファインダーの使用感を確認してきた。
今回は全てAWBで撮影してきた。

20100816c
Leica X1

Leica X1の欠点の一つに、メニューを開いたり画像を再生したりするために電源を入れるのだが、その時にその都度レンズキャップを外せと言うメッセージが現れる。
キャップを取らないと次のステップに進めないのだ。

20100816d
Leica X1

これが非常に面倒くさい。
電源を入れるたびに必ず外さねばならない。
D-Lux3/4では、そのようなことはなかったはずだ。
結構ストレスになんですよね、コレが。

20100816e
Leica X1

土曜日は仕事の関係で3時過ぎに家を出て、ファインダーを購入してから散歩に出かけたためすでに時間は5時を回っている。
散歩コースの多摩川はすでに夕方モードに入っているようだ。
突然ゲリラ豪雨に襲われたりとアクシデントはあったが、そんな中でもLeica X1はよく動いてくれる。

20100816f
Leica X1

尚、X1は防滴構造ではないため、コンデジなのにそれなりの値段のせいで雨にはかなり神経を使わされた。

先に述べた欠点と合わせてストレスのたまるコンデジである。
でも撮影していると楽しいカメラだ。
AWBの具合も思ったより良さそうだし、ちょいとその辺に出かけるときにはG2+G20mm/1.7と悩むところだ。

2010年8月15日 (日)

Leica X1とコシナ35mm ViewFinder M

土曜日の午後にいつものカメラ屋さんで引き取ってきた。

20100815b_2

コシナから発売されている35mmビューファインダーM(シルバー)だ。
ライカ純正がいつ手に入るか不明だったので、やむなくサードパーティー製にした。

純正と異なる点は焦点距離と形状、そして質感だ。

20100815i_2

まず焦点距離。
ライカ純正は36mmとX1の換算画角と同一になっている。
対してコシナは35mmである。
ま、この画角での1mmなど自分は全く気にしないのでここは華麗にスルーしたい。

20100815d

次に形状。
純正は四角い形状のファインダーであるが、こちらは円形だ。
この辺は好みがあると思う。
私は初めての円形のビューファインダーなので新鮮さがある。
自分的にはグートだ。

20100815e

そして質感。
X1のライカ純正は表面がプラスチッキーであるらしい。
こちらのコシナは表面が冷たい金属質感でズシリと来る。
この辺りも好みの問題だろう。
自分は好きです。

20100815j

ファインダーを覗いた感じは非常に見えやすい。
まあ、いつものコシナのファインダーと変わらない感じだ。
ライカ純正はどうなのだろう。
今回は比較できないのでコメントはしづらい。
ただM型ライカの純正ファインダーとコシナファインダーを比較した時に、著明な差があると感じることは自分的にはない。

20100815g

接眼時もポジション的には問題ない。
飛び出しすぎてたり、引っ込みすぎてたりして「あっ....」となることはない。

前回のオリンパス製外付けファインダーのVF-1は、足の部分がプラスチックでX1への装着が固くて困難を極めたが、コシナ製に至ってはごく自然にスムースに装着できた。

20100815c

バランス的にはどうだろう。
意外と良いのではないだろうか。

20100815f

メニュー画面から外部ファインダーをONにする。
するとピント合焦時にシュー横のLEDが光るようになり、ファインダーを覗きながらも合焦を確認できるというわけだ。

尚、当然ながらどこにピントが合掌したか外付けファインダーを覗きながらでは分からない。
そこでフォーカスを11点から1点に変更し、中央部での合焦のみに切り換える。
ピント合焦後はシャッター半押しでフレーミングすればよい。

問題はマクロなどの至近での撮影だ。
被写体までの距離が最短だと、ファインダーフレームの下床に近いところがAFポイントになる。
まあ、そんな時は液晶ファインダーで確認すればよいか。

20100815h

それなりに気に入りました。
これは常備アイテムですね。

2010年8月14日 (土)

あるマウントの終焉?

いつものカメラ屋さんから頼んでおいたファインダーが来たと連絡があった。

20100814_2

Leica X1に取り付ける予定の35mmビューファインダーだ。
Leica純正のファインダーが手に入りにくいため暫定的に注文したものだが、多分これメインに使うことになりそうな予感がする。

さっそく土曜日に取りに行こうと思う。

ところで某ブログで次期フォーサーズ機のFT4スペックが載っていた。

・外観は3インチ?液晶サイズを除いてE-3とほぼ同じ。
・動画撮影可能で画素は据え置き。
・その他の詳細は不明で何もなさそうとのこと。

やはりフォーサーズは終わりを迎えそうだ。
自分はメジャーなモノよりもややマイナーなモノを好む傾向があるが、それはマウントの終わりに遭遇する可能性を含んでいる。

マウントの終焉を迎えるのはこれが初めてではない。

つい去年にライカRマウントの終わりをダイレクトで味わった。
使用マウントの連続終焉は結構こたえるものだ。

本格的にDSLRの後継メーカーを考えなくてはならなくなった。
安心のメジャーDSLRで行くか、こだわりのマイナーDSLRで行くか。
いや、そもそもDSLRにこだわらずにマイクロだけで行くという選択もある。

しかしオリンパスの一眼レフボディ内手振れ補正は絶品であった。
これが失われるのは非常に惜しいのだ

2010年8月13日 (金)

留守番

今日は自宅に誰もいない。
チェリー以外に誰もいないのだ。

家族は水曜日から九州に旅行に行っている。
私はお留守番だ。

子供の塾の夏休みと私の夏休みが上手くリンクしなかったので、せめて少しは楽しんでこいと嫁さんの母親も一緒に旅行プランを作った。

しかも行ったその日に台風4号が九州を直撃した。
現地ではかなり大変だったらしい。
今は台風も過ぎ去り楽しんでいるとちょくちょく連絡が入る。

20100813
E-30+ZD35mm/3.5Macro

仕事から帰ってくるとチェリーはずっとそばに付いている。
ネコも不安なのだろう。
いつもはベッドの足もとで寝るのだが、昨日から私の枕元で寝ている。
明日に家族が帰って来るから心配するなよ。

たまに寝ているチェリーがビクッとしてspasmsの様な反射を起こしている。
病的ではなさそうだ。
夢でも見ているのか?

2010年8月12日 (木)

ネコまんま

最近、ネコ好きな人達とネコの話をしていると「あれ?」と思うことが多い。

みんなのネコは小食で好き嫌いが多いらしい。
ネコはそんなモノなのだろうか?

うちの家猫チェリーは非常にがっついていて、与えられたエサは全て完食している。
猫エサを嫁さんからもらっても、食べ終わった後に私の所に来て「まだ食べてないからエサくれよ」という鳴き声を出す。

最初のうちはよく騙された。

20100812a_2
Leica X1

ネコは実際は小食なのだろうか。
始めて飼ったネコが大食らいのせいか、標準的なネコの食事量が分からない。

何故がっつくようになったのか。
元が野良猫だからだろうか。
母ネコに食べ物はあるうちに腹一杯食べておけと教わったためだろうか。

20100812c 強烈な母ネコだった
DMC-G1+Leica D Summilux25mm/1.4

チェリーの母親ミケちゃんはそれはそれは立派な野良猫で、チェリーには野良たる生き様を徹底的に仕込まれた可能性はある。

20100812b_3
Leica X1

ゴミ箱をあさる姿などは、ある意味完成の域に達しているのではないだろうか。
もちろん、我が家では決して許される行為ではないのだが。

2010年8月11日 (水)

ZD150mm/2.0とセミ

今日は久しぶりにフォーサーズの望遠レンズであるZD150mm/2.0を持ち出すことにする。
当然、ボディは手振れ補正搭載のE-30をチョイスした。
最近は軽いレンズやマイクロが多かったので久しぶりの重量級レンズはかなりこたえる感じだ。

20100811c
E-30+ZD150mm/2.0

今日はいつもに比べると気温が低い。
空には雲が多いようだ。

近所の公園で被写体となるものを探した。
ZD150mm/2.0はフードを外していれば巨大な望遠レンズにならないので、自分の中ではギリギリ街中でもOKなレンズと勝手にとらえている。

公園にではセミが騒がしく鳴いているので、セミを被写体として選ぶ。
ジージーミンミン鳴いているがなかなか見つからない。

ZD150mm/2.0は最大撮影倍率が35mm換算で0.26倍なので、セミのサイズから考えると結構寄らねば大きく撮影できない。

20100811a
E-30+ZD150mm/2.0

ようやく一匹見つけるがアブラゼミだ。
しかもアングルが良くない。
出来ればミンミンゼミがよい。
などと要求が多いが見つけられただけ良しとしよう。

20100811b
E-30+ZD150mm/2.0

しかし、このレンズはピントの合焦率が良くない気がする。
ただでさえ蚊の多いところなので、じっとしたまま何回もピントを合わせていると腕や首などの露出部位が大変なことになってしまう。
次期E-3後継機ではその辺りの改善に期待したいところだ。

20100811d
E-30+ZD150mm/2.0

フォーサーズで大きくぼかす事の出来るレンズである。
しかしレンズのみで約1500g、ボディと合わせれば2kgを超える重量は手軽に持ち出すにはややきつい。

20100811e_2
E-30+ZD150mm/2.0

もし、フォーサーズが消えゆく運命であるならば、一眼レフシステムを再考しなければいけないかも知れない。
フルサイズはシステムの重さから否定的だ。
やはりAPS-Cで考えるべきなのか。

ペンタックスはレンズも軽くていいのだがAFがなあ....。

ペンタックスK-5は1600万画素センサーと新しいAFシステムを採用?
(デジカメInfo)

この噂が本当ならばK-7からK-5に買い換えるのも一つの選択かな。
ただ手振れ機能もアップして下さい。本当に....。

2010年8月10日 (火)

二人旅

土曜日は友人にヤマトDVDを渡した後に食事を兼ねて飲みに行き、そこで毎年恒例となっている夏休みの旅行の話題が出た。

20100810a_2
EOS-1DMark2+EF24-70mm/2.8

毎年夏休みは、高校時代の友人4人組そろって家族同伴で旅行に行っている。
4組中3組が家族もちなので、かなりの人数で行動する。
行き先は近場である関東近県が多く、箱根はホームグラウンドのようだ。

ところが今年はそのうちの二組との日程の都合がつかない。
目の前にいる独り身の友人が今年は無理だなと残念がっていた。

それならと10数年ぶりに二人で旅行してみるかと誘ってみた。
家族一緒では彼も気を遣うだろう。
一泊くらいであれば何とか都合もつく。

話がとんとんに進み、場所も彼の希望で伊豆になった。
前に一度連れて行ったことのある宿だ。
彼は非常に気に入って、機会があればもう一度行きたいと思っていたらしい。

20100810b_2
E-P1+M.ZD17mm/2.8

久しぶりに高校友人二人だけの旅行になる。
無事に宿の予約も済んで、後は当地でのスケジュールだ。
少し贅沢に、そしてゆとりのあるプランニングをしてみよう。

2010年8月 9日 (月)

ヤマトのおまけ

私の家にはヤマト復活編のビデオディスクが2枚ある。
1枚は以前の日記で取り上げたBlu-rayディスクだ。
もう1枚は同じタイトルのDVDディスクである。

20100809a_3

何故に無駄に2枚あるのか。

実は当初、ヤマト復活編のディスクの予約が受付開始になったときDVDディスクを予約していたのだ。
ところが某所でBlu-ray映像の美しさに惚れ込んでしまい、追加注文という形でBlu-rayディスクも予約してしまった。

当然DVDの方はキャンセルする予定だったのだが、例の発売延期騒動やアナザーエンディングの未収録の件でグダグダうやむやになってしまった。
早い話が忘れてしまったのだ。

発売日にBlu-rayとDVDの両方が届けられた時に、あっと思い出したのだが時すでに遅かった。
DVDの方を返品しようとしていたところ、運良く高校時代の友人がヤマト復活編のビデオディスクを買おうと思うのだがといった話が舞い込んできた。

そしてDVDディスクの方は先日友人に渡されていったと言うことだ。

20100809h_2

さて、実はヤマト復活編のディスクにはおまけの生フィルムが入っているのだが、最初のうちはBlu-rayディスクのおまけに全く興味がわかなかった。

「なんか訳わかんないシーンだな。何が写ってるんだ?」
という感じで完全にパッケージの中に放置していた。

だが友人がDVDの封を切って出したところ、なんと見てすぐ分かるほどに古代進のアップではないか。

20100809b

ええ?いいなあ。
フィルムビューアーでじっくり見てみた。かっこいい。

そう言えば自分のは何だったんだろう。
友人と飲んで分かれた後に、自宅で自分のBlu-rayに入っていた生フィルムを取り出してフィルムビューアーで見てみた。

20100809f_2 私の生フィルム

じっくり見ているうちに何が写っているのか徐々に分かってきた。

20100809d まさかコレは....

........。

20100809e

あんまりだと思う。
メッツラー総督だ。しかも正体を現した後のではないか。
この人、この状態だと妙にテンションが高くてポーズを色々決めたがる気がする。
しかも脇まで甘くなるのだ。
本当に↓と同一人物だろうか。

20100809g 普段のメッツラー氏

せめて普段のクールなメッツラーさんのフィルムの方がまだ様になっていたのではないだろうか。
まあ、仕方がない。
隅っこに古代進が写っているのがせめてもの救いかも知れない。

2010年8月 8日 (日)

ブログ復活?

いつの間にかブログの調子がもとに戻っている。

結局クリーンインストールはしなくて済んだ。
もししてしまったら、日曜日の大半はその作業に追われるはずだ。
ある意味助かった。

結局あれは何だったのであろうか。
私はPCにさほど詳しくはないので、きっと真相を知ることなくこの件は直に忘却の彼方に飛んでいくのであろう。

20100808
K-7+FA77mm/1.8Limited

しかし毎日が本当に暑い。
カメラを持ち出す気力が徐々に萎えていく。

2010年8月 7日 (土)

ZD35mm/3.5Macroとトンボ(2)

先日、お昼休みに近所でシオカラトンボの♀を見つけた。
そっと近づいても殆ど逃げない。
これは良い被写体ということで、とんぼ返りで職場に戻りE-30とZD35mm/3.5Macroを持ち出して駆けつけた。

20100807a_2
E-30+ZD35mm/3.5Macro

と、一昨日と殆ど同じ出だしで書いてしまったが、要は同じ枝に今度はシオカラトンボの♀が同じように止まっていたのだ。

E-1でも良かったのだが、接写で被写体に近いと手振れ率が高いので今度はボディ内手振れを搭載しているE-30をチョイスした。

しかしこの場所は本当に蚊がスゴイ。
刺されるところは両上腕と足首だ。
ちゃんと見えないところを狙ってくるのが頭にくる。

20100807b_2
E-30+ZD35mm/3.5Macro

こちらの♀は先日の雄に比べて生きがいい。
警戒心も段違いで最初はカメラを構えただけで逃げ出した。

止まる枝は決まっているのでじっとしていると直に戻ってくる。
繰り返しているうちにかなり接近が出来るようになった。

20100807c
E-30+ZD35mm/3.5Macro

トンボの背中は面白い。
かなり複雑な構造を作っている。
この筋肉でホバリングや滑空・高速飛行/急停止を行っていると考えると素晴らしいギミックが詰まっているように思えてしまう。

20100807d
E-30+ZD35mm/3.5Macro

今度は正面からそっと近づく。
撮影中も何かに似ているなと思っていたが、軍用ヘリっぽく見える。
それも攻撃型のタイプだ。

確かにトンボは飛翔している虫を補食する肉食だから、攻撃ヘリの例えはあながち間違いではないだろう。

20100807e
E-30+ZD35mm/3.5Macro

別名ムギワラトンボというかわいらしい名前を持つ♀トンボではあるが、高機動のさなかバックすら可能という超越した飛行能力を持つトンボを超える生き物や飛行機はないと言われている。

トンボはスゴイ。

2010年8月 6日 (金)

ブログのストレス

別に続けていることが苦になっているわけではない。

やはり一昨日からブログにアクセスすることがかなり困難になっている。
特に日付が変わる辺りが一番酷い。

自分のPCの問題なのか?
PCのキャッシュやクッキーをクリアしたが問題解決には至っていない。
何故かブログデザインも関係あるのかないのか一部ずれている。

はっきり言ってお手上げだ。
ココログから別のブログサイトに移れば改善するのか?
しかしmixiや一部のココログ以外のサイトにもアクセスがしにくくなっている。
もちろん全てのサイトで生じているわけではないのでタチが悪い。

20100806
E-1+ZD35mm/3.5Macro

一度PCをクリーンインストールしてみようか。
しかしそれでもとに戻らなかったら、無駄な時間を浪費してしまう。

ああ、どうしようか。
悩む悩む....

2010年8月 5日 (木)

ZD35mm/3.5Macroとトンボ

先日、お昼休みに近所でシオカラトンボの♂を見つけた。
そっと近づいても殆ど逃げない。
これは良い被写体ということで、とんぼ返りで職場に戻りE-1とZD35mm/3.5Macroを持ち出して駆けつけた。

20100805a
E-1+ZD35mm/3.5Macro

トンボは相変わらずじっと枝に止まっている。
ここは辺りに木がたくさん生えているので蚊がスゴイ。
マニュアルフォーカスでは全身蚊の餌食になるので、せめて少しは違うだろうとAFに切り換えて撮影した。

20100805b
E-1+ZD35mm/3.5Macro

ZD35mm/3.5MacroのAFはうるさい。
ジーコジーコとややうるさいモーター音をトンボのそばでまき散らす。
倍率が上がるとレンズ鏡胴はグングン伸びていく。
しかしトンボは全く意に介していないようだ。

20100805c
E-1+ZD35mm/3.5Macro

調子に乗って前面から攻めてみる。
トンボは首を傾けながら警戒はしているようだが逃げ出すそぶりは見せていない。
あまりにも接写のため僅かな体のブレでもピントがずれる。
しかも耳のまわりでは蚊の飛び回っている羽音が聞こえるので集中力が欠けてしまう。

20100805d 目玉に合わせたつもりが胸にピントが来ている
E-1+ZD35mm/3.5Macro

あまりにも肝のすわっているトンボだったので、どこまで近づけるか撮影していたところレンズが羽に触れてしまったのかあっという間に飛んで行ってしまった。

20100805e
E-1+ZD35mm/3.5Macro

20100805f
E-1+ZD35mm/3.5Macro

フォーサーズにもフォーカス時に鏡胴の伸びない中望遠のマクロレンズがあるとありがたい。
手持ちで手軽に撮影するときに使いやすいのだ。
せめてZD50mm/2.0Macroをそのようにニューリアルしてもらえると嬉しいのだが。

2010年8月 4日 (水)

ブログが....

先ほど何を書こうかとブログを開こうとしたところ、ブログにログイン出来なかった。
そればかりでなくブログ自体にもアクセスできないのだ。

今はもちろん、ちゃんとアクセスできて書き込めるようになっている。

ちょっと焦ってしまった。
ブログを始めた去年の暮れからずっと休まずに更新し続けてきたので、こんな事で途絶えるのは不本意であったのだ。

原因は何だったのであろうか?
これからもこういったことが起こるのであろうか?

20100804b
Leica X1

まあ、この先ブログに何があるか分からないのでそれなりの覚悟はしておこう。
自分の書き忘れというミスも含めてであるが。

2010年8月 3日 (火)

E-1とフォーサーズ

今日はオリンパスのE-1にZD35mm/3.5Macroを付けて近所の緑地に繰り出した。

シジミチョウやアオスジアゲハ、クロアゲハなどかなりの蝶が飛んでいる。
さすがにアゲハは35mmマクロでは接写不可能なので、比較的寄りやすいシジミチョウを狙う。

20100803a
E-1+ZD35mm/3.5Macro

さてE-1はフォーサーズセンサーを搭載した7年前に発売されたデジカメだ。
ダストリダクションは付いているが、手振れ補正はまだ搭載されていない孤高の500万画素フラッグシップ機である。

作りがしっかりしており未だに現役バリバリで一線で撮影可能な一眼デジカメだが、最近のフォーサーズはあまりいいニュースを聞かない。
次期E-3後継機であるE-5が最後のフォーサーズ機ではないだろうかと不安を煽るような記事をネットで見かける。

E-1は使っていて満足感のある一眼デジカメだ。
フォーサーズフラッグシップとしてのこだわりを随所に感じることが出来る。

20100803b 蚊の猛攻がすごかった
E-1+ZD35mm/3.5Macro

もうフォーサーズは本当に終わりなのだろうか?
センサーの小さいフォーサーズは、ボケの小さいフォーサーズは、市場では受け入れられなかったのであろうか。

だがマイクロフォーサーズは売れている。
これはボディの小ささもさることながらレンズの小型化が成功していると思う。

フォーサーズはテレセントリック光学に捕らわれすぎて肥大化してしまったのか。
確かにセンサーを小さくしつつミラーを入れるスペースを作るとなるとテレセンが必要になってくるであろう。

特にフォーサーズの松レンズ群は同クラスのフルサイズレンズとサイズ重量が殆ど変わらない。
写りは隅々まで抜群にいいのだが、レンズがデカ重いのだ。

20100803c この時点で両腕がすごいことに....
E-1+ZD35mm/3.5Macro

では竹レンズはどうか?

正直言ってオリンパスの竹レンズに欲しいと思うレンズは少ない。
あのサイズの標準/望遠ズームでありながら何故F値が可変なのか。
内情は分からない。
だが自分としてはテレセンを犠牲にしてでもF2.8通しにして欲しかった。
望遠は鏡胴の伸びないインナーフォーカスにして欲しかった。

言ったついでにもう一つ。
最短撮影距離を短くして大きなボケを作り出せる標準/望遠ズームが欲しかった。

センサーサイズやボケのみでフォーサーズが否定される書き込みをネットで見かけると悲しい気持ちなる。
実際に今のフォーサーズでは利点<欠点の方が目立つのは事実だ。
欠点を払拭する程の利点のあるキラーレンズがあればまた違った心境になったかもしれない。

20100803d みなさんは蚊の対策してますか?
E-1+ZD35mm/3.5Macro

とにかくE-5はどんな機能を持っているのか。
これが最後のフォーサーズになってしまうのか。
9月が楽しみでもあり、怖くもある。

2010年8月 2日 (月)

Leica X1と使用感(2)

さて、Leica X1での続きである。

20100802a
Leica X1

まずは動態撮影だ。
先日も述べたが、ピントが合焦するまで若干のタイムラグがある。
動く子供にピントを合わせる。

20100802b
Leica X1

ピントを合わせてから写真を撮るとこのように被写体の子供が動いてしまってピンボケ写真となってしまう。
そのために自分から離れる、または近づく被写体には置きピンでの撮影がいいかも知れない。

20100802c
Leica X1

タイミングを見計らっての撮影となる。
シャッターラグも目立つので被写体の状況は神頼みである。

20100802d
Leica X1

更なる動態撮影としてブランコで試してみる。
ブランコは振り子運動なので動体としてタイミングをつかみやすそうだ。

20100802e
Leica X1

普通に撮影すると被写体が動いてしまうため、タイムラグでこのようなピンボケになる。
これは一番後でブランコが一瞬停止したときに半押しして、それからシャッターを押して撮影したものだ。
すでにブランコは手前にまで戻ってしまっている。

20100802f
Leica X1

そこで例のごとく置きピンにして撮影するのだが、これは足に置きピンしてしまって顔がややぼけてしまった失敗例でもある。
しかし、シャッターを押すタイミングが結構難しい。
何枚か失敗してしまったが、これが一番まともだ。

20100802g
Leica X1

日も傾いてきたのでそろそろ帰ることにする。
Leica X1は非常に軽いので片手での撮影も可能だ。

20100802h
Leica X1

帰りは別ルートで駅に向かう。
子供が途中池に寄るという。

20100802i
Leica X1

ここが池である。
人はいないが、普段はザリガニ釣りでかなり賑わっている。
あちこちにザリガニ釣りの残骸が落ちてているが、ちゃんと帰るときに片づけて頂きたいモノだ。

ここでマクロモードを試してみる。
Leica X1は背面のAF切り換えボタンを押すことで、AFとAFマクロ、そしてMFに切り換えることが出来る。

20100802j
Leica X1

まずはAFマクロだ。
AFマクロの合焦時間は普段よりちょっとかかる感じがする。
背景はあまり大きくボケないが換算36mm/2.8らしいボケだ。
たまに「なんで?」というような所にピントを合わせるが概ね実用的であろう。

20100802k

そばにガマが生えていたので、そちらはMFに切り換えて撮影してみる。
Leica X1は、MFモードだと液晶中央部分に拡大画像が写し出される。
M型ライカのファインダーみたいでちょっと面白い。
ピントは背面に付いているダイヤルで合わせるのだ。

液晶に焦点距離がバーになって表されており、ちょっと面白い。
DMC-G2にも同様の機能があるが、こちらの方がより分かりやすい。
MFモードの方がボケは大きく感じる。

20100802m
Leica X1

20100802l
Leica X1

本人は池が大好きで、なかなか離れようとしない。
何がいるのだろう。
私にはアメンボしか確認できなかったが。

20100802n
Leica X1

駅に戻ろうと子供を促す。
今日はどこぞで花火大会があるらしい。
ラッシュに巻き込まれないうちに早々に引き上げた。

Leica X1はスナップ写真を撮るには結構いい感じのカメラだと思う。
外付けファインダーを付けた場合だと、中央部に1点AFと言うやり方がいいかも知れない。
今回は付けていないが、外付けファインダーがきたら試してみようと思う。

マクロ撮影はMFが結構いけてる。
30cmという最短撮影距離は、決してすごく近づけるレンズというわけではない。
ただ換算36mmという準広角レンズで大きくボケさせるには、この30cmを活用して撮影せざるを得まい。
できればMFモードの拡大表示時間をもう少し延ばせるといいのだが。

あと電源OFF時の待機時間が長い。
ライカマークを液晶に出してレンズが本体に収納されるのだが、結構待たされる気がする。収納されないとレンズカバーが付けられないのだ。
3秒くらいかかるのではないだろうか?
撮影終盤はライカマークは見ずにレンズ鏡胴をじっと見つめて、手にレンズカバーを持ちつつ早く引っ込めと念じている自分に気づく。

他に気になったのがファイルサイズだ。
1200万画素でありながら、RAWのファイルサイズが18Mというのは冗談ではないのか?
E-P2の1200万画素RAWで12Mくらいだ。
しかしM9の1800万画素RAWが35M(圧縮で18M)くらいのファイルサイズがあるため、ライカの使っているRAWファイル「DNG」が元から大きいのだろうか。

20100802o
Leica X1

なお、この日のLeica X1の撮影は全てホワイトバランスを太陽光で設定してある。

2010年8月 1日 (日)

Leica X1と使用感(1)

今日は多摩川の公園に子供と出かけてきた。
小さい肩掛けカバンにはX1のみを入れておく。

今回はX1が自分の使い方でどのような使用感になるか確認してみたのだ。
外付けファインダーは付けないで来た。
先日、オリンパスのVF-1をはめようとしたところ、あまりにも差し込みが硬く感じたので諦めてしまった。
VF-1の足の部分はプラスチックのようなので、無理して壊してしまったら元も子もない。

20100801m

さて、X1はAPS-Cサイズのセンサーを持ちながら重量は300g弱しかないために機動性は極めて高い。
M9でありがちだった電源ON時のS(単写)でなくC(連写)までレバーが入ってしまう事もない。
ただ、この止める技術はひょっとするとM9で鍛えられた賜物かもしれないので他の人はどうか分からない。

キャップを外して電源を入れれば数秒後にレンズが繰り出して撮影可能状態となる。
半押しでピント合わせ、全押しでシャッターと言うところは普通のデジカメと同じだ。

取りあえずしばらくは絞り、シャッター速度ともAモードで撮影してみた。

20100801d
Leica X1

ピントの合焦速度は標準的と感じられたが、シャッター半押しからのレスポンスはどうだろう。
半呼吸ほど遅れる気がする。
ひょっとするとシャッター半押しの深さに問題があるのだろうか。
この辺りは慣れの問題もあるかもしれない。

20100801e
Leica X1

絞りダイヤルを開放に合わせて撮影してみる。
センサーがAPS-C、レンズも換算で36mm程度なので通常のAF撮影ではボケが弱い。
11点AFは比較的優秀で、ここに合わせたいなと思うところにだいたい合わせてくれる。

20100801f
Leica X1

逆光性能はどうだろう。
被写体が良くなかったので分かりにくい。
ゴーストは一部に見られるが、フレアは目立たないかな?

20100801g
Leica X1

とにかくX1は軽いのでサッと出してカチャリと撮ることが出来る。
ただ、コレは撮影可能状態であることが前提で、スリープ状態や電源オフでは可能状態になるまで数秒待たされる。

20100801h
Leica X1

いきなり全押し状態では、ピントが合焦するまでシャッターは切れない。
こんな所はライカらしくないと思うのは私だけであろうか。

20100801i
Leica X1

日本製のカメラと違い、動いているものに対してスポーツモード等という気の利いたモノはない。
絞りダイヤルやシャッター速度を自分で設定する必要がある。
中でも絞りダイヤルは使用頻度の高いモノであり、それが軍艦部右端にあるため素早く右拇指でのクリックが出来る。
よく考えられているなと思う操作性だ。

20100801k
Leica X1

自分はスナップではAか開放のみしか使わないので、このクリックに慣れると非常に撮影が簡単だ。
ちなみにX1は開放F2.8から1段絞ったF4まで1/3段ずつ分けられている。
こだわる人にはありがたい機能だ。

20100801l
Leica X1

私は今回のようなスナップ撮影ではISOオートのままの場合が多い。
特殊な状況になったときは高感度に変更したり、シャッター速度を固定することもあり得る。

今日の使用法では、X1は絞りダイヤルのみの使用でも非常に使いやすいデジカメであることが分かった。
スナップカメラとしては今のところかなりいい感じだ。

次回はX1のマクロ撮影と動態撮影について書いてみたい。

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