Leica X1と使用感(1)
今日は多摩川の公園に子供と出かけてきた。
小さい肩掛けカバンにはX1のみを入れておく。
今回はX1が自分の使い方でどのような使用感になるか確認してみたのだ。
外付けファインダーは付けないで来た。
先日、オリンパスのVF-1をはめようとしたところ、あまりにも差し込みが硬く感じたので諦めてしまった。
VF-1の足の部分はプラスチックのようなので、無理して壊してしまったら元も子もない。
さて、X1はAPS-Cサイズのセンサーを持ちながら重量は300g弱しかないために機動性は極めて高い。
M9でありがちだった電源ON時のS(単写)でなくC(連写)までレバーが入ってしまう事もない。
ただ、この止める技術はひょっとするとM9で鍛えられた賜物かもしれないので他の人はどうか分からない。
キャップを外して電源を入れれば数秒後にレンズが繰り出して撮影可能状態となる。
半押しでピント合わせ、全押しでシャッターと言うところは普通のデジカメと同じだ。
取りあえずしばらくは絞り、シャッター速度ともAモードで撮影してみた。
ピントの合焦速度は標準的と感じられたが、シャッター半押しからのレスポンスはどうだろう。
半呼吸ほど遅れる気がする。
ひょっとするとシャッター半押しの深さに問題があるのだろうか。
この辺りは慣れの問題もあるかもしれない。
絞りダイヤルを開放に合わせて撮影してみる。
センサーがAPS-C、レンズも換算で36mm程度なので通常のAF撮影ではボケが弱い。
11点AFは比較的優秀で、ここに合わせたいなと思うところにだいたい合わせてくれる。
逆光性能はどうだろう。
被写体が良くなかったので分かりにくい。
ゴーストは一部に見られるが、フレアは目立たないかな?
とにかくX1は軽いのでサッと出してカチャリと撮ることが出来る。
ただ、コレは撮影可能状態であることが前提で、スリープ状態や電源オフでは可能状態になるまで数秒待たされる。
いきなり全押し状態では、ピントが合焦するまでシャッターは切れない。
こんな所はライカらしくないと思うのは私だけであろうか。
日本製のカメラと違い、動いているものに対してスポーツモード等という気の利いたモノはない。
絞りダイヤルやシャッター速度を自分で設定する必要がある。
中でも絞りダイヤルは使用頻度の高いモノであり、それが軍艦部右端にあるため素早く右拇指でのクリックが出来る。
よく考えられているなと思う操作性だ。
自分はスナップではAか開放のみしか使わないので、このクリックに慣れると非常に撮影が簡単だ。
ちなみにX1は開放F2.8から1段絞ったF4まで1/3段ずつ分けられている。
こだわる人にはありがたい機能だ。
私は今回のようなスナップ撮影ではISOオートのままの場合が多い。
特殊な状況になったときは高感度に変更したり、シャッター速度を固定することもあり得る。
今日の使用法では、X1は絞りダイヤルのみの使用でも非常に使いやすいデジカメであることが分かった。
スナップカメラとしては今のところかなりいい感じだ。
次回はX1のマクロ撮影と動態撮影について書いてみたい。
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