NOKTON25mm/0.95
旅も終わって夕方ようやく家に着いたのだが、知らぬ間にコシナからマイクロフォーサーズ用のマニュアルレンズが発表されていた。
ノクトン25mm/F0.95
コレはちょっと素晴らしい。
換算は50mm相当でありF値が0.95という驚異の明るさを誇るハイスピードレンズだ。
同じタイプのレンズだとライカから発売されている超高額レンズNoctilux M50mm/0.95ASPH.がある。
フルサイズに対応しているノクチとマイクロのNOKTON25mmを一緒にするなとお叱りを受けそうであるが、注目すべきはフォーカシングレンジにある。
ノクチは1m、対してノクトンは0.17mだ。
つまり17cmまで寄れて接写に近い状態で撮影できるこのレンズの特徴は
・50mm/1.9相当のボケが作れる(35mm換算比較)
・接写0.17mまで寄ることが可能
・F値0.95を誇るハイスピード撮影
を持っていると言うわけだ。
レンジファインダー専用のノクチでは17cmの接写は出来ない。
最大撮影倍率を見れば、1:3.9を示す。
35mm換算すればほぼクォーターマクロとでも言いましょうか、かなり寄れるレンズになる。
当然ピントはシビアであるためにMFアシストを駆使して撮影することに成るだろう。
ただ接写の場合、手持ちでいけるだろうか。
被写界深度を計算するサイトで確認してみると、開放では前方後方被写界深度がともに最短部で0.13cmと算出された。
まあ実機が出ないとなんとも言えないが、多少は絞らないと手持ちでの接写は厳しそうだ。
全長70mm、フランジバックを考えてもレンズ先端から被写体まで10cm弱ほど。
ハーフマクロとほぼ同様の能力があり、絞りは10枚羽根虹彩絞りを持ち、重量は410g。
AFでなくMFと言うところが残念だが、AFがF0.95という開放値で素早くピントが合わせられるかという事を考えればMFでも仕方のないところだろう。
いつまでもジーコジーコやられるよりは、自分で決めた方が気分的にいいかも知れぬ。
と言う訳で、このレンズは自分にとってかなり「買い」です。
早速予約しなくては。
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