EF-S10-22mm/F3.5-4.5 USMの流れ
キヤノンレンズを購入したとき、一番心配だったのが広角ズームであった。
以前EF16-35mm/F2.8L USMを使っていたのだが、このズームは周辺の画像の流れが酷かった。
ハズレだった可能性もあるが、広角ズームはこのようなものだと思いこんでいたことがある。
しばらくしてマウントをnikonに変更したとき、広角ズームAF-S17-35mm/F2.8Dで撮影した周辺の画像を見て驚かされた。
「キヤノンは広角がダメだ」とすり込まれてしまった瞬間だ。
さて再びキヤノンに戻ってきてどうなったであろうか。
今はフルサイズでなくAPS-Cを愛用している。
キヤノン純正で広角ズームに対応しているのはAPS-C専用だとEF10-22mm/3.5-4.5 USMがある。
私がキヤノンから離れる頃に発売された比較的新しい世代のズームである。
どのくらい良くなったのか楽しみであった。
置物のポンちゃん
EOS 7D+EF50mm/1.2L USM
被写体はイヌの置物になってもらった。
撮影距離はカメラと置物までちょうど2mに設定。
カメラ本体はEOS7DでISOは100に固定、WBは太陽光(5200K)、モードは絞り優先として各焦点距離において一段ずつF11まで撮影した。
撮影データは撮って出しである。
かなり良く写るズームだ。
さすが人気レンズだけはある。
ここで左上の部分を拡大してみる。
やはり開放だと流れている。
どのあたり絞りから流れが目立たなくなるのか順を追って拡大写真を並べてみる。
絞るとともに画像の流れが安定してきている。
耐えられるのはF8.0あたりからか。
左上部の柿の葉は、右に見られる椿に比べて距離が奥まっているので流れが目立っているのかも知れない。
またはひょっとしてレンズの偏心があるのかも知れない。
この辺は、もう少し使い込んでから結論を出そう。
やはり逆光には弱いようだ。
簡単にゴーストが出る。
取りあえず自分の持っているEF-S10-20mm/3.5-5.6USMはF8まで絞ればガンガンいける広角ズームだ。
逆光の弱さが気にならなければ軽いし持ち運びにはなかなか良い。
今度河原に行って色々撮ってもう少し試してみよう。
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