Really Right Stuff
知っている人は知っている「雲台及びカメラ・レンズプレート、その他カメラアクセサリー」のメーカーである。
略してRRSと記載されていることもある。
購入は通販で行うのであるが、米国現地メーカーであるが故に代引きは利かずクレジットカードによる購入が必須となる。
ホームページも全て英文になるため、外国から初めて購入する人は少しとまどうかも知れない。
RRSの長所はなんと言ってもクランプを利用した三脚へのカメラ取り付けが極めて簡単に、且つスピーディーに行えることだ。
それだけではない。
カメラやレンズに取り付けた専用プレートはごく自然に本体になじみ、手に持っても他社製プレートのように角があたって掌が痛いとかそう言うことはなく、ごく自然に手にフィットする。
RRSを使用する場合は、まず三脚のクランプ付き専用雲台を買う必要がある。
これを買わないと専用プレートが取り付けられない。
(厳密に言うと専用プレートを固定するクランプだけあっても問題ない)
1/4インチネジが付いている通常の三脚であれば、RRSの雲台は取り付けられる。
RRSの雲台は全てボールヘッドで、パンヘッドのものは見られない。
クランプ部にはネジ式とレバー式とがあるが、ネジ式の場合はネジ本体が雲台にあたってポジションを決めにくいことがたまにあるので、ストレスを感じたくない人はレバー式がおすすめだ。
ただネジもかなり質感がいいので、好みで選ぶといいだろう。
プレートはカメラ別、レンズ別に選択する。
専用プレートを選んだ方が使い勝手はよろしいが、新しい機種を買うたびに買い換えると出費もバカにならないので、使用感はやや落ちるが使い回せる廉価な汎用プレートを用意する方法もある。
RRSを使った時の便利さは使用してみないと分かりにくいだろう。
強く押してもびくともしないボールヘッドの自由雲台。
ファインダーを覗きながら、ボールヘッドを固定したときのカッチリ感。
素早い雲台への取り付け。
カメラ本体を横から縦にきっちり90°向きを素早く変えられる爽快感。
使っている人は分かっていただけると思うが、一度使用したら止められない感触だ。
もちろん、この感触を得るには三脚もしっかりしたものを選ぶ必要があることは言うまでもない。
しかしRRSにも欠点がある。
超望遠レンズなどでは固定のためのアクセサリーでさらにコストがかかること。
すでに売却したカメラ本体やレンズ本体に取り付けられていた行き場の失った専用プレートがゴロゴロしてしまうのがもったいないことだ。
なにか有効活用はないものか。(^ω^;
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