FinePix X100
ネタとしては少し古いのだが、先日のフォトキナで非常に気になるデジカメがあった。
富士フイルムから展示されていたFinePix X100だ。
このカメラはLeica X1と思い切り被っている。
同じサイズのAPS-Cセンサーを内蔵し、同じ一体型の35mm相当の単焦点レンズがついている。
まあライカは36mm相当であるが、この際は重箱の隅の話はやめよう。
Leica X1と主に異なるところは、
1. OVF/EVFを搭載している
2. F2.0の明るいレンズを搭載している
3. 最短撮影距離が10cmまで寄れる
4. ボディサイズが一回り以上大きい
と、こんなところだろうか。
とにかくこのカメラの見所はレンジファインダー機というレトロな雰囲気を持つ丈夫なマグネシウム筐体を携えており、そして売りであるハイブリッドビューファインダーシステムを搭載していることだ。
このハイブリッドビューファインダーシステムは、通常のブライトフレームによる光学ファインダー像と背面液晶に表示される液晶画像を同じファインダー内で切り換えられるという。
泣かせるギミックではないか。
レンジファインダー機が目標としていたモノをいとも簡単に実現してしまった。
これによりパララックスの問題が解決だ。
これはマニアだけでなく渋好みの人も買うであろう。
しかし、値段が12万~15万ほどになると言う。
サイズも小型一眼程に大きく、レンズ交換不能な手振れのついていない単焦点35mmのみの高額なコンパクト(?)デジタルカメラ。
Leica X1を購入した人なら、まず間違いなく食指はうごく。
良かったのは発売予定が来年の3月頃であると言うことだ。
もう、これ以上カメラを増やせない。
これだけ時間があればX100熱も冷めるに違いない(と思う)。
なんといぶし銀なカメラであろうか。
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