孤高なGH2
今日はGH2を見てみる。
現時点でのパナソニック製マイクロフォーサーズのフラッグシップ機だ。
マルチアスペクト対応の1605万画素LiveMOSセンサーを搭載しており、他のマイクロ機を寄せ付けない解像度を持っている。
ボディ内手振れ補正はないが、かなりのレンズ群にレンズ内手振れ補正(O.I.S.)が搭載されている。
背面液晶はフリーアングル液晶で3インチ46万ドット。
トレンドの92万ドットではないが、この液晶の売りはタッチパネルで、背面液晶で撮影する際にピントを合わせたい被写体に合わせ、液晶を触れることでシャッターを切ることが出来る。
使ってみると分かるが、この便利さ面白さは何ものにも代え難い。
自分の中では今年トップクラスのトピックスだ。
ファインダーも素晴らしい。
新型の153万ドットライブビューファインダーが搭載されており大きく非常に見やすくなった。
またカラーブレイクはゼロではないがかなり減少しており、ファインダー内を見回してもちらつくことはさほど気にならなくなった。
電源周囲はいつものG及びGHシリーズとだいたい同じだ。
ただ、電源右側にファンクションボタンが新しく搭載された。
このファンクションボタンは背面に二つ追加され、全部で3つ機能を割り当てる事が出来るようになった。
ありがたいことだ。
使用しながら割り当て決めていこうと思う。
背面のボタンはISOとWBといった最低限のものだけだ。
残りの二つは上で述べたようにファンクションボタンとして自分で割り当てられる。
GH2を自分好みの色に染められる訳だ。
パナソニックが急速に一眼ユーザーのツボを押さえ始めたことに驚いた。
どうしたんでしょう。
記録媒体はSD/SDHC/SDXCに対応するスロットを搭載している。
バッテリーはG2の代用の利かない別物のバッテリーだ。
GH1からG2のバッテリーは代用できたが、今回はニューリアルされている。
またチャージャーに直接コンセントが付いたので便利になった。
私はこちらの方が好きです。
GH2はGH、Gシリーズの操作感を大まかに踏襲しているので、それらを使ったことがある人ならばすんなり受け入れられるだろう。
レンズを含め小型でコンパクト、そしてAFスピードも大幅に速くなった。
1600万画素を誇るまさに最強のマイクロフォーサーズ機だ。
ちなみにRAWファイルも18MBとヘビー級に最強だ。
だが使っていてちょっと気になる所があった。
写真が結構ぶれているのだ。
1600万画素だと僅かなブレでも結構分かる。
今回は手振れ補正のないレンズを使用したのだが、換算40mmレンズを使用して1/60secでもぶれていた。ボディが軽すぎるのか?
まあ下手くそと言ってしまえばそれまでなのだが、解像度が上がった分目立ちやすくなったことは間違いないだろう。
マイクロはセンサーが小さいから~なんて気を抜いてGH2で撮影するとブレブレになってしまうので気合いを入れて撮影した方がよいと思う。ホントに。
だからこそ吐き出される画像は素晴らしいの一言だ。
GH2はマイクロをワンステージ上にあげてくれる孤高のカメラであろう。
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