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2010年10月11日 (月)

ティルト・シフトレンズ

このレンズはピントの合う範囲を垂直だけでなく斜めに傾けたり、はたまたパースのついた被写体を垂直に写せたりと何かと便利なレンズである。
よくアオリでジオラマ風に撮ることが出来るレンズとして有名である。

最近は画像処理ソフトでもこれらのような処理は出来るのであるが、自然な感じで撮影できるティルトシフトレンズはまだまだ必要であろう。

以前ニコンマウントを使っていたときに、PC-E MicroNIKKOR45mm/F2.8D EDを使っていた。
このティルトシフトレンズは45mmの画角を持っていながらマクロ撮影も可能な優れものだ。
ニコンマウントを止めるときに、D700とこのレンズは取っておこうかと真剣に考えた組合せでもある。

20101011da_2

マニュアルフォーカスではあるが、非常によく写るお気に入りのレンズであった。
ミニチュア撮影はレンズを上に跳ね上げることで撮影する。

20101011a
D700+PC-E MacroNIKKOR45mm/2.8D ED

このレンズが面白くて、当時北海道に行ったときはこればかり使っていた。
しかもハーフながらマクロ撮影も可能なのだ。

20101011c
D700+PC-E MacroNIKKOR45mm/2.8D ED

大きく重いレンズであったが、D700の組合せは撮影の楽しさも相まって苦とは感じない程であった。

20101011b
D700+PC-E MacroNIKKOR45mm/2.8D ED

最近、アオリの出来るレンズが欲しい。
しかもニコンのように標準域のレンズでマクロが付いているヤツだ。

それではとキヤノンにもティルトシフトレンズを調べてみた。
TS-Eレンズというモノだ。

キヤノンにあのニコンレンズの代替となるレンズはTS-E45mm/F2.8になる。
しかし、スペックを見ると最短撮影距離は40cm、最大撮影倍率は0.16 倍しかない。
私はAPS-Cしか使わないので、35mm換算では画角が72mmにもなってしまう。

20101011e_2

そこでTS-Eレンズのラインナップを見てみると、TS-E24mm/F3.5L IIというレンズが目についた。
こちらはキヤノンのLレンズで、昨年出たばかりの新型のようだ。
スペックも最短撮影距離は21cm、最大撮影倍率は0.34倍ある。
35mm換算で画角は38.4mm、私の大好きな約40mmレンズだ。

これは....買いか?

だがTS-EをAPS-Cで使っているサイトを探してみたがあまりないようだ。
殆どの人はフルサイズを使っている。
TS効果はAPS-Cだと少し弱くなるのだろうか?

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