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2010年10月 1日 (金)

伸びないレンズ

インナーフォーカスならぬインナーズームとでも言うのだろうか。
私は鏡胴が伸びないレンズが大好きだ。
ズームレンズでズーミングしても、全長が変わらないレンズが好きなのだ。

広角ズームには鏡胴が伸びないレンズが多くて好ましい。
また望遠ズームもF値が一定のレンズだと鏡胴が伸びないタイプが多いようだ。
だが標準ズームでは殆どのレンズの鏡胴が伸びてしまう。
中には伸びる鏡胴をフードで隠そうとするズームレンズまである。
それでも仕方がないことだと、「ある程度」の伸びには我慢して使っている。

昔使っていた標準ズームで完璧なインナーズームレンズがあった。
トキナーから出ていたAT-X280AF PROだ。

20101001a

28-80mm/F2.8の大口径標準ズーム。
ズーミングやフォーカシング時にも全く鏡胴長に変化はない。
前玉を覗くと分かるがズーミング時に前後するレンズを鏡胴で覆っている事が分かる。
ただ、このレンズはフレアーが発生しやすく、開放で撮った写真はコントラストの低下が目立ち、決して満足度の高いレンズではなかった。

しかし、この伸びないインナー標準ズームが非常に気に入ってしまい年中カメラに付けて出かけていた。
付けていたカメラはニコンのAPS一眼、プロネア600iだ。

20101001b

フィルム時代キヤノン中心だった自分が持っていた唯一のニコン機。
ニコンにした理由はキヤノンのAPS一眼があまりにもアバンギャルドなデザインだったからだ。

このレンズとニコンのプラスチッキーなAPS一眼の微妙なペアで良く写真を撮りに行っていた。
これを機会に自分はフィルムはポジからネガへと移行していったのを覚えている。

ある意味、私のズームレンズ選考のメルクマールになっているレンズだ。

これ以来、私のズームレンズの琴線は鏡胴が伸びるかどうか。
そして伸びるなら、どのくらいまで伸びるのかが重要となった。

そのためオリンパスのZD ED12-60mm/F2.8-4.0など良いレンズなのに、あまりの伸びすぎにどうしてもガマンできずにすぐに手放してしまった程だ。
しかし不思議なモノで、EF-S15-85mm/F3.5-5.6IS USMのようにズームが伸びるとき段がついていると何故か琴線に触れず平気なのだ。

20101001d 20101001c

不思議だ。
まあ、こだわりなんてそんなモノかも知れないが。

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