巻き道とE-5なアートフィルター
昨日、一昨日の続きである。
岩茸石山山頂から惣岳山へ向かうには、この急な下りを降りる必要がある。
E-5に取り付けたショルダーストラップが邪魔をして下ることに時間がかかる。
降りきると後は比較的フラットな道が続く。
ここからはゆっくりとペースを上げて道なりに進んでいった。
途中、樹木の切れ間から岩茸石山が見える。
E-5は手短にパパッと撮っても手振れを起こしにくいので非常に使いやすい。
今度はGH2を持ってきて比較してみたいものだ。
いよいよ後100mで惣岳山という所で巻き道の案内があった。
ここの巻き道はまだ一度も行ったことがない。
惣岳山は周囲の展望もなく時間的余裕もないことから、ショートカットして新しい道を行ってみようと言うことになったのだ。
道は細いが比較的キレイになっている。
人が入ってはいるようだ。
それではこのまま沢井の駅へ向かおうとツレとドンドン進んでいく。
だが惣岳山のコースと比べると斜面の向きが異なるようだ。
ところが途中で道の雰囲気が激変する。
倒木が目立ち始め道として進めなくなってきたのだ。
途中では祠が倒木に巻き込まれ、壊れてはいないものの見た者をギョッとさせる雰囲気になっている。
さすがにかわいそうで写真は撮れなかった。
それでも供え物があるのには驚いたが。
倒木や落石は当たり前で、道をふさぐ巨大な石を見ると思わず上を見上げてしまう。
道も心なしか小さくなっており、不安は道の細さと反比例して大きくなっていく。
本当に大丈夫だろうか?
迂回するために木にしがみつきながら足を踏ん張って下っていく。
所々滑るので歩幅も小さくなる。
このあたりで惣岳山から下るコースとは違う尾根を進んでいると確信した。
だが、ここまで来て戻るのはどうだろう。
腕時計のコンパスで方向を確認したが向きはいいようだ。
ツレと相談して取りあえず行けるところまで行ってみようと言うことになる。
気をつけておきたいのは気に縛り付けてある色つきのテープだ。
信じて進むと急勾配を一直線にすすむショートカットだったりするので、取りあえず道と思われる所を進むのがよろしかろう。
我々は途中で間違いに気づいたが、すでに登り直すレベルではないところまで来てしまっていたが故、結果的に崖のような所を四つんばいになり降りてきたところもあった。
ようやく道の雰囲気ももとに戻ってきた。
鉄塔を過ぎるあたりから膝がガクガクしてきた。
ペースを上げつつ、ショートカットや倒木による迂回路を頻繁にしたせいかもしれない。
それとも単純に運動不足かも知れない。
道が安定してきたせいか余裕が出てきて会話も弾む。
ツレと膝の話題で盛り上がっていく。
突然生活音がするようになったと思ったら開けたところに出た。
やっと戻ってきたようだ。
道を振り返る。
一応入り口と書いてあるので間違いではなかったようだ。
駅までのアスファルトが膝に響く。
2時過ぎの電車で帰宅する。
予定のタイムスケジュールより1時間程遅れたが、天気が良くて楽しいハイキングであった。
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