E-5とEOS 7Dの高感度
今日はE-5とEOS 7Dの高感度を比較する。
以前、某ブログで某プロカメラマンがE-5の高感度解像はEOS 7Dよりいいのではないか?と感じられるシーンがあったとか。
私はド素人であるのだが、プロの方がそう書かれているとやっぱり気になってしまうのは仕方のないことだろう。
と言う訳で先日と同じように高感度を比較してみる。
E-5にはLeica D Summilux25mm/1.4Asph.を、EOS 7DにはEF35mm/1.4L USMを取り付ける。
ボケの比較ではないため、F値は双方F5.6に固定。
ホワイトバランスは5000Kに設定する。
各ISOの撮影画像と同倍率の拡大をそれぞれ添付した。
EOS 7D(左)/E-5(右):クリックで拡大
ちょっと驚いた結果だ。
ノイズの少なさはE-5であろう。
ISO1600くらいまでならE-5の方がキレイに感じてしまうのはひいき目だからだろうか?
3200あたりから僅かではあるがE-5の方の解像感が低下してきている気がする。
まるでノイズリダクションを少し強くかけたような画像だ。
特にISO6400などではかなり解像感が失われているように感じる。
EOSの方がノイズが目立つが、解像感もある程度保持されているキレイな感じのノイズだと思う。
ただE-5の方はカメラ内生成JPEGで、それをリサイズしてから結合などの細工をしたため若干の画像の劣化があるかも知れない。
E-5の画像は好みが分かれるのではないだろうか。
自分的にE-5の実用感度はISO1600はいけると思うが、超高感度になってきた時にはやはりキヤノン7Dの方に一日の長があるように思える。
確かに某プロが仰ったようE-5の高感度解像は7Dに匹敵する程に優れている。
だがISO6400あたりになると、やはり大型センサーの強みが出てくるせいかE-5の解像感とノイズは悪化してくる。
しかしフォーサーズでこれだけ高感度を改善させてきたことに驚かされるとともに、オリンパスには頭が下がる思いだ。
フォーサーズでありながら、EOS 7Dに匹敵する性能を持っているE-5。
しかも手振れ補正を搭載するボディを持つ。
と、このようにE-5は欠点が少ないカメラであるのだが、少し気になる点がある。
E-5はRAWからJPEGを作成すると、他社製現像ソフトではファインディテールが機能せずただの1230万画素のJPEGになってしまう。
オリンパスの純正ソフトを使えばファインディテールを機能させることが出来るらしいのだが、純正ソフトは重いからなあ....。
さて困った困った。
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