DMC-FT3を使ってみる
今年はまだスキーに行っていない。
だが3月に行こうと思っているのだ。
下手クソではあるが写真を撮るのが大好きなちぇりたは、一昨年前にこれまた下手なスキーのためにタフネスコンデジを購入した。
とにかく転けることを前提としたスキーであるから、対衝撃及び対防水、対寒冷能は必須であった。
初代はTough8000、昨年の次代はFT2、そして最新3代目はFT3を先日チョイスした。
所持していた歴代タフネスコンデジに欠点はそれぞれあったが、今年のFT3はどうだろう。
FT2の苛つく欠点を潰すが如く操作性が一新されている。
テスト撮影も兼ねてスキーグローブをはめてポンちゃんを撮影してみた。
被写体(ポンちゃん)までの距離は2m。
ワイド端及びテレ端と中間辺りで撮影する。
ISOは100に固定、WBは太陽光。
絞りを変えながら撮るカメラではないのでオートのみである。
【テスト撮影】
今回は超解像技術は設定してないので、解像感はFT2の最初ほど驚くことはなかった。
しかし、それでもこれだけの解像度を持っているのだ。
鏡胴がボディに収納されているレンズであっても。
【隅角トリミング】
上でも述べたが、FT3のレンズ形態であっても隅角でこれだけの解像感があるのだから恐ろしい。
Toughコンデジに求める域値は、人にも依るだろうがあまり高くしては可哀相だ。
【最短距離撮影】
さすがにボケはXZ-1に比べてかなり小さい。
センサーサイズから見ても当然であるだろう。
また、FT3にはズームマクロなる便利なマクロモードがある。
最短5cm~∞まで可能であり、しかもワイドからテレ端までF3.3通しという美味しいマクロモードだ。
だが、テレ端なのにF3.3?
ひょっとしてワイド端のマクロモードをデジタルズームしているだけなのかも知れない。
詳しくは分からないが、時間があったらじっくり見てみよう。
【実写と感想】
実際にスキーグローブをつけた状態で操作してみたが、一般撮影は全く問題ない感じである。
もちろん、小さなボタンはある程度のコツが必要ではあるが慣れれば全く問題ない。
メニューを開いて細かな設定をするときはさすがに手袋を外して操作した。
かなり完成度の高いタフネスコンデジであると思う。
FT2はマリンスポーツに限ればかなり強力なコンデジであったが、FT3はウィンタースポーツにも十分対応できる守備範囲の広いカメラだ。
最初は先日購入したXZ-1との棲み分けに心配したが、それは杞憂に終わりそうだ。
XZ-1はセンサーサイズが大きい分、そしてレンズが大きい分、色々な点で有利に働いている。
しかしFT3には、XZ-1には欠片すら感じられないToughという唯一無二の特徴がある。
FT3はややお値段がお高い。
AF速度、精度とともにそれなりの高画質を誇るかなり使えるコンパクトデジカメであることは間違いない。
ただ防水や対衝撃、寒冷仕様が付加されているのでコスト的に高くなっている。
この付加価値をどう捉えるかでFT3の真価が決まる。
波しぶきを被る海岸でカメラを気にすることなく子供を撮影できたり、スキーで我が身が転倒する迫力のある動画を機材の心配をすることなく撮影できたりと、色々なシチュエーションを試すことができるのだ。
XZ-1ではFT3同様に使うことは難しいだろう。
FT3はどこでも守れるオールマイティな野球選手のようなコンデジだ。
外野も良し!
内野も良し!
捕手も良し!
ガタイは小さいが守備範囲が異様に広い。
しかし全てが超一流というわけではなく、アベレージにそつなくこなす。
そんなあなた(ユーザー)は監督で、この選手をスターティングメンバーとするか控えとして使うかどうか。
その答えによってこのコンデジのポジションが決まるであろう。
私ですか?
私だったら....自分のチームの選手層(持参マウント)と、相手の球団の特徴(被写体)に対して使う(持っていく)かどうか決めますね。
つまり........?
ありきたりの回答でスミマセン。
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