無料ブログはココログ

ana

  • ana

« 息子へ | トップページ | ZD ED 8mm/F3.5 Fisheyeを使ってみる »

2011年2月 5日 (土)

EF300mm/F4.0L IS USM(APS-C機使用)を使ってみる

私の持っているEOSシステムで最も長い焦点距離のレンズ。
APS-C機で使用した場合、35mm換算すると480mmの望遠レンズとなる。

20110205a

300mmという望遠レンズでありながらF値を4.0に抑え、しかもレンズ内手振れ補正まで搭載していながら重量は1190gと極めて軽く、全長も221x90mmと信じられない様なコンパクトサイズを呈している。
また最短撮影距離は1.5m、最大撮影倍率は0.24倍と抑えるべき所は抑えている。
これで実売が10万円台半ばなのだからコストパフォーマンスは非常に高いと言えるだろう。

発売から10年ほど経っていることと、手振れ補正が約2段分しかないというのが悔やまれるところだ。
しかし、この性能でこの金額だ。
それは受け入れるしかないであろう。

20110124l

それでは、いつもの様にポンちゃんでテスト撮影とする。
被写体までの距離は2m。望遠でこの距離設定は失敗したといつも感じてしまう。
機会があったら再検討したい。
ボディはEOS7D、ISOは100、WBは太陽光に設定する。
1~2段ずつ絞って撮影した。

【テスト撮影】

F4.0
20110205b

F8.0
20110205c

F11
20110205d

300mmのため圧縮効果が高すぎて差があまり分からない。
非常によろしくない典型的な失敗例だ。

自戒をこめて敢えてポンコツ写真をそのまま掲載する。

ここで撮影距離2mとどこが違うかよく分からない最短撮影距離1.5mの写真を出して恥の上塗りをしてもいいのだが、本当に意味がないので止めました。

【実写と感想】

このレンズは開放から使える。
ボケこそAPS-C機ではF5.6相当になるが、自然で品のいいボケ方をしてくれるためあまり気になることはないだろう。

20110205e
Kiss X4+EF300mm/4.0L IS USM

フードははめ込み式で前後にスライドさせて固定する。
非常に便利であるがネットで見ると、固定してあるテープが強い力で外れてしまう事が報告されている。
扱いには気をつけておく必要がありそうだ。

20110205f
Kiss X4+EF300mm/4.0L IS USM

AFはUSMを搭載しているため静かであり高速だ。
爆速というわけではないが、特殊な用途に限らなければ実用性は高い。
自分の一般的な使い方では非常に快適なAF速度だ。

20110205g
EOS 7D+EF300mm/4.0L IS USM

三脚座は取り外すことが可能で、手持ち撮影で少しでも軽くしたいときには便利である。動物園や公園で子供撮りをするときには外すことが多い。
だが、テレコンをつけたり天体撮影するときなどは三脚座は必須である。

20110205j
EOS 7D+EF300mm/4.0L IS USM

写りは素直で、望遠のため圧縮効果も相まって非常に立体的に映し出すことができる。
解像感やコントラストもしっかりしており、不満は感じない。
さすがにサンニッパと比べたら可哀想であるが、このコストパフォーマンスは相当なものだと感じてしまう。

20110205i
EOS 7D+EF300mm/4.0L IS USM

300mmの望遠を誇り、補正効果は2段程度であるがISが搭載されており、重量が1.2kgを切って全長が20cm強のコンパクトなのに写りの良い単焦点ハイパーレンズ。
リニューアルを是非とも希望したい。

« 息子へ | トップページ | ZD ED 8mm/F3.5 Fisheyeを使ってみる »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: EF300mm/F4.0L IS USM(APS-C機使用)を使ってみる:

« 息子へ | トップページ | ZD ED 8mm/F3.5 Fisheyeを使ってみる »