OLYMPUS XZ-1
様子を見ようと思っていたのに購入してしまいました。
オリンパスXZ-1。
今週に発売になるパナソニックのDMC-FT3を予約しているにもかかわらず、何故に購入してしまったのか。
購入に動いた理由は以下の通り。
1.レバー式のズームボタン
2.F1.8始まりの明るいズームレンズ
3.ボディに直接接続できるチャージャー電源
4.ドラマチックトーン搭載
5.偶然見てしまったから
購入する瞬間のratioは5.が高かったのであるが、やはり室内撮影やドラマチックトーンの使用を考えると購入して正解だったのではと思う。(と考えたい)
でも本当はレバー式ズームボタンに琴線が触れてしまったのだ。
さて、この辺りでXZ-1に対して簡単な説明をしてみたい。
このデジカメは比較的高性能なハイエンドデジカメに入るのと思う。
重量は275g。サイズは110.6mm×64.8mm×42.3mm。
センサーは1/1.63型高感度CCDを搭載し、有効画素数は1000万画素となる。
開放F値は1.8-2.5のレンズで35mm換算で28-112mmの焦点距離。
最短撮影距離は60cm。マクロモードではワイド端が10cm、テレ端が30cm。スーパーマクロではワイド端固定で1~60cmである。
背面の液晶は3.0型の有機ELディスプレイ。
まあ簡単に説明するとこんな所である。
それでは各部をじっくりと見ていく。
このコンデジ一番の売りはなんと言っても開放F値が1.8から始まることだ。
ワイド端の換算28mmでF1.8、テレ端の112mmではF2.5となる。
これはすごいことだ。
センサーサイズを1/1.63型まで小さくしたことで実用化されたサイズだろう。
マイクロでもこの焦点距離でこのF値のレンズを作ったら、どんなサイズになるか予想が付きそうだ。(^_^;
上記で述べたF1.8の明るさを誇る巨大なコンデジ用ズームレンズ。
電源を入れると収納されているレンズ群がせり出してくる。
ワイド端からレバーを動かすと、レンズ鏡胴は一度縮んでからテレ端に向かうにつれて伸びていく。
2段式の鏡胴なのでデザイン的にも美しい。
オリンパスのZDレンズは2段式を見かけなかったので意外である。
スムースにはめ込むことができるかぶせ式のレンズキャップである。
裏面のフェルト生地でフリクションを強めて固定しているため、はまり感はちょっと微妙である。
キャップを軽く引っ張るだけで取れてしまう。でも簡単に外れてしまうわけではない。
このキャップはすごいのか、すごくないのか未だよく分からない。
もう少し使い込んでから結論を出そう。
かぶせ式のため付属にヒモが付いている。
ライカのD-Luxシリーズと同じだ。この辺は意見が分かれると思うが私は好きです。
ただ、XZ-1もD-Luxのようにフックで固定してもらえると精神的に安心するんですけどね。
背面からいきましょう。まあ一般的なコンデジ様のデザインだと思う。
スイッチの配置については特に意見はないが、このXZ-1は通常撮影だと最短撮影距離が60cmもあるので、頻繁にマクロモードに切り換えることが多い。
そのときに操作ボタンを押す回数が多すぎる気がする。専用のマクロボタンがあるとありがたいのだが、仕方がないので年中マクロモードにしてある。
有機EL液晶は、最初は色に少し戸惑ったが慣れれば問題ないと思う。
まあ、見やすいですよ。
次に軍艦部であるが、非常にすっきりしていて見やすい感じだ。
背面と同様に右にスイッチ類が集められており、殆どの操作を右手だけで行うことができる。
左にある内蔵フラッシュは背面のUPボタンをスライドさせることでせり上がる。
また電源ボタンはシューの右側に見られる。
小さいが押しやすいボタンである。誤作動予防のためであろう。
今から10年ほど前に嫁さんに買ったカシオのコンデジがこのレバー式だった。
初めてのレバー式は非常に使いやすく、去年買い換えたリラックマデジカメも同じ仕様だったので指をくわえてうらやましがっていたのだ。
だが、オリンパスXZ-1にも同じような仕様が現れてくれたので嬉しい。
これがあるから購入したようなものだ。
ただ、この意見はマイノリティーなものと考えられるので、あまり声を大にしては言えないのが悲しい。
シャッターボタンが一体化されているのがグートだ。
適度なクリック感のあるモードダイヤルである。
これも使い込んでいかないと何とも言えなそうだ。
ただ、ボディ辺縁にかなりの表面積が触れているので、フリクションにより移動してずれる可能性は十分にあるだろう。
記録媒体はSDカードでSDHC/SDXC対応になっている。
SDカードを入れる向きはE-P2と同じくバッテリーに表を向けて入れる。
だがバッテリーはE-P2と逆で、レンズ側にバッテリーの表を向けて入れる。
これは非常に混乱するので、せめて同一メーカーなら統一して欲しい。
できることならコンデジ型は全メーカーで統一してくれると嬉しいんですけどね。
驚いたことにバッテリーのチャージはボディに直接USBケーブルをつないで行う。
Tough8000と同じやり方だ。実はこの方式好きだったんですよ。
オリンパスさん、やりますね。
チャージ中は本体の電源ボタン部が青くLED点灯する。チャージが終了すると消灯される。
ただし充電中はカメラ本体の撮影できないのはTough8000と同じである。
底面の三脚穴はSDカード挿入蓋のすぐ隣にあるので三脚に固定されたままだとSDカードの交換などで蓋が開けられない。
RRSの専用プレートなどはこの辺をよく考えて作成されてる。
オリンパスももう少し考えてもらえると嬉しいのであるが。
尚、三脚穴であるが写真で見て分かるとおり僅かではあるが飛び出している。
そのため雲台に装着する専用プレートをXZ-1に付ける場合などは十分な固定ができない可能性があるので気をつけた方がいいだろう。
<昨日の2月22日はネコの日だそうで....
という訳で、簡単ではあるがXZ-1の説明をしてみた。
結論から言うと、使い勝手にややクセはあるが使い込んでみたいカメラだ。
使っていて楽しさを感じることができる。
次回はテスト撮影による画像の検証をしてみたい。
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