Panasonic DMC-FT3
パナソニックの新製品であるDMC-FT3。
3代目タフネスコンデジとして、いつものカメラ屋さんで購入してきた。
色はインパクトのあるスパーキーレッドを選んだ。
ただ、実際に手にした色は薄いワインレッドというか、赤にオレンジを混ぜてややうすくしたような感じの色で、イメージとしたものとはかなり違っていた。
スパークするような赤ではないと思うがどうでしょう。
重量は約175g。バッテリーとSDカードを込めると197gと約200g弱となる。
サイズは103.5×64×26.5mm。
意外とコンパクトで軽く感じるのはFT2同様である。
このコンデジの特徴は、先にも述べたとおりタフネスコンデジである。
指でボディを軽く叩くと分かるが、極めて密閉性の高いボディであることが伺える。
センサーは1210万画素の1/2.33型CCDを搭載している。
防水性能は12mまでの対水圧能を誇る。(FT2は10m)
対衝撃能は2m。2mまでの自由落下なら衝撃に耐えられるわけだ。
そしてスキーで重要な対防寒能は-10℃までOKとなっている。
FT2に比べると対水圧能以外はタフネス性能は殆ど変わらない。
レンズはLeica銘柄を呈しているVarioElmarレンズである。
非球面レンズから構成され、換算すると28-128mm/F3.3-5.9のレンズとなる。
レンズ内手振れ補正POWER O.I.S.を搭載している。
軍艦部から見てみる。
FT2とはかなり様変わりしている。
目を引くのはGPSが埋め込まれている中央部だ。
この隆起した中央部がFT3の全てであり、この売り以外には殆どFT2と性能に変化がないと思う。
つい今し方、GPS以外はFT2と変わりがないと書いたが前言撤回である。
軍艦部からシーソー式のズームボタンが消えたのが大きい。
これによってグローブをはめたままでも自在にシャッターが押せるようになっている。
なかなか上手に押せなかったFT2のストレスがなくなった意義はFT3に於いて重要である。
電源はFT2同様であるので使い勝手に問題はない。
ここは今まで通りにしてくれたことに感謝したい。
大きいシャッターボタンの隣にこぢんまりと動画ボタンが追加された。
電源ボタンと対称性の同じような位置でもあるし、押しやすさは問題にならないだろう。
FT2の時には、グローブを付けていると切れそうになるほど動画ボタンは操作しにくかったのでこれはありがたい改良である。
次に背面画像である。
2.7型23万ドットFTF液晶を搭載している。
まあ、RAWが搭載されているような機種ではないので23万ドットでも問題ないが、もうちょっと欲張ってくれてると嬉しかった。
またFT2ではせり上がっていた液晶が、TF3ではほぼ周囲の高さと同じになっていた。
何故だろう。
水圧の問題で何かあったかな?
ズームボタンはシーソー型から二つボタン型に変更された。
ここはグローブを付けて操作しないと何とも言えないが、パナソニックはこの辺りの操作性を一新してきた。
結構期待が持てるのではないだろうか。
細かい設定などは十字キーを操作して行う。
メニューもグラフィカルになり非常に見やすい。
好感が持てる感じだ。
操作性に関しては、暫く使い込んでからまた書いてみたい。
FT2と外見上最も変化したところはグリップがついたことだ。
写真で見るとかなり膨らんでいるように見えるが、横から見るとさほどでないように感じる。
つかむとしっかりホールドできる。
でも触れるとあまり膨らんでいない絶妙なグリップだ。
読んでよく分からんと言う人は一度握ってみるといいと思う。
自分はこのグリップが結構お気に入りだ。
次にカードおよびバッテリー部。
FT2では底面であったが、FT3からは側面に切り替わった。
側面が丸ごと開く感じだ。
SDカードはSDHC/SDXCに対応している。
バッテリーはDMW-BCF10とFT2と同じである。家電メーカーにしてはありがたい心遣いである。
ちなみにSDカードとバッテリーを入れる向きであるが、自分としてはここが気になって仕方がない。
ちなみにEP-2と同じでカードとバッテリーの表を向かい合わせて挿入する。
私、この向きが一番好きなんです。何故だろう。
パッキンもしっかりしており、リラックマデジカメでみられるような貧弱なカバーではない。さすがタフネスコンデジのウィークポイントを守る要である。
最後にストラップの装着部位である。
場所はカメラを構えた状態から見ると、右上の角に位置する。
穴のサイズは小さく、普通の市販製カメラストラップでは入らない。
FT3付属のストラップを付けられるのだが、よく見るとFT2のソレによく似ている。
まだ使用はしていないので同製品とは言い切れないが、付属のストラップがFT2と同等品であるならばスキーグローブでは全くと言っていいほどストラップをつかめず、相当なフラストレーションが溜まってしまう。
だが、対処法はあるのだ。この事は機会があったらまた書いておきたい。
と、このようにDMC-FT3はFT2のマイナーチェンジというだけでなく、非常に魅力的な製品に仕上がっている。
だが、グローブを付けない状況でタフネスコンデジを使用する人ならば、FT2でも十分行けるはずだ。
GPS機能がどうしても欲しい。またはスキー、スノボでガンガン撮影したいYO!という人にはお勧めのコンデジですね。
次回はXZ-1と同様にテスト撮影による画像の検証をしてみようと思う。
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