伊豆下田へ行こう(ドロップアウト編)
昨日の続きである。
高根山山頂から南方面へと降りるのであるが一つ問題があった。
雨によるぬかるみである。
南方面に抜けるには、山頂からかなりの急勾配を下らなくてはならない。
標高差50mくらいあるのではないだろうか。
ロープ場になってはいるが、先ほどの雨によって危険な状態になっているであろう。
インパクトを考えると使用には躊躇するが、この時期は地面が露出していることもあるので軽アイゼンを使用する。
ここまで来ればあとちょっと....
E-5+ZD11-22mm/2.8-3.5
しかしアイゼンは本当に凄い。
雪面以外で初めて使用したが、雪のザクッというのではなくズブブッという感覚だ。
雪面よりもロック感が非常に強い。
インパクトに気をつけながらゆっくりと降りていく。
終盤は階段状になっているため軽アイゼンを外す。
木の陰で見えないがずーっと上まで続く
E-5+ZD11-22mm/2.8-3.5
無事に下に到着。
さて、ここからは比較的フラットなところを歩いていくのだ。
高根山~寝姿山で一番歩きやすいところだろう。
足にスパッツだけは残して雨後の登山道を散策する。
静寂感があたりに立ちこめ、空気はひんやりしている。
踏みしめる落ち葉からは濡れた音が聞こえてくる。
E-5+ZD11-22mm/2.8-3.5(ドラマチックトーン)
やがて標識が見えてきた。
高根山山頂で雨宿りをしたためにかなりの時間をロスしている。
このまま寝姿山に行くと日が傾きかけて夕飯に間に合わなくなってしまう可能性があった。
そのためルートをショートカットして蓮台寺へ向かうことにする。
標識から道を見るとまともそうだが....
E-5+ZD11-22mm/2.8-3.5
初めてのルートであるが道がしっかりしているようであるし、蓮台寺に向かえるのであれば好都合だ。
一瞬、高水山の巻き道を思い出して不安になったが、気持ちを前向きにして進むことにした。
またやってしまった....
E-5+ZD11-22mm/2.8-3.5
不安はすぐに現実の物となる。
倒木が目立ち始めルートファインディングがしづらくなってきた。
再び軽アイゼンをつけなくては危険かと思う程に滑りやすくなって来たときに伊豆急の電車音が聞こえてきた。
300mの山で迷うことはないと思うが....
E-5+ZD11-22mm/2.8-3.5
あと少し、あと少しと友人と励まし合いながら進んでいく。
これが夏場で草木が鬱そうとしていたら結構怖い。
人気のない道を不安になりつつしばらく進んでいくと、徐々に道が広くなり橋も出てきた。
こうなると安堵ともに余裕が出てきて饒舌になっていく。
突然明るくなったと思ったら出られた
E-5+ZD11-22mm/2.8-3.5
やがて舗装された道に出た。
ここは初めての場所だ。
地図で確認すると蓮台寺駅と高根山登山口のちょうど中間に位置する道のようだ。
稲生沢川に出てからお宿の清流荘へと17時に帰ってきた。
夕食は18時からなので、一風呂浴びて良い具合だ。
サザエの活き作りは絶品
E-5+Leica D Summilux25mm/1.4
今日のお山の感想と反省を語りながら友人とビールで懐石料理を楽しむ。
本日の懐石の締めは前回美味であった金目鯛のしゃぶしゃぶであった。
これは運が良いと箸をのばすが、ん?以前の時の方が美味しく感じる。
旬は今のはずなのだが、明らかに味が落ちている。
残念...
E-5+Leica D Summilux25mm/1.4
切り身の色合いもよくない気がする。
友人の雑炊のダシにしようという提案をのんで、全部切り身を鍋に入れて煮込んでおいた。
最後の夕飯なのにちょっと残念である。
金目雑炊....
E-5+Leica D Summilux25mm/1.4
清流荘は雰囲気が良く、サービスも行き届いて食事も美味しいおすすめの宿であったのだがどうしたのだろう。
料理長が替わったと聞いており、先日の食事は非常に美味しく味も向上していたので更に期待度が上がっていただけに意外である。
部屋に露天が付いている
E-5+Leica D Summilux25mm/1.4
あとチェックアウト時に妙に急かされる気がするのだが、前からこんな感じだったかな?
食事に関しても今回だけの事であるといいのだけれど、次も是非行きますかといわれると....うーん、どうだろう....。
宿代から考えると、ちょっと考えてしまいますね。
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