伊豆下田へ行こう(高根山編)
下田に着いた翌日は近くにある高根山(343m)へと向かった。
高根山は伊豆急蓮台寺駅より徒歩5~10分ほどで登山口に到着するほどに近くてお手頃な低山である。
まずはお宿でゆっくりと朝食を済ます。
当日は朝から曇ってはいるものの午後より雨がぱらつくという。
空の具合を見ながら雨具を準備しつつ11時前に出発した。
低山であり、ご近所であるが故のまったりとした出発である。
だが、これがいい。
登山口よりすぐに砂防ダムが見られる。
しかし相変わらず人は少ない、というか全く会わない。
今まで何回かこの山を登ったが、出会った人は昨年の60代の下山中女性一人だけであった。
よほどマイナーな山なのであろうか。
前回の夏の時はアブに散々悩まされたが、さすがこの時期に虫はおらず快適な登山を楽しむことが出来た。
しばし進むと2~3人分のフレッシュな足跡を登山道に見つけた。
本当につい今し方のような足跡である。
E-5+ZD11-22mm/2.8-3.5(ドラマチックトーン)
頂上に近づくにつれ歓声と話し声が上から聞こえてきた。
この山に来て初めて頂上で人に出会うかもしれないと友人と話しながら、そして最近の運動不足を悔やみながらもう少しで登頂だと歩みを進める。
E-5+ZD11-22mm/2.8-3.5(ドラマチックトーン)
ようやく高根山山頂に到着した。
だが誰もおらずに閑散としている。
おそらくは入れ違いで先客は南方面に降りていったのだろう。
しかし、ドラマチックトーンは意外に雨の予兆がつかみやすい気がする。
左手に大島がうっすらと
E-5+ZD11-22mm/2.8-3.5
早速、誰もいない山頂で昼食の準備に二人で取りかかった。
友人はストーブを出して調理を始め、私はシートを広げて....と、心配していた雨が降り始めた。
本当に助かった....
E-5+ZD11-22mm/2.8-3.5
念のために持ってきておいた小型タープを急いで広げる。
風も出てきたようだ。
こんな時に小型軽量のポンタシールドは役に立つ。
もちろん急な雨などの非常時しか張ることはしないが。
雨風が凌げるだけでもかなり暖かい。
熱燗を作ってしばし歓談し雨宿りしていると、雨足が弱くなってきたので早めに出発することにする。
この後は寝姿山に向かう予定なのだ。
南方面に降りるとなると急な勾配を下ることになる。
しかも先日や先ほどの雨で、ぬかるみで相当滑りやすくなっていることだろう。
ひょっとしてさっきの頂上付近から聞こえた歓声はまさか....。
こんな時のために軽アイゼンを持ってきたのだ。
インパクトを考えると微妙なのだが、前回一度危険な目に遭っているのでこの場所の雨後だけはつけさせていただこう。
風も弱まり、霧雨に変わっているのでタープの中で準備を終えて出発に備える。
さて、それではまいりましょうか。
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