E-PL2とGH2の高感度比較
今日は久しぶりにカメラネタを。
原発事故は予断を許さないが、カメラの記事を書くことで少しは気を紛らわそうということである。
先日の予告通り今日はE-PL2とDMC-GH2の高感度の比較をしてみた。
比較を同じ条件で行うために、DMC-GH2にVoightlander Nokton25mm/0.95を取り付けて、絞りをF8.0に固定して各ISO値で撮影した。
左はE-PL2、右はDMC-GH2である。
下の写真は時計を拡大したものだ。
【感想】
E-PL2とDMC-GH2は画素数も違うので単純な比較はできないが、概ねパッと見で高感度を上手にコントロールしているのはE-PL2ではないかと思う。
もちろんDH2は画素数が1605万画素という高画素センサーのために高感度がノイジーになるのは仕方のないことだろう。
E-PL2は1230万画素しかないのだから。
マイクロで精細さを求めるならば現時点ではGH2しか選択肢はない。
しかし、大きくプリントアウトする事がなければE-PL2でも十分ありであろう。
実際にA4以上でプリントアウトする機会が如何ほどあろうか。
それに気になることがあった。
GH2でISO3200を超えたあたりかとカラーバランスが急に変わってきたことだ。
レンズは電子接点のないタイプのコシナNokton25mm/0.95を使っていることが関係あるのだろうか?
ちなみにE-PL2では殆ど変化は見られない。
両機種ともJPEG撮って出しである。
以前GH2とE-5の撮影比較に使ったLeica D Summilux25mm/1.4では極端なホワイトバランスの変化はなかったので、今回のケースはちょっとナゾである。
つまりGH2は、マイクロ専用レンズや電子接点が対応しているレンズには非常に高機能な性能を引き出せると言うことなのだろうか。
そしてE-PL2は電子接点の有無を言わず、レンズ遊びにもうってつけのボディと言うことになるのだろうか。
この辺はまだはっきりと結論を出すには早すぎるので、もう少し使い込んでみようと思う。
実際にGH2でNokton25mm/0.95を使用していたときには、全くの問題はなかったのだから。
さて、ここでE-PL2の常用限界(当社比)であるISO2000とDMC-GH2との比較を見てみた。
E-PL2の方が時計の柄もはっきりしているし、ノイジーでないため使いやすそうだ。
もちろん塗り絵っぽいと言われればそうかも知れないが、個人的には受け入れやすい絵である。
暫くE-PL2を使いながら、パナのフラッグシップ機であるGH2と比較してみようと思う。
このような比較は後になってから「あ、なるほど」と分かることも多いのだ。
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