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2011年3月23日 (水)

M Hexanon35mm/F2.0を使ってみる

先日M Hexanon50mm/1.2 Limitedの事を書いたので、今度はこちらのレンズを選んでみた。
こちらはLimitedのような限定品でなく、ディスコンにはなったが一般に流通されていたレンズである。

20110320a

重量は260g、最短撮影距離は70cm。
サイズはライカSummicronとさほど変わらずコンパクトな印象を受ける。

それではポンちゃんによるテスト撮影を。
被写体までの距離は1m。
ボディはLeica M9、ISOは160に固定、WBは太陽光に設定した。

【テスト撮影】

F2.0
20110320b1

F4.0
20110320b2

F8.0

20110320b3

写りはごく自然で、Summicronに何かあったときには代替レンズとして十分活躍できるレンズであろう。
厳密に言うとSummicronにはちょっと負けてると思う。

【最短距離撮影】

F2.0(70cm)
20110320b4

ボケの具合も見るために最短距離で開放撮影をした。
クセのないスタンダードな写りをしてくれる。
まあ日本の優等生的なレンズだ。

【実写と感想】

このレンズを使っていた期間は僅か1~2年である。しかもレンジファインダー自体を使っていて期間も数年しかない。
それにMマウントレンズも所持したものは僅か16本程度である。
そのために偉そうなことを書くのは気が引けるのだが、ド素人が単純に感じたことを書いておく。

20110320e
M9+M Hexanon35mm/2.0

ライカMマウントのレンズはみんなクセ持ちだ。
標準的で素直な色と雰囲気を出しくれるレンズは、純正のアスフェリカルな最新レンズばかりだと思う。
自分の所持するレンズの中で純正以外に自然な感じを出してくれる数少ないレンズがこのM Hexanon35mm/2.0である。

20110320d
M9+M Hexanon35mm/2.0

ほんの僅かに寒色系の気もするが、あまり気にならない。
デザインのやや古くささも使っていると愛着がわいてくる。
気になるのはレンズフードだ。
ねじ込み式のレンズフードは、マイクロのNokton25mm/0.95と同じような苦手なデザインである。

20110320f
M9+M Hexanon35mm/2.0

なぜ、ライカ以外のサードパーティーはあのようなデザインを選ぶのだろう。
ファインダーの位置の関係だろうか。
そのためにいつもフードは付けずに撮影していた。
M Hexanon50mm/1.2 Limitedとは異なる異質のレンズのようだ。

20110320g
M9+M Hexanon35mm/2.0

一言でいうなら、クラスにいる優等生ではないけれど良くできる地味な女の子。
地味であるが故に付き合っても華はないが、時折見せる知識の奥深さに驚かされる。
そんな感じのレンズであろうか。

意外と真の幸せはそんなところにあるのかも知れない。

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