Leica Summicron M35mm/F2.0Asph.を使ってみる
M型ライカで最も私の使用頻度の高かったレンズである。
最新型のズミクロン35mm。
Mマウントの35mm/F2.0では、ほぼ完成の域に達しているレンズではないかと思っている。
重量は255g、サイズは53x34.5mm。
非常にコンパクトで、手に持つとさすがMマウントレンズと思わせる大きさだ。
最短撮影距離は70cmである。
フィルター径は39mm。
それではいつもの置物でテスト撮影。
被写体までの距離は1mに固定。
ボディはM9、ISOは160、WBは太陽光に設定した。
【テスト撮影】
私にライカ歴代の35mmズミクロンの使用歴はないので偉そうな事は言えないが、かなりいいレンズであることは間違いはない。
写りは現代的でコントラストもしっかりしており、開放から十分使えるレンズである。
色調もほぼノルマルではないだろうか。
【最短距離撮影】
最短撮影距離70cmに於いて開放で撮影した。
ボケもキレイで、よく写るレンズである。
【実写と感想】
このレンズは、よくM8.2に取り付けて出かけていた。
M8.2とのマッチングとちょうど好きな画角にもなるので好んで付けていたのだ。
写りが好みで、またクセも少なく非常に使いやすかった。
M8.2+Leica SummicronM35mm/2.0Asph.
このズミクロンは、初めてライカの最新レンズを新品で買ったものだ。
35mm/F2.0なのに、何でこんなに高いのかと不思議で仕方なかった。
一眼レンズに比べたら非常識なまでのお値段である。
M8.2+Leica SummicronM35mm/2.0Asph.
だが不思議なもので、Mボディにズミクロンを付けて撮影すると、下手くそなのに何か満足してしまうような気がするのだ。
ライカの魔力みたいなののだろうか。
M8.2+Leica SummicronM35mm/2.0Asph.
安いコシナ製レンズを使っていると、同じ画角のライカレンズをフラフラと購入したくなる。
エルマリート28mmAsph.、球面ズミルクス35mm、エルマリート24mmAsph.、....と購入を続け、ズミルクス50mmを買うところでふと我に返った。
M8.2+Leica SummicronM35mm/2.0Asph.
ライカレンズを手放した今、実際にコシナとライカを見比べてみると、極端な差は見られない。
しかしライカレンズで撮った写真は、思いこみかも知れないが何となく雰囲気がある様な気がするのだ。
M8.2+Leica SummicronM35mm/2.0Asph.
ズミクロン35mmAsph.。
このレンズは、もしM型ライカをもう一度始めたら是非とも再度購入しておきたいレンズだ。
私にとってはM型ライカ35mmのメルクマールになっているレンズなのだ。
そして、もう一つ絶対に外せない超大好きな35mmレンズ。
クセ玉と言われる球面ズミルクスだ。
私はこのレンズを知ることができただけでも、M型ライカに手を出した甲斐があったと考えている。
この球面ルクス35mmに関してはまた後日。
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