SIGMA 17-70mm/F2.8-4.0 DC MACRO OS HSM(テスト撮影)
先日の17-70mm/2.8-4.0DC MACRO OS HSMの続き。
それでは被写体はいつものイヌの置物ポンちゃん。
被写体までの距離を2mあけてテスト撮影をしてみる。
カメラボディはCanon EOS7D、ISOは100に固定、WBはうっかりAUTOのままだった。
17mmのワイド端と70mmのテレ端、そして中間域の35mmで撮影を行った。
また17mm域では周辺の流れと色収差を見るため、隅角部の拡大画像を添付しておいた。
クリックで各画像は拡大される。
17mm(換算27mm) 左よりF2.8/F4.0/F8.0
17mm(換算27mm) 隅角部拡大 左よりF2.8/F4.0/F8.0
35mm(換算56mm) 左よりF3.5/F4.0/F8.0
17mm域では旧製品に比べて開放からコントラストの低下はさほど気にならない。
解像度もしっかりしており、周辺の流れも問題なさそうだ。
ただ、色収差はやはり出現する。
隅角部を見るとF2.8とやや改善されるもののF4.0で若干残る感じだ。
F8.0ではほぼ解消されている。
因みにこれはF5.6の写真であるが、色収差はギリギリ気にならないレベルだと思う。
つまり17mm域ではF5.6まで絞ればよいといったところか。
他の焦点距離では開放から十分使えそうだ。
ボケも僅かに荒さは残るが、廉価なズームレンズとしては十分すぎるほどの能力を有している。
次に最短撮影距離によるボケ具合をチェックしてみる。
このレンズはテレ端では0.37倍の撮影倍率を誇るので、被写体のポンちゃんが大きく写りすぎてしまうが為に、今回の検証ではワイド端のみでチェックする。
17mm(換算27mm) 22cm 左よりF2.8/F8.0
近接撮影でのボケは思っていたよりキレイだ。
まあ実売4万円前後のズームなので、高級ズームの土俵で比べたら可哀想である。
ぼかすことを目的とするならば、単焦点のハイスピードレンズや望遠を使えば良いであろう。
点光源もキレイで隅角部でも若干の口径食は出るものの、周辺まで十分な形を維持している。
アスフェリカルな同心円模様も目立たない....と思っていたら実写で出た。
この辺はこのレンズの愛嬌といったところか。
(後で分かりましたが、この写真は17-50mm/2.8EX DC HSMのものでした。
17-70mm/2.8-4.0ではありません。)
さて、それでは次回は実写と感想です。
SIGMA 17-70mm/F2.8-4.0 DC MACRO OS HSM
スペック
テスト撮影
実写と感想
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