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2011年6月

2011年6月30日 (木)

やっぱり....

多分、そうなのではないかとずっと心の底で思っていたのだ。
何気に先日、お知らせココログを見た瞬間、池上遼一風にくわッとなった。

20110630a_2 20110630c

先日のブログ引越騒動で、エラーの頻発にどう考えてもおかしいなと感じていた。
おそらくは障害が生じているのではとお知らせココログを調べても見たのだ。

しかし、当時のココログを目を皿のようにして探してもそのような報告が出ていない。
当然だった。この障害情報は改善してから報告してきたのだから。

20110630b
Canon EOS7D+AT-X124PRO DX12-24mm/4.0

障害発生から10日間以上してから、しかも改善した後に報告を出してきている。
もうすこしレスポンス良く状況を報告してくれるとありがたいのですがねえ。
無駄に過ごした時間を考えると少し悲しい。

2011年6月29日 (水)

PC-E Micro NIKKOR 45mm/F2.8D ED(スペック)

実はこのレンズは2本目だ。
2009年に発売になった直後に購入し、D3につけて撮影していた。
非常に良くできたティルトシフトレンズで、マクロレンズとしても愛用していたが、ライカMシステムの導入によって、一度ニコンを手放したのだ。

20110629a

結局はライカを手放すことになり、代替のフルサイズ機を導入するために再びNikonシステムのD700を選択した。
メインのCanonがあるのに何故にNikonにしたのか。
それは、このPC-E Micro NIKKOR45mm/2.8D EDがあったからなのだ。

20110629b

さて、そんな2回も買ってしまったPC-E Micro NIKKOR45mm/2.8D EDはどんなレンズなのか。
まずは簡単なスペックを。
重量は約740g、サイズは82.5mmx112mmと単焦点にしては結構大柄なレンズだ。

20110629c2 20110629c1

レンズ構成は8群9枚で、1枚のEDレンズが組み込まれている。
ナノクリスタルコートが施され、逆光には非常に強い。
MTF曲線からレンズ性能もかなりのものと言うことが分かる。

20110629f

フィルター径は77mmと焦点距離45mmにしてはかなり大きい。
ティルト・シフトさせるためであるから仕方がないが、これが前述のMTF曲線に現れているのであろう。
絞り羽根は円形の9枚である。

20110629e

さて最短撮影距離であるが、これがこのレンズの特徴でもあるマクロ搭載と言うことからわずか25.3cmとなっている。
最大撮影倍率は0.5倍。つまりハーフマクロである。
画像の中央から辺縁までしっかりと解像し、ティルト・シフト機能を搭載し、しかもハーフマクロ撮影まで可能だというスーパーレンズ。
でも、TSレンズなのでマニュアルフォーカスなのが仕方のないところですけどね。

20110629d3

インナーフォーカスではないので鏡胴が伸びる。
Leica MacroElmarit R60mm/2.8のようににょっきり伸びるタイプではないので、あまり目立つことはない。
Nikonのサイトによると近距離補正方式(Close-Range Correction System)を取っているらしい。
全体繰り出しと違って近距離側で像面湾曲が増加することが少ない。マクロ撮影で恩恵が得られるのだ。

と、このように一粒で二度・三度と美味しいレンズなのである。

さて、ティルト・シフトの使い方は以前にも書いたので、今回は割愛させていただく。
それでは次回はテスト撮影です。

PC-E Micro NIKKOR 45mm/F2.8D ED

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年6月28日 (火)

SIGMA SD1 な日々 6

このところ仕事が忙しくてカメラを持ち出す時間がなかなかとれない。
SD1も休眠状態である。
早く撮影してやりたいものだ。禁断症状が出そうな感じだ。

20110628a
SIGMA SD1+10-20mm/3.5EX DC HSM

それに、このところ望遠レンズに飢えている。
いま持っているSAマウントのレンズでは、17-50mm/2.8OSの50mm端(換算75mm)が最も望遠なのだ。
これはちょっと厳しい。

20110628b
SIGMA SD1+28mm/1.8EX DG ASPHERICAL MACRO

先日の蓮の花など友人に手をつないでもらって、身を乗り出して片手で撮影した泣ける画像だ。
おかげでストラップが濡れてしまった。

SIGMAさんには早いところ50-150mm/2.8OSを出してもらいたいところである。
そうしないと、何か既存の望遠レンズを購入してしまいそうになる。

SD1は怖い。

2011年6月27日 (月)

Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII(実写と感想)

いつぞやに書いたが、私は超広角レンズの構図が非常に下手なのだ。
望遠レンズはど真ん中ストライクの日の丸構図でもいい感じに写せるが、超広角は構図のバランスがモロに現れる。
誤魔化しの効かないレンズなのだ。
それでいて、何かしら役に立つのではないかと重い広角ズームを年中持ち出していた。

20110627e

徐々に下手な写真しか撮れないことが分かっているにもかかわらず、わざわざ重い超広角ズームを運び出すことが億劫に感じるようになってしまった。
軽いズームもなくはないのだが、私は歪曲が苦手なのでそれの少ない広角ズームとなるとどうしても高級で、しかも重量が目立ってくるレンズしか選択肢がなかったのだ。

20110627b
Nikon D700+Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII

そこで考えたのが単焦点の超広角レンズだ。
しかもF値の暗いものを選択すれば、より重量を軽減可能で歪曲もある程度許容できる。
こうして選択したのがVoightlander ColorSkopar20mm/3.5SLIIである。
本来はAFのAi AF Nikkor 20mm/F2.8Dをチョイスしていたのだが、より軽量なMFであるカラスコ20mmに惹かれてしまった。

20110627c
Nikon D700+Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII

写りや操作性はMFという点を除けば文句はない。
逆光性能も開放でこのレベルである。十分であろう。
確かに開放値でのビネッティングや周辺解像度のレベルはこのサイズであるため、大きく重い高級単焦点に比べれば劣るのは仕方のないことだろう。
しかし、冒頭に書いたが私は超広角レンズはレンズは苦手なのだ。
だから広角レンズの雰囲気が写真に現れていれば、それで良しと考えるようにしている。

20110627d
Nikon D700+Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII(開放)

ところがいくつかの問題が生じてきた。
一つは、このレンズはマニュアルフォーカスであるが故、ピントを合わせたつもりでも超広角レンズのため、ボディ背面液晶でのピントがわかりづらいと言うことだ。
モニターに出してから、ん?はずしてる?という事がたまにあるのだ。
まあ、超広角なのでさほど目立つことはないのだが、あまり気分のいいものではない。
それともう一つ。やはり場合によりズームが欲しいと言うことだ。
どうしても余計なものが入りすぎる場合、場所によってはどうにもならないこともある。
いざとなればトリミングという方法も使えるのだが、このレンズ使用のD700は1200万画素のために大幅なトリミングはかなり厳しいのだ。
高画素なセンサーを積んだ機種ならばいけるかも知れない。

20110627a_2
Nikon D700+Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII(開放)

しかし、総合的に見るとコンパクトで僅か200g強のこのレンズにおけるアドバンテージは極めて大きい。
カメラバッグの中身で、使用頻度が少ないにもかかわらず体積を大きく占めるレンズは気持ちのいいものではない。
標準ズーム、望遠ズーム、ハイスピードレンズにもう一本、「カラスコ20」を隙間に入れて旅行システムの完成である。
広角ズームは必ず持ち出すけれど、あまり使用頻度は少ないなあと言う私のような方、いかがでしょう。

Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年6月26日 (日)

Space Battleship ヤマト のBlu-ray

先日、実写版ヤマトのBlu-rayが届いた。
キムタク主演のSPECE BATTLESHIPヤマトである。

20110626a

せっかくだからとコレクターズエディションを購入した。
発売を非常に楽しみにしていたのだ。
映画は2回見に行った程である。

20110626b

この映画の評価には賛否両論があって面白い。
個人的には良くできた映画だとは思うが、私の友人を含め批判的な意見の大半は「アレはヤマトではない」という事に尽きるようだ。

20110626c

みんな心の中に自分のヤマトを持っているのだ。
それはそれでいいことだと思う。
私なぞ、30年ぶりの新作ヤマトの復活編とこのスペースバトルシップヤマトにすっかり舞い上がって迎合し、処女作から最新作まですっかりコンタミされてしまった。
ある意味、裏切り者なのかも知れない。(笑)

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職場に届いたBlu-rayを大事に小脇に抱えて自宅に帰る準備をする。
突然スタッフからはそれはガンダムですかと聞かれた。
いや、これはヤマトだよ。宇宙戦艦ヤマトの実写版だ。
そう簡単に説明すると、よく分からないといった顔をされ、それはガンダムとはどう違うんですかと聞かれてしまった。

実は私もよく分からない。
取りあえずガンダムはロボットとしか分からないヤマト世代なのだ。
ヤマトについてなら何時間でもお話しできますが、と言ったら丁重に断られた。
まあ、彼女らにとっては同じようなものなのだろうか。

2011年6月25日 (土)

メガネ

10年近く使い続けてきたメガネが、もうもちそうにない。
6代目のものだったが、一番長く使い込んだ。
一時はソフトコンタクトも使用したが、メガネが一番使い勝手がよろしかったのだ。

楕円形の細いリムで形作られている、ブルーの華奢なメガネだった。
そのメガネは既にフレームは歪み、レンズは傷つき、表面コーティングは剥げている。
しかし、なんと言っても印象の良くないのが鼻パッドのクリングス部分に発生する緑青だ。
最近になり少し目立ってきたので、思い切って買い換えることに決めた。

20110625b
SIGMA SD1+10-20mm/3.5EX DC HSM

2週間ほど前に二子玉の百貨店に行って決めてきたのだが、先日完成したので取りに行ってきた。
しかし最近の二子玉は非常に変化が著しい。。
以前、ネコタマのあった辺りに、二子玉ライズという近代的なショッピングセンター・オフィスができたのだ。

20110625c
SIGMA SD1+10-20mm/3.5EX DC HSM

大きく吹き抜けたところにモールが入り、休日にもなると人がたくさん集まってくる。
この日は平日であったためか人は少ない。
若者向けの店が多く、以前のバスロータリー側とは思えない程の変化だ。

20110625d
SIGMA SD1+10-20mm/3.5EX DC HSM

二子玉ライズは通り抜けて、いつもの百貨店に顔を出す。

さて、個人的に好きな形はリムの部分が円形のものだ。
分かりやすく言うとジョン・レノンのかけているような、ロイド眼鏡の細い感じのタイプであろう。
以前、気に入って結構長く愛用しており、願わくばもう一度、そのタイプを作ろうと考えていた。

とろこが実際につけてみるとジョンレノンどころでなく、新渡戸稲造になっていた。
まあ、つまりは私の年と体重が増えていたのである。

20110625a

なので、7代目はナイロンワイヤーで固定するものを選んだ。
家族やスタッフからはよく似合うと言ってもらえたが、素直に喜んでいいものなのだろうか。

2011年6月24日 (金)

SIGMA SD1 な日々 5

SD1は不思議なカメラだ。

20110624a
SIGMA SD1+28mm/1.8EX DG Asph

EOD7Dを持ち出せばストレスフリーで撮影できるのに、いつもこちらを選んでしまう。
FOVEONにこだわりがあって使っているわけでもない。
使い勝手が優れているわけでもないこのカメラを使っている理由は何であろうか。

20110624b
SIGMA SD1+10-20mm/3.5EX DC HSM

たまにではあるが、今までと雰囲気の違う写真が撮れることがあるからだと思う。
もっさりと表示される背面部液晶の画像とは全く違うものがPCのモニターに現れる。
たとえの表現が難しいが、写りがというものでなく、撮影雰囲気が以前のフィルム時代に近いものがあるように感じる。
実際に現像してからルーペで確認するまでのあの感覚と似ているのだ。

20110624c
SIGMA SD1+10-20mm/3.5EX DC HSM

「さっきの写真は自信があるけれどどんな出来なのだろう」
「これは間違いなく失敗写真だな」
しかしSPPで現像すると思っていたものと全く違うイメージでモニターに現れることが多々あるのだ。

20110624d
SIGMA SD1+10-20mm/3.5EX DC HSM

この新鮮で面白いカメラをいつまで楽しめるのだろう。
だが、私のこの楽しみ方では、実用性の面でいつの日か必ず飽きが来る。
近いうちにファームアップで、カメラ自身の使い勝手を、またSPPのソフトの質をそれなりのレベルまでに引き上げておく必要があるように感じるのだ。

期待してますよ、SIGMAさん。

2011年6月23日 (木)

Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII(テスト撮影)

夏至も終わったことなので、気持ちを切り換えてまたブログを書き続けていこう。
さて、今日はカラスコ20の続編である。

20110623d

マニュアルフォーカスの極めてコンパクトな超広角レンズである。
広角故にピント焦点が分かりにくいが、こんな時にフォーカスエイドは本当にありがたい。

Pon6

被写体はいつものイヌの置物であるぽん太郎君。
被写体までの距離は2mに設定。
ボディはNikon D700、ISOは200、WBはAUTOで撮影した。

【テスト撮影】

20mm F3.5 2m
20110623a1

20110623b1_2 拡大像

20mm F5.6 2m
20110623a2

20110623b2 拡大像

20mm F8.0 2m
20110623a3

20110623b3_2 拡大像

各絞り値の下段の写真は隅角部の拡大である。
開放値(F3.5)では光源周囲にコマ収差が、他に色収差も見られる。
絞り込むことでコマ収差は改善するが、やはり色収差はあまり改善していない。
ビネッティングは分かりにくいと思われるが、それなりに存在する。
ビネッティング大好きな私としては全然許容範囲だ。
こちらは絞れば当然改善する。

【最短距離撮影】

20mm F3.5 20cm
20110623c1

20mm F8.0 20cm
20110623c2

20cmまで寄れるので、そこそこぼかすことが可能だ。
若干うるさいボケだが、きれいにまとめていると思う。
色収差はやはり出ている。

と、このようにカラスコ20は超広角でありながら寄れる楽しいレンズである。
今回は欠点として色収差を上げたが、盛大に出現するわけではなく、画面周辺を拡大すると見つけることができるというレベルだ。
まあレンズ構成でアスフェリカルなものも1枚しか使っておらず、値段も値段なのでこの辺りは仕方のないところであろうか。
超高級単焦点ではないので、コスパを重視して割り切って使っていきたいレンズである。

Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII

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テスト撮影
実写と感想

2011年6月22日 (水)

一年で一番嫌いな日

今日は夏至である。
年間を通じて最も日が長く、且つ、夜の短い日でもある。
そして私が一番嫌いな日でもある。

理由は去年のブログでも書いたので、繰り返し書くほどしつこい性格ではないので割愛する。

20110622a
Nikon D700+Voightlander APO-LANTHAR 90mm/3.5SLII

しかも本日の気温は30℃になるらしい。
あぁ、なんかブログを書く気力も奪われるようだ。

なので今日はここまで。

2011年6月21日 (火)

Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII(スペック)

このところSD1の事ばかり贔屓して書いていたので、そろそろいつものパターンに戻ろうと思う。

20110621e

今日はカラースコパー20mm/3.5についてである。
フルサイズシステムの小型軽量化を徹底しているときに、構図が苦手なしかも重い超広角ズームをわざわざ購入せずに、この20mm一本あればメチャメチャ軽量化できるのではないかと考え、すかさず手に入れたMFスレンズである。
この時はNikon D700で使用していた。

20110621a_2

重量は205g、サイズは63x28.8mmと20mmにしては極めて小型軽量のレンズになる。
先にも述べたがオートフォーカスはついていない。手動でピントを合わせるマニュアルフォーカスだ。
操作感は非常によろしい。

20110621f 20110621c1_2

レンズ構成は6群9枚。前玉が軽く突出しているが、フィルター枠に覆われているためにΦ52mmのフィルターが取り付け可能である。

20110621g

最短撮影距離は20cm、最大撮影倍率は0.16倍である。
無限遠から最短撮影距離にゴム製ヘリコイドを回すと鏡胴が僅かに伸びる。
CPUが内蔵されており、絞りリングを回すことなく、カメラ本体のダイヤルを操作することで絞りの変更が可能だ。

20110621d_2

フードは別売り(\2,000)であるが、ちょっとデザインが好きくないかも知れない。
絞り羽根はリッチにも9枚である。

結論から述べるが、キヤノンでフルサイズ機を購入したら手に入れようと思っているレンズである。
それほどまでにこのレンズの長所は大きい。

それでは次回はテスト撮影である。

Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年6月20日 (月)

くしゃみ

職場の2F一部は私室になっている。
私的な作業を行う場合は、よくここで残業するのだ。

20110620a
SIGMA SD1+17-50mm/2.8EX DC OS HSM

数日前のこと、2Fで夜半まで残り一人で仕事をしていたときに廊下側から何かの音が聞こえた。
生き物が発する瞬間的な物音だ。

気になったので、ドアを開けて暗い廊下を見回したが誰一人いない。
気のせいだと思い、そっとドアを閉めてもう一度仕事に戻ろうと椅子に手をかけたとき再びその音が聞こえた。
「ブシッ」というくしゃみのような音だと気がついた。
しかも今回のそれは廊下とは逆の窓側から聞こえてきた。

このような時間に誰かが来たとも思えない。しかも窓側からだ。
しばらく廊下と窓側に神経を集中するが、それきりその音は聞こえない。
今日はこの辺までにしておこうと、帰る準備をするために階下に降りて、誰もいなくなった職場で弁当箱を洗い、鞄に書類を詰めていた。
すると私の真後ろでもう一度「ブシッ!」とくしゃみの音が聞こえた。

慌てて振り返るが、当然ながらやはり誰もいない。
何回か聞いているうちに、これはイヌのくしゃみによく似ているという事に気がついた。
この職場圏でイヌを飼っているところはない。
ただ、よく聞いたイヌのくしゃみだ。
この音は2年前に死んだ柴犬ぽん太のくしゃみによく似ている。

20110620b
Canon EOS1DsMk2+Leica Summilux R50mm/1.4

そう言えば、偶然にも今日はぽん太の命日ではないか。
そのことに気づいた途端、しばし緊張と静寂が私以外誰もいない職場の中に張り詰める。
意を決して、思い切って声をかけてみた。

「ぽん太」

その後、5分ほど音をじっと待ったが、結局はそれっきり聞こえなくなってしまった。
あれは、ぽん太だったのだろうか。

普段、心霊なんて信じていない自分であったが、ぽん太の命日だと気がついたときには軽く寒気がした。
多分、近くに風邪気味のネコがいたのかも知れない。

もし、声をかけたときにぽん太の声で「ワン!」と返事をしてきたら、その存在を信じたのだろうか。
それともそんな現象は非現実的だからと否定したのだろうか。

それは、そうなってみないと分からないなと感じた出来事であった。

2011年6月19日 (日)

SIGMA SD1 な日々 4

私にとってのSD1の長所は、なんと言ってもその軽量さだ。
4600万画素相当を有するFOVEONセンサーを搭載したカメラが、小型軽量なAPS-Cレンズ群でシステムが組めてしまうというアドバンテージは大きい。

20110619a
SIGMA SD1+17-50mm/2.8EX DC OS HSM

高画素な35mm判デジタルフラッグシップ機とフルサイズ対応レンズ群、またはそれに準ずる中判デジタルとレンズ群らとSD1を比較すれば、その重量比・体積比は明らかだ。
SD1の利点は、システムをコンパクトにまとめられる事に他ならない。

しかし問題もある。
キヤノン・ニコンに比べればAF精度にやや難がある。
また写真データの書き込みが遅く、そのレスポンスには血圧が上がりそうだ。
そしてPC現像するためのSPP(SIGMA Photo Pro)がいつ落ちるのか、不安定さにおびえながら操作し続けなければならない。

そんなSD1なのに定価が70万円もする。
ふざけたカメラである。

20110619b
SIGMA SD1+28mm/1.8EX DG ASPH. MACRO

だが、これだけコンパクトに収まり、4600万画素相当をはき出せるカメラはこれしかない。
街中を歩いたとき、いつもの小さいサッチェルバックにはSD1に付けられた標準ズームと広角ズームを入れている。それでもまだまだバッグには余裕がある。
さっと取り出して簡単に撮影できるSD1は、まさに中判ライクな最強のAPS-C一眼でもある。

20110619c_2
SIGMA SD1+28mm/1.8EX DG ASPH. MACRO

まあ、いくつかの問題はあるが、軽量化という 他で代用することのできないこの意義に価値観を見いだせる人がいるならば、このカメラはおすすめですよ。
(でも、やっぱり高すぎますね。

2011年6月18日 (土)

ブログの引越

ブログを移転した。
因みにこちらが引っ越し先である。
つまり昨日以前の記事は前ブログのものを移転しただけだ。

20110618a2_2
Canon EOS7D+EF50mm/1.2L USM

ココログからココログへと大した引越ではないように感じるかも知れないが、その実は大騒ぎだったのだ。
引越ツールが全く役に立たない。エラーばかり頻発するし、前のちぇり小屋データを抜き出してインポートしようとしてもエラーが出る。

ハッキリ言ってお手上げ状態だった。
ネットでココログに関する引越トラブルの原因を徹底的に調べ上げたが解決には至らなかったのだ。
もう、過去の記事を捨てようと思っていたところ、何気なく見つけたフリーソフトがその窮地を救ってくれたのだ。

20110618b

ブログエクスポート分割くんというソフトである。
まさかとは思いながらも、ひょっとしたらエクスポートしたlogファイルが大きすぎるのではないかと考え、このソフトを使ってlogファイルを分割したところ、なんとあっさりとインポートできた。
しかもココログの引越ツールではコメントは移せないと注意書きがしてあったが、このフリーソフトではちゃんとコメントも引き継げているではないか。

まあ、結果オーライとなったが、ほぼ丸一日を無駄にしてしまった。
ココログさん、もうちょっとエラーの少ないツールをお願いします。

あぁ、引越初日からネガティブな日記になってしまった....。

2011年6月17日 (金)

Voightlander Nokton25mm/F0.95(実写と感想)

「次回」といっておきながら激しく放置プレイしてしまったVoightlander Nokton25mm/0.95であるが、遅ればせながら「実写と感想」を書いてみようと思う。

20110616a

このNokton25mm/0.95はヘリコイドが180°以上回るマニュアルフォーカスレンズだ。
素早くピントを合わせて速射するというレンズではない。
もちろん、慣れてくればファインダーを覗く前に盲牌的にピントリングを合わせてファインダで微調整するという離れ業もできるかもしれない。

20110616b

しかし、このレンズはゆっくりとピントを合わせて撮影したい気持ちにさせられる。
何故なのか。開放値からくるフンワリとしたボケのせいかもしれない。
まったりした気持ちにさせてくれる不思議なレンズだ。

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近くに寄れば17cmまでの接写が可能で、最大0.25倍まで倍率を上げられる。
一種の疑似マクロに近いレベルである。
その時のボケ方はマイクロの常識を越えている。

20110616e 近接では歪曲が目立つ

ただし、フォーカシングが全体繰り出しとのせいなのか、近距離側で像面湾曲が増加するので、マクロ的な使用では歪曲が目立ってきてしまうのが最大の欠点である。
接写時の被写体は人工物でないものの方がいいかもしれない。

20110616c

このレンズは現代的な色を出すレンズではない。
ソフトで細工すれば出せるであろうが、前回にも話した通り、「Nokton色」を出すレンズだ。
現代的な色を選ぶならば今度パナソニックから発売になるLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.の方が確実であろう。
なんと言ってもAFであるから楽だ。ただし最短撮影距離は30cmである。

20110616f

このレンズの存在意義は標準レンズでありながら17cmまで寄れて、しかも開放値がF0.95であるということ。
開放はハロがかったソフトなイメージであるが、このレンズで撮影したと分かる独特の雰囲気を持つ。
AFがないので心地よくパシャパシャと連写はしにくいが、1枚1枚をじっくり丁寧に撮影するこのレンズは、他のレンズでは決して撮ることのできない唯一無二の写真が撮れると言うことなのだ。



Voightlander Nokton25mm/F0.95
スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年6月16日 (木)

LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.

とうとう発表された。(2日前だが)
パナソニックから7月22日に発売になるLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.。
このところSIGMA SD1ばかりいじくり回していたので、この記事を書くのが遅くなってしまった。

20110617_2

重量は約200gと軽量、サイズも63x54.5mmと非常にコンパクト。
フィルター径は財布に優しい46mm。
このレンズを私は待っていたのだ。

自分はVoightlander Nokton25mm/F0.95を持っているが、このレンズはなんと言っても現代的な写り・色調が期待できることだ。
ノクトンの写りとは一線を画する。

最短撮影距離は30cmとまあまあ寄れて、最大撮影倍率は0.11倍(35mm判換算0.22倍)とそこそこ大きく写せる。
最大絞り値はF16。
7枚羽根の円形絞りが採用されて光源ボケには期待ができそうだ。

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レンズ構成は7群9枚で、超高屈折率UHRレンズと非球面レンズを有する贅沢な作りだ。
そして気になるのはナノサーフェスコーティング(NSC)だ。
おそらくはニコンのナノクリと同様なものであろうが、ついにパナソニックもナノ技術を使ったコーティングを採用したらしい。
逆光性能が楽しみである。

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MTF曲線も期待できそうである。

以前、ライカRでSummilux R50mm/1.4(E60)を使っていた。
非常に大好きなレンズであったが、その再来と思って楽しみにしていたのだ。
気になるのは角形フードだが、できればこだわって引き出す方式にして欲しかったものだ。

いずれにしても発売日が楽しみである。

2011年6月15日 (水)

SIGMA SD1 な日々 3

ここ数日、爆発的なアクセス数を稼いでいた。
爆発的といっても、当然閑古鳥な私のブログ比の話であるが。

ようやく、昨日あたりからネットのSD1旋風も落ち着いてきたようだ。
10日の発売以来、落ち着いた今でさえアクセス数は普段の5倍以上ある。
特に世界中からのアクセスが目立つ。なんと注目度の高いカメラなのであろうか。

20110615a

さて、そんないい意味でも悪い意味でも12bitRAWのSD1は旬なカメラであるから、少しダイナミックレンジでも見てみようと思う。
写真は条件を変えて撮影した検証的なものでなく、手持ちの僅かなスナップ写真からなるべく明度の差がある写真を選んで確認するだけというアバウトな方法なので、話半分に読んでいただきたい。

20110615b
SIGMA SD1+10-20mm/3.5EX DC HSM

10-20mm/3.5EX DC HSMの開放、ISOは800で撮影したものだ。
ダイナミックレンジは言われているほどに悪くなさそうである。
画面両端にある道路標識柱や木の葉などもなんとか確認できる状態だ。
細かく見ると標識柱にフリンジも出ていますね。
だが、それよりも気になったのは左端にゴーストと画面左右に若干の緑被りを起こしていることだ。

ネコ写真のISO1600で若干の緑被りを起こしているが、ISO800でも僅かに出るのは意外であった。
ISO3200は酷いので一目で分かるが、ISO800でも緑被りが現れるとは。

20110615c
SIGMA SD1+17-50mm/2.8EX DC OS HSM

当然ながらISO100では緑被りは問題ない。
ところでOS(手振れ補正)の効きが微妙だ。ひょっとしてOSをOFFにした方がブレ写真が少ないような感じがするのは気のせいであろうか。

話が緑被りにずれてしまったが、SD1のS/N比はそれなりに使えるのではないかと思う。
それには巨大な画像ファイルを、使いにくい専用現像ソフトで使用することが大前提であるのだが。

今度からSD1の写真サイズを小さくすることにした。
ブログ容量が一気に圧迫されることと、プロでもハイアマでもない自分の写真を大きく出し続けるほど図太い神経は持ち合わせていないので、今後は豆のようなサイズでこっそり出そうかなと思っている。
いきなり小さくするのも何だから、徐々にテーパリングしていこう。

2011年6月14日 (火)

SIGMA SD1 な日々 2

SD1は孤高の一眼デジカメだ。

20110614c

キヤノンやニコンに比べると精度にやや難のあるAFで撮影し、
その撮影した画像が背面液晶に表示されるまで5秒ほど待たされ、
液晶に現れる画像は画像エンジンが壊れているんではないかと不安がらせるほどの品質で、
その画像がCFカードに書き込まれるには12秒ほどかかり、
さらにはそのRAWファイルが45MB以上もある。
しかもフリーズしやすいSPP(SIGMA Photo Pro)と格闘してやっとモニターに現れた画像は、慣れないソフトのため思った色が出せずにポンコツ絵だったりする。

20110614b
SIGMA SD1+17-50mm/2.8EX DC OS HSM

ところが、その画像は等倍確認すると息をのむほど高精細であり、SD1を購入したことの不安は吹き飛ぶのだ。

20110614d
SIGMA SD1+17-50mm/2.8EX DC OS HSM

なんというカメラなのだろう。

もっとクセを知りたい。
もっと使いこなしたい。

SD1はそういう欲求が次々に沸き上がってくる中毒的なデジタル一眼なのだ。

2011年6月13日 (月)

SIGMA SD1 な日々

さて、高感度になると緑被りを起こす、ちょっとクセのあるSD1であるがさっそく散歩に持ち出した。

20110613a

いつもの散歩コースに子供を連れ出して歩いたのだが、一緒に歩きながらでもスナップ感覚で写真が撮れる4600万画素相当のセンサーを持つ小型軽量なSIGMA SD1は大したものである。

20110613b1_3
SIGMA SD1+17-50mm/2.8EX DC OS HSM

小さなカメラバッグに10-20mm/3.5EX DC HSMと17-50mm/2.8EX DC OS HSMの2本を一緒に持ち出しても全く苦にならないのが素晴らしい。
走る子供を小走りに追いかけることも可能なのだ。

20110613b2_2
SIGMA SD1+10-20mm/3.5EX DC HSM

高画素なセンサー故に僅かな手振れも分かってしまう。
そのために撮影時はそれなりに神経を使わなくてはならない。
だが、それは以前からの撮影時の基本事項であったはずだ。

20110613b3_2
SIGMA SD1+17-50mm/2.8EX DC OS HSM

デジタル化されてから写真をアバウトに撮ることに慣れてしまった自分であるが、SD1はそんな1枚1枚を丁寧に撮影することを再認識させてくれたカメラである。

20110613b4
SIGMA SD1+17-50mm/2.8EX DC OS HSM

惜しむらくは現像ソフトのSPP(SIGMA Photo Pro)が不安定であることだ。
私のPCが悪いのか、SPPが悪いのか年中フリーズしてしまう。
ある意味、SD1は忍耐と言うことも教えてくれるカメラでもあるのだ。

2011年6月12日 (日)

SIGMA SD1 の高感度

このところSD1ネタばかりになってしまっている。
でもSD1は面白い。

20110612a1

今日はSD1の高感度について書いてみようと思う。
発売日に高感度撮影を試写してみたところ、背面液晶に表示されたあまりにも酷い高感度画像に卒倒しそうになったが、先日のサンプルからSPP(SIGMA Photo Pro)で表示するとかなりイメージが変わって来ることがわかった。

20110612a2

そこで、今回はSD1の高感度サンプルを順に並べてみようと思う。
コントロールにはキヤノンのEOS7Dを選んでみた。
レンズはそれぞれに17-50mm/2.8EX DC OS HSMを装着、焦点域はテレ端の50mm域を使用し絞りはF5.6に固定した。

全体像は左がEOS7D、右がSD1。
拡大像に関しては上がEOS7D、下がSD1である。
いずれもクリックで拡大できる。

ISO100
20110612d1

20110612g1_2

ISO200

20110612d2

20110612g2_2

ISO400
20110612d3

20110612g3_2

ISO800
20110612d4

20110612g4_2

ISO1600

20110612d5

20110612g5

ISO3200
20110612d6

20110612g6

ISO6400
20110612d7

20110612g7

SD1のノイズ許容範囲はSPPで現像すればISO1600まで可能ではないかと考えた。
ただ、ISO1600のSD1サンプルはピンボケで細かなノイズ感が分かりにくくなってしまっている。
肝心のISO1600がピントずれを起こしてしまったので何とも言えないが、やはりレンズ毎の調整は必要なのかも知れない。
実際、各ISOの写真でもSD1は微妙にピント位置がずれている気がする。

EOS7DはAF精度が優秀でそのような写真は見られていない。
ま、このようなところがある意味SIGMAらしいかも知れない。

20110612h2
SIGMA SD1+17-50mm/2.8EX DC OS HSM

ここでISO1600の手持ち実写を出してみる。
どうであろうか。僅かに精細さは欠くかも知れないが、それなりのレベルを維持しているように感じるのだが....。
(ただの手振れかもしないが())

2011年6月11日 (土)

SIGMA SD1 使い始め

ネット上でもいくつか実写サンプルが見られるようになってきたので、私も仕事の休み時間にSD1を持ち出してちょっと撮影してみた。
もちろん、手持ち撮影を目的としている。

20110611a_2

持ち出したレンズは17-50mm/2.8OSと28mm/1.8Macroをチョイスした。
まずは17-50mm/2.8を。
画像はクリックで大きくなるが、ブログの規制上半分のサイズに縮小してある。

20110611c_3
SIGMA SD1+17-50mm/2.8EX DC OS HSM

ピント精度は比較的正確だ。ただ、たまに外すことがあるので注意が必要である。
SD1の液晶は外では非常に見づらく、且つ撮影した画像をすぐ確認できずに数秒待たされる。
何という苦行を強いられるカメラであろう。しかし、現像された画像はやはり美しい。
キヤノンやニコンに慣れていると、このモッサリ感にやや苛つくことになりそうだ。

次に18mm/1.8MACROを。

20110611b_3
SIGMA SD1+28mm/1.8EX DG Aspherical MACRO

このレンズはmaroさんから心配されていたレンズなのだが、結局購入してしまった。
どうしても準広角域で寄れるレンズが欲しかったのだ。
かなり独特のクセがあるレンズである。

20110611d

しかし、SD1というカメラは背面部液晶画面に現れた画像と、実際にSPP(SIGMA Photo Pro)で現像した絵は全く別物になるようだ。
ハード・ソフトともに使いこなすには時間がかかりそうであるが、撮影していて非常に楽しいカメラである。
多少の欠点もあるが、自分的にはかなり気に入ってしまった。

現像ソフトのSPPは、オリジナルのあの画像をここまで変えるのだから大したものだと思うのだが、如何せん使い勝手がまだよく分かっていない。
かなりのPCパワーを使うらしく、ホワイトバランスやカラーモードの変更に数秒待たされる。
スライドバーは比較的リアルに変わるのでまだありがたい。

初めての現像ソフトを理解するには何かと大変であるが、とにかくSD1をいじくり回すには、このSPPを使いこなさないといけない。
当分の間、このソフトと対峙することになるであろう。

2011年6月10日 (金)

SIGMA SD1 がやってきた

ニコンシステムやフォーサーズレンズ、そして一部のキヤノンレンズを放出することでようやく手に入れたSIGMAのSD1。

20110610a

彼(彼女)を手に入れるために愛用レンズの相当な犠牲を払ったのだ。
これで使えないポンコツだったら切れるところなのだが、果たしてどんな感じでしょう。

20110610k

真っ白い高級感あふれる(?)箱である。
レンズの黒と違って真っ白なのだ。SD15もそうなのであろうか。

20110610k2

蓋を開けると、中身は三つのパーツに別れている。
一つは冊子とCD関連、一つはバッテリー・ケーブル関連、そして一番大きい箱が本体だ。

20110610k3 20110610k4 20110610k5

早速、ハクバから発売されている液晶保護フィルムを貼付する。
新しいデジカメを買ったときの重要な儀式だ。
空気が入らないように注意する。

20110610k6

SD1の液晶は、十字ボタンのところが円弧状に欠けているため、独特の形状を持つ。
汎用保護フィルターで代用するときは、注意が必要である。

20110610k7

まずはボディ全体。
サイズは145.5mm (W) × 113.5mm (H) × 80.0mm (D)とEOS7Dに近い感じだ。手に持った感じは意外にもがっしりとして大きく剛性がある。

まあ外観に関しては、既にデジカメWatchでレビューされているため、今回は割愛させていただこうと思う。

写真で見るシグマSD1

(デジカメWatch)2011.5.27

取りあえず各部位の操作感を書いていこうと思う。

20110610c

まず重要なシャッターフィーリング。
シグマ製カメラは初めてなので不安を持ちながら押したのだが、意外にも普通だった。
極上のフィーリングというわけではないと思うのだが、実用度は全く問題ない感じだ。
あえて言うなら半押しの遊びが僅か大きいくらいか。
ストロークに関してはほんの少しだけ深い感じがする。
結論を言えば、通常使用は全く問題ない。1枚1枚を丁寧に撮るカメラだと思う。

20110610d

次に軍艦部のダイヤル。
このSD1には軍艦部に液晶表示がない。大半をファインダーで確認することになる。
それに配列が独特だ。
ちょっとオリンパスのE-1に似ているかも知れない。
自分的には操作感は結構好きな感じだ。右下の親指で回すダイヤルがやや固めで使いにくい。
止めたいところで止まらずに、ダダダ....といくつか進んでしまう。
ライカM9の電源ボタンと同じで、慣れれば使えるようになるかも知れない。
見た目のインターフェースはかなり地味で、よく言えば落ち着いた感じ。
悪く言えばもう少し何とかならなかったのかといったところか。

20110610e

そして背面ボタン。
まあ、とにかく慣れるしかないといった配列だ。
押した感じは剛性が高くてしっかりしている。押して凹むようなことはないが、ストロークがやや深い。
感想として及第点であるが、一言いうならQSボタンのメニューが非常に使いづらい。
慣れの問題かも知れないが、一方通行の操作方法には異議がある。
機会があればQSメニューの使いにくさを書きたいと思う。

20110610f

初めてのSAマウントである。
パッと見のマウント形状はキヤノンに近い。しかしカメラ正面のマウント部左下にレンズ取り外しボタンがある。
たしか、そんなカメラがあったな。
....K-7だったかな?
内部のプロテクターは外し方にまだ慣れていないので、このままにしておいた。

20110610g1 20110610g2 20110610g3

20110610g4 20110610g5 20110610g6

バッテリー挿入口である。
この感じもオリンパスのE-1に似ている。
つまみを立ててひねって開ける。
固さや剛性に関しては、通常使用であれば問題ないと思われる。
グリップの長軸方向に開くので、雲台のRRSクランプに取り付けるためのプレートは問題なく付けられた。

20110610h

ストラップ部は大好きな三角リングが取り付けられている。

20110610i0 20110610i

CFカード挿入口は手前にスライドさせて開くタイプだ。
使い勝手に最初戸惑った。
実はCFカードを裏向きにして入れるのだ。
最初、妙に固いなあとグリグリ押して壊す所だった。蓋をよく見ろということですね。
このタイプのCFスロットもどこかで触った気がするなあ。

20110610j

端子類の部位である。
やや固いラバーを開くと中にレリーズやAC電源をつなぐための端子が見られる。
ラバーは遊びが取ってあり、自在に方向を変えることができる。

そろそろレンズを装着してみよう。

20110610b

では早速ファーストショットを。
押したシャッター感はシャコッという感じで非常に静かだ。
ただ、AF合焦音がピピッと妙にでかい。メニューから見たところON/OFFしかできないようなのだが、電子音の音量調節はできないのだろうか。
しかし、高感度は厳しいね。「液晶表示の状態で」すらISO3200あたりから「ダメだこりゃ」という感じである。

20110610l_2

因みにUDMA6/16GのCFカードでの1ショット記録速度はRAWで12秒前後、RAW+JpegもRAWのみと大体同じ感じだ。ちょっと意外であった。
記録ランプが点灯後5秒程は撮影画像が液晶に表示されないのが苛立たしい。
画像に関しては後日に出したいと思う。何しろまだピント調整もしていないのだ。

M20110610m

SIGMA SD1は思っていたよりもデジカメらしいデジカメだ。
AFもスピーディで迷うことは少ない。再生液晶表示速度やメニューのレスポンスも他社と遜色ないし、今のところ血圧が上がるような問題点は見あたらない。
やや撮影画像確認時間とQSメニューのインターフェースにやや難はあるかも知れないが。

触れていて思い出したのは、オリンパスのE-1だ。
剛性の高いカッチリ感と、独特の操作方法。
SD1はシグマが本気で一眼を作ろうとしていることが分かる機体だ。
久しぶりにワクワクするカメラが現れた。

2011年6月 9日 (木)

SIGMA SD1 前夜祭

さて1データ辺り50MB程の大きさになるというSD1の画像ファイルであるが、転送速度のことも考えて、今まで使い回してきていたCFカードでは心許なくなってきた。

20110607i

そこで高速CFカードを購入することを考えたのだ。
因みに今のCFトレンドが全く分からない。(笑)
ならばとネットで調べてみたところ高速メモリカードでは、サンディスクから販売されているUDMA7規格のエクストリーム・プロ・CFカードというのがあるらしい。

20110607a_2論外

値段を調べて驚いた。
128GBのタイプしかなくて値段が10万円以上もするではないか。
却下!論外!一眼デジカメが一台買える金額だ、ということでもう一度調べ直した。
そのランク一つ下のUDMA6が現実的な値段のようだ。

20110607b

自分の撮影枚数は多いときで150枚/day位である。
単純計算からすれば8Gもあれば十分であろうが8Gが見あたらない。
まあ旅行などの事も考えて16Gを選んだ。
値段が値段なので、とりあえずは1枚だけにしておく。

20110607e でも高いッスね....

次にSD1関連のアクセサリーだ。
やはりなんと言っても予備のバッテリーであろう。
これはいつもカメラ屋さんに追加予約しておく。

20110607d

さて、その次に必要なものはワイヤードのレリーズとAC電源だ。
レリーズは余計なものが付いていない方が分かりやすくて良いCR-21を選んだ。
AC電源は咄嗟時のファームアップや、何気によく使うので私にとっては必須なのだ。
SAC-4のみであるから選択の余地はない。

20110607k 20110607g

最後に重要なカメラプレートだ。
RRSのクランプに取り付けるために必要なアイテムである。
取りあえずは汎用プレートで様子を見ていくつもりだが、何分にもフラッグシップのSD1なので専用プレートが出る可能性はあると思う....が、不安だな。

20110607j まずは汎用で

このようにSD1発売前に色々揃えておくとテンションが上がってノリノリになってくる。
まさに前夜祭としてふさわしい。
カメラ友人達は「SD1?何を考えておるのだ」と何か言っているようだが、その割に使い勝手教えてねとやはり気になるようだ。

20110607c

FOVEONを使うに今までの現像ソフトは使用できなくなると思うので、SIGMA Photo Proとの両刀使いになるであろう。
50MBのファイルを扱うので今のPCで対処できるか心配だ。
まだまだSD1導入にコストがかかるのだろうか。本気で心配である。

あ~、前夜祭の最中なのに、いきなりテンションが落ちてしまった。
そういえば専用保護フィルムもまだ出てないのだ。

2011年6月 8日 (水)

Voightlander Nokton25mm/F0.95(テスト撮影)

前回の続きである。
今回、この驚異の明るさを持つNokton25mmの撮影では、そのままで開放撮影をするにはシャッター速度が足りなくなることがあるので、ND2フィルターを取り付けてテスト撮影を行った。

20110608a

それではいつもの被写体であるポンちゃんにご登場願いたい。
ではぽん太郎さん、どうぞ。

20110608e

被写体までの距離は2mに設定。
カメラボディはDMC-GH2、ISOは160、WBは太陽光に固定してある。

【テスト撮影】

開放値F0.95から最大絞りF16まで撮影してみた。

25mm 2m F0.95
20110608b1

25mm 2m F1.4
20110608b2

25mm 2m F2.8
20110608b3

25mm 2m 左よりF4.0/F8.0/F16
20110608c1 20110608c2 20110608c3

写りはややソフトな感じである。
開放近くでは全体にハロっぽさが出ており、周辺減光も目立つ。
ただ絞り込むと鮮鋭度が増してきてカリッとしてくる。

いずれのマウントでもコシナのNOKTONを使った事がある人ならば分かると思うが、このレンズもやっぱり「NOKTON」なのだ。
あの独特の雰囲気が薄いなりに出ている。

開放からバッチリ使えるというレンズではないが、ハロがかった独特の雰囲気が好きならば開放もOKだ。
現代的な写りを期待するレンズではない。しかし、「Nokton classic」という銘柄のNoktonレンズに比べれば現代的といえなくもないかも知れない。

【最短距離撮影】

25mm 17cm 左よりF0.95/F8.0
20110608d1 20110608d2

マイクロとは思えぬほど良くぼける。
極上のボケというわけではないが、キレイにまとめ上げたいいボケだと思う。

繰り返しになるが、このレンズの凄いところはF値が0.95なのに17cmまで寄れてしまうと言うことだ。
マイクロフォーサーズなのでボケの具合はF1.9相当になってしまうのだが、換算50mm/F1.9相当でもここまで寄れるレンズはないと思う。
しかもシャッター速度はF0.95の明るさから測定されるのだ。
こんなに美味しいレンズが今まであったであろうか。

それでは次回は「実写と感想」です。



Voightlander Nokton25mm/F0.95

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年6月 7日 (火)

さよならの季節

先週の土曜日に仕事が終わってから多摩川に出かけてきた。
SIGMA SD1購入の為に手放すNikonレンズ群の最後の実写サンプルを撮るためだ。

ニコンから手を引くのはこれで二度目である。
自分でもいったい何をやっているんだろうと思うことがある。

20110609a
Nikon D700+Voightlander ColorScopar20mm/3.5SL2

使えば使うほどNikonは良く考えて作られていると感じることが多い。
それにデバイスもキヤノンとさほど変わらぬほどに高性能だ。
今回はレンズの充実度からキヤノンを残したが、Nikonレンズが多ければその逆もあったわけだ。
それほどまでに二社の能力は遜色ないレベルである。

20110609b
Nikon D700+PC-E24mm/3.5D

これで私にフルサイズセンサーを持ったカメラはなくなってしまった。
いつかの機会に手に入れるであろうフルサイズ機は、きっとキヤノンになりそうな予感である。

でもニコンのカメラ、良かったですねえ。
ニコンでもキヤノンでも、どちらを選んでも失敗はないのであろうと思う。

2011年6月 6日 (月)

Voightlander Nokton25mm/F0.95(スペック)

このレンズはシャレにならない。
昨年の8月にコシナから発表され、11月に発売された驚異の明るさF0.95を持つ標準レンズ、Nokton25mm/F0.95である。
これはマイクロフォーサーズ専用のレンズで唯一のマニュアルフォーカスだ。
つまりAFが効かないので、自分でピントリングを回してフォーカスを合わせる必要がある。

20110606a

現時点で最もマイクロの中で使用頻度が高く、このレンズでないと撮影できない被写体は数多い。
換算で50mmの焦点域を持つこのレンズの売りは、なんと言ってもF0.95の明るさを持つことだ。
しかもそれだけではない。これが持つ更なる最大の強みは最短撮影距離だ。
なんと僅か17cmしかない。
自分の知る限りでは交換式レンズで、この明るさを持ちながらこれだけ寄れる標準レンズはない。

20110606d 20110606d_3

レンズ構成は8群11枚で、超高屈折率ガラスを使用している。
持てばズシリとガラスの固まりのような感じだ。
今までの軽量なマイクロフォーサーズのレンズとは全く異質な感じを出している。

20110606e

レンズ鏡胴は金属製でしっかりとしている。
ピントリングは適度な重さがあって調整しやすい。最短距離から無限遠まで約270°弱ほど回転させることができる。
ピントリングの上に絞りリングが見られる。
F0.95からF16まで、約1/2段ずつクリックで設定できる。

20110606g

インナーフォーカスではないのでピントを回すことで鏡胴が伸び、無限遠が伸長最短となる。
どのくらい伸びるかは写真を見てもらうと分かりやすい。
自分的には全然気になることはない。
だが、ピントで気になることが一つだけある。コシナのこのクラシカルなピントリングのデザインは好きではない。
ここだけが気に入らないのだ。

20110606h

話がそれたので元に戻そう。
マウント部に電子接点は見られない。
つまりカメラに送られる情報は画素センサーにはいる光量だけなので、シャッター速度やISO値はカメラ側で設定してくれるが、絞り値の決定は全て自分で行う。

20110606f

重量は410g、サイズは58.4x70.0mmとマイクロの単焦点の中では現在最大級の大きさを誇る。
それでもマイクロなのでこの小ささだ。フルサイズで作ったらどのくらいのサイズ・重さになるか分からない。
最短撮影距離は17cm、最大撮影倍率は0.25倍。
つまり1/4倍までの接写が可能と言うことだ。コレはスゴイ。
フィルター径は優しい52mmである。

この換算50mmになる標準レンズのすごさがちょっとおわかり頂けましたか。
次回はこのレンズの【テスト撮影】です。

Voightlander Nokton25mm/0.95
スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年6月 5日 (日)

チャドクガ大量発生(閲覧注意)

やはり恐れていたことが現実となってきた。
実家の椿やサザンカに毛虫皮膚炎を引き起こすチャドクガの幼虫が大量に出てきた。

20110603e
Nikon D700+Voightlander APO-LANTHAR90mm/3.5 SLII

本当はこうなる前に、せめてサクラ開花前くらいまでに椿の葉の裏に付く卵塊を片っ端から処分しておけば、ここまでひどいことにはならなかったのだ。
震災は色々なところで様々な影響を出している。

20110603f
Nikon D700+Voightlander APO-LANTHAR90mm/3.5 SLII

すでに毛虫は若齢期を終えて2cm程のサイズになっている。
葉についているときは密集体勢をとっているので見つけやすく簡単に処分できるのだが、問題は彼らの持っている毒針毛だ。
殺虫剤をまけば大量に葉から糸でぶら下がりながら落ちてくる。
当然、風下にいれば触れることになるので皮膚炎を生じてしまう。

20110603a

そのため私は剪定かチャッカマンで処分している。
焼却は油を多く含む椿の葉にはダメージが大きく、しばらくすると茶色く変色してしまう事が少なくない。椿の外観にやや難がでる。
しかし、毒針毛を同時に焼却できるために結構愛用している。
数日後に茶色くなった葉を剪定しておけばよいのだ。

20110603d
Nikon D700+Voightlander APO-LANTHAR90mm/3.5 SLII

問題は木の幹を移動する毛虫の集団だ。
奴らは枝葉から別の枝葉へと列を作って移動していく。
椿の幹や枝は彼らの保護色で見つけにくいが、目をこらすと集団で移動しているのを見つける事ができる。

20110603b

チャッカマンの届かないこんな時はやむを得ず殺虫剤だ。
ジェットタイプが狙いを付けやすくてよろしいし、何より幹中心に毛虫がいる為まわりに拡散する心配がない。
移動速度が速いので、殺虫剤を探しに行っている間に見失うことが少なくない。
ステルス性が高いチャドクガ幼虫の処分は、絶えず身近にアイテムを用意し、臨機応変に対処できる状態にしておくと良い。

20110603c_2

今年は夏の終わりまで奴らと戦い続けることになるのだろう。

2011年6月 4日 (土)

SIGMA 12-24mm/4.5-5.6EX DG ASPH. HSM(実写と感想)

それでは今日は12-24mm/4.5-5.6の実写と感想である。

20110604i

とにかくこのレンズは太い。
ニコンマウントだとマウント接合部がやたら細いので、強度的に多少なりとも心配になってしまうほどだ。
しかし12mmというのはなんと広大な画角なのだろう。

20110604g

私は広角レンズが苦手だ。
望遠レンズは日の丸構図でも結構様になるのだが、広角、特に超広角レンズとなるとそうはいかない。
ただでさえ下手くそな構図が、広角だとそれが強調されてしまう危険なレンズだ。

20110604d

そのため以前は20mm一本あれば軽くて済むから、重いズームはいらないなと考えていた。
ところが構図が重要になってくるので、やはりズームが必要になった。
Mikon D700では画素的にトリミングが難しかったのだ。

20110604f

このレンズは超広角の12mmから広角の24mmまでをカバーする2倍ズームである。
F4.5-5.6という暗さに騙されて(笑)、購入してから中身のサイズを見て転けた所存だ。
考えてみればオリンパスのZD ED7-14mm/4.0ですらフォーサーズセンサーであのサイズなのだ。
フルサイズで歪曲が少なければF値が暗くてもこのくらいは行くのであろう。

20110604e 左隅に出ていますね

写りは周辺減光はあるものの満足している。
この画角での歪曲レベルには大変満足しているが、逆光の弱さには少し困った。
ちょっとした光でゴーストが発生するのだ。
こんなに太陽光に弱いのなら、太陽を隅角に入れるとどうなるのだと、試しに入れてみた。

20110604j

それはそれは派手なシャワー状のゴーストが発生した。
特に角に太陽を入れるより、僅かに外したときの方が非道い。
半球状の前玉が光線を拾ってしまうのだろうか。
まあ、これはコレで面白い写真だとは思うが、本来の使い方とはかけ離れている。
このレンズの売りはなんと言っても歪曲の少なさ、それであろう。

20110604a_2

このレンズは直にII型が出る予定だ。
逆光性能が改善されているならば大いに買いであろう。しかも鏡胴も細くなっているので期待度が高い。
ただ、トレードオフ的に歪曲が犠牲になっていたらこまるなあ。

20110604h

自分の中では歪曲>逆光性能なのだ。
でもフレア、ゴーストは困る。
だから今度購入するときは、もう少し画角を抑え気味にして光源を拾うリスクを少しでも抑えた歪曲の少ないズームレンズを手に入れようと思う。
繰り返すが超広角は構図の下手くそさをさらけ出してしまうのだ。



SIGMA 12-24mm/F4.5-5.6EX DG ASPHERICAL HSM

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年6月 3日 (金)

SIGMA SD1 考按

4600万画素相当の実力を持つFOVEONセンサーが搭載されているSD1。
噂に寄ればRAWは1ファイルあたり50MB程になるそうで、最速のCFカードを使っても記録に10秒位かかるという。

20110605e1

ネット上では、APS-Cサイズのセンサーであるにもかかわらず、ニコンやキヤノンのフラッグシップ機に迫るほどの価格を呈するこのSD1に対して、35mmフルサイズセンサーをのせた彼らとの画像比較やペンタックスのデジタル645とも比較の対象とされていることが多い。

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大概はセンサーサイズに対して、価格が非常識すぎると卑下されている書き込みを掲示板などでよく見る。
SD1のネガティブで辛辣な意見が至るところで散見される。

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私自身もAPS-Cという単純なセンサーサイズから見たSD1の価格は高すぎると思う。

では何故に購入を決めたのか?

まずSD1がAPS-C一眼であるということ。
それは私がカメラ機材の軽量化に強いこだわりを持っているためだ。
カメラ機材を持ち出す中で、最も重量に影響があるのはレンズ群である。
APS-C専用の比較的軽いレンズでシステムを組めば、子供を連れて歩いても機動力を損なうことが少ないだろう。
さらにこのSD1のセンサーはローパスレスで中判並みの4600万画素相当の高精細な画像を得られるという。
軽量なシステムなのに何という美味しい話だろう。

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だが、欠点もありそうだ。
maroさんのコメントにもあったが、高精細な画素故にわずかなショックでもブレが生じてしまうとのこと。
それにシグマレンズ群がSD1のセンサー解像能力に充分対応できるほどの性能を有しているかということだ。

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ブレのない写真を撮ることは理想ではあるが、今回の私は4600万画素相当のSD1をほぼ手持ち用機材として購入するので等倍レベルのブレは諦めている。
だからこう考えるようにしている。
「手持ち撮影用のFOVEON搭載APS-C機だが、三脚等を使ってその気になれば4600万画素の高精細な撮像も可能なカメラである」と。

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実情は解像度が1500万画素程度ではないかとも言われているSD1。
それはそれでいいと思っている。

キヤノンでもニコンでもソニーでもない。そしてライカでもない。
シグマというメーカーがFOVEONセンサーを搭載して、フラッグシップクラスの高画素界隈に小さい画像素子ながらも乗り込んできた。

トップメーカーに比べればAF精度も悪いだろう、操作感も悪いだろう。
使い勝手で困惑する事は分かっているが、それでもシグマが敢えて送り込んできたフラッグシップにどうしても触れられずにはいられない。

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SD1は私のAPS-C魂を鷲掴みにしてきたデジタル一眼だったのだ。

2011年6月 2日 (木)

SIGMA 12-24mm/4.5-5.6EX DG ASPH. HSM(テスト撮影)

一昨日の12-24mm/4.5-5.6EX DG ASPHERICAL HSMの続き。
シグマの超広角ズームである。

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被写体はいつものイヌの置物ポンちゃんで行う。
被写体までの距離を2mあけてテスト撮影をしてみた。
カメラボディはNikon D700、ISOは200に固定、WBはAUTOで撮影した。

Pon6

12mmのワイド端と24mmのテレ端で撮影を行った。
また各々の焦点域での周辺流れと色収差を見るため、隅角部の拡大画像を添付しておいた。
クリックで各画像は拡大される。

【テスト撮影】

12mm 左よりF4.5/F5.6/F8.0
20110602b1 20110602b2 20110602b3

18mm 左よりF5.0/F5.6/F8.0
20110602c1 20110602c2 20110602c3

24mm 左よりF5.6/F8.0
Back3x2 20110602d1 20110602d2

各焦点域においても開放からコントラストがしっかりしている。
さすがにワイド端では周辺減光が目立ち、隅角部に若干の流れが見られるが、絞ることで徐々に改善していく。
ちなみにF8まで絞ってもギリギリ許容範囲と言うところか。

さて、12mm域の写真を見て気づくことが一つある。ゴーストが出やすいことだ。
上の写真には開放から絞るに従って、徐々に小さくなるオレンジ色のゴーストが右下隅角に見られる。
ちょっと分かりにくいかも知れないので、昨年末に撮った分かりやすい写真を出してみる。

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この写真から両下隅角にオレンジ色のゴーストが見られる。
つまり太陽の位置によっては一つだけでなく二つ出現する可能性もあるのだ。
さすがに12mmという画角122°という広範囲を映し出すからには、ゴーストやフレアの発生も気をつけねばならない。
しかし、もう少し逆光性能を上げてくれるとありがたい。

【隅角部トリミング】

12mm 左よりF4.5/F8.0
20110602e1 20110602e2

隅角部の拡大画像であるが、開放では僅かな流れがあるものの、色収差がかなり押さえ込まれている。
F8でかなり流れは抑えられてはいるものの、12mm域で周辺までキッチリさせるには更なる絞り込みが必要になるであろう。
同時に回折現象も生じやすくなるので、ある程度の所で折り合いを付ける必要がありそうだ。

【最短距離撮影】

次に最短撮影距離によるボケ具合をチェックしてみる。

12mm 22cm 左よりF4.5/F8.0
20110602f1 20110602f2

24mm 22cm 左よりF5.6/F8.0
20110602g1 20110602g2

さすが超広角であり、開放がF4.5なので殆どぼけない。
ワイド端では周辺減光も著しい。
でもキライじゃないですよ、この雰囲気。
近場の置物でパースペクティブを極端に出したいときには接写がよろしかろう。
でも構図が難しいんですよね、超広角レンズは。
私自身の写真は下手ですが、超広角レンズの構図はさらに苦手意識を持っていますね。

さて、それでは次回は衝撃の実写と感想です。

SIGMA 12-24mm/F4.5-5.6EX DG DC ASPHERICAL HSM

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年6月 1日 (水)

ヤマト再発進!

今月の24日にSPACE BATTLESHIP ヤマトのBlu-rayが発売される。

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待ちに待った実写版ヤマトの映像ディスク化だ。
もちろんBlu-rayコレクターズエディションをamazonで予約してある。
私はこの映画を劇場に2回見に行った。
一度は知人と、もう一度は家族総出で見に行ったのだ。(笑)

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以前にも述べたが、この映画は一作目ヤマトと、二作目さらばヤマトのコラボされたストーリーだ。
大変良く練られたストーリーで、CG効果も相まって非常に迫力のある映像を楽しむことができる。

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高校時代の友人の一人に私同様ヤマト大好き人間がいる。
彼は昨年の「ヤマト復活編」は見に行ったのだが、今回のヤマトは絶対に見に行かないと断言し、決して劇場に足を運ばなかった。
「何故に?」私は彼に聞いてみた。
キムタクがダメなのか、実写が良くなかったのか気になっていたのだ。

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彼曰く、全長534.02mのあの巨大な戦闘艦はヤマトでないという。
「それだけ?」
「それだけだ」
うーん、個人個人のツボは違うのだなあと実感した。

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この映画はネットの評価を見ても面白い。
両極端に別れるのだ。
何しろ我々の子供時代にあれだけヒットしたアニメーションが、36年ぶりに実写となって復活したのだ。
一人一人の思い入れも相当なものがある。あのような結果は当然だろう。

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私は比較的高い評価を出しているのだが、それを裏付けるある現象があった。
ヤマトに対して先入観のない当時4歳だった次男坊が、映画館で眠ることなく、飽きることなく、じっと最後まで静かに集中して見入っていたのだ。
子供の評価は正直だと思うがどうでしょう。
それとも私がこの映画を贔屓目にしているから良い方に捉えてしまっているだけなのかも知れない。

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