SIGMA 12-24mm/4.5-5.6EX DG ASPH. HSM(実写と感想)
それでは今日は12-24mm/4.5-5.6の実写と感想である。
とにかくこのレンズは太い。
ニコンマウントだとマウント接合部がやたら細いので、強度的に多少なりとも心配になってしまうほどだ。
しかし12mmというのはなんと広大な画角なのだろう。
私は広角レンズが苦手だ。
望遠レンズは日の丸構図でも結構様になるのだが、広角、特に超広角レンズとなるとそうはいかない。
ただでさえ下手くそな構図が、広角だとそれが強調されてしまう危険なレンズだ。
そのため以前は20mm一本あれば軽くて済むから、重いズームはいらないなと考えていた。
ところが構図が重要になってくるので、やはりズームが必要になった。
Mikon D700では画素的にトリミングが難しかったのだ。
このレンズは超広角の12mmから広角の24mmまでをカバーする2倍ズームである。
F4.5-5.6という暗さに騙されて(笑)、購入してから中身のサイズを見て転けた所存だ。
考えてみればオリンパスのZD ED7-14mm/4.0ですらフォーサーズセンサーであのサイズなのだ。
フルサイズで歪曲が少なければF値が暗くてもこのくらいは行くのであろう。
写りは周辺減光はあるものの満足している。
この画角での歪曲レベルには大変満足しているが、逆光の弱さには少し困った。
ちょっとした光でゴーストが発生するのだ。
こんなに太陽光に弱いのなら、太陽を隅角に入れるとどうなるのだと、試しに入れてみた。
それはそれは派手なシャワー状のゴーストが発生した。
特に角に太陽を入れるより、僅かに外したときの方が非道い。
半球状の前玉が光線を拾ってしまうのだろうか。
まあ、これはコレで面白い写真だとは思うが、本来の使い方とはかけ離れている。
このレンズの売りはなんと言っても歪曲の少なさ、それであろう。
このレンズは直にII型が出る予定だ。
逆光性能が改善されているならば大いに買いであろう。しかも鏡胴も細くなっているので期待度が高い。
ただ、トレードオフ的に歪曲が犠牲になっていたらこまるなあ。
自分の中では歪曲>逆光性能なのだ。
でもフレア、ゴーストは困る。
だから今度購入するときは、もう少し画角を抑え気味にして光源を拾うリスクを少しでも抑えた歪曲の少ないズームレンズを手に入れようと思う。
繰り返すが超広角は構図の下手くそさをさらけ出してしまうのだ。
SIGMA 12-24mm/F4.5-5.6EX DG ASPHERICAL HSM
スペック
テスト撮影
実写と感想
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