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2011年6月 2日 (木)

SIGMA 12-24mm/4.5-5.6EX DG ASPH. HSM(テスト撮影)

一昨日の12-24mm/4.5-5.6EX DG ASPHERICAL HSMの続き。
シグマの超広角ズームである。

20110602a1

被写体はいつものイヌの置物ポンちゃんで行う。
被写体までの距離を2mあけてテスト撮影をしてみた。
カメラボディはNikon D700、ISOは200に固定、WBはAUTOで撮影した。

Pon6

12mmのワイド端と24mmのテレ端で撮影を行った。
また各々の焦点域での周辺流れと色収差を見るため、隅角部の拡大画像を添付しておいた。
クリックで各画像は拡大される。

【テスト撮影】

12mm 左よりF4.5/F5.6/F8.0
20110602b1 20110602b2 20110602b3

18mm 左よりF5.0/F5.6/F8.0
20110602c1 20110602c2 20110602c3

24mm 左よりF5.6/F8.0
Back3x2 20110602d1 20110602d2

各焦点域においても開放からコントラストがしっかりしている。
さすがにワイド端では周辺減光が目立ち、隅角部に若干の流れが見られるが、絞ることで徐々に改善していく。
ちなみにF8まで絞ってもギリギリ許容範囲と言うところか。

さて、12mm域の写真を見て気づくことが一つある。ゴーストが出やすいことだ。
上の写真には開放から絞るに従って、徐々に小さくなるオレンジ色のゴーストが右下隅角に見られる。
ちょっと分かりにくいかも知れないので、昨年末に撮った分かりやすい写真を出してみる。

20110602h1

この写真から両下隅角にオレンジ色のゴーストが見られる。
つまり太陽の位置によっては一つだけでなく二つ出現する可能性もあるのだ。
さすがに12mmという画角122°という広範囲を映し出すからには、ゴーストやフレアの発生も気をつけねばならない。
しかし、もう少し逆光性能を上げてくれるとありがたい。

【隅角部トリミング】

12mm 左よりF4.5/F8.0
20110602e1 20110602e2

隅角部の拡大画像であるが、開放では僅かな流れがあるものの、色収差がかなり押さえ込まれている。
F8でかなり流れは抑えられてはいるものの、12mm域で周辺までキッチリさせるには更なる絞り込みが必要になるであろう。
同時に回折現象も生じやすくなるので、ある程度の所で折り合いを付ける必要がありそうだ。

【最短距離撮影】

次に最短撮影距離によるボケ具合をチェックしてみる。

12mm 22cm 左よりF4.5/F8.0
20110602f1 20110602f2

24mm 22cm 左よりF5.6/F8.0
20110602g1 20110602g2

さすが超広角であり、開放がF4.5なので殆どぼけない。
ワイド端では周辺減光も著しい。
でもキライじゃないですよ、この雰囲気。
近場の置物でパースペクティブを極端に出したいときには接写がよろしかろう。
でも構図が難しいんですよね、超広角レンズは。
私自身の写真は下手ですが、超広角レンズの構図はさらに苦手意識を持っていますね。

さて、それでは次回は衝撃の実写と感想です。

SIGMA 12-24mm/F4.5-5.6EX DG DC ASPHERICAL HSM

スペック
テスト撮影
実写と感想

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