SIGMA SD1 がやってきた
ニコンシステムやフォーサーズレンズ、そして一部のキヤノンレンズを放出することでようやく手に入れたSIGMAのSD1。
彼(彼女)を手に入れるために愛用レンズの相当な犠牲を払ったのだ。
これで使えないポンコツだったら切れるところなのだが、果たしてどんな感じでしょう。
真っ白い高級感あふれる(?)箱である。
レンズの黒と違って真っ白なのだ。SD15もそうなのであろうか。
蓋を開けると、中身は三つのパーツに別れている。
一つは冊子とCD関連、一つはバッテリー・ケーブル関連、そして一番大きい箱が本体だ。
早速、ハクバから発売されている液晶保護フィルムを貼付する。
新しいデジカメを買ったときの重要な儀式だ。
空気が入らないように注意する。
SD1の液晶は、十字ボタンのところが円弧状に欠けているため、独特の形状を持つ。
汎用保護フィルターで代用するときは、注意が必要である。
まずはボディ全体。
サイズは145.5mm (W) × 113.5mm (H) × 80.0mm (D)とEOS7Dに近い感じだ。手に持った感じは意外にもがっしりとして大きく剛性がある。
まあ外観に関しては、既にデジカメWatchでレビューされているため、今回は割愛させていただこうと思う。
写真で見るシグマSD1
(デジカメWatch)2011.5.27
まず重要なシャッターフィーリング。
シグマ製カメラは初めてなので不安を持ちながら押したのだが、意外にも普通だった。
極上のフィーリングというわけではないと思うのだが、実用度は全く問題ない感じだ。
あえて言うなら半押しの遊びが僅か大きいくらいか。
ストロークに関してはほんの少しだけ深い感じがする。
結論を言えば、通常使用は全く問題ない。1枚1枚を丁寧に撮るカメラだと思う。
次に軍艦部のダイヤル。
このSD1には軍艦部に液晶表示がない。大半をファインダーで確認することになる。
それに配列が独特だ。
ちょっとオリンパスのE-1に似ているかも知れない。
自分的には操作感は結構好きな感じだ。右下の親指で回すダイヤルがやや固めで使いにくい。
止めたいところで止まらずに、ダダダ....といくつか進んでしまう。
ライカM9の電源ボタンと同じで、慣れれば使えるようになるかも知れない。
見た目のインターフェースはかなり地味で、よく言えば落ち着いた感じ。
悪く言えばもう少し何とかならなかったのかといったところか。
そして背面ボタン。
まあ、とにかく慣れるしかないといった配列だ。
押した感じは剛性が高くてしっかりしている。押して凹むようなことはないが、ストロークがやや深い。
感想として及第点であるが、一言いうならQSボタンのメニューが非常に使いづらい。
慣れの問題かも知れないが、一方通行の操作方法には異議がある。
機会があればQSメニューの使いにくさを書きたいと思う。
初めてのSAマウントである。
パッと見のマウント形状はキヤノンに近い。しかしカメラ正面のマウント部左下にレンズ取り外しボタンがある。
たしか、そんなカメラがあったな。
....K-7だったかな?
内部のプロテクターは外し方にまだ慣れていないので、このままにしておいた。
バッテリー挿入口である。
この感じもオリンパスのE-1に似ている。
つまみを立ててひねって開ける。
固さや剛性に関しては、通常使用であれば問題ないと思われる。
グリップの長軸方向に開くので、雲台のRRSクランプに取り付けるためのプレートは問題なく付けられた。
ストラップ部は大好きな三角リングが取り付けられている。
CFカード挿入口は手前にスライドさせて開くタイプだ。
使い勝手に最初戸惑った。
実はCFカードを裏向きにして入れるのだ。
最初、妙に固いなあとグリグリ押して壊す所だった。蓋をよく見ろということですね。
このタイプのCFスロットもどこかで触った気がするなあ。
端子類の部位である。
やや固いラバーを開くと中にレリーズやAC電源をつなぐための端子が見られる。
ラバーは遊びが取ってあり、自在に方向を変えることができる。
そろそろレンズを装着してみよう。
では早速ファーストショットを。
押したシャッター感はシャコッという感じで非常に静かだ。
ただ、AF合焦音がピピッと妙にでかい。メニューから見たところON/OFFしかできないようなのだが、電子音の音量調節はできないのだろうか。
しかし、高感度は厳しいね。「液晶表示の状態で」すらISO3200あたりから「ダメだこりゃ」という感じである。
因みにUDMA6/16GのCFカードでの1ショット記録速度はRAWで12秒前後、RAW+JpegもRAWのみと大体同じ感じだ。ちょっと意外であった。
記録ランプが点灯後5秒程は撮影画像が液晶に表示されないのが苛立たしい。
画像に関しては後日に出したいと思う。何しろまだピント調整もしていないのだ。
SIGMA SD1は思っていたよりもデジカメらしいデジカメだ。
AFもスピーディで迷うことは少ない。再生液晶表示速度やメニューのレスポンスも他社と遜色ないし、今のところ血圧が上がるような問題点は見あたらない。
やや撮影画像確認時間とQSメニューのインターフェースにやや難はあるかも知れないが。
触れていて思い出したのは、オリンパスのE-1だ。
剛性の高いカッチリ感と、独特の操作方法。
SD1はシグマが本気で一眼を作ろうとしていることが分かる機体だ。
久しぶりにワクワクするカメラが現れた。
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ちぇりたさんこんばんは。

随分と思いきったお買い物をされましたね
画像を楽しみにしてます
投稿: | 2011年6月10日 (金) 00時42分
So very cool. I loved the E-1 when I had it. I'm interested in your impressions of AF accuracy and low-light shooting.
投稿: Scott Greiff | 2011年6月10日 (金) 02時58分
こんばんは。
悩んだ末にとうとう購入してしまいました。
じゃじゃ馬なカメラのようですが、使い込んでみようと思います。
それに専用編集ソフトを覚えなくてはいけないので、結構大変ですね。
投稿: ちぇりた | 2011年6月10日 (金) 23時18分
> Scott Greiff
E-1 was too much.
E-1 camera, so old already, I do not use it much now.
SD1 I like to use the E-1.
However, SD1 is expensive I will.
We've been allowed I see your blog.
Your photo is good.
投稿: cheri-ta | 2011年6月10日 (金) 23時23分