Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII(テスト撮影)
夏至も終わったことなので、気持ちを切り換えてまたブログを書き続けていこう。
さて、今日はカラスコ20の続編である。
マニュアルフォーカスの極めてコンパクトな超広角レンズである。
広角故にピント焦点が分かりにくいが、こんな時にフォーカスエイドは本当にありがたい。
被写体はいつものイヌの置物であるぽん太郎君。
被写体までの距離は2mに設定。
ボディはNikon D700、ISOは200、WBはAUTOで撮影した。
【テスト撮影】
各絞り値の下段の写真は隅角部の拡大である。
開放値(F3.5)では光源周囲にコマ収差が、他に色収差も見られる。
絞り込むことでコマ収差は改善するが、やはり色収差はあまり改善していない。
ビネッティングは分かりにくいと思われるが、それなりに存在する。
ビネッティング大好きな私としては全然許容範囲だ。
こちらは絞れば当然改善する。
【最短距離撮影】
20cmまで寄れるので、そこそこぼかすことが可能だ。
若干うるさいボケだが、きれいにまとめていると思う。
色収差はやはり出ている。
と、このようにカラスコ20は超広角でありながら寄れる楽しいレンズである。
今回は欠点として色収差を上げたが、盛大に出現するわけではなく、画面周辺を拡大すると見つけることができるというレベルだ。
まあレンズ構成でアスフェリカルなものも1枚しか使っておらず、値段も値段なのでこの辺りは仕方のないところであろうか。
超高級単焦点ではないので、コスパを重視して割り切って使っていきたいレンズである。
Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII
« 一年で一番嫌いな日 | トップページ | SIGMA SD1 な日々 5 »
コメント