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2011年6月27日 (月)

Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII(実写と感想)

いつぞやに書いたが、私は超広角レンズの構図が非常に下手なのだ。
望遠レンズはど真ん中ストライクの日の丸構図でもいい感じに写せるが、超広角は構図のバランスがモロに現れる。
誤魔化しの効かないレンズなのだ。
それでいて、何かしら役に立つのではないかと重い広角ズームを年中持ち出していた。

20110627e

徐々に下手な写真しか撮れないことが分かっているにもかかわらず、わざわざ重い超広角ズームを運び出すことが億劫に感じるようになってしまった。
軽いズームもなくはないのだが、私は歪曲が苦手なのでそれの少ない広角ズームとなるとどうしても高級で、しかも重量が目立ってくるレンズしか選択肢がなかったのだ。

20110627b
Nikon D700+Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII

そこで考えたのが単焦点の超広角レンズだ。
しかもF値の暗いものを選択すれば、より重量を軽減可能で歪曲もある程度許容できる。
こうして選択したのがVoightlander ColorSkopar20mm/3.5SLIIである。
本来はAFのAi AF Nikkor 20mm/F2.8Dをチョイスしていたのだが、より軽量なMFであるカラスコ20mmに惹かれてしまった。

20110627c
Nikon D700+Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII

写りや操作性はMFという点を除けば文句はない。
逆光性能も開放でこのレベルである。十分であろう。
確かに開放値でのビネッティングや周辺解像度のレベルはこのサイズであるため、大きく重い高級単焦点に比べれば劣るのは仕方のないことだろう。
しかし、冒頭に書いたが私は超広角レンズはレンズは苦手なのだ。
だから広角レンズの雰囲気が写真に現れていれば、それで良しと考えるようにしている。

20110627d
Nikon D700+Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII(開放)

ところがいくつかの問題が生じてきた。
一つは、このレンズはマニュアルフォーカスであるが故、ピントを合わせたつもりでも超広角レンズのため、ボディ背面液晶でのピントがわかりづらいと言うことだ。
モニターに出してから、ん?はずしてる?という事がたまにあるのだ。
まあ、超広角なのでさほど目立つことはないのだが、あまり気分のいいものではない。
それともう一つ。やはり場合によりズームが欲しいと言うことだ。
どうしても余計なものが入りすぎる場合、場所によってはどうにもならないこともある。
いざとなればトリミングという方法も使えるのだが、このレンズ使用のD700は1200万画素のために大幅なトリミングはかなり厳しいのだ。
高画素なセンサーを積んだ機種ならばいけるかも知れない。

20110627a_2
Nikon D700+Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII(開放)

しかし、総合的に見るとコンパクトで僅か200g強のこのレンズにおけるアドバンテージは極めて大きい。
カメラバッグの中身で、使用頻度が少ないにもかかわらず体積を大きく占めるレンズは気持ちのいいものではない。
標準ズーム、望遠ズーム、ハイスピードレンズにもう一本、「カラスコ20」を隙間に入れて旅行システムの完成である。
広角ズームは必ず持ち出すけれど、あまり使用頻度は少ないなあと言う私のような方、いかがでしょう。

Voightlander ColorSkopar20mm/3.5SLII

スペック
テスト撮影
実写と感想

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