Ai AF Nikkor20mm/2.8D (テスト撮影)
きっとこのレンズはあまり売れていないのであろう。
なにしろ単焦点で、しかも10年以上前のレンズであるから、みんなの興味は最新レンズへと移ってしまっているからだ。
それは如実にアクセス数として反映されているのだ。(笑)
そのようなマイナーなレンズではあるが、どのような写りなのかテスト撮影で検証してみる。
ここまでブログを続けていると、アクセス数云々よりも私の納得の問題なのだ。
では被写体はいつものようにポンちゃんの登場である。
被写体までの距離は2m。
カメラはD700、ISOは200に固定、WBはAUTO。
各絞り値で撮影した。
また隅角部のトリミング画像も並べた。
【テスト撮影】
開放では中央部の解像度はまだ大丈夫であるが、やはり隅角部がマズイ。
コントラストは十分で、周辺さえ気にしなければ開放から使える。
まあ、被写体にも因るであろうが。
トリミング画像を見ると、開放域ではコマ収差が目立つ。
これはF4.0まで目立つため最低でもF5.6、可能であればF8.0まで絞り込んだ方が良さそうである。
色収差は開放ではやや目立つが、2段絞ればほぼ解消する。
この写真ではビネッティングはハッキリとしないが、このレンズサイズで20mm/2.8なのだからそれなりにあるであろう。
これは実写で確認したい。
【最短距離撮影】
次に最短距離である25cmで撮影した。
20mmのボケとしては思ったよりキレイに出ている。
カラスコ20は20cmまで接写が可能なため、開放F3.5とはいえそれなりにボケるようだ。
一応、参考にそれぞれの開放値とF8.0の最短撮影比較を載せておく。
開放 (AiAF20mm/2.8D&ColorSkopar20mm/3.5)
F8.0 (AiAF20mm/2.8D&ColorSkopar20mm/3.5)
さて、それでは次回はいよいよAiAF20mm/2.8Dの実写と感想である。
Ai AF Nikkor20mm/2.8D
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