Ai AF Nikkor20mm/2.8D (スペック)
今日はNikonのAi AF Nikkor28mm/2.8Dである。
このレンズはフルサイズであるNikon D700を少しでも軽量化しようと、苦手な広角域を重いズームでなく軽い単焦点にすることを目的とした計画で購入された一品である。
同タイプの所持レンズにVoightlander ColorSkopar20mm/3.5SLIIがある。
カラスコ20はマニュアルレンズであり、且つF値が3.5と暗めなために205gと非常に軽い。
しかし、こちらのAiAF20mm/2.8Dは僅かに重いながらもAFが搭載されている。
このアドバンテージは非常に大きい。
重量は270g、サイズは69x42.5mmと非常にコンパクトである。
フィルター径はΦ62mm。
最短撮影距離は25cm、最大撮影倍率は0.12倍である。
レンズ構成は9群12枚。発売から10年以上が経ったレンズでもある。
MTFも中心部はよろしいが、周辺になると落ち込みは激しい。
フォーカシング時に僅かに鏡胴が伸びるが、撮影中は殆ど気づかないレベルだ。
超音波モーターは搭載されていないため、フォーカシングがやや五月蠅く感じるが速度は十分実用的である。
また絞り環のあるDレンズであるが、使い勝手は最新のGレンズとあまり遜色ない。
フードのはめ込みがやや微妙だ。
しっかりとはまったクリック感がないので、大丈夫なのかと何度もいじくり回してしまう。
それでも20mm/2.8でありながら270gという重量は魅力的で、多少の欠点など吹き飛んでしまうレンズなのだ。
それでは次回はテスト撮影である。
Ai AF Nikkor20mm/2.8D
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