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2011年7月 7日 (木)

PC-E Micro NIKKOR 45mm/F2.8D ED(実写と感想)

PC-E Micro NIKKOR45mm/2.8D EDは自分のカメラ歴の中で初めて購入したティルトシフトレンズである。
理由は本城直季さんで有名なジオラマ撮影を自分の手でやってみようと思ったからだ。

20110707a

今でこそアートフィルターのようなソフト的フィルターで疑似ジオラマ撮影が簡単にできるようになったが、当時は高額なティルトシフトレンズを使うしかなかった。
購入直前にフォトショップを使って既存の写真をジオラマ風にしてみたが、被写体をかなり選ぶようで満足のいく出来ではなかったのだ。

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Nikon D700+PC-E Micro NIKKOR45mm/2.8D ED

このPC-E45mmを選んだ理由は二つある。
一つは発売直後の製品で最新の光学技術が使われていること。
もう一つは標準域の焦点距離でありながらマクロ機能がついていたことだった。

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Nikon D700+PC-E Micro NIKKOR45mm/2.8D ED

それなりに値段の張るレンズであるが為に、単純なジオラマ撮影の為だけではコスパが極めて悪い。
直にジオラマに飽きて使わなくなってしまうのは目に見えている。
そこで付加価値の高いこのレンズを選んだ訳なのだ。

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Nikon D700+PC-E Micro NIKKOR45mm/2.8D ED

焦点距離が45mmなので非常に使いやすい。
マニュアルフォーカスであるが、ピントリングは適度なフリクションがあり非常にピントを合わせやすい。
写りを含めて所持欲を十分に満足させるだけのレンズではある。

20110707b
Nikon D700+PC-E Micro NIKKOR45mm/2.8D ED

マクロ機能も十分過ぎるほどで、花の撮影にはこれ一本だけで持ち出すことも少なくなかった。
最強のレンズを手に入れたとほくそ笑んだものだったのだ。
しかし如何せん、やはりサイズと重量がネックになった。
NikonのD3を組むには体積を取りすぎるためにD700を購入して、少しでも軽量化を図ろうとしてみた。
だが、それでもFXレンズ中心にシステムを組み上げると全体的にはハンパないサイズと重量になってしまうのだ。

20110707c
Nikon D700+PC-E Micro NIKKOR45mm/2.8D ED

今あるこのレンズは手放した後に、もう一度手に入れた2代目である。
しかし、現時点で既にNikonシステムは存在しない。
ところが、このレンズだけはまだ残っているのだ。

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Nikon D700+PC-E Micro NIKKOR45mm/2.8D ED

実はマウントアダプターでEFマウントに換装できるようになっている。
このレンズはDレンズではあるが、電磁絞りのために絞り環での実絞り撮影はできない。
つまり開放のみの撮影しかできないのだ。

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Nikon D700+PC-E Micro NIKKOR45mm/2.8D ED

それでもこのレンズを使いたい。
NDフィルターを使ってでもこのレンズと付き合って行きたいと思わせるのだ。
このレンズは45mm、または72mmの焦点距離を持つ高性能ハーフマクロレンズでありながら、ティルトシフト機能を持つデラックスなレンズなのだ。(優先順位が逆かな?)

でも45mmだとティルトは使うが、シフトはあまり使わない。
本来、ブツ撮りに最適なレンズなんでしょうが、それにはコンパクトなマイクロフォーサーズをつい使ってしまうのである。

SD1と同じで私には過ぎたレンズなのかも知れない。



PC-E Micro NIKKOR 45mm/F2.8D ED

スペック
テスト撮影
実写と感想

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