現像ソフト
愛用しているRAW現像ソフトのシルキーピックスが新しくなった。
今度のはVer.5である。
目玉は1枚の写真ファイルからでも現像できるHDR機能であるが、既にオリンパス機に搭載されているHDRライクなドラマチックトーンフィルターを堪能しまくった後なので、自分的には絶対必要と言うほどではなくなっていた。
それでもこのソフトを使い続けるには理由があるのだ。
過去の写真を時系列に並べながら話を進める。
JPEG撮って出し
Canon EOS10D+EF24-70mm/2.8L USM
私の現像ソフトは寄り道だらけだった。
RAWファイルを意識し始めたのはCanon EOS1DMk2辺りからだと思う。
それまではJPEG一辺倒で、殆どが撮って出しばかりであった。
RAWファイルを使うために発表されたばかりのキヤノンDPPを使ってみたが、どうしてもセンスがないのか思った色を出すことができない。
やはりJPEGかな?ワンボタンで気に入った色が出せる現像ソフトがあればいいのにと考えていたところ、当時発売直後のシルキーピックスVer.3に出会ったのだ。
このソフトが実に簡単で、殆どルーラーやグラフをいじらずしてワンボタンで気に入った色が出せるソフトであった。
ソフトのサイドバーにはカラーテイストは10種、モノクロも2種類ほど並べられ、この中から適応させたい色調を選んでワンクリックすればよいのだ。
カラーテイスト:記憶色2
Canon EOS1DMk2+EF70-200mm/2.8L IS USM
なんと簡単なソフトなのだ。
たまに浮気をしていくつかのメジャーソフトを使ったこともあったが、簡便さからまたシルキーピックスに戻ってきてしまう。
もう、このソフトから離れられないかな?と思っていた頃にある問題が発生した。
RAW現像に慣れてきた頃に本当に自分の出したい色を出せなくなってしまった。
ワンボタンで慣れ親しんだために微妙な色の出し方が分からない。
あのカラーテイストから離れるのに結構な苦労を背負い込むハメになってしまったのだ。
何事も楽した後は苦労がつきまとうのだ。
シルキーピックス:マニュアル
Canon EOS5D+EF35mm/1.4L USM
今でこそ、カラーテイストは使わなくなったものの、シルキーピックスの操作に慣れたが故、未だにこのソフトを使い続けている。
シルキーの機能を活用して、ようやく下手くそながらも近い色が出せるようになってきた。
だが、問題なのは最新のデジカメ機材だ。
SIGMA SD1のようにまだまだシルキーピックスで対応されないマイナーな機種は、SIGMA純正のSPPにご厄介になりながら現像せざるを得ない。
とくにSD1はRAW現像を前提としたデジカメなので、使い慣れないSPPでのRAW現像は本当にストレスがたまってしまう。
SPP現像
SIGMA SD1+10-20mm/3.5EX DC HSM
自分はいくつかの複数マウントを持っている。
各社の純正ソフトは確かに優れているのが多いが全て覚えるのは大変なことなのだ。
その点、他社製RAW現像専用ソフトは操作法を統一できてクセを把握しやすい。
今後も私はきっとシルキーピックスを使い続けていくのであろう。
ちなみに本日Ver5をインストールして試しにRAWファイルを現像しようとしたところ、原因不明のエラーが頻発して強制終了の嵐になった。
実はこうなるのではないだろうかと予測していたのだ。
早速、対応策をとるとピタリとエラーが収まった。
こういうトラブルの対応を取るためにも、同じソフトを使い続けることは大事なのかもしれない、....かも。
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