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2011年7月 3日 (日)

SIGMA SD1 とレンズ調整

先日話したとおり、スパイダーレンズキャルを使用してSD1によるレンズ微調整を行ってみた。

20110703b_2

スパイダーレンズキャルはレンズのピントずれの具合(度合)を調べるためのアイテムである。
中央のターゲットにフォーカスを当てて撮影すれば、隣にあるスケールでそのレンズのフォーカスに対するずれ具合がわかるというわけだ。

20110703d_2

だが、ここで問題が出てきた。
ターゲットまでの距離を固定してしまうと、レンズ毎に焦点距離が違うのでスケールの倍率に差が出てしまい読み取りに難が出るのだ。
実は、このスパイダーレンズキャルを購入したのは昨年の暮れになるのだが、今まで使用しなかったのはレンズの焦点距離とターゲットまでの距離に対する定数が決まっていなかったからだ。

20110703e_2 高さを合わせておく

そのためにすぐにネットで調べてみることにした。
どうやら焦点距離の50倍位がよろしいらしい。
つまり28mmのレンズでは、ターゲットを1.4m離すことになるのだ。
だが、レンズキャルはかなり小さく、これで撮影すると豆のようなターゲットの中から粟粒のようなスケールを読み出さなければならなくなるので却下。
結局、レンズキャルがファインダーフレームに充分入る程度のアバウトな距離で撮影することになった。

20110703a まだ3本....

持っているSAマウントレンズは上の写真にある3本であるため、これらをチェックする。
・28mm/F1.8EX DG ASPHERICAL MACRO
・10-20mm/F3.5EX DC HSM
・17-50mm/F2.8EX DC OS HSM

20110703f

撮影の仕方は、シャッター半押しを複数回繰り返し、ピントが固定された時点でシャッターを全押しとした。
また、繰り返し撮影するときはレンズ手前に手をかざし、フォーカスをずらしてから再撮影とした。
ズームに関してはワイド端とテレ端の2つをそれぞれ調整し平均値を求めた。(端数はテレ端側に振った)

28mm/F1.8EX DG ASPHERICAL MACRO

20110703h1 20110703h4 調整前

20110703h2 20110703h5 調整後

20110703h3
SIGMA SD1+28mm/1.8EX DG ASPHERICAL MACRO(開放)

10-20mm/F3.5EX DC HSM

20110703g1_2 20110703g4 調整前

20110703g2 20110703g5 調整後

20110703g3
SIGMA SD1+10-20mm/3.5EX DC HSM(開放)

17-50mm/F2.8EX DC OS HSM

20110703i1 20110703i4 調整前

20110703i2 20110703i5 調整後

20110703i3
SIGMA SD1+17-50mm/2.8EX DC OS HSM(開放)

さて、結構気合いを入れて調整したのであるがどうであろう。
明日、SD1を外に持ち出してレンズの雰囲気が変わったかどうか確かめてみたい。

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