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2011年8月

2011年8月31日 (水)

PC-E NIKKOR 24mm/F3.5D ED(実写と感想)

ティルトシフトレンズという特性上、開放F値がF3.5であってもレンズが肥大化し、それでも77mm枠フィルターに納めてきたNikonのPC-E24mm/3.5は相当いけるレンズである。

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このPC-E24mm/3.5D EDで撮影した画像は中央部から周辺まで十分に解像されており、コントラストもしっかりで、開放から全然使えるスーパーレンズである。
なおかつボケもかなりきれいである
レンズ自体の性能は相当なものであることがわかる。

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Nikon D700+Nikon PC-E NIKKOR24mm/3.5D ED

そして、なんと言ってもCanonのTS-E24mm/3.5LII同様に寄れるのがいい。
私がこのレンズを購入した理由は、アオリ撮影のできるティルトと、広角パースを押さえられるシフト撮影が可能であるためだ。

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Nikon D700+Nikon PC-E NIKKOR24mm/3.5D ED

アオリ撮影は撮るだけならば思ったよりも簡単に撮影可能だ。
ただ、よりミニチュアっぽく見せるには、もう少し場数を踏まないといけない。
問題はシフト撮影で、夕方に高層建造物を撮ったとき、三脚を用意していないとどうにもならないことに気がついた。

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Nikon D700+Nikon PC-E NIKKOR24mm/3.5D ED

これは小さい三脚では役不足で、しっかりとした中型以上の三脚を用いて水平位置をしっかり確保した
後、シフト撮影するレンズだったのだ。
私は普段の撮影にはほとんど三脚を持ち歩くことはしない。
そうすると24mmの出番は徐々に減少し、PC-E Macro45mm/2.8D EDの方を頻繁に持ち出すようになってしまった。

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Nikon D700+Nikon PC-E NIKKOR24mm/3.5D ED

いつしか防湿庫の中で留守番をすることが多くなったレンズだ。
だが、これはこのレンズが駄目レンズと言うことではない。私にとって敷居の高すぎるレンズなのだ。
安くて程度のいい中古があったら絶対に買いだ。
でもAF-S24mm/1.4G EDの方が軽いし(当レンズ比較)、寄れるし(このレンズ比較)、安いし(あのレンズ比較)、そっちの方がいいかもしれない。

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Nikon D700+Nikon PC-E NIKKOR24mm/3.5D ED

私の結論はこうだ。
趣味で使うにはティルトシフトレンズは1本あれば十分で、なるべく汎用に使えるレンズを選ぶべきという事だった。
それはPC-E Macro45mm/2.8D EDであって、24mm/3.5D EDではない。

そんな悲運のPC-E24mm/3.5D EDは、私にとって遊びで購入するにはちょっと高すぎたプロフェッショナルレンズであったのだ。



PC-E NIKKOR24mm/3.5D ED

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年8月30日 (火)

Leica Apo-Summicron R90mm/2.0ASPHを(EOS1DsMk2で)使ってみる

このアポズミ90は、私の持っていたライカRレンズの中では最も最新型のレンズであった。
Nikonやキヤノンでは85mmになるところだが、ライカだと90mmになる。
非球面レンズを搭載し、写りにこだわった90mm中望遠レンズである。

   

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重量は520g、サイズは70x59mm。
サイズの割にずしりと重く、ガラスの塊といっったレンズである。

レンズ構成は5群5枚。
最短撮影距離は70cmで、最大撮影倍率は0.17倍だ。
フィルター径はSummilux R50mm/1.4(E60)と同じく60mm。

また、このレンズもフードがSummiluxR50mm(E60)と同様ビルトインされており、引っ張り出して使用する。

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Canon EOS1DsMk2+Leica APO-Summicron R90mm/2.0ASPH.

当時、このレンズを購入しようと思ったときにサンプル画像が圧倒的に少ないことに困った。
どのような雰囲気のレンズであるかの情報が、ほとんど見つけることができなかったのだ。
仕方がなく、人柱になるつもりでこのレンズを新品で購入した。

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Canon EOS1DsMk2+Leica APO-Summicron R90mm/2.0ASPH.

初めて写真を撮ったときのこのレンズの印象は、かなり暗く写るレンズという感じだった。
露出が低く写るというのではない。雰囲気が暗く写るのだ。
APOでASPH.な最新レンズと言うことで、かなり期待していたレンズだったが意外な結果であった。
ボケは非常に美しい。

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Canon EOS1DsMk2+Leica APO-Summicron R90mm/2.0ASPH.

だが、適度な重さのピントリングとファインダーに映し出される透き通るような像は、このレンズの完成度の高さを表している。
今はデジカメ全盛の時代のため、RAWで撮影すればいくらでも雰囲気を変えることができる。
自分はこのレンズに関しては、いじる前提で撮影することが多かった。

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Canon EOS1DsMk2+Leica APO-Summicron R90mm/2.0ASPH.

そんなレンズではあったが、Rレンズの中ではSummilux50mm(E60)に次いで好きなレンズである。
巨大な前玉に吸い込まれるように覗いていると、このレンズの美しさに惚れ込んでしまっている自分がいた。

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Canon EOS1DsMk2+Leica APO-Summicron R90mm/2.0ASPH.

マニュアルのため、動き回る子供のポートレイトは難しいものがあったが、女性を写したときにハッとさせられるレンズだった。
今でこそ手元にないが、手放すときにSummilux50mmとともに手元に残したっかたレンズでもある。
今でも、ほんのちょっとだけ悔やんでいる。

2011年8月29日 (月)

先日、以前の職場の友人らと飲む機会があった。
そこでせっかくの夏だから自分たちの体験した不思議な話をしようではないかという事になった。
我々の仕事柄、そういうものを信じない連中の集まりのため、非科学的な話を科学的に解釈してみようかというそういう流れだったと思う。

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Nikon D700+AF-S Micro NIKKOR60mm/2.8G ED

各自の不思議な話、怖い話を披露されていく中、「それはこういうことだろう」「あれはこのようなことが考えられる」と各々の専門知識や理論によって次々に解決されていった。

そして私の番になった。
私は以前からも言っているように心霊の類いは信じていない。
実際に「はっきり」と見ていないからだ。
見ることができたら信じてみてもいいが、見たこともないものを信じろという方が無理があるのだ。
だが、不思議な声を聞いたことがある。

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Nikon D700+AF-S Micro NIKKOR60mm/2.8G ED

今から18年ほど前になるが、昔の職場で夜遅くまで残業が続いたのでそのまま職場に泊まることにした。
職場に仮眠室などという気の利いたものはないので、仕事部屋の汚いソファーに毛布をくるまって横になった。
時間はすでに1時を超えていた。

仕事部屋は2階で窓の下は駐車場である。
部屋の電気を消すと駐車場の街灯が窓から差し込む。
私は明かりがあると寝付きが非常に悪いので、職場の遮光カーテンを引いて寝ることにした。

電気を消して真っ暗になった部屋のソファーで寝ていると、しばらくして窓の外で誰かを呼ぶ声が聞こえた。
おーい、おーいと誰かが呼んでいる。
私は窓を背に向けて横になっていた。

気にせずに横になっていると、今度は2階の隣部屋の窓からおーい、おーいと呼ぶ声が聞こえた。
私は横になりながら電気工事の人だろうか、互いに安全を確認し合っているかなと考えながら目を瞑っていた。
こんな夜中に大変だなあと思っていると、この部屋の窓向こうから「おーい、おーい」と呼ぶ声が聞こえてギクリとした。
考えてみればこんな夜中に職場の駐車場で電気工事の仕事をしているわけがない。
声の主は明らかに室内に向かって声をかけている。

泥棒か?と一瞬不安な考えがよぎった。
しかし、窓には鍵がかけられているし、もし窓を割って侵入してくればその合間に逃げ出すことができる。
しかも室内は暗いので、仮にカーテンの隙間があっても中の様子はわからないはずだ。
そう思いながら横になった状態で全神経を背中の窓に向けて集中していた。

突然、室内の窓辺から「おい」と野太い男の声をかけられた。
いきなりの事で体中から汗がドッと噴き出してくる。
明らかに室内に誰かがいるようだ。でも窓を開けられた気配は一切なかった。
急激に恐怖がおそってきた。

絶対に窓は開けられてないはずだ。
室内にいると感じるのは気のせいだろう。
室内に人がいるかどうかを窓の向こうから試しているのだ。そう考えながら身動ぎ一つせずにじっと背中で気配を伺っていた。

しばしの静寂が真っ暗な職場を包み込む。
どのくらい経ったろうか、1~2分か。
そっと後ろの窓を向いてみようと思った瞬間、「あ゛ぁ゛ぁ゛」という大声が耳元で叫ばれた。
心臓を鷲掴みにされたような感覚で思わず飛び上がった。

当然、後ろなんか見られるわけがない。
ソファーから跳ね起きると職場の電気もつけずに廊下へ飛び出した。
そしてそのまま職場前の大通りまで走って逃げたのだ。
上半身はランニングだが、ズボンのポケットの中にお財布は入っていたので、タクシーを捕まえようとしたがなかなか捕まらない。
考えてみれば真夜中にランニング1枚の男が血相変えて手を上げているのだ。
タクシーも止まりたくないだろう。

ようやく捕まえたタクシーに乗ってその日は自宅まで帰って寝た。
以来、職場では決して泊まるまいと思ったが、仕事の関係上どうしてもそうもいかず再び泊まることになったときにはこのような現象は二度と起きなかった。

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Fuji S5Pro+CarlZeiss MakroPlanar50mm/2.0ZF

この話について、前述の友人たちにはあっさり「夢だ」「泥棒だ」という非科学的な対応で片付けられた。
若干納得できないような気もしたが、今となると確かに夢だったのかもしれないと思う。
しかし、今でも耳に残る、外耳・中耳・鼓膜までも震わしたあの声の感触は忘れることができない。

ちなみに、あの話が起こった日にちは偶然にも当時のボスの一代前ボスの命日であった。
一代前ボスはあの駐車場で急死したのだということを、謎の声を聞いた翌日に同僚から聞かされたのだ。

偶然とはいえ、タイミングが良すぎる話である。

2011年8月28日 (日)

パナの大口径ズームレンズ

先日にも少し触れたが、待ち望んでいた2本のレンズが参考出品された。

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12-35mmと35-100mmの大口径ズームレンズだ。
換算で24-70mmとお70-200mmのレンズになる。

パナソニックが2本の大口径ズームレンズ(12-35mm と35-105mm)を参考出品、発売は2012年の予定
デジカメinfo

デジカメinfoさんでも取り上げられているように、Xレンズシリーズの新製品として発表された。
このレンズたちを私は首を長くして待っていたのだ。

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まず標準ズームの12-35mmであるが、今のところ開放F値は不明である。
最短撮影距離は25cm、気になる最大撮影倍率も未発表だ。
強力な手ぶれ補正のPOWER O.I.Sを搭載し、ナノサーフェスコーティングも施されているという。

予想だが、F値は可変でなく通しでくると思う。
まず間違いなくF2.8は切ってくるだろう。F2.2か2.4か。
F2.0は奇跡が起こればというところか。
ズーミング時に鏡胴は伸びそうだ。

フォーサーズのZD ED14-35mm/2.0SWDは、テレセンやディストーションの拘りという呪縛からあのサイズになってしまったが、マイクロではかなり小型化されるであろう。
何しろパナにはマルチ アクチュエータ フローティング インナーフォーカス方式というものがあるようだ。
どの程度まで小型化できるかはわからないが、非常に期待度が高い。

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次に望遠ズームの35-100mmであるが、こちらも標準ズーム同様に開放F値は不明である。
最短撮影距離は85cmで、最大撮影倍率はまだわからない。
こちらにもPOWER O.I.Sとナノサーフェスコーティングはついてくる。

この望遠ズームのF値も標準ズームと揃えてくるであろう。
このことからもF値は通しの可能性が高い。
インナーフォーカスは当然として、他社の70-200mm同様にインナーズームでろう。

ZD ED35-200mm/2.0は大好きなレンズだったので、このズームレンズにもぞっこんになる可能性が高い。
あのサイズと重量は悪夢だったので、私にとってこの35-100mmズームは神器になるだろう。
おそらく非常に人気がでると予想される。

最近のマイクロの攻勢は凄まじい。
魅力的な発表を次々にしてくるので、お財布が大変なことになっている。

この2本の発売により、私のマイクロのシステムもTPOに応じてヘビーとライトに二分され、使い分けることになるだろう。
サブシステムだったマイクロが、徐々にメインになりつつあるのだ。
パナの大口径ズームレンズの発表は自分にとって非常に大きい意味合いがあった。

デジタル一眼レフシステムもミラーレスに比べれば優れている点がまだまだある。
もうしばらくは両刀使いでこなしていくのであろう。

2011年8月27日 (土)

パナソニックの NEW ズーム

先日パナソニックから10月13日に発売する標準と望遠のニューズームが発表された。

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LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.と
LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm F4-5.6 ASPH. POWER O.I.S.だ。
今回のレンズはXシリーズという今までのGシリーズより上位レンズ群として展開するという。

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まずは標準ズームから見てみよう。
重量はなんと95g、サイズは沈胴時で61.0x26.8mmと驚愕のパンケーキサイズ。
カメラボディの電源に連動して、わずか0.5秒でスタンバイ可能だという。
このレンズの特徴は電動ズームが搭載されていることだ。

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レンズ構成は8群9枚で、非球面レンズ4枚、EDレンズ2枚とゴージャスなレンズを潤沢に使っている。
もちろん、ナノサーフェスコーティングが使用されている。

最短撮影距離は0.2m(14-20mm)と0.3m(21-42mm)である。
最大撮影倍率は0.17倍(35mm判換算:0.34倍)。

これはいきなり主力になり得る標準ズームだ。
なんといっても沈胴時のレンズサイズがパンケーキほどというのが信じられない。
いや、長生きはしてみるものだ。

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次に望遠ズーム。
重量は210gで、新型標準ズームに比べて2倍強。サイズは61.6x90.0mmとなかなかコンパクトである。
こちらも電動ズームが搭載されているが、ズームリングも存在しており併用可能だという。

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レンズ構成は10群14枚で、非球面レンズ2枚、EDレンズ2枚となかなか贅沢に使われている。
こういう時、マイクロフォーサーズのようにレンズサイズが小さいと、特殊レンズが多数使われてもコストにひびきにくいのではないかと考えてしまうのは素人的だろうか。
もちろん、こちらにもナノサーフェスコーティングが使用されている。

最短撮影距離は全域90cm。
最大撮影倍率は0.2倍(35mm判換算:0.4倍)である。

このレンズに驚かされたのは、マルチ アクチュエータ フローティング インナーフォーカス方式により、小型・軽量化を実現しているということだ。
どういうことかというと、この方式の採用によりズーム操作時も全長不変、長さ約90.0mmの小型レンズなのだ。
このサイズでありながら、インナーフォーカスでインナーズーム。
マイクロ最強の望遠ズームが出てきた。

当然ながらこの2本のズームレンズはいつものカメラ屋さんに予約した。

さて、このところ急速にマイクロフォーサーズが熱くなってきた。
この凄まじいほどの魅力的な製品ラッシュに身を焦がされんばかりである。
乗るしかない、このビッグウェーブに!

あ、そういえば何気にパナがすごい発表をさらりとしたので大変に喜んでいる。

パナソニックが2本の大口径ズームレンズ(12-35mm と35-105mm)を参考出品、発売は2012年の予定
デジカメinfo

来年には大口径標準ズームが発売になるという。
開放F値はまだ未発表であるが、おそらくはF2.2かF2.5であろう。
ただ、ひょっとしたらF2.0を狙っているのではないかと、そんな予感がするのだ。
パナは本気でやりかねないから目が離せない。

2011年8月26日 (金)

ゴルゴ13

25日で私の夏休みが終わった。
今日から仕事が始まる。

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Olympus E-P3+M.ZD ED12mm/2.0

今年は、休み始めの山以外どこにも行っていない。
代わりに日曜大工というか、DIYのようなことを3日間かけて作業した。

昨日は最後の休みだったのだが、後片付けがすんでいなかったのでその作業に追われる1日であった。
今、ようやく一息ついてビールを飲んでいるところだ。

ところで、ちょっと思うことがあって購入したゴルゴ13全巻が書斎に山積みになっている。
本来は夏休み中に読破予定だったのだが、もはや時間がない。
さて、いつ読もうか思案中である。

2011年8月25日 (木)

缶バッジ

夏休み中の職場に入って雑用をこなしていると雑誌社から封筒が届いている。
差出人はエイ出版社からで、中身を確認してみると缶バッジが入っていた。

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そういえば数ヶ月前に、職場においてある雑誌ランドネにゴアテックスのアンケートが載っていた。
それに答えると抽選で鈴木ともこのイラスト入り缶バッジが当たるという企画があったのを思い出した。
それに当たったのだ。

ランドネは山ガールの指南書のような月刊誌で、かわいい小物や服のコーディネート、山ガールにお勧めの登山ルートが編集されている。
初めて中身を読んだときに、激しいクレイジーカラーのコーディネートにクラクラした。
本当にこのような女性が山にいるのだろうか、自分はまだ見たことがないが....と思っていたら先日の登山の帰りに本当に見つけた。
川沿いの遊歩道を二人の山ガールが歩いている。

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だが、以外にも実物は周りに溶け込んで浮いている感じではない。
雑誌モデルから出てきたような二人を見て、こういうのもありなんだなと感心した。
逆に私の方がビナにシュリンゲ、ザイルと浮いていたかもしれない。
そういえば嫁さんですら登山中は山スカートをはいていたようだ。

いつの間にかトレンドがわからなくなっている。
こうして年を取っていくのであろう。
せめて私のゴツいザックに鈴木ともこのキュートな缶バッジでもくっつけてみますかね。
でも異様な違和感を出しそうだ。

2011年8月24日 (水)

Leica Elmarit R 28mm/2.8 を(EOS1DsMk2で)使ってみる

ライカのRレンズを使っていたときに、所持していたレンズで最も広角だったのがElmarit R28mmだ。

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28mmは広角レンズであるが強烈なパースが出ないために比較的使いやすい画角で愛用していた。
当時はデジタル化されたR10が発売になったら、さらなる広角レンズも....と考えてはいたが、Rシステムの終焉でそれははかない夢と終わった。

このレンズでおもしろいのがフードだ。
このフードはレンズにビルトインされており、引っ張り出すことができる。
1cmほど引き出されると、カチリとマグネットで固定されたように戻らなくなるのだ。
もちろん、指に力を入れると戻るのであるが、その絶妙な感触にどういう原理で固定されるのかといじくり回してみたりもした。
でも結局わからなかった。あのフード好きだったなあ。

レンズ構成は7群8枚。
重量はちょっと重い435g、サイズは67.5x48mm。
フィルター径は55mm、ねじ込み式で各種フィルターが取り付けられる。
最短撮影距離は30cmで、最大撮影倍率は0.12倍。

とにかく色のりのいいレンズだった。
広角レンズのために、ピント合わせは比較的アバウトでいいため使いやすい。
フードをカチリと引き出してから撮影開始となる。

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Canon EOS1DsMk2+Leica Elmarit R28mm/2.8

このレンズを使うときはそれが儀式のようなものだった。
撮影が終わると再びカチリと元に戻す。
これが好きでたまらなかった。

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Canon EOS1DsMk2+Leica Elmarit R28mm/2.8

このレンズは中古で手に入れたものだが、当時はなかなかいいものが手に入らなかった。
確かRレンズとしては最後に手に入れたレンズだと思う。
Type Iは比較的見つかるのであるが、Type IIのROMはどうしても出てこない。
シェア的には限りなくOに近いRシステムなので、新しいレンズは中古市場になかなか出てこないのだろう。
きれいな中古を見つけたときには小躍りしたものだった。
そして後ろ髪を引かれながらRレンズを手放したときも、Summilux R50mmとともにやはり早く売れていった。

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Canon EOS1DsMk2+Leica Elmarit R28mm/2.8

解放から使える現代的な28mmレンズだ。
ちょっと古くささを感じさせる写りもするが大好きな28mmだった。
NikonやCanonの28mmレンズに比べるとコスパは悪いだろう。
けれども愛おしくて大事に使ってたのだ。

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Canon EOS1DsMk2+Leica Elmarit R28mm/2.8

マイクロフォーサーズでパナライカとはいえ一眼ライクで使えるライカ銘柄レンズが復活し、しかもAFがついてくれている。本当にありがたいことである。
もしLeica DG Elmarit12mm/2.8Asph.が発売されたら、是非とも例のフードを復刻させてほしい。
まあ無理ですよね。

2011年8月23日 (火)

PC-E NIKKOR 24mm/F3.5D ED(テスト撮影)

Nikonの単焦点は粒ぞろいだ。
その中でも好きなレンズの一つに上がるのが、このPC-E NIKKOR 24mm/F3.5D EDである。

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F3.5という明るさの24mm域広角単焦点でありながら、このサイズと重さである。
しかもマニュアルで。
ティルトシフトレンズの宿命であろう。
しかし、ポジティブに考えればティルトシフトであるが故に、周辺域までしっかりとした解像度が維持されているのだ。

Pon6

さて、そんなこんなでいつものポンちゃんにテスト撮影の被写体になってもらう。

【テスト撮影】

被写体までの距離は2mに固定。
カメラボディはNikonD700、WBはAUTO、ISOは200に設定した。
各絞り値で撮影する。
下の写真は周辺域のトリミングである。

F3.5 2m
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20110823c1_2

F5.6 2m
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20110823c2_2

F8.0 2m
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20110823c3_2

予想通り周辺域までしっかりと解像されている。
解放からコントラストも十分だ。
絞り込めばより鮮鋭度が増してカリッとしてくる。まごうことなきNIKKORレンズだ。
色収差もほとんど出ていない。よくコントロールされている。
まあ、値段を考えれば当たり前といえば当たり前であるが。

【最短距離撮影】

最短撮影距離は21cmである。
F3.5の解放とF8.0とで比較撮影した。

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ボケもよく考えられている感じだ。
きれいなボケが得られる。
点光源もきれいな円形で、周辺域まで余裕を持っているのがわかる。
また、最大撮影倍率が0.37倍なので、相当寄ることができる。

寄れてきれいに写せるスーパー広角レンズだ。
しかもティルトシフトのおまけつき。いや、こっちがメインか。
マニュアルレンズとはいえ、広角24mmであれば被写界深度も接写でなければアバウトでいけそうだ。
その代償として大きさと重さを受け入れねばならないが。

さて、次回は実写と感想です。

PC-E NIKKOR 24mm/F3.5D ED

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年8月22日 (月)

Windows7 始動

届いてから1週間ほど放置プレイさせて、ようやく電源を入れることになったNew PC。

前のPCからのデータバックアップを取らなきゃと思いつつ、夏休み前にやらねばならないことや、山の準備に明け暮れてまったく手付かずで放置されていた。
そこでせっかくの日曜日のため、ここぞと準備に取り掛かった。

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Canon EOS7D+EF35mm/1.4L USM(SilkyPix:HDR25%)

まずは外付けRAIDに必要なデータを移して、それから今までのPCから必要なパーツを引っ張り出す。
一通り準備が済んで電源オン。
心地よいモーター音とともに立ち上がる音が聞こえた。

意外にも結構静かではないか。
サクサクとRAM DISKの設定も済んで、キャッシュを移すコマンド設定も終わった。
ソフトも坦々とインストールが終わっていく。

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Canon EOS7D+EF35mm/1.4L USM

懸案だったSilkypixの緩慢な動作も、驚くほどに軽快になった。
これで本当に終わったのだろうか。
妙にアッサリ行き過ぎる。絶対になんかおかしい。
最近はいつもPCのトラブルに見舞われるので疑心暗鬼になりすぎているのだろうか。

しかし素晴らしい安定度だ。
viva Windows7!
すごいぞ64bit!

こんなこと書いているとまたトラブりそうだから、程ほどにしておこう。

2011年8月21日 (日)

山とM.ZD ED12mm/2.0

まだ一度しか、しかも1000mにも満たない山にしか使っていないので偉そうなことは書けないのであるが、山に持ち出すマイクロフォーサーズ機と12mm/2.0は最強の組合せでないかと思う。

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Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

今回はコンパクトなE-P3を選択したが、普段の撮影スタイルからGH2でも良かったかなと感じた。
コンデジスタイルでの撮影だと、どうしても画面の傾きが気になってしまうのだ。
E-P3を左右斜めに傾けながら、どうだどうだ?と確認するにはちょっと厳しい。

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Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

E-P3のデジタル水準器を使えと言う声が聞こえてきそうだが、レスポンスの問題と年齢的に眼鏡をかけながらでは至近距離が見づらいのだ。
一々眼鏡を外すのもかったるい。
やはりEVF搭載の機種がよろしい。
できれば使い勝手から外付けでなく、内蔵タイプのモノだ。

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Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

そうなると現時点ではパナソニック製のモノしかない。
だが、パナ機本体には手振れ補正の機能が搭載されていない。
つまりオリンパス製レンズのM.ZD ED12mm/2.0を使う場合、手振れが生じやすくなってしまう。
換算24mmで手振れを起こすかという話しもあるが、登山中は息切れしてることもあるため、ブレのリスクは普通の使用よりも上昇するかも知れない。
そんな事を考えてしまうと、山ボディに12mm/2.0の組合せは、オリンパス機をチョイスしてしまうのだ。

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Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

しかし、本当にM.ZD ED12mm/2.0は素晴らしいレンズだ。
コントラスト、周辺までの解像度、ビネッティングと文句は殆どない。
レンズ全高も少ないため、ザックのネットポケットに放り込んでおける。
Lumix G7-14mm/4.0ではこうはいかないだろう。
特に林冠内部の薄暗い場所では二段ほど明るいF2.0は強力な武器になるだろう。
もちろん森林限界を超えれば、雄大な景色を映し出せる7-14mm/4.0は強力な武器になる。
要はTPOに合わせるということであろうか。

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Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

惜しむらくは、マイクロボディだ。
汗や突然の雨に対処できる丈夫なボディとレンズが欲しい。
そしてボディ内手振れ補正とEVFが内蔵されている機種だ。
やはりこれはオリンパスから出してくるだろう。

だが、これが出てきたらフォーサーズの存在意義がなくなってしまうだろう。
マイクロはついに来たるべきところまで来ているのかも知れない。

2011年8月20日 (土)

子連れの山歩き

先日、高水三山に子供を二人連れて行ってきた。
中一の長男はともかく、園児の次男が何処まで頑張れるか不安だったが、三山巡りは無事に終えることができた。

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Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

今回驚いたのが高水山頂への登山道だ。
途中の一部杉林が伐採されて地面が露出していた。
まあ植林計画の一環なのだろうが、杉林の林冠構造がむき出しになり、露出した土壌はすでにパサパサに乾燥している。
早く土壌がもとに戻るように植物が生えてきてくれると良いのだが。

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Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

兄弟達も最初から最後まで元気いっぱいに三山巡りを楽しんでいた。
次男の給水率が驚くほど高く、用意した個人の分を前半で全て飲みきって、後半は私の分の水を与え続けたため私の方が終盤グロッキーになってしまったほどだ。

20110820c
Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

心配だった三山最後の惣岳山への児童崖登りは、直前に降られた猛烈な雷雨で急遽中止となった。
本人達は登ると大騒ぎだったが、濡れた直後の崖は絶対に駄目だときつく叱って中断した。
いくら園児用にザイルとハーネスを用意したとはいえ無茶は良くない。
涙目の次男を諭して巻き道から下山した。
しかし途中の岩茸石山では、思った通りハーネスおかげで非常に楽ができたことも事実だ。

20110820d
Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

雷雨もすぐに収まり、降りる時こそ慌てずに気をつけて歩くように子供達に言い続けて下山した。
途中、御嶽駅方面でなく沢井駅方面の脇道に入りようやく一般道へと降り立つことができた。
登山道入り口から最後まで7時間かかった計算になる。
次男の歩幅に合わせて移動したり、時計を見ながらこまめな休息を取ったからであったが、久しぶりに良く歩いたものだ。

20110820e
Olympus E-P3+Leica DG Summilux25mm/1.4Asph.

途中、長男がもう脚が駄目だと騒ぎ出したので近くの宿に一泊することになった。
柚風呂を売りにしている宿らしい。
これが正解で、部屋に入ったらみんな動けなくなってしまった。
柚温泉で汗を流して、柚中心の夕食を美味しく頂き、布団が敷かれたら電気を消すのも忘れてみんな気がついたら爆睡していたのだ。

20110820f1 20110820f2
Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

翌朝はゆっくり朝食を取ってから宿を経ち、裏手の遊歩道を散策しながら駅に向かってみる。
遊歩道はしっかり整備されており非常に歩きやすい。
しかし、天気が怪しい。
昨日も一時とはいえ、雷雨に襲われたのだ。
今にも降り出しそうな勢いである。

20110820g
Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

子供達を早めに急かして御嶽駅に到着した。
ベンチに座って電車を待っていると、突然冷えた強風が吹き始めたと思った途端、激しい雨が降り始めた。
まもなく電車が到着した。
いや、運がいい。本当に助かった。

しかし山登りで園児がいると、まずたくさんの写真撮影は不可能ですね。
暇がない....。
しかし経験したことで良かったのは、子供がいる場合ザイルが一本あるだけでメチャメチャ助かったことだ。
足場の悪いところ、高さのあるところなど子供だけでなく嫁さんにも絶賛されていた。
50mものではなく、10m、いや5mのモノがあるだけでも役立つのだ。
私は真ん中で折って2本として使うため10mを用意しておいた。
懸垂下降するのでなければ細引きでもいいと思う。8mmのもので間に合う。

低山であれど、子連れには必須アイテムだ。
ただ、「確保支点」には細心の注意を。

2011年8月19日 (金)

ネコのマズル

20110819a
Canon EOS7D+EF50mm/1.2L USM

口吻ともいう。
ネコ好きな人はみんなここが大好きなはずである。
もちろん、そう言う私も大好きなのだ。

20110819b スコティッシュフォールド(wiki)

中でも丸く膨らんだマズルが私はたまらない。
そう、スコティッシュフォールドのようなマズルである。
つまりお団子ような丸いほっぺたのついたマズルが好きなのだ。

3年前、我が家にやってきたちぇりーは野良出身と言うこともあってかかなりシャープな顔つきだった。
当然ながらスコティッシュフォールドのように丸くはない。
でも大きくなったら、きっとほっぺたが丸くなるのだと信じていた。

20110819c
Nikon D700+AF-S NIKKOR 35mm/1.4G

数年経っても一向にほっぺたが丸くならない。
逆に子供の時に比べてかなりシャープになっている気がする。
膨らむ気配のないちぇりーのほっぺたをいじくり回しながら、いつになったら膨らむのだと嫁さんに聞いてみた。

膨らむわけないじゃない。ちぇりーはずっとこのままだよ。

愕然とした。
いや、うっすらと気がついてはいたのだ。
外にいる外ネコやノラ達を見ると殆どが丸くない。
ちぇりーはスコティッシュフォールドに比べれと妙に鼻が高いし、骨格そのものからそう言う丸くなる種類ではないのではないかと....。
現実を知りたくないだけだったのだ。

20110819d スコティッシュフォールド(wiki)

恥ずかしい話だが、ネコを飼い始めたときにはみんな丸くなるものだと信じていた。
丸々としたネコのほっぺたをいじくり回しながらビールを飲めるんだと本気で思っていた。

でも、ちぇりーだって私にとっては可愛い飼い猫なのだ。
ほっぺたが丸くなくても、いつだって私に懐いて横にいてくれる。
もちろん、今でもそうだ。
プニプニした肉球だってついてるしね。
ほっぺが丸くなることがなくたって、ちぇりーを可愛がる気持ちに変化はない。

2011年8月18日 (木)

夏休み

長男の夏休みも最後の週なので、こちらも職場の休暇を利用して家族揃って山に登ることに決めた。
子供達も大喜びである。

また年長とはいえ園児もいるため、計画当初は簡単な青梅のハイキングコースにしようとしていたところ兄弟そろってブーイングが出てきた。
長男は高山を、次男はテント泊を希望している。
さすがに高山に園児を連れて行ける程の技術は私は持ち合わせていないので、慣れた高水山をチョイスした。

20110818b_2 高水山登山道
Olympus E-5+ZD11-22mm/2.8-3.5(Silkypix HDR20%)

小さい子供の体力からゆっくり時間をかけて歩くことを考えたので、近場の宿で一泊することも考慮する。これで次男も納得するだろう。
朝イチで出発して高水山ハイキング後、夕方に宿で一泊という計画だ。

20110818a 惣岳山(冬)の岩場
Olympus E-P2+Lumix G14-45mm/3.5-5.6OIS.

心配なのは惣岳山に向かう岩場のルートだ。
長男は平気だろうが、次男が問題だ。ここを登坂できるかどうか。
確か惣岳山へは巻き道からの別ルートがあったと思われるが、記憶がハッキリしていない。
もし、見つからなかった最悪の場合のことを考えて子供用ハーネスとザイルを用意した。

どうしようもなければシュリンゲで木に固定してから子供を引き上げるしかあるまい。
高水山で何をやろうとしているのだろう。私は....。

ま、取りあえずハーネスを使わないことを願ってます。

2011年8月17日 (水)

PC-E NIKKOR 24mm/F3.5D ED(スペック)

PC-E Micro NIKKOR 45mm/F2.8D EDを購入した後に、ティルトシフトレンズの広角も欲しくなって購入してしまった財布泣かせのレンズ。
PC-E NIKKOR 24mm/F3.5D EDである。

20110817a

広角レンズが苦手なのに購入してしまったのであるが、これはシフト機能でパースを目立たなくさせることができるため、自分の未熟な技能がごまかせるのではないかと思ったためだった。

まあ、結果は広角の技能だけでなく、ティルトシフト機能に対する技術も持たねば使いこなすことができないと言うことを、嫌と言うほどわからされたレンズでもある。

20110817c

取りあえずは、まずはスペックを。
重量は730g、サイズは82.5x108mmと開放F値がF3.5なのにこの重量、このサイズである。
当たり前であるが、AFのないマニュアルフォーカしレンズである。

20110817d 20110817e

レンズ構成は10群13枚で、EDレンズ3枚、非球面レンズ3枚、ナノクリスタルコートが施されている。
絞り羽根は円形9枚羽根で、フィルターサイズは77mmである。
キヤノン同スペックのティルトシフトレンズ、TS-E24mm/3.5LIIの82mmよりは僅かに小さい。

20110817f

最短撮影距離は21cm、最大撮影倍率は0.37倍である。
結構寄れるのが嬉しい。

20110817b

ピントリングは秀逸で、適度な抵抗を感じつつ絶妙な感覚で回すことができる。
フォーカシングによって鏡胴が伸びることはない。

PC-E NIKKOR 24mm/F3.5D ED

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年8月16日 (火)

巨大

仕事から帰って玄関を開けてもらったところ、嫁さんに何か巨大で重いものが届いていると迷惑そうに話しかけられた。

20110816a
Canon EOS7D+EF35mm/1.4L USM

後を振り返ると、それは玄関の1/4を占めるほどの巨大なパソコンのダンボールが置いてあった。
あまりにものサイズに驚いて、前に買ったときもこんなに大きかったかなあと不安になった。
玄関から踊り場に持ち上げるがかなり重い。
サイズが大きいので、持ち方を間違えると腰を痛めそうだ。
やむを得ず、ダンボールを滑らせながら居間に運び込んだ。
嫁さんが不機嫌そうにダンボールの解体作業を見ている。

20110816b_3
Canon EOS7D+EF35mm/1.4L USM

中から出てきたのは予想を上回るほどの大きなタワー型のパソコンだった。
取り出した状態で呆然としている私の横で嫁さんも驚いている。
ネットで写真を見たときのイメージと全く様相が異なっていた。
今まで小型パソコンを中心に使ってきたので、タワー型がここまで大きいとは思わなかったのだ。

20110816c_2
Canon EOS7D+EF35mm/1.4L USM

普段から大型タワーを使っている人からすれば、このモデルはまだ小さいと感じるだろう。
しかし、過去にどんなに大きいパソコンでもミニタワーまでに抑えてきた私が、このパソコンを見たときには腰を抜かしそうになった。
嫁さんも珍しさのあまり子供達を呼びに行ったくらいだ。

20110816e
Canon EOS7D+EF35mm/1.4L USM

子供達も興味津々だ。
中身を見せろと騒がれた。
取りあえず精密機器なのでまた今度とお茶を濁しておいた。
2階の書斎に持ち込んだが、とてもじゃないが机の上には置けない。
床に置こう。スイッチがPC上面にあるので机の上では使えないのだ。

20110816d_3
Canon EOS7D+EF35mm/1.4L USM(Silkypix HDR50%)

パソコンもカメラも同じだ。
小さいモノばかり使っていると、たまに使うフルサイズ機のボディやレンズが大きく感じてしまう。
だが、使っているうちに慣れてくるのだ。
この、でかいパソコンも直に普通の大きさに感じるようになるのだろう。
そして、いつの日にか卓上やミニタワーに買い換えたときに、再びなんと小さいのかと大騒ぎするに違いない。
ずっと同じことを繰り返している自分がいるのだ。

ま、取りあえず電源は明日以降ですね。

2011年8月15日 (月)

理由

先日、いつものカメラ仲間の一人である友人の一ヶ月遅れの誕生日を祝った。
せっかくだからと、久しぶりにいつものステーキ屋さんに連れて行ったのだが、相手が主役なのに私の方がアルコールを飲み過ぎてグロッキーになってしまったのだ。

20110814a
Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

酔いをさますために近くの公園のベンチで横になったのだが、開店とともに店に入ったため、まだ外は明るい。
今日はとんだ失敗をしてしまったものだ。
友人は気にするなと、酔いが覚めるまで付き合ってくれた。

20110814b
Olympus E-P3+Leica DG Summilux25mm/1.4Asph.

酔いが少し引いた後にまだ時間があるからと、公園からそのまま彼の家にお邪魔することになった。
そして、また引き続きそこでも飲むことになったのだ。

帰ってきたのは午前様だ。
昨日のブログ更新が遅れてしまったのはそんな理由である。

2011年8月14日 (日)

EOS-1DsMarkIIのトラウマ

先日のRレンズに関係のある話である。

当時、ライカRレンズ専用ボディとなってしまっていたEOS-1DsMk2であるが、シャッター幕にトラブルが生じる報告がちょくちょくネット上で見られた。

20110814z_2

自分のは大丈夫であろうかと画面を良く凝らしてみてみると、なんと自分の機種にも出ているではないか。
シャッター回数2万前後だったと思う。
1DsMk2は15万回の耐久性をうたっているにもかかわらずに。

20110814c
Canon EOS1DsMk2+Leica SummiluxR50mm/1.4(1/1250s)

写真左端全体に露光が異常になっている部分が見られる。
これは撮影写真全てに見られるのではなく、たまに出てくるのだ。
非常に厄介な現象であった。
この頃の1DsMk2の稼働率は非常に高く、修理に出すタイミングがなかなかつかめずにいた。

しばらく騙し騙し使っているうちに、どうやら高速シャッターで撮影をすると出やすいということがわかってきた。
特に1/1000から1/2000あたりのシャッター時に異常露光が激しく生じるピークがある。

20110814d これも上に見える
Canon EOS1DsMk2+Leica Summicron50mm/2.0(1/1250s)

ライカRレンズをEOSボディで使用するには実絞りで使用する。
ピントを合わせるためには開放に近い絞り値で撮影するためシャッター速度が速くなりがちになる。
シャッター速度を落とすためには絞らねばならないため、結果ファインダー像が暗くなってピントが合わせにくくなってしまうのだ。

全部のRレンズに数種のNDフィルターをかぶせることはコスト的にも割が合わず、撮影時間もかかるので最終的に修理に出すことに決めた。
その後は問題なく撮影できるようになった。

少し前に似たような現象がEOS1Vでも報告があったことを覚えている。
デジタルになっても未だこの問題が発生するのだと、キヤノンフラッグシップのシャッター装置に対する品質に疑問を感じた。
今でこそそのような問題は上がっていないので、私も昨年キヤノンに戻ってきたわけだが、当時のショックから年中端っこの露光を未だにチェックしてしまうのだ。

当時、超高級機種であったEOS-1DsMk2。
その機種に生じたトラブルのトラウマが、先ほど発売された70万円SIGMA SD1の使いにくさや不具合に対して非常に寛容になったのではと思っている。

ただ、不具合はなるべくないようにお願いしますね。

2011年8月13日 (土)

Leica Summilux R50mm/1.4(E60)を(EOS1Ds2で)使ってみる

先日、Leica DG Summilux25mm/1.4の事を書いたときに、Leica Summilux R50mm/1.4について触れたので今日はそのことを。

デジタルを使用するようになってからフィルム一眼は一度全て手放した。
だが再びフィルムを使ってみようかと思ったときにライカRをチョイスしたのだ。
私はコレが初ライカで、Rから入門したのだ。
Rを始めたときには、まだRシステムは継続されていたので欲しいレンズは比較的手に入れやすかった。

20110813a_2

その中で特にお気に入りだったのが、このLeica Summilux R50mm/1.4だ。
別名E60と言われていたROM搭載タイプのものだ。
フィルター径が60mmという微妙なサイズのレンズでそう言われているらしい。
60mm枠のフィルターは量産されていないので、コストの悪い特注品を使わねばならなかった。
だが、私の最も好きだった50mm/1.4レンズでもあるのだ。

重量は490g、サイズは70x51mm。
レンズ構成は8群7枚。8枚羽根絞りを有する。
最短撮影距離は50cmとあまり寄れない。最大撮影倍率は0.13倍である。
フードはレンズ先端部から引き出して使用する。

20110813b
Canon EOS1DsMk2+Leica SummiluxR50mm/1.4(ROM)

Rレンズは殆どROMタイプを選択した。
将来のフルサイズデジタル化(DMRは超でかくて1.3倍換算だったのでスルーした)に向けて、取りあえず単焦点で且つROMならマニュアルでも潰しがきくだろうと単焦点ばかりを収集していたのだ。

20110813c
Canon EOS1DsMk2+Leica SummiluxR50mm/1.4(ROM)

ボディもR6.2やR7のフィルムボディや、Canon EOS1DsMK2にマウントアダプターをつけたフルサイズデジタルを使用していた。
当時このE60はキヤノンのフルサイズボディEOS5Dに取り付けると後玉にミラーが接触するという事象が起こり問題となっていたが、EOS1DsMk2は優秀でE60が無限遠でも接触せずにシャッターを切ることができるのだ。
ただ実絞りになるため、絞り込むと途端にファインダーの見え具合が悪化する。
結局RレンズはRボディが良いという結論にたどり着いて、Rシステムの終焉とともにこれらのレンズは全て手放してしまった。

20110813d
Canon EOS1DsMk2+Leica SummiluxR50mm/1.4(ROM)

E60の写りは開放では僅かにコントラストが落ちるものの、常用で問題なく使える。
絞ればコントラスト・解像度ともにアップし、非常に使いやすい。
ただ先にも述べたが、絞るとファインダーが暗くなるのだ。
ボケも好みでキレイである。
寄れないのが僅かに欠点であるが、それでも写りがそれらを帳消しにしてくれた。

20110813e
Canon EOS1DsMk2+Leica SummiluxR50mm/1.4(ROM)

デジタルだけでなく、フィルムにも膨大に残されたRレンズの写真は未だに見ていて飽きない。
何処がどう違うのだと言われれば、よくは分からないがライカで写したものは雰囲気が違うように感じる。
それは気のせいだと友人から言われることもある。
だが、プラセボ効果であっても、自分的にはそう言ったレンズの存在は大切であると思うのだ。

20110813f
Canon EOS1DsMk2+Leica SummiluxR50mm/1.4(ROM)

フィルム時代の名残を残したマニュアルRレンズ群。
特にこのE60は思い入れ、レンズの質感ともに良く、Rレンズの代表として使用していた。
そのため、パナソニックからLeica D Summilux25mm/1.4が発売されるときも飛びついたのだ。
そしてマイクロでも先月Leica DG Summilux25mm/1.4が発売された。
この2本ともに僅かではあるが、E60の面影と写りの雰囲気が残されている気がする。
これからもこの2本は大事に使っていくつもりなのだ。

2011年8月12日 (金)

シルキーピックスとSSDパソコン

シルキーピックスからE-P3のRAWファイルに対応する新バージョンがダウンロードできるという報告がメールで来ていた。
先日ダウンロードをしてみたが、混み合っていたためか1時間ほどかかってようやく完了した。
先ほど使ってみた。

20110812a_2 早速E-P3ファイルを....
Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

シルキーピックスは数年愛用しているRAWファイル現像ソフトだ。
私のように複数マントを使っていてもRAWファイルの現像操作法が統一できるので、非常に便利に使わせてもらっている。

先月、Ver.5にリニューアルされたが、今の私のPCにおいてはシルキー5はかなり重いソフトに化けた。
Vistaにメモリー4Gではかなり重くなってキツイ。
無間地獄のようなSIGMAのSPP程でないしても、以前のVer.4のリアルで反映されていた頃に比べると、スライダーで動かした結果が画面に現れるまで数秒待たされる状態になっている。
結果、写真現像の時間が大幅にかかるようになってしまったのだ。

20110812b
Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0(シルキーピックス:HDR)

なのでパソコンを新調することに決めた。
調べるとHDDに比べ高速アクセスできるSSDという新しいメディアがあるそうだ。
もちろんSSDに欠点がないわけではないが、普通の使い方であれば半年一年で駄目になってしまうというものでもないだろう。
SSDが気になって仕方がないのだ。

いつものBTOパソコンショップで早速注文した。
今度はいきなり64bitのWindows7だ。嫁さんのPCで長所短所はつかめている。
CPUはintelの6コアを選ぶ。
メモリーは一気に24Gに増やした。昔に比べると冗談みたいな金額でメモリーが買えるご時世になったものだ。
SSDはintelのSSD320を容量という観点だけで選んだ。
他の機能はほぼ捨てた。
私はPCゲームはやらないのでグラフィックカードは気にしないのだ。

極力コストを切り詰めて注文したPCだ。
足りないものは前のPCから外して付け替えよう。

さて、初めてのSSDパソコンはどんな感じでしょう。
体感速度が劇的に変わってくれると嬉しいですね。

2011年8月11日 (木)

Lumix G 12-50mm/F2.5-3.3の兆し

デジカメinfoさんによると、どうやら今月末にG12-50mm/2.5-3.3の発表の噂があるらしい。

パナソニックから8月末に少なくとも1本の交換レンズが発表される?
デジカメinfo

話半分としてもこの噂は嬉しい。
少し前からこの話はちょくちょく出ていた。
パワーズームになるだの、倍効果のある手振れ補正だの、噂に関しては枚挙にいとまがない。
まあ、それだけ注目を浴びているレンズなのだろう。

明るい大口径標準ズームは今のマイクロには必須のレンズだ。
発表されればマイクロ陣営に対して強力なカンフル剤になる。

20110811a
Olympus E-P3+ZD ED14-35mm/2.0SWD

もし噂通りならこのレンズは換算24-100mm/F2.5-3.3になる。
重要な近接撮影能力は30cmは切ってくると思われるが、希望的には25、6cmまで寄れればさらに嬉しい。
ただ、4倍ズームだと最短撮影距離はテレ側において多少伸びる可能性がある。

希望的サイズはG14-140mm/4.0-5.8くらいで、重量はなるだけ500g以下に抑えていただきたいものだ。
インナーズームは難しそうなので、なるべく鏡胴が伸びないレンズを期待したい。

20110811b
Olympus E-P3+ZD ED14-35mm/2.0SWD

12-50mm/2.5-3.3を考えると思い出すズームがある。
オリンパスのZD ED14-35mm/2.0SWDだ。
この写真もそれで撮影している。

さすがにG12-50mmはZD ED14-35mmのような極端なサイズと重さになることはないだろうが、大口径レンズはそれなりの重量になるだろうから、やはりしっかりとしたサイズのボディでないとがっちりとホールディングができない。
E-P3では使いにくいレンズになるだろう。
実際にE-P3にZD ED14-35mm/2.0SWDをつけたら、とことん非実用的なカメラになってしまった。

今回の噂の信憑性はどうだろう。
自分的には大口径ズームは厳しいかなと感じているが、できることなら実現を期待している。
何しろ、今使用中の標準ズームに対しての愛着度が凄く低くなっているので、この大口径ズームレンズにはかなりの期待を込めているのだ。

正直、このレンズの発表がなかった場合は、自分はマイクロの標準ズームを本気でZD ED14-35mm/2.0SWDにしようかと考えているくらいなのだから。

2011年8月10日 (水)

E-P3とRRS

以前のオリンパス製マイクロフォーサーズ機ではRRS(Really Right Stuff)社製のカメラプレートを愛用していた。
E-P1やE-P2、そしてE-PL2だ。

20110810a

当然、今回新規購入したE-P3も取り付ける予定である。
だが、現時点でまだRRSのサイトにはE-P3専用のカメラプレートは存在しない。
そのため以前でもE-P1/2のLプレートが使い回し可能であるかどうかが今回の重要なポイントである。

20110810d

何故ここまで使い回しの効く汎用プレートでなく専用プレートに拘るかというと、E-Pxシリーズは三脚穴とメモリカード兼用バッテリー交換蓋が非常に接近しているために、三脚穴を利用する汎用プレートでは蓋を塞いでしまうのだ。

20110810c

ところが専用プレートだと、このようにプレートをつけた状態でカードやバッテリーの交換が自在になる。
この便利さはRRSならではである。

20110810b

問題はE-P3の底面サイズだ。
E-P2のそれは120.5x35.0mmであるが、E-P3は122.0x34.3mmとなっている。
現在のE-P1/2のLプレートはE-PL2で使用するために多少改造を施してしまっていた。
多少の融通は利くが、この幅(W側)2mmの差がLプレートの縦プレート側に伸びていたらアウトだ。

20110810e_2

慎重にLプレートをE-P3にはめ込んでみる。
....。
........。
....................。

20110810f

駄目だ!
やっぱり1mm程足りない!
側面ボディが縦プレートを邪魔して三脚穴に固定のためのビスを入れることができない。
....終わった....。 

20110810g1 20110810g2_3 開閉が面倒

改造プレートをさらに追加改造するには気力がちょっと足りない。
なので頻繁にプレートを外すハメにはなるのだが、RRS汎用プレート(小)をE-P3に取り付けてある。
RRSに慣れてしまっている身としては、この作業がえらく身に応えるのだ。
使いやすいE-P3専用LプレートがRRSから発売されるのを首を長くして待つとしよう。

2011年8月 9日 (火)

M.ZD14-42mm/F3.5-5.6IIR(テスト撮影)

操作感は歴代の14-42mm/3.5-5.6ズームに比べるとスムースで非常に使いやすい。
チープな質感など気にならなくなるほどの使い勝手を持っているM.ZD14-42mm/3.5-5.6IIRであるが、今日はこのレンズのテスト撮影について書いてみる。

20110809a

実はこのレンズは実戦での使用がまだ殆どない。
前回の「スペック」でちょっと述べたが、このレンズの使用を躊躇する理由がある。
それは逆光性能だ。
コレが新設計のレンズなのかと驚くほど逆光に弱かかった。ゴースト・フレア出まくりである。
シルバーボディにシルバーレンズの組合せが良くないのか理由はわからないが、最近まれに見るほどの逆光性能の非道いレンズだった。

Pon6

まあ、とにかくテスト撮影をしてみよう。
被写体はいつものようにイヌの置物であるポンちゃんにお願いしたい。

【テスト撮影】

被写体までの距離は2m、ボディはE-P3、ISOは00、WBはAUTOに設定した。
焦点距離は14mm、25mm、42mmで各絞り値で撮影。

14mm 2m F3.5/5.6/8.0
20110809b1 20110809b2 20110809b3

25mm 2m F4.5/5.6/8.0
20110809c1 20110809c2 20110809c3

42mm 2m F5.6/8.0
Back4x3 20110809d2 20110809d3

開放から結構使えるレンズである。
解像度もコントラストも十分実用レベルに達していると思う。
ここで14mm域の焦点距離の右上と左下をトリミングしてみた。

14mm 右上トリミング F3.5/8.0
20110809h1 20110809h2

14mm 左下トリミング F3.5/8.0
20110809g1 20110809g2

ワイド端での隅角では色収差が目立つ。
これはF8に絞り込むと若干は改善するが、まだ残っている感じだ。
また周辺域では開放だと解像度が思ったより低い。
ただ、解像度に関しては絞り込むことで改善している。

【最短距離撮影】

このレンズは14mm域では25cm、42mm域では30cmと最短撮影距離が異なっている。
それぞれ開放とF8.0で撮影した。

14mm域 25cm F3.5/F8.0
20110809e1 20110809e2

42mm域 30cm F5.6/F8.0
20110809f1 20110809f2

ボケは思ったよりキレイだ。
コントラストも低くならずに開放から使える。
廉価なズームとしては十分と思われた。

先ほどのテスト撮影の写真とこの最短距離撮影の写真は雰囲気が結構違う。
実はテスト撮影は曇天で、最短距離撮影は晴天で撮影したのだ。
先に晴天で撮影したのだが、この時のテスト撮影の結果が使い物ならなかったのでもう一度曇天を狙って撮影し直すハメになったのだ。
先にも書いたが、逆光性能は褒められるものではない。

【逆光性能】

晴天時の逆光である。
フィルターはかましていない。前玉むき出しの状態で撮影した。

14mm F3.5/8.0
20110809i1 20110809i2

25mm F4.5/8.0
20110809i3 20110809i4

42mm F5.6/8.0
20110809i5 20110809i6

ワイド端では画面上方の太陽から直線上のゴーストが見られる。
絞り込むことでゴーストは肥大している。
またテレ端に移動する毎にゴーストは上端に移動し、今度は画面全体にフレアが激しくなってくる。
テレ端ではかなりコントラストが低下した状態になる。
解像感はある程度維持されてはいるが、そのまま使うには厳しい状態だ。

と、このように逆光では使いにくそうなレンズのため、現在は実写撮影には殆ど稼働していない。
そのため実写サンプルも使用感も両方不足しているので「実写と感想」をまだ書くことはまだ先のことになりそうだ。
近いうちにコイツで写真を撮ってみようとは思っているのだが。

ネットで見ても逆光に弱いという情報は殆ど見られない。
ひょっとしたら今回の現象は、自分の個体によるケースと言うことも考えられる。
いずれにしても、今度の散歩の時に晴れたらこのレンズを持ち出してみよう。

まさか、プラスチ....いや、まさかね?

M.ZD14-42mm/F3.5-5.6IIR

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年8月 8日 (月)

ラドラートレイルキャンパー

さて、一体何のことかというものであるが、早い話が折りたたみシューズのことである。
ティンバーランドから6月に新製品として発売されたこのシューズはちょっとスゴイ。
因みに5色発売されている。

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テント泊登山の外履きシューズとして使ったり、革靴を履いていく出張先での散歩履きとして、あるいは旅先での臨時のシューズだったり、とにかく使い方としては様々な使い方のできるオールラウンドなシューズである。

20110808b

唐津に履いていった靴はスエード調の靴だったため砂浜をそのままでは歩けなかったのだが、このシューズのおかげで子供達を砂地でも追いかけ回すことができた。
生地の表面は撥水加工してあり多少の水では問題ない。
私はワンポイントに使うことを考えたので、どうせだからと派手な赤を購入した。

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とにかくコンパクトで軽量なのだ。
男女兼用のこのシューズは、専用カラビナで1つにまとめられて販売されている。
シューズの足縁全体がジッパーで固定されており、中央から折りたたむことで14cm四方程度に小さくまとめることができる。

20110808d_2 20110808e 20110808f

ジッパーを全開に広げると中から靴が現れる。
シューズの生地はかなり柔らかく、やや薄い。長時間の使用を考えるならば冬を除くシーズンが無難だろう。
また生地に負荷のかかるところは補強されており、通常使用程度ならば問題なさそうである。

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靴ヒモにはアジャスターがついており、スライドさせることでヒモの長さを調節できる。
また靴内部にはフェルトが敷いてあり、履き心地は思ったよりもソフトな感じがする。

20110808h

とにかくこのシューズは便利なことこの上ない。
今までバッグやザックの中で場所を取っていた替えシューズの体積・重量が激減した。
もしも、替えシューズに悩んだことがあるならば超おすすめのアイテムだ。

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重量も片方僅か177gである。
両方でたったの350gしかない。
この軽さから強度的な面ではやや不安が残る。
メインシューズとして使うのではなく、先にも述べたがあくまで臨時履きとして使うのが吉だろう。

20110808k

あえて欠点を言うならば、パッキング時にシューズの底が全面むき出しになることか。
潔癖な人はやや抵抗があるだろう。
また、得体の知れないものを踏んだときなどは洗い流す処置に手間がかかる。
だが、このシューズの長所とを天秤にかけたときに長所が優先される人ならば、必ずや満足のいく買い物になるであろう。(と、思う

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お値段は\5,250程である。今は人気があるせいか品薄になりやすい。
今のところ、いくつかのサイトでまだ商品の在庫はあるようだ。
人気が落ち着くまではまだ時間がかかりそうなので、購入を考えている人は早めがいいかもしれない。

2011年8月 7日 (日)

M.ZD14-42mm/F3.5-5.6IIR(スペック)

このレンズほど最初のイメージと使った後のイメージが変わったレンズはなかった。
オリンパスから先月E-P3が発売になったときに、一緒に発売された廉価なF値が可変な3代目標準ズームである。

20110807a

換算28-84mm、F3.5-5.6相当のズームレンズであるが、とにかく軽い。
初期のM.ZD14-42mm/3.5-5.6が150gに対して、このレンズは僅か113g。
どうやれば1/3近くの重量を軽減できたのかはわからないが、信じられないような軽さを誇る。
質感は良さそうに感じるが、触れた瞬間にプラ製だとわかってしまうところがやや悲しい。
作りは結構いけてるのではないかと感じる。

20110807b

では取りあえずスペックから。
重量は先にも述べたが驚愕の113g、サイズはφ56.5x50mmとこれまた小さい。
このシリーズの特徴で、普段は鏡胴が沈胴された状態でしまわれている。

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これが使用時にはロックを下げて鏡胴を繰り出して使用可能の状態となる。
この鏡胴を繰り出す操作が歴代ズームの中で最も優れていると感じたのだ。(2代目は触ったことはないのであるが)
初代に感じた強い抵抗感はなく、IIRは流れるようなスムース感で鏡胴を出せる。
しまうときも同様である。
この作業から、これはとんでもない標準ズームが出てきたとほくそ笑んだ。

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レンズ構成は7群8枚で、非球面レンズを3枚使用している。
因みにEDレンズや、HRレンズは初代と異なり使用されていない。

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MTF曲線からはそれなりの進化は見ることができる。
比較として初代の14-42mm/3.5を下に載せておいた。

20110807d

フィルター枠はΦ37mm。
絞り羽根は7枚の円形絞りである。
また、最短撮影距離は焦点距離14-19mmで25cm、20-42mmは30cmと焦点域によって可変する。
最大撮影倍率は35mm換算で0.38倍相当である。

20110807g4

鏡胴は各焦点域で伸縮する。
25mm辺りで最短になり、ワイド端テレ端で伸長する。
あのZD ED14-35mm/2.0SWDと同じ感じである。
また、高速且つ静粛なオートフォーカス駆動であるMSC(Movie&Still Compatible)機構を搭載しているため、今までの標準ズームからすると相当高速なフォーカシングを体感することができる。

20110807h1 20110807h2

軽くなった要因の一つにプラスチックマウントという事が上げられる。
まあ、色々な考え方もあるが、これはこれで仕方のないことなのではないかと。
キットレンズでもありますし....。
ただ、安っぽいリアキャップだけは納得できない。
もうちょっとだけ拘って欲しかったですね。

このズームレンズの(ある意味驚きの)性能は次回のテスト撮影で明らかになる。
操作感のスムースさで、これはいいレンズを手に入れたと考えていたのだが、その価値観を天から地へと落とされることになるのだ。(ちょっと表現がオーバーですかね)

M.ZD14-42mm/F3.5-5.6IIR(スペック)

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年8月 6日 (土)

Leica DG Summilux25mm/F1.4 ASPH.(実写と感想)

発売前から非常に楽しみにしていたDG Summilux25mm/1.4である。
換算50mm/1.4の能力を有しながら、30cmと相当な近接撮影能力を持つ期待のレンズである。

20110806a

AFレンズの中では現時点で最も明るい開放値F1.4を持つ。
AF速度は通常撮影であれば全く不安はなく、非常に精度の高いフォーカシング能力のあるレンズだ。
将来のレンズは位相差AFがなくなってしまうのではないかと思うほどである。
ボケ換算ではF2.8相当になってしまうが、30cmまで寄れるというメリットからかなりぼかすことができる。

20110806f
Olympus E-P3+Leica DG Summilux25mm/1.4

だが、E-P3やGH2にこのレンズをつけていると、「え?これしか寄れないの?」という感覚に襲われる。
これは一体どうしたことか?
たとえばEOS7DにEF35mm/1.4L USMをつけたのと同じ接写30cm感覚で撮影できるはずなのに、同じように被写体に寄れるという実感が得られない。

20110806d
Olympus E-P3+Leica DG Summilux25mm/1.4

どうやら、カメラとレンズサイズに原因があるらしい。
マイクロならではのサイズが、30cmという近接撮影距離の感覚をDSLRに比べて狂わしているようだ。
つまりDSLRとミラーレスでは同じ最短撮影距離でも、レンズ先端から被写体までの距離に結構差が出てしまうのだ。

20110806c
Olympus E-P3+Leica DG Summilux25mm/1.4

まあ、そんな意外な一面はあるものの、しばらく使っているうちに慣れてくる。
開放からでも十分に実用的なDG Summilux25mmはマイクロの中では手に入れたい単焦点レンズの筆頭になるだろう。
インナーフォーカスなので使い勝手もよろしく、開放から使えるこのレンズに隙は殆どない。
若干、開放でビネッティングが少し目立つものの、味わいとして捉えれば欠点を探すのが難しいレンズである。
マイクロの中でこのDG Summilux25mmは、単焦点の中核として強い存在感を醸し出していくレンズになるであろうと思うのだ。

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Olympus E-P3+Leica DG Summilux25mm/1.4(ジオラマ)

マイクロが発表された当初こそ廉価で暗いレンズばかりのため微妙だったマイクロフォーサーズであるが、ここに来て小型で且つ優秀なレンズ群が徐々に発売・発表されてきた。高感度の耐性も上がってきており、特にE-P3はダイナミックレンジがフォーサーズセンサーとしてはかなりいいようである。

20110806b
Olympus E-P3+Leica DG Summilux25mm/1.4

マイクロを初めて買おうとしている人で、先立つものに余裕があるのであれば、このDG Summilux25mmとM.ZD ED12mm/2.0の2本を買うことをお薦めしたい。
マイクロフォーサーズにしびれること請けあいである。

Leica DG Summilux25mm/F1.4 ASPH.

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年8月 5日 (金)

M.ZD ED12mm/F2.0(実写と感想)

自分は既に超広角ズームのLumix G7-14mm/4.0を持っている。
ただでさえ苦手な広角レンズなのに、今回M.ZD ED12mm/2.0を購入する上で本当に必要なのかという葛藤があった。

20110805a

購入してもG7-14mmでカバーできるので使わなくなってしまうのではないかという不安があったのだ。
だが、それは購入してから杞憂であると言うことがわかった。

20110805b
Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

このレンズの最大の長所は開放F値が2.0であると言うことだ。
つまりシャッター速度が稼げるので、高感度が苦手なマイクロフォーサーズの切り札になると言うことである。

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Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0(ドラマチックトーン)

もちろん、F2.0なのでそれなりにはぼけるが、フォーサーズセンサーに加え換算24mmのレンズにボケを求めてどうすると言うこともある。
そんなときには、これまた小さいLeica DG Summilux25mm/1.4を持っていけばいいのだ。

20110805d
Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

日中から日が暮れるまでオールマイティに使えるM.ZD ED12mm/2.0は非常に使いやすい。
日が暮れてAF精度があやしくなって来たときにはスナップショットフォーカス機構で、合わせたいところに簡単にフォーカシングができる。
さらにオリンパスボディと組み合わせればボディ内手振れ補正の効果も得られる。

20110805e
Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

だが、やはり単焦点だ。
もっと広角が欲しいと感じれば、ズームであるG7-14mm/4.0には敵わない。
まあ、つまりはTPOに合わせて購入すれば良いのであろう。

20110805f
Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

M.ZD ED12mm/2.0は贅沢なレンズである。
固定された画角を不便と捉えずに、自分の脚で動いてフレーミングを調整したい。
開放値F2.0は単焦点ならではこその、広角の色々な可能性を導き出してくれそうな気がするのだ。



M.ZD ED12mm/F2.0

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年8月 4日 (木)

捨て猫

私が小学生の頃だから40年近く前のことになると思う。
放課後、小学校の裏手で真っ白い子猫を拾った。
よくテレビなどで見るダンボールに入っているアレだ。
あのまんまで一匹の小さなネコが捨てられていた。

20110804a
Canon EOS7D+SIGMA 17-70mm/2.8-4.0DC OS HSM

ダンボールには拾ってくださいとも、可愛がってくださいとも何にも書かれていなかったが、その中でニャーニャーと不安げに鳴いている。
当時小学生の低学年だった私は大事に子猫を拾い上げて家に連れて帰った。

当然、父から捨ててこいと怒鳴られた。
母も同じ意見であった。
だが、私はこっそりと家の裏にある物置で飼うことにした。
私はその白いネコに「ニャー子」と名付け、なけなしの小遣いでネコのエサを買って、水と容器を用意して物置で育てることに決めたのだ。

しかし、それはすぐにばれた。
夜中に母ネコ恋しさにニャーニャー鳴き続けたからだ。
翌日、父から捨ててこなければそのまま保健所に連れて行くと言われた。
子供心ながらにそれがどういう事を意味しているのか何となくわかった。
やむを得ず元のところに子猫を戻すことにした。

元いたダンボールはそのままだった。
私はそこに子猫を戻すと「ニャー子、ごめんな」と話しかけてその場を去ろうとした。
ところが子猫はダンボールを飛び越えると私の後をついてくる。
何度も何度もダンボールに子猫を戻しても同じことを繰り返すのだった。

目に涙をためながら私は最後にもう一度ダンボールに子猫を戻すと、後を振り返らずにその場を走って後にした。
後からニャー子の追いかけてくる鳴き声がいつまでも耳に残った。
家でしばらくの間泣き続けたことを覚えている。

20110804b
Canon EOS7D+SIGMA 17-70mm/2.8-4.0DC OS HSM

あれから何十年経った今でも、未だあの感情を忘れることができない。
白い子猫はあの後、生き残ることができたのであろうか。
おそらく生涯、私のトラウマとなって残るのだろう。

チェリーを飼う時にあのネコのことを思い出した。
あの白い子猫の分、このネコを可愛がってやろうと感じた。
チェリーの頭をなでる時もいつもその事を思い出すのだ。

2011年8月 3日 (水)

M.ZD ED12mm/F2.0(テスト撮影)

マイクロフォーサーズのレンズ群で質感がダントツに優れているオリンパス製レンズ。
マイクロ版竹レンズとも言われているM.ZD ED12mm/2.0である。

20110803a

つや消しシルバーのいぶし銀な換算24mm広角レンズである。
まるでペンタックスのFA Limitedシリーズを彷彿させるが、さすが最新技術を用いたレンズだけあって写りも機能も納得のいくものだ。

Pon2

ではいつものポンちゃんにご登場願おう。
被写体までの距離は2mに設定。
ボディはE-P3、ISOは200、WBはAUTOに固定した。

【テスト撮影】

開放F2.0からF8.0まで各絞り値で撮影した。
下段の写真は隅角部のトリミングである。

12mm 2m F2.0
20110803b1

20110803b2

12mm 2m F4.0
20110803c1

20110803c2

12mm 2m F8.0
20110803d1

20110803d2

かなり優秀な換算24mmレンズと思われる。
コントラストも解像度も開放からバリバリに使える。
さすがに隅角部では僅かに開放で色収差が見られるが、絞り込むことでそれは軽減される。

20110803f 20110803f2_2

逆光下での撮影でもフレアやゴーストは殆ど現れない。
因みに写真は左がED12mm/2.0、右がM.ZD14-42mm/3.5-5.6IIRのワイド端逆光開放撮影である。
逆光性能にこれだけの差がある。
いや、本当にいいレンズを出してくれました。オリンパスさん。
このレンズのおかげでLeica Elmarit M24mmの呪縛から逃れられそうだ。

【最短距離撮影】

次に最短距離の20cmで開放とF8.0の絞り値で撮影比較してみる。

12mm 20cm F2.0/F8.0
20110803e1 20110803e2

左が開放、右がF8.0である。
開放では点光源はキレイな円形を呈している。
ボケも自然で妙なクセなどは見られない。
20cmまで寄れて、しかも至近距離でも十分にレンズの能力を発揮しているようだ。

とまあ、このようにM.ZD ED12mm/2.0は非常に魅力的なマイクロならではのコンパクトなレンズである。
先日の唐津旅行でも直線的な建物の構造でも歪曲の少ない自然な写りを見せてくれ、その性能を遺憾なく発揮してくれた。
G Lumix7-14mm/4.0と、どう使い分けるかこれからが楽しみである。
とにかく凄いレンズが現れたものだ。

M.ZD ED 12mm/F2.0

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年8月 2日 (火)

唐津の夜

夕食後は一眼(EOS7D)を担いで海岸に出た。
外はすでにトワイライトタイムは終わっていた。

20110802a_2

Canon EOS7D+SIGMA 17-70mm/2.8-4.0DC OS HSM

こんな時はまだ暗いところでのAF性能のポテンシャルのわからないE-P3より、実績のあるEOS7Dの方が安心できる。
EOS7Dにはシグマの17-70mm/2.8-4.0を取り付けておいた。

20110802b_2
Canon EOS7D+SIGMA 17-70mm/2.8-4.0DC OS HSM

目の前の海岸は既に真っ暗だ。
一応、登山用のヘッドライトを持ってきたが、すぐに子供達に取られてしまった。
子供達が先に走り去った後、嫁さんと二人で足もとが真っ暗な砂浜を子供達が遊んでいる波打ち際まで注意深く進んでいく。
暗闇に目も慣れて来ると空が満点の星空であることに気づいた。

20110802c
Canon EOS7D+SIGMA 17-70mm/2.8-4.0DC OS HSM

これは素晴らしいと、久しぶりに天体写真を撮ろうと考えたが三脚を持ち合わせていない。
かといって直に砂浜にカメラを置くわけにも行かないので、カメラバッグを砂地に寝かしてからその上にカメラを置いて空に向けて固定した。
当然ながらこんな撮り方で、まともな写真が撮れるわけがない。
激しいブレの中でなんとか見られる写真が撮れたのでアップしておく。
北極星と北斗七星が入るように撮影したのだが、やはり三脚がないとダメですね。
思い切り外している。
左に北斗七星の一部、中央下にこぐま座の一部が見え、北極星は画面の下だ。
メインがりゅう座になってしまった。右上にベガもみえる。

20110802d 伴星アルコル
Canon EOS7D+SIGMA 17-70mm/2.8-4.0DC OS HSM

現像ソフトで拡大するとブレが激しいが、北斗七星の死兆星も見えた。ミザールと伴星アルコルである。
子供達に夏の大三角形と天の川を説明したところ、あまりにもの薄い天の川に子供達は意外なように感じている。
でもこれが銀河系なのだ。空に横切る巨大な銀河系に自分の子供時代に感じた興奮がよみがえってきた。

20110802e 明るく見えるがマジで暗い
Canon EOS7D+SIGMA 17-70mm/2.8-4.0DC OS HSM

その後は傍にある唐津城に足を向け散策した。
既に人の気配は全くなく、暗い階段を注意深く登っていく。
ヘッドライトがあって本当に助かった。

20110802f1 右下の入り口に人影が
Canon EOS7D+SIGMA 17-70mm/2.8-4.0DC OS HSM

途中に唐津城をストロボで写したところなんとオーブが大量に....と言いたいところだが、ヘッドライトをつけて登るときに大量のチリが舞っているのが見えていたので別に驚くことはない。
それより、後でこの写真を現像したときに暗いお城の中に人が写っていた方が驚いた。
あんな真っ暗な中に人がいたんだ....。
恐ろしい。私にはライトなしには入れない。

20110802g
Canon EOS7D+SIGMA 17-70mm/2.8-4.0DC OS HSM

とまあ、ひとけのないところだと思ってびくびくしていた唐津城であるが、子供達は平気で遊んでいる。大したものだ。
でもお城の中にいた人たちからすると、真っ暗な外で子供達の走り回る声を聞かせて不安がらせてしまったかもしない。
でもストロボたいているから気づきますよね?

2011年8月 1日 (月)

旅館水野

前回のお宿がちょっとアレだったので、今回は前から気になっていたお宿を選んでみたところこれが非常によろしかった。

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Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

20110801b
Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

唐津城のすぐ傍にある旅館水野だ。
武家屋敷の雰囲気で佇む落ち着いた旅館である。

20110801d
Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

20110801e_2
Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

20110801c
Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0

20110801f
Canon EOS7D+EF-S10-22mm/3.5-4.5USM

向こうの取り計らいで一泊目は2F、二泊目は広い1Fの部屋にと変更させてもらえた。
本当に色々ありがとうございます。
初日は宿泊客が他におらず、ゆっくりと宿の中を散策することができた。

20110801g
Olympus E-P3+Leica DG Summilux25mm/1.4

20110801h オコゼの活け作りだそうで
Olympus E-P3+Leica DG Summilux25mm/1.4

20110801i
Olympus E-P3+Leica DG Summilux25mm/1.4

食事は海の幸がメインで、活け作りが多い。
子供達にとっては生きている烏賊は初めてで、目まぐるしく変わる模様に目を白黒させていた。
烏賊に噛まれると本当に痛いんだぞと、私の釣りの談義を聞いているのかいないのか皆箸を延ばしていく。
いや、でも本当に美味しかった。お世辞抜きで。

20110801j
Olympus E-P3+M.ZD12mm/2.0(ポップアート)

お腹いっぱいになった後で目の前にある浜に出て散策しようと言うことになった。

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