M.ZD ED12mm/F2.0(テスト撮影)
マイクロフォーサーズのレンズ群で質感がダントツに優れているオリンパス製レンズ。
マイクロ版竹レンズとも言われているM.ZD ED12mm/2.0である。
つや消しシルバーのいぶし銀な換算24mm広角レンズである。
まるでペンタックスのFA Limitedシリーズを彷彿させるが、さすが最新技術を用いたレンズだけあって写りも機能も納得のいくものだ。
ではいつものポンちゃんにご登場願おう。
被写体までの距離は2mに設定。
ボディはE-P3、ISOは200、WBはAUTOに固定した。
【テスト撮影】
開放F2.0からF8.0まで各絞り値で撮影した。
下段の写真は隅角部のトリミングである。
かなり優秀な換算24mmレンズと思われる。
コントラストも解像度も開放からバリバリに使える。
さすがに隅角部では僅かに開放で色収差が見られるが、絞り込むことでそれは軽減される。
逆光下での撮影でもフレアやゴーストは殆ど現れない。
因みに写真は左がED12mm/2.0、右がM.ZD14-42mm/3.5-5.6IIRのワイド端逆光開放撮影である。
逆光性能にこれだけの差がある。
いや、本当にいいレンズを出してくれました。オリンパスさん。
このレンズのおかげでLeica Elmarit M24mmの呪縛から逃れられそうだ。
【最短距離撮影】
次に最短距離の20cmで開放とF8.0の絞り値で撮影比較してみる。
左が開放、右がF8.0である。
開放では点光源はキレイな円形を呈している。
ボケも自然で妙なクセなどは見られない。
20cmまで寄れて、しかも至近距離でも十分にレンズの能力を発揮しているようだ。
とまあ、このようにM.ZD ED12mm/2.0は非常に魅力的なマイクロならではのコンパクトなレンズである。
先日の唐津旅行でも直線的な建物の構造でも歪曲の少ない自然な写りを見せてくれ、その性能を遺憾なく発揮してくれた。
G Lumix7-14mm/4.0と、どう使い分けるかこれからが楽しみである。
とにかく凄いレンズが現れたものだ。
M.ZD ED 12mm/F2.0
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