子連れの山歩き
先日、高水三山に子供を二人連れて行ってきた。
中一の長男はともかく、園児の次男が何処まで頑張れるか不安だったが、三山巡りは無事に終えることができた。
今回驚いたのが高水山頂への登山道だ。
途中の一部杉林が伐採されて地面が露出していた。
まあ植林計画の一環なのだろうが、杉林の林冠構造がむき出しになり、露出した土壌はすでにパサパサに乾燥している。
早く土壌がもとに戻るように植物が生えてきてくれると良いのだが。
兄弟達も最初から最後まで元気いっぱいに三山巡りを楽しんでいた。
次男の給水率が驚くほど高く、用意した個人の分を前半で全て飲みきって、後半は私の分の水を与え続けたため私の方が終盤グロッキーになってしまったほどだ。
心配だった三山最後の惣岳山への児童崖登りは、直前に降られた猛烈な雷雨で急遽中止となった。
本人達は登ると大騒ぎだったが、濡れた直後の崖は絶対に駄目だときつく叱って中断した。
いくら園児用にザイルとハーネスを用意したとはいえ無茶は良くない。
涙目の次男を諭して巻き道から下山した。
しかし途中の岩茸石山では、思った通りハーネスおかげで非常に楽ができたことも事実だ。
雷雨もすぐに収まり、降りる時こそ慌てずに気をつけて歩くように子供達に言い続けて下山した。
途中、御嶽駅方面でなく沢井駅方面の脇道に入りようやく一般道へと降り立つことができた。
登山道入り口から最後まで7時間かかった計算になる。
次男の歩幅に合わせて移動したり、時計を見ながらこまめな休息を取ったからであったが、久しぶりに良く歩いたものだ。
Olympus E-P3+Leica DG Summilux25mm/1.4Asph.
途中、長男がもう脚が駄目だと騒ぎ出したので近くの宿に一泊することになった。
柚風呂を売りにしている宿らしい。
これが正解で、部屋に入ったらみんな動けなくなってしまった。
柚温泉で汗を流して、柚中心の夕食を美味しく頂き、布団が敷かれたら電気を消すのも忘れてみんな気がついたら爆睡していたのだ。
翌朝はゆっくり朝食を取ってから宿を経ち、裏手の遊歩道を散策しながら駅に向かってみる。
遊歩道はしっかり整備されており非常に歩きやすい。
しかし、天気が怪しい。
昨日も一時とはいえ、雷雨に襲われたのだ。
今にも降り出しそうな勢いである。
子供達を早めに急かして御嶽駅に到着した。
ベンチに座って電車を待っていると、突然冷えた強風が吹き始めたと思った途端、激しい雨が降り始めた。
まもなく電車が到着した。
いや、運がいい。本当に助かった。
![]()
しかし山登りで園児がいると、まずたくさんの写真撮影は不可能ですね。
暇がない....。
しかし経験したことで良かったのは、子供がいる場合ザイルが一本あるだけでメチャメチャ助かったことだ。
足場の悪いところ、高さのあるところなど子供だけでなく嫁さんにも絶賛されていた。
50mものではなく、10m、いや5mのモノがあるだけでも役立つのだ。
私は真ん中で折って2本として使うため10mを用意しておいた。
懸垂下降するのでなければ細引きでもいいと思う。8mmのもので間に合う。
低山であれど、子連れには必須アイテムだ。
ただ、「確保支点」には細心の注意を。
« ネコのマズル | トップページ | 山とM.ZD ED12mm/2.0 »
この記事へのコメントは終了しました。









コメント